20世紀最後の冒険=フェミニズムは、来たる21世紀の社会にも大きなインパクトを与えるだろう。東大で行なわれた一般教育ゼミナールを再構成した,新しい視点からの,型破りのフェミニズム入門。
中国革命は女と子ども、家族の問題をどのように変えたか。家父長制=社会主義を撃ち、中国の未来を展望するフェミニズムの洞察。
女性問題に関わる用語や概念の混乱を正すためシステム論を適用した初めての試み。フェミニズムは、また新しい武器を手にした。
日本の女性解放運動史上類稀な理論家であり、戦前・戦後を通して働く女性のために闘ってきた山川菊栄。当時、交流のあった関係者の証言と各分野の専門家の分析・解析からなる「山川菊栄の人と思想」を知る一冊。
フェミニズムの境界線を書き替えるオール語り下し対談。向こう側とこちら側から「ベルリンの壁」を掘り崩しあった、感動の対談記録。
近代から現代への女性の社会状況、表現の文化の変遷を明確に分析し、性差の制度と思考を超えたポスト・フェミニズムの可能性を予言する画期的なエッセイ。
豊かで多様で混乱したフェミニズムの主張を、時代の中に位置づけ直す。女(男)の生き方を叫んだあなたは何者なのか?
光太郎と智恵子の生涯は平担なものではなかった。智恵子の自殺未遂あり、精神の乱調あり。光太郎は見る気になれば、そこに地獄すら見えたはずだが、彼はひたすら愛の讃歌を書き続ける。智恵子が求めたのは何か、2人の間に生起したものは何か。フェミニズムの視点から詩人の生涯を描く。
ときには、フェミニズムを超え、ときには女として生きることにこだわって、親しい女性たちとのあいだで交わしてきた熱い対話。同時代を生きる尖鋭な個性との触れあいが鮮やかに浮かび上がらせる大庭みな子の〈詩〉と〈真実〉。
19世紀末からナチ政権成立まで、ドイツ・ブルジョア女性運動穏健派の軌跡を追う。母性を軸に、家族とフェミニズムそして近代社会・国家の関係を問う。
南紀・産浜の高級リゾートホテル。待遇、料理が抜群で、選ばれた紳士淑女だけが宿泊できる。作家・石坂は執筆のため、このホテルに滞在した。夜ごとのディナーとお洒落な会話、滞在客は石坂の他5名。会社役員夫妻、美貌のキャリアウーマン、地元の名士、大学助教授だった。サロン的雰囲気、完全密室の中で、三人が次々と殺されたー。奇妙なトリックの謎を解く、本格推理長編。