近年、“主体性”を持った人材が社会で広く求められており、教育界もまた、“主体性”を持った人材の育成に取り組んでいるーしかし、その“主体性”とは一体何なのか?本書は、これまで曖昧なままにされてきた“主体性”に鋭く切り込み、“主体性”が強く求められることで生じるパラドキシカルな今日的課題についても示唆する。“主体性”に関わる教育界・産業界の方々、また教育から労働へと移行する学生、必読の書。
速考!脊椎外来診療エッセンス。エキスパートによる“素早く”“根拠をもって”診断するためのエッセンスが詰まっています。
豊富なイラストレーションが指南。「百聞は一見にしかず」の耳科顕微鏡手術アトラス!外科医は手術をマスターするために、解剖の視覚的・臨床的知識を徹底的に身につけ、手術空間を立体的にイメージできるようにする必要がある。本アトラスは、著名な外科医Robert JacklerとイラストレーターChristine Gralappの30年以上にわたるコラボレーションの成果である。豊富なカラーイラストにより手術解剖と手技をきわめて明瞭・正確に伝授。簡潔かつ洞察に満ちた解説とイラストが重要なランドマークを描き出し、関係性を解きほぐし、複雑なコンセプトを明示する。耳科領域の一般的な手術から複雑な3次・4次手術まで、耳科で現在行われる幅広い領域を全15章で網羅する。付録として、外科医が患者に渡すことができる教育用イラスト集を収載。1,100点以上の精緻なカラーイラストと解説文で、マイクロサージャリーの手技を幅広くカバー。アブミ骨手術、鼓膜形成術、耳介形成術、乳突削開術、めまいに対する手術、人工内耳、側頭骨切除術、錐体尖切除術など、幅広い手術に対応。真珠腫、顔面神経の問題、側頭骨骨折、難聴、脳瘤、髄液漏出、拍動性耳鳴など様々な疾患・症状の管理を解説。本アトラスは、耳科や耳鼻咽喉科の初学者に向け最良の手術結果を得られることを目指し、手技を段階的に解説。経験豊富な外科医には、技術に磨きをかけ、より複雑な手技の課題に取り組むための洞察に満ちたヒントやアドバイスとなる。
子どもも大人も経験と学習で脳は変わる。ヒトの脳が学習効率を上げるには、注意・能動性・フィードバック・睡眠の4つの機能と、それらを最大限発揮する時期の組み合わせがポイントだ。計算や楽器の習得でランダム練習が効果的な理由、先生が指示しすぎないことで子どもの気づきを促す仕組み、大人の学び直しや再チャレンジが有効な神経科学的根拠など、学ぶ人、教える人の双方に心強さを与える知見を紹介。幼児教育から生涯学習まで、21世紀の教育を脳から提案する。
『基礎篇』『実践篇』の2分冊だったテキストを,1冊にまとめて大幅改訂!小児アレルギーエデュケーター(Pediatric Allergy Educator:PAE)認定制度の基礎講習に準拠し,アレルギー疾患の基礎知識から患者教育の指導技術まで,PAEに求められる内容をスペシャリストがわかりやすく解説している.理解を助けるサイドコラムや図表も満載.PAEを目指す看護師,管理栄養士,薬剤師に必携の書.
グローバル化と多文化化が連動して生起する現在、異なる文脈で語られてきた多文化教育と国際理解教育は相互に接続し包括的に研究、実践される必要がある。両教育に共通する多様性と社会正義/公正の視点による理論と実践に関する近年の内外の研究成果を収録。
かつて、学校教育において性教育は忌避され続けてきた。性教育を受けないまま大人になった50代前後の世代の人たちは、多様化する現代社会のなかで岐路に立たされている。古い価値観を引きずったままでは生き残れない時代だ。加齢や病気などで健康状態の変化が気になる世代こそ、もう一度性について学び、人生そのものを楽しむことが大切だ。100歳人生を充実させたい大人のための性教育。
Z世代の起業家と技術系政治家の本。
加藤嘉明が築き、松平勝善が再建した近世城郭最終形の現存天守をもつ松山城。武家屋敷、寺町などの地割りや、山の勾配を利用する防御に徹した町づくりによって生まれた城下町・松山を徹底解説。現地写真のほか古地図や絵図、地形図をふんだんに駆使して、歴史の地層を掘り起こし、町に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第6弾。俳人・夏井いつき氏の巻頭インタビュー収載。
〔本書の特色〕
◇近世城郭の最終形といわれる城
城郭建築の最終期である幕末に再建された大天守は、現存天守の中でも貴重な存在。
創建時の堅固な構えと慶長期の古式を踏襲し、勝山山頂に築かれた壮麗な平山城を探訪する。
◇松山城を深く知る手がかりは城下町
本来、城づくりは、城下町まで含めて計画されるもの。
城下町は初代城主・加藤嘉明が築いた土台のもと発展し、現在もその町割りが色濃く残る。
◇「伊予松山の文化」も楽しむ
歴代藩主の嗜好と郷土特有の色が加わり、独自の文化を生んだ松山。
城めぐりをしたあとには、江戸時代から続く文化を味わう。
◇松山市在住の俳人・夏井いつき氏のインタビュー
城と城下町に秘められた本当の魅力を知るには、地元の達人に教わるのがよい。
正岡子規、高浜虚子らを輩出した「俳都松山」に暮らす俳人・夏井氏に、松山城と城下町の見どころを聞いた。
◇はじめに 城の機能性と町割りが表す松山の独自性(楠寛輝)
◇特別インタビュー 偉人が残した大河をたどり「俳句の都」で種をまく(夏井いつき)
松山城周辺地図
松山市広域地図
◇図説 松山城ものがたり
◇松山城の史料を多数所蔵「愛媛県歴史文化博物館」
《Part1 松山城を歩く》
松山城地図
城内1 藩主の屋敷がつくられた平地の曲輪「三之丸」
城内2 御殿跡が庭園になった「二之丸」
城内3 132メートルの勝山山頂に広がる「本丸」
城内4 大手に劣らず堅固な本丸「搦手」の諸門
城内5 本丸への行く手を阻む「本壇」の門と櫓
城内6 天守を守る「小天守」と「隅櫓」
城内7 泰平の時代の痕跡も見える「層塔型天守」
城内8 菅原道真の力も借りた本丸東側の守り
◇軍事交通の要衝として戦に耐えた「松前城」
◇歴史や産業を伝える松山市内の施設
《Part2 松山の城下町を歩く》
城下町地図
城下1 松山市の中心に姿を変えた「城南」の武家地・町人地
城下2 御用商人につくらせた堀と土塁が残る「城東」
城下3 計画的に商人・職人が集められた「城西」
城下4 信仰と武力で松山を守る「城北」の支砦「寺町」
◇日本最古の温泉「道後温泉」を含む湯築城の城下町
◇弘法大師の足跡をたどり四国遍路の変遷を追う
《Part3 伊予松山の文化探訪》
伊予松山の食文化
伊予松山の芸能・芸術
伊予松山を知るためのミュージアム案内
伊予松山の祭礼・行事
索引
参考文献
生きる力が湧く、心にしみるー激動する時代を生き抜く糧となる賢人たちの肉声。
今こそ知るべきカーボンニュートラルの最前線。未来は変わる、変えられる!一刻の猶予も許されない環境危機!われわれが直面している問題は、あまりにも大きすぎる。しかし、ひとり一人が取り組めば、問題解決は難しくはない。福岡から、カーボンニュートラルの現状を見つめ、どうすれば実現できるのかを提案する。そして、その向こうには、大きく変わりゆく未来が見える。カーボンニュートラル実現に向けて、今知るべきトピックスを凝縮した1冊。
子どもを守るために、まずはおとなが知る!
「子どもの行動範囲が広がってきて成長を感じる一方、心配…」
「性教育に対してどうしても抵抗がある...」
「気にはなっているけど、何から始めたらいいかわからない…」
そんなママ・パパ必読!
いま世界で学ばれている「包括的性教育」は、
多様性や人権を軸に、自分や相手を大切にすることからスタートします。
子どもが幼い頃から自分で自分の身を守り、
自分らしくハッピーに生きていくために、親が日常でできることとは?
ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の翻訳者である浅井春夫先生監修のもと、
性教育のイメージががらりと変わる新しい視点で、
おさえておきたい最初の30項目をお伝えします。
●子どもが「自分のからだは自分だけのからだ」と知るために
→3歳頃から自分のからだを自分で洗う習慣をつける
●子どもが嫌なことに対し「NO!」と言えるようになるために
→親子で日頃から快・不快の気持ちを言葉にして伝え合う
●子どもが「性別に関わらずみんな平等」と知るために
→親がジェンダーに縛られず、選択の自由を子どもに与える など
Aぇ! groupがAERAの表紙とインタビューに登場 「6人でアイドルの天下人になる」
巻頭特集は「『村上春樹』を読む」/現代の肖像 鈴木エイト
4月10日発売のAERA4月17日号の表紙には、デビュー前でありながら高い人気を誇るジャニーズJr.のAぇ! groupが登場します。ロングインタビューでは、初の全国ツアーを開催中の彼らが、今後への思いを「日本のアイドルの天下人になりたい」など、強い言葉で語ります。巻頭特集は、「『村上春樹』を読む」。6年ぶりの長編小説『街とその不確かな壁』の出版が目前となるなか、村上春樹作品の魅力にどっぷりと浸れる特集です。AERA創刊以来の名物連載「現代の肖像」では、ジャーナリストの鈴木エイトさんの人物像に迫りました。旧統一教会問題に迫り続けるその思いの原点や原動力を浮き彫りにします。3月28日に亡くなった世界的音楽家の坂本龍一さんを追悼する記事もあります。大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、天海祐希さんをゲストに迎えたラスト回。「憧れの人」について語り合いました。ほかにも読み応えある多彩な記事が詰まった一冊です。
●表紙&インタビュー:Aぇ! group
表紙に登場するAぇ! groupは、デビュー前ながら全国12都市44公演を行う「Aッ!!!!!と驚き全国ツアー2023」を開催中です。「自分をさらけ出せる。ステージは特別な場所」(末澤誠也)、「直に反応を見られる。ライブは幸せな時間」(草間リチャード敬太)など、ライブステージには特別な思いがあると言います。2019年の結成から時間をかけて絆を育んできた6人。「僕らの『今』を感じてほしい」(福本大晴)、「丁寧に楽しませることには自信がある」(小島健)と話します。「アイドルとしての誇りを持って臨んでいる」(正門良規)という仕事の現場で、「今が戦うタイミング」(佐野晶哉)というほど気合が入る6人の「今」が詰まったロングインタビューです。もちろん撮影は蜷川実花。彼らのあふれるエネルギーを閉じ込めた写真は必見です。
●巻頭特集「『村上春樹』を読む」
6年ぶりの長編小説『街とその不確かな壁』の出版が待ちきれない、という人も多いでしょう。そこでAERAでは、新刊を読む前に村上春樹の魅力に改めて浸るというための特集を用意しました。多ジャンルのハルキストたちが、自分にとっての魅力を語ります。三代目 J SOUL BROTHERSのリーダー、小林直己さんは「道しるべがなかった思春期を救ってくれた」と語り、『ねじまき鳥クロニクル』や『スプートニクの恋人』が特に思い出深いそうです。個人的交流もある、総合地球環境学研究所所長で霊長類学者の山極壽一さんは「彼は小説を書きながら音楽を奏で、踊っているんです」と分析。テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんは「没入感がすごい。想像力をはるかに超えていく」と語ります。東京、広島、兵庫など、ハルキストが集う「聖地」を紹介する企画もあり、往年のファンにとっても、これから魅力を発見したい人にとっても、見逃せない特集です。
●現代の肖像 鈴木エイト
一人の人物像に迫る、AERA創刊以来の名物連載「現代の肖像」。今号は、ジャーナリストの鈴木エイトさんを取材しました。安倍晋三元首相の銃撃事件以降、メディアに引っ張りだことなった鈴木さんですが、まだ注目を浴びないときから、旧統一教会の問題やカルト問題に熱心に取り組み、地道な取材を続けてきました。その思いの原点はどこにあるのか、執拗な抗議を受けながらもくじけることなく追及を続けられるのはなぜなのか、彼の深部に迫ります。意外な横顔や、今後さらに取り組みたいことも描かれます。ぜひご覧ください。
●追悼・坂本龍一
世界的音楽家の坂本龍一さんが3月28日に亡くなりました。映画「戦場のメリークリスマス」のタイトル曲やYMO時代のテクノポップスなど、その音楽に世界が酔いしれました。記事では、坂本音楽の「魅力の核」とはなにかに迫ります。坂本さんは、社会問題に積極的な発言をしていたことでも注目を集めました。批判されることもありながら、なぜ発言を続けたのでしょうか。記事では、2011年の東日本大震災後に福島市であった音楽フェスで、記者に本人が語っていた言葉も紹介しています。
●松下洸平 じゅうにんといろ
ドラマ「合理的にあり得ない」で共演する天海祐希さんをゲストに迎えた対談のラスト回です。最後は、松下さんと天海さんが「憧れの人」について、具体的な名前を挙げながら語り合います。天海さんが、初共演の松下さんに抱いた印象も語られます。そして、各ゲストの最終回に恒例の「松下さんが選ぶゲストの色」も発表されます。これまでの対談を通して、「天海さんはポジティブで前向き」という印象を繰り返し話してきた松下さんが選んだ色は何色でしょうか。二人のカッコイイ撮り下ろし写真、ゆるめの自撮り写真とともにお楽しみください。
ほかにも、
・プーチンは死ぬまで権力離さない
・女性の政治進出阻む幾重もの壁
・大学は贅沢ですか いまだに認められない大学生の生活保護
・「AIは世界の終わり」 イーロン・マスク氏らも警鐘
・誹謗中傷引き起こすネット記事の配信責任は?
・フィンランド サンナ・マリン首相敗北の背景に「経済」
・戴冠式を迎える英王室の課題
・私のことはスルーして 仲間内SNSで“リアクション待ち”されるストレス
・ピンチは雪だるま式に おとなの「大ピンチずかん」
・タカラジェンヌのセカンドキャリア
・大宮エリー東大ふたり同窓会 ゲスト 泉房穂・兵庫県明石市長
などの記事を掲載しています。
巻頭特集
ハルキストたちが語る
識者
「村上春樹」を読む
6年ぶりの長編小説出版を前に
【小林直己】道しるべがなかった思春期を救ってくれた/【山極壽一】小説を書きながら音楽を奏で踊る
【村治佳織】1回目は無音で、読み返す時には音楽を/【弘中綾香】没入感がすごい。想像力を超えていく
【マシュー・チョジック】サイケデリックな夢/【武内佳代】批判多い女性の描き方は「何を語っているか」
現場
「聖地をめぐる冒険」
村上春樹作品のファンが集う場とその理由/ブックカフェ「6次元」、「ドライブ・マイ・カー」の広島
「戦争反対」とは言わず、想像力のところで思わせる
国際
プーチンは死ぬまで権力離さない
国際刑事裁判所が出した逮捕状の深刻な副作用/ベラルーシに戦術核とイスカンデル/さらなる脅し
女性
女性×働く[議員] 女性の政治進出阻む幾重もの壁
最も遅れている政治分野/男女格差は146カ国中139位で世界最悪レベル/「候補者男女均等法」はどこへ
教育
大学は贅沢ですか
いまだに認められない大学生の生活保護/進学率8割なのに60年前のルール適用/「均衡論はおかしい」
社会
私のことはスルーして
仲間内SNSで“リアクション待ち”されるストレス/面倒なやりとりに「スルー願望」/スマホと距離必要
時代を読む
戴冠式を迎える英王室の課題 チャールズ国王は求心力を取り戻せるか
本
ピンチは雪だるま式に おとなの「大ピンチずかん」
“あるある感”満載/駐車場の精算機で小銭なし→後ろに高級車→焦ってドアをぶつけて
人
タカラジェンヌのセカンドキャリア
コミュ力武器に居場所切り開く/ダンサー、ホテル支配人、診療情報管理士/協調性と個性
インタビュー
Aぇ! group
全員を越えて「天下人」を目指す
アイドルとしての誇りを持って/僕らの「今」を感じてほしい/ライブは幸せな時間
トップの源流
新連載 日本生命・筒井義信会長 「自主」の精神が染み込んだ
社会
配信責任は「誰」にある
ヤフーニュースは誹謗中傷「被害」を拡大したのか/プラットフォーマーの責任
米国
「AIは世界の終わり」
イーロン・マスク氏らが開発の一時停止を求める/ユタ州で未成年のSNS利用制限の法律
国際
フィンランド総選挙・マリン首相敗北の背景に「経済」
追悼
坂本龍一さん「愛するものを信じた」
連載
松下洸平 じゅうにんといろ ゲスト・天海祐希
「憧れの人」を語る/「多くの方の言葉が今の天海さんをつくっているんですね」(松下)
表紙の人
Aぇ! group・アイドルグループ
現代の肖像
鈴木エイト・ジャーナリスト/古田真梨子
AERA-note
編集長敬白
好評連載
eyes 内田 樹
浜 矩子
大宮エリーの
東大ふたり同窓会
ゲスト・泉 房穂
便益遅延性サービスとして典型的な例として「医療サービス」と「教育サービス」を取り上げる。そのサービスにおける便益の享受のあり方の違いと、便益遅延性サービスのマーケティングの方向性を探る。
在留資格の取得や相続手続、労働相談から消費者トラブルまで。行政書士が提供できる法務サービスを「多文化共生」の視点から検証する
薬害の教科書ともいうべき本書を読むことで、薬害という言葉の持つ多様な広がりに多くの人が気づくだろう。[養老孟司氏]
医療の故に思いがけず患者になった犠牲者が、医療の未来を導く立場に立った稀有の事績。[村上陽一郎氏]
薬害とは、医薬品による単なる健康被害を越えて、生活や人生を壊される経験、誰にでも起こりうる理不尽としか言いようのない社会的経験である。本書は、薬害をめぐる加害と被害の経験およびそれによって社会でなされたこと/なされなかったことを体系的に明らかにする。