装丁:山田和寛+佐々木英子(nipponia)
栞文:瀬戸夏子、平岡直子
夏の井戸(それから彼と彼女にはしあわせな日はあまりなかった)
我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。
誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。
わたしがポストニューウェーブ世代でもっとも影響を受けた歌人は我妻俊樹だ。
この歌集を前にして、可能な限り無力な読者として存在してみたかった、と思った。
──────瀬戸夏子
心がないものにこそ心があると思うから、こういう歌だけを信じられる。
我妻さんの歌は、無数の蛍が放たれた小さな暗がりのようで、一首の歌がいくつもの呼吸をしている。
──────平岡直子
2023年3月下旬発売。
【収録歌より】
名刺だよ 髪の毛を切って渡すと私のことに気づいてくれる
秋が済んだら押すボタン ポケットの中で押しっぱなしの静かな神社
渦巻きは一つ一つが薔薇なのに吸い込まれるのはいちどだけ
ガムを噛む私にガムの立場からできるのは味が薄れてゆくこと
橋が川にあらわれるリズム 友達のしている恋の中の喫茶店
1 カメラは光ることをやめて触った
喫煙する顔たち
偶然はあれから善悪をおぼえた
窓をみせる穴
どちらも蜘蛛の巣の瞳
花瓶からきこえてくる朗読
学園への執着
その緑地
カメラは光ることをやめて触った
サマーグリーン
星に見えない何か
猛獣
ポップアップ殺し
ストロボ・ストロンボリ
小鳥が読む文章
想像
水中を去れ、空中が受けとめる
夜の二十四時間
飴玉がとけるという通信
ビター・キャンディ・オークション
愛唱性
2 足の踏み場、象の墓場
きみが照らされる野草
貝殻と空き家
窓を叱れ
大きなテレビの中の湖
美談
完璧な野宿
よろめきとして
光る旅
ある県立
煙る脚
皮膚
森へ映ろう
午前2時に似ている
神社+神社
いらない炎を顔につけて
日本には今こそ大仏が必要だ!
と思ったら、もうこんなにあったのか。
宮田珠己(エッセイスト)
日本歩けば大仏にあたる。東日本でも西日本でも。
大仏に恋してしまった女性カメラマンが撮り下ろし解説する、大仏さまと「巨」なるものを集めた旅のすすめ、西日本編が満を持して登場。1400歳の仏像界のレジェンドから、大阪のビルの窓からのぞく謎の仏像の正体、森の中にひっそりと座りつづける未完の大仏まで。知ったら観てみたくなるカッコ良すぎる巨大建造物など「巨」なるコラム付き!
ただ撮るだけじゃなく、「私の世界」を表現できるようになる! 思い描いた瞬間を写すための秘訣を解説したミラーレス一眼の初心者向けの実用書です。出てくる撮影アイデアは、青空、テーブル、公園の花、夕暮れの駅、観光地、など身近なシーンのものばかり。そんな何気ないシーンでもおしゃれに、世界観たっぷりに切り取る方法を、写真メディア「Photoli」がわかりやすく解説します。覚えておきたいカメラの基本をはじめ、おしゃれな写真のアイデアが満載の1冊です。
菅原一剛の写真ワークショップ。
根暗で猫背な(実は巨乳)自分が好きじゃない女子高生のミトがお隣のお姉さん・チサトに
誘われたのはファインダー越しの世界。カメラをきっかけに新しい一歩を踏み出したミトの周り
には続々と新しいカメラ友達が集まり、ミトは自分の撮りたいものがチサトだったことに気づき
チサトを被写体に猿島で撮影するが!?ガールズホビーコミック最新刊!
「私が取り続けてきたのは、人びとの生活や顔である」-木村伊兵衛
日本の写真の歴史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)。
昭和の初期に実用化が始まったばかりの小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、“ライカの名手”として名声を確立しました。本書は、文芸諸家のポートレート、東京下町の日常の場面を素早く切り取ったスナップショット、晩年の傑作「秋田の農村」をテーマとしたシリーズなどで構成。
あらたにパリで撮影したカラー作品群を加え、木村伊兵衛の活動の全容を網羅した。
多くの代表作を通じて、写真家・木村伊兵衛を回顧する内容です。
目 次〔写真篇〕
第1 章 夢の島ーー沖縄
第2 章 肖像と舞台
第3 章 昭和の列島風景
第4 章 ヨーロッパの旅
第5 章 中国の旅
第6 章 秋田の民俗
第7章 パリ残像
2020年9月発売のOM-Dシリーズのエントリー機種「E-M10」Mark4。セルフィー対応のモニター搭載などPENシリーズに近い操作感で、家族写真の撮影にも最適です。カメラ内で合成できるパノラマ写真撮影や画像の仕上がりをコントロールするファインチューン機能も、OM-Dシリーズでは初の搭載。5軸手ぶれ補正や4K動画撮影、15コマ/秒の高速撮影など、上位モデルに引けをとらないスペックを誇ります。本書は、ハンディながら豊富な作例とカメラの基本操作+初心者でもクオリティの高い写真を撮影できる丁寧な解説で、E-M10 Mark 4ユーザー必携の1冊です。
手軽に高画質が楽しめる簡単接続の200万画素WEBカメラ。フルHDにも対応。ブラック。Zoom、Teamsにも対応。
フルHDでの撮影が可能な200万画素WEBカメラです。
USBビデオクラス(UVC)対応なのでドライバー不要です。パソコンに接続するだけで動作します。
ノートパソコンやデスクトップパソコンのディスプレイに取り付け可能なスタンドです。
カメラ用三脚穴を内蔵しています。市販のカメラ用三脚に取り付けできます。
カメラ本体にマイクを内蔵しています。ヘッドセットなしでもビデオチャットが楽しめます。
USB2.0対応で動画がスムーズに動きます。
Skypeなどの各種ビデオチャットに対応しています。
※インターネット接続の際にルーター、ファイヤーウォールをご使用の場合、ビデオチャットなどのインターネットを利用した機能が使用できない場合があります。
※サンワサプライではUSBカメラ本体のみサポートしております。Skypeなどのビデオチャットソフトウェアのサポートは一切行っておりません。
<ご注意>
カメラ表面に傷防止用フィルムを張っています。フィルムを剥がしてご使用ください。
もっとも親しまれているカメラ雑誌表紙:笠井爾示×美乃すずめ 撮り下ろしヌード予定 ?特集1:超新製品祭り(28頁)、特集2:さらばMFニッコールレンズ(7頁)、特集3:ヌード撮り下ろしミニギャラリー(4頁)
36名の写真作品が飾られた「迷走写真館」。1点1点に目を凝らせば、どんな想像が湧いてくるでしょう?見ることの可能性とともに、写真の根源が光りだす、かつてない写真エッセイ。ドアノー、森山大道、植田正治、深瀬昌久ほか。
【アプリ搭載】スマホの画面に写し出されるリアル映像で耳掃除をすることができます
【カメラ1080P】300万画素の内視鏡採用、HD超小レンズで隅々までチェックできます
【WiFiチップ搭載】スマートフォンから離れても操作可能です
【高輝度LED搭載】6個LEDライト付き、耳の奥まで見える!
【バッテリー】100mAhのバッテリーで約30分間、稼働します
【ジャイロスコープ】3軸ジャイロスコープ搭載で耳かきを回しても動画は回転しないようになっています
新聞社カメラマンのノウハウ満載!「インスタ映え」は当たり前!最高にお気に入りの一枚を。
恥ずかしくなるくらい心をすっぴんにして撮影しました。
私の自宅も初公開です(笑)。
日テレジェニック2014に輝き、グラビアアイドル・女優として活躍している前田美里。1st写真集だが内容はお尻見せや手ブラなど彼女史上最大露出となる。
木村伊兵衛,土門拳,森山大道,荒木経惟から藤岡亜弥まで,日本写真史を駆動してきた力学のひとつはスナップという美学だった.そのスナップ美学の変遷と実態を多様な言説と具体的な写真作品を精査することで浮かび上がらせる,気鋭の研究者による写真研究の成果.
序 論
第1章 スナップショットの誕生:瞬間のイメージ
1 写真用語「snapshot」の登場
2 外来語としてのスナップショット
3 『写真芸術』とスナップショット
第2章 新興写真と小型カメラ:新たな視覚世界
1 スケッチ写真
2 ライカの登場と「新しい視覚」
3 異化と自然さ
第3章 被写意識と反演劇性:木村伊兵衛の肖像写真
1 木村伊兵衛の《文芸家肖像》
2 被写意識
3 スナップ美学と反演劇性
第4章 「道楽から実用へ」:戦時下のスナップ
1 街頭スナップというジャンル
2 窃視するアマチュア
3 スナップとプロパガンダ
第5章 スナップと生活記録:戦後の木村伊兵衛
1 民衆芸術としての写真
2 木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン
3 曖昧さと非実用性
第6章 非演出の倫理:土門拳とリアリズム写真
1 リアリズムの「基本的方法」としてのスナップ
2 「黙って撮る権利」
3 スナップのジレンマ
第7章 身振りとしてのスナップ:東松照明・森山大道とアメリカ的なもの
1 スナップの新たな表現
2 東松照明とアメリカ化のイメージ
3 森山大道と異種混交的風景
第8章 スナップと日常:荒木経惟・牛腸茂雄の記念写真構図
1 眼差しから逃れる世界
2 記念写真構図
3 出会いと距離の視覚化
第9章 〈もの〉のスナップ:中平卓馬・石内都・赤瀬川原平らによる物体への眼差し
1 スナップと非生物
2 〈もの〉との出会い
3 事物の歴史性
第10章 反省的転回:一九八〇年代以降の路上スナップ
1 顔への再接近
2 素朴写真家という虚像
3 反省的スナップ
The Artless Image:
The Snapshot Aesthetic in Japanese Photography
Yoshiaki KAI
1920年代から21世紀の現在までに活躍した、素晴らしい才能に恵まれた名カメラマン(撮影監督)たちの仕事ぶりとバイオグラフィを紹介する。