長女カノコは憂鬱の真っ只中。
継父とのカルチャーギャップ、慣れぬ米国暮らし
学校でのストレスも相まって、攻防の日々は果てもない。
思春期の「あのふきげん」とどう向き合うか。
三人の娘を抱え煩悶し、挑戦し、嘆息し、
そして読む者に語りかけるーー
苦しいのはあなただけじゃない。
その体感が時を超えてリアルに迫る!
これぞ〈母親・伊藤比呂美〉の真骨頂
名エッセイ復刊
思春期・青年期の教育に焦点をあて、この時期特有の課題ー学校や家庭での暴言・暴力が出てくる、学校の欠席が目立つ、インターネットやゲームに執着するなどに対する理解と対応ーを取り上げた。進学・就労などの進路選択、異性との接し方、金銭管理なども学ばせたいことがらとして盛り込んでいる。応用行動分析学の考え方をもとに、専門用語を使わずに、高機能自閉症・アスペルガー症候群の子どもを担任する先生と保護者が協力・連携しながら共通理解・対応できるようになるためのガイドとして、Q&Aと事例、コラム、トピックスで具体的な解決のための支援方法を解説している。
「普通の子」による凶悪事件、ネット犯罪、誘拐、学力格差の拡大、コミュニケーション不全…。情報化の進展など、社会を取り巻く環境が急速に変化するなかで、いま子どもの世界に何が起きているのか。さまざまな事例を丹念に検証し、今日の子育てや教育の問題点を具体的に指摘。現代における「思春期」の意味を改めて問い直す。
強制でもなく、自主性まかせでもなく、思春期の心を理解し、不登校を親子でのりこえる「道しるべ」を長年のカウンセリング経験をもとに具体的にアドバイス!相談先の探し方、選び方、かかわり方も。
会社に入って数年。働くってなんだっけ?仕事ってこれでいいんだっけ?とふっと立ち止まって考えるときの本。
写真家・青山裕企が“思春期ごっこ”をテーマに撮り下ろした1冊。
世界的美術作品な外見のダビデ君は、パンチラ1Cあれば必死に狙うレベルで思春期こじらせ中の高校生! 悲しき性が災いし女神ヴィーナスさんへの恋は前途多難で!? かの巨匠も吃驚仰天! な思春期コメディ始まるよ!! (幻の投稿作・「メガトンパンチラー吉田」も収録!!)
■親なんて、いつも子どもにはかなわない
「友だちが持ってるからゲーム買って!」という思春期の息子。
面倒が増えるからと取り合わない母。どこの家でもくり広げられる親子のいさかい。
そんな繁延家で、長男が「ゲームの代わりにほしい」と言ったのは、なんとニワトリだった。
実現に向けて奔走する息子と、著者である母の葛藤。
親子が迎えた成長の季節に、ニワトリのいる新しい風景が加わったーー。
子ども虐待が起こる背景には、親や子どもの身体的・精神的要因から社会的・経済的なものまで、様々なリスク要因が潜んでいると言われている。思春期の男子生徒も含む若者に効果的な虐待の予防教育は? 望まない妊娠や若年での妊娠・結婚、貧困や孤立、赤ちゃんの「泣き」や揺さぶられ症候群、子どもの障害や睡眠、世代間伝達、体罰の肯定感等について授業実践を元に平易にまとめた一冊。
はじめに
目次
序章 親になる前の教育
子ども虐待の発生予防学習の現状
男性への教育1(歴史的背景と脳機能)
男性への教育2(いまどきの父親)
いじめの防止と適切な養育
親の役割
ニーズに合わせる
この本の内容(了承のお願い)
第1章 望まない妊娠と若年妊娠の予防
背景にあるもの
中絶と避妊
意識の変化を起こす中絶・避妊の授業
親の大変さを知る・子育て体験について
親の大変さを知る・経済的な予備知識
親の大変さを知る・子どもの1日と成長
第2章 虐待の予防のための子育ての知識と体験
世代間伝達の防止につながる考え方
愛着の形成について
成長・発達に関する知識
共感性を養う
子どもの遊び・ゲームについて
子どもの遊び・発達との関係
第3章 貧困と孤立
貧困の背景
支援・制度の使い方
貧困の意味の変遷
貧困と虐待との関連
孤立との関連
孤立の意味
支援の届け方
第4章 母親の心身の状況
産後うつ
離婚の危機
第5章 赤ちゃんの“泣き”と揺さぶられ症候群
揺さぶられ症候群にいたる背景
赤ちゃんはなぜ泣くか
揺さぶられ症候群への対処
第6章 子どもの側の問題
発達障がい
睡眠の昼夜逆転
眠育
正しい睡眠の阻害要因
第7章 世代間伝達の予防
虐待被害者への支援
生育歴の振り返り
生育歴の振り返りの注意
第8章 体罰の肯定観の否定
体罰肯定観の否定の困難さ
体罰肯定観の否定のための対策・方法
体罰しないしつけの方法
虐待のなくならない要因・教員の責任
第9章 虐待要因の理解と予防策のまとめ
理解のための一歩
要因の解説と予防策のまとめ
終わりに
男子の“事情”がわかればイライラは消える
いつも不機嫌。質問しても答えない。突然キレる。そうかと思えば落ち込むときは地の底まで・・・・。
思春期男子の生態は謎に満ちています。
以前はまとわりついてきた子どもの変貌ぶりに、お母さんが戸惑ってしまうのは無理もないでしょう。
では、そんな彼らと、どうつきあっていけばいいのでしょうか?
本書は、
・次のテストでいい点とったら買ってあげる
・○○くんはもっと勉強してるんだって
・お母さんが笑われるのよ
・あんな子とつきあっちゃダメよ
・今度の先生はハズレね
・もっと目立つ存在にならなきゃ!
・いじめられてるんじゃない?
・・・・など、日常生活の中で、ついつい親が言ってしまいがちなNGワードを通して、
本来ならどう声がけすればいいのか? どんな態度で彼らを導けばいいのかを、
思春期男子の思考を明らかにしながら解説していきます。
続発する少年犯罪、引きこもり、援助交際、学級崩壊ー。いま思春期の育ち方にどんな変化が起きているか。大人・社会の責任とは何か。変貌する少年少女たちの「つきあい世界」、消費文化世界の巨大な影響力、家族関係の揺らぎと変化をリアルにとらえ、現代日本特有の思春期の困難とその打開の途を探る渾身の書き下ろし。
学級で起きる問題行動、生徒が起こす問題行動は無限にあり、全てが同じ対応で解決できるわけではない。しかし、方法は様々でも、共通する「考え方」はある。本書では、生徒にどう関わり何を語るのかについて、その「考え方」を軸にした、10の心得と具体的な50の場面別対応方法を綴っている。
本書は、「学習プラン」「思春期」「こころの病」という3つのテーマを念頭に置き、精神科医・中学教師・高校教師・精神病者などの立場からの知恵を束ねて一冊の本にまとめあげた共同作品です。
●本書は単なる理論や治療技法の解説書ではなく,著者らが重症の「不登校と家庭内暴力」を伴う子どもたちや家族とともに歩んできた「治療的実践」の記録と考察である。著者らの治療は,自らの傷の痛みに深刻に苦しみ,チームに助けを求める家族とともに「家族のあり方を」探究するのを助ける方法である。
●本書は単なる理論や治療技法の解説書ではな く,著者らの治療チームが重症の「登校拒否と家庭内暴力」を伴う子ともたちや家族と共に歩み共に学んできた「治療的実践」の記録と考察であります。そもそも,治療とはどのようにして始められ,どのようにして治療関係が成立し展開されていくのか, いつどこでと'のように治療の転機がとらえられ育てられていくのか,治療終結時に病者や家族がどうなったのか,等々の実地上最も関心を持たれる「治療の流れ」を「ありのまま」に事象に即して描写しようと試みた書物です。いわば治療ないしは治療過程そのもの,さらには病者や家族とのかかわりの状況を,現象学的に記述することを意図したものとも言えましょ う。著者らの治療とは,自らの傷の痛みを深刻に苦しみ,治療チームに助けを求める家族が,そこを一時の拠り所としながら自分たちの問題点に気づき,それについて話し合い,考え抜き,苦しみつつ「家族のあり方を探究」するのを助ける方法だとも言えましょう。家族の家族による家族のための努力こそ,家族の「相互の尊重」や「自信の回復」や「'主体性の確立.」に向けての,何物にもかえがたい治癒の力の源泉となるのです。(「まえがき」より)
●目次
はじめに
第一章 受診に至るいきさつ
1 それまでの病歴
2 紳一に関する情報 現病歴/家族/性格
第二章 治療経過ーー家族内葛藤の露呈
1 初回医師面接 2 第二回医師面接 3 緊急時の家庭訪問(自殺企図) 4 第三回医師面接(父親の問題) 5 父親の不安への具体的対処
追補 初めての面接/親との面接/テープレコーダーの活用/子どもと親との面接/緊急事態に直面した親の支え方/電話の活用 他
第三章 父母の努力
1 父母の真剣な対話の始まり 2 第四回医師面接(小康状態の一ヵ月) 3 母親の工夫と努力
追補 子どもが興奮し混乱する背景とその対応
第四章 二度目の緊急事態
1 父親の混乱 2 紳一とソーシャルワーカーとの初めての面接 (注1)精神保健福祉法と精神科救急医療体制 3 父親への支持 4 母親との面接 5 父母合同面接
追補 緊急事態の活用
第五章 新たな統合へ向けての家族の歩み
1 ソーシャルワーカーへの母親の感謝
2 父母の自己批判と相互理解
3 大学受験までの紆余曲折と合格 大学受験に対する不安/大学受験に合格
追補 子どもを自立へむけさせるために/薬の飲ませ方
第六章 最後の挫折と紳一自身による克服
1 閉ざされた紳一の心の扉を叩く
2 問題解決への徹底操作
本人による問題点の把握と治療への取り組み/紳一をソーシャルワーカーの本音の話し合い/挫折ーー大学へ行けない/合同家族面接の試み(第一回)/医師面接での洞察から再び閉じこもりへ/家族全体の触れ合いの進展と父親の焦りへの対応
3 土壇場における迷いーー登校への決断
合同家族面接(第二回) 追補 調子がよくなったときの対応/家族療法への入り方
第七章 大団円ーー終結
1 紳一の家族への感謝、家族統合の進展 2 紳一自身による治療の総括(洞察)
第八章 チームによる治療法
1 治療法の基本について
2 親に対する接し方ないし治療技法 親との出会い/緊急事態への対処/面接の場所として家庭を重視する 他
3 子どもに対する接し方ないし治療技法 子どもの長所をほめ、心の宝を探す/謝るべきときに謝る 他
4 家族全体に対する治療技法ーー合同家族療法
むすび