悪魔が囁く甘美な言葉に、私はまた溺れてしまうの…?
ギリシア人富豪の愛人の母につれられ、ルイーズは少女の頃からよくエーゲ海の小島の邸宅を訪れていた。そして大富豪の息子ディミトリに密かに想いを寄せるが…この時、母のことを娼婦と蔑む悪魔のような男性とは思いもしなかった。ルイーズが19歳になったとき、今まで話すこともなかった彼は甘い言葉をささやき、彼女の身も心も奪う。「あなたは復讐の道具にされたのよ」そう母に教えられショックを受ける。あれから7年、ルイーズは再び彼と会うことになるがーー…。
近年、海洋問題を総合的に理解し、教育していこうという新たな海洋教育が広がりはじめている。本書は、そのカリキュラムに対応した、海洋に関する自然科学、産業活動、政策や法制度など、海洋の総合的な管理を行うために必要な幅広い基礎知識を一冊に集約したテキストである。-いまなぜ海洋管理の必要性が求められるのか…。本書を読めば、海洋の総合的な管理に関しての考え方、アプローチの仕方について、その手がかりをつかむことができる。“海洋の総合的管理”と“持続可能な開発”に関心をもつすべての学生および実務者必読。
大好評のうちに幕を閉じた翻訳児童文学『ダレン・シャン』全12巻シリーズに続く、著者ダレン・シャン氏の児童文学第2弾『デモナータ』シリーズです。今回の作品は、前作よりさらにパワーアップし、怖さも増しており、みなさんをスリリングな世界に引き込むことになるでしょう。『デモナータ』1幕となる『ロード・ロス』の主人公は、グラブス・グレイディという少年。生意気な口をきいたり、先生や親をからかったりするけれど、心の底では家族をたいせつに思っている少年だ。ところがグラブスの幸せな日々は「悪魔」というおぞましい存在によって、ある日とつぜん断ち切られてしまう。 しかしそれは、グラブスをまちうける苦難の幕あけでしかなかったーー。
悪魔を超える〈シャドー=死〉との戦いへ!
古の武器カーガッシュを宿すグラブス、カーネル、ベックの3人が、いよいよ悪魔を超える最大の敵〈シャドー=死〉との戦いに挑む!
人類を悪魔の攻撃から守るために戦ってきた、グラブスと魔術同盟たちの、長い長い戦いの旅も、いまここにクライマックスを迎えます。
グラブスに目をうばわれたカーネル、不吉な夢にまどわされ、自らの未来の姿におびえるグラブス、そして、魔将ロード・ロスにとらわれたベック。
この3人は、はたして、カーガッシュとして、ともに戦うことができるのか?
【編集担当からのおすすめ情報】
最後の最後まで、息をつかせぬ恐怖と驚愕の展開で、私たち読者を裏切らないダレン・シャン氏の描く「デモナータ」の世界。
どうぞ、壮絶なラストを見届けてください!
1 別れ
2 仕事
3 ふきげんな男
4 夢の中できみと歩く
5 重役会議
6 楽しきわが家
7 魔導石へ
8 非難
9 なぞの少女
10 静かならざる水
11 べとつく戦士たち
12 魂たち
13 けがれた四位一体
14 消えた光
15 トンネル
16 戦況悪化
17 モーセ流
18 欠けているひとり
19 ウインク
20 バーン!
21 ああ、そうだ、よく覚えているよ
22 悪魔のごとく
23 気もちをこめて、もう一度
24 創世
ロシアが現在かかえる問題とあらたな課題を理解するための100以上の地図とグラフ。エネルギー、宇宙産業、航空産業、原子力、軍事力、そして伝統、人口、整備開発の遅れ、ヨーロッパとの緊張関係、アジアとの友好の表明、最新の経済・統計データを掲載した決定版!
食育絵本。読んであげるなら4歳から、じぶんで読むなら小学校低学年から。
デモナータの悪魔たち、魔術同盟のベラナバスたち、3人の主人公たち、そして子羊と呼ばれる組織。5巻から連続するストーリーは、一気に核心に触れてきます。
現代音楽の闘士と呼ばれたブーレーズが世界的指揮者として円熟期を迎える1990年代後半より行われたインタビュー。幼少期、学生時代から音楽家としてのキャリア形成期を経て国立音響音楽研究所(IRCAM)創設にいたる思い出を辿りつつ、音楽論、文学・絵画論、教育・社会・政治問題に対する姿勢が語られる。戦後フランスを駆け抜けた偉大な芸術家にして多才な知識人ブーレーズをあらためて知る貴重な対話集。
緒言
序文──道草を食いながら
経歴
作曲
オーケストラの指揮
教育
昨日の音楽と今日の音楽
オペラ、舞踊そしてバレエ
音楽と文学
音楽と絵画
組織と力
謝辞
訳者あとがき
文献表
索引
なまずがふちに住む動物たちが、洪水や、狩人、ずるがしこいキツネから、ふるさとを守り抜くユーモアあふれるお話。「アライグマ博士河をくだる」「アライグマ博士と狩人たち」「アライグマ博士と悪党たち」の3話を収録。
中国は近年、アフリカでの鉱物採掘、欧州との貿易、中東の油田、ラテンアメリカでのアグリビジネス、東アジアに工場…世界各地にその足跡をつけている。経済活動が活発な一方、軍事力を近代化・増強し、文化的影響を世界に広めようともしている。そんな中国に対し、国際社会はグローバル・ガバナンスにおいて応分の役割や責任を期待する。長年のチャイナ・ウォッチャーとして定評のある著者は、中国は「未完の大国」と明言する。一般に思われているほど重要ではないし、世界への影響力もそれほど大きくないーと。何が中国を突き動かすのか?中国が本物の覇権国家になる日は来るのか?膨大な資料をもとに、外交、経済、軍事、文化、グローバル・ガバナンスなどを多角的・多面的に検証し、中国の実情と世界の未来を探る。
ホラー映画の撮影現場を悪魔が襲う!?
3巻の語り手は、グラブス。1巻のその後が語られます。
著名な映画監督から頼まれ、ダービッシュおじさんはホラー映画の撮影に協力することとなる。
映画のタイトルは「スローター(大虐殺)」。
おじさんと行動をともにすることになったグラビスとビルEは、撮影現場で、不可思議な事件に遭遇する。はたして、その事件は悪魔と関わりがあるのか!?
【編集担当からのおすすめ情報】
ハリウッドを思わせる撮影現場を舞台に、ストーリーが展開するので、映画の撮影の過程も楽しめます。
撮影現場から、子役がひとり消え、ふたり消え……。
映画の撮影に登場する悪魔は、特殊メイクの作り物? それとも、本物?
読み進むにつれ、恐怖度がぐんぐんアップします!!
もしかして、あのホラー映画の悪魔にも、本物がまざっていたりして??
第一部
1 いまの生活
2 プレイ・アーティム
3 目的
4 悪魔がいっぱい
5 決心
第二部
6 映画スタッフ
7 笑いもの
8 行方不明
9 d
10 新鮮な肉
11 外へ
第三部
12 魔術
第四部
13 起きろ
14 集合
15 ほんとうの主役たち
16 走れ
17 バリア
18 喜びと悲しみと
19 あの話
彼にとって私は、都合のいい愛人にすぎないのーー?
勤め先のカフェバーで見初められ、イタリアの大富豪レアンドロと同棲を始めたマーニー。1年後、愛の日々を送りながらも、マーニーの心は不安で揺れていた。彼はいっさい自分のことを話さないし、私のことを知ろうともしないわ。私はあなたの恋人じゃないの? マーニーは胸の内をレアンドロに打ちあけるが、彼は残酷な言葉を突きつけてきた。君は愛人以外の何者でもないと。傷つき、レアンドロのもとを離れるマーニーだが、彼の子を妊娠していることが発覚し…!?
「左派右派をこえて」「コスモポリタン民主主義」というかけ声のもと、時代遅れのものとして無視されるようになった政治的な敵対性。しかし、右翼ポピュリズムの台頭やテロリズムの続発からもあきらかなように、それはネオリベラリズムのヘゲモニー下でむしろ激化している。「政治的なもの」の欠乏に抗して多元主義的民主主義の可能性を探究する理論的思考の到達点。
今世紀もっともセンセーショナルな作品を残した画家ベイコンの、はからずも死去直前に行われた対談。本書の対談テクストに、D・シルベスターらベイコン研究者によるインタヴューや親しい人々の証言を対照させ、最新のベイコン研究の情報を網羅した詳細な訳注を付加。ベイコンの主要作品とともに、ピカソをはじめその作品創造に影響を与えた絵画・写真をあわせて収録。
ロシアがかかえる現在の問題と課題を理解するための100以上の地図とグラフ。ウクライナ危機、国境の変化、世界の新たな均衡など、今日のロシアの地政学的利益が一目でわかる。ロシアの地政学を専門とするスペシャリストによる2015年の初版の全面改訂版。
「破綻銀行を外国投資家に売却せよ」 1997年11月、外貨返済に行き詰った韓国政府はIMFと世界銀行に支援を依頼し、12月に史上最大580億ドルの救済融資に合意した。しかし、救済融資の実行にあたっては破綻した二つの大手銀行、韓国第一銀行とソウル銀行の外国投資家への売却が条件とされていた。この物語は、ある米系投資ファンドが韓国政府との厳しい交渉の末に韓国第一銀行を買収し、収益性を回復させて投下資本の回収に成功するまでの一部始終を取引責任者自身が赤裸々に明かしたものである。
第1章 マネーを巡る話
─私のプライベート・エクイティへの道
第2章 プロジェクト・セーフ
第3章 ホワイトナイト
第4章 新顔の登場
第5章 迫り来る期限
第6章 大 使
第7章 大統領の訪問
第8章 委員長による交渉
第9章 デウ危機
第10章 黒い雨
第11章 最後通牒
第12章 署名するか、やめてしまうか
勝ち誇ったように唇を重ねるスペイン貴族。
私はまだ彼を愛していたの?
その夜、ローレンは愛するラモンに妊娠を伝えるつもりだった。
ところが二人の将来に話を向けたとたん、衝撃の事実を告げられた。
ラモンは、実は巨大コングロマリットのCEOであり、
さらにはスペインの公爵家の跡取りだというのだ。
いずれ貴族の血を引く“ふさわしい女性”を花嫁に迎える、とも。
ローレンは、何も言えずに彼のもとを去るしかなかった。
1年半後、育児と仕事に忙殺される毎日を送るローレンの前に、
ラモンが再び現れて命じる。「愛人として戻ってこい」
怒りと屈辱、愛し子の存在を知られる恐怖にローレンは震えた。
スペイン貴族のヒーローを愛して妊娠しながらも、格差を痛感して身を引いたヒロイン。すれ違った二人が再会したとき、愛は甦るのでしょうか? ラテン系の傲慢極まりないヒーローを描かせたら右に出る者がいない作家シャンテル・ショーの名作をお見逃しなく!
気づいてからではもう遅い。あなたの小さな思い込みが大きなできごとを巻き起こすわけ。