味にも値段にもシビアな関西人に鍛え抜かれた美味の数々を、カラー写真と地図入りで紹介。わざわざ買いにいく価値のある、関西以外では手に入れにくい品々ばかりを集めました。時間のないビジネスマンのために、駅・空港近くで買える逸品MAPも巻末に付いています。ハンディだから、旅行や出張のお供に最適。大切なあの方に、そして自分のための持ち帰り用にも、とびきりの手みやげがきっと見つかります。
本作品集は川勝コレクションとして京都国立近代美術館に収蔵されている、425点にのぼる河井寛次郎作品を収録したものである。
初めて行く人でも、10倍楽しめる!おきまりのコースでは決して味わえない、“本当の京都”と語り合う瞬間。みんなが行かないときに行く楽しみ。知る人ぞ知るところをあじわう喜び。偉大な先人の足跡にふれる心おどり。そんな旅がしてみたい人のための本です。
貴船川べりの料亭で旧友と食事をしていた京都府警の狩矢警部はパトカーのサイレンにより、近くで事件の起きたことを知った。被害者は狩矢の娘・和美の大学の友人であった。和美達6人は貴船に遊びに来ていて、そのうちの川村陽子が石で側頭部を殴打され殺されたのである。グループ内の感情のもつれが原因となると和美も関係者となるだけに、狩矢の心境も複雑であった…。動機が不明であり捜査が難航する中で、また同じグループの仲間が密室で毒殺される…ミステリーの女王が贈る傑作三編を収録。
人口の減少、家族の変容、価値観の多様化、技術の発達…都市・住宅は今後どうなっていくのだろうか?まちづくり・住まいづくりの最新関連データ満載。
1839年、世界の像を写す技法が、フランスで発表された。新たな視覚のはじまりー写真、誕生の瞬間である。西欧社会を震撼させたその技法は、瞬く間に世界へと伝播していった。そしてはるか遠く、幕末の日本にも…。
一年間デジタルカメラで京都を撮り下ろした撮影日記。刻々と表情が変わる繊細な古都の情景を切りとって、デジタルカメラならではの豊かな描写力で表現する。
2004年の春から秋にかけて、ライフワークとして撮り続けていた京都の街、名所、料理、お祭りなどを、様々な時間、季節の中で切り取った写真集。
20世紀の気象大気科学の進歩は、なによりレーダーリモートセンシングによるところが大きい。しかし広く電波・電子工学から大気科学に亘る典型的な学際研究であるこの分野では、関連技術と観測方法・観測結果が一つの書物として論じられることはなかった。自他共に第一人者と認める著者2人が、基礎からハードウエア・最新の観測結果までを包括的に論じた、気象学・大気科学必携の一冊。
京都を代表する繁華街・四条河原町の裏通りで、寺の住職の刺殺死体が発見された。血まみれの遺体のそばには、二百枚もの一万円札が散乱し、被害者は自らの血で不可解なダイイング・メッセージをしたためていたー。人気俳優の鈴鹿進一郎は、その夜、偶然知り合った被害者と行動をともにしていたため、警察から嫌疑を受けた。だが、鈴鹿は酒に酔ってしまっていて記憶がなかった。身の潔白を証明するために、犯人探しに乗り出した矢先、またしても殺人が…。千年の古都を舞台に旅情ミステリーの名手が贈る傑作長編。
アルプスの雄々しき群峰は見ていた。ウィーン条約がジュネーヴとサヴォワの何を変え、何を変えなかったのかを。フランスとスイスの間、越境の風土と日常がどのようにして構造化され、成層化されたのかを。国民国家、国民経済の狭間で息づいた国境地方の人びとの心性の深層をたずねる歴史の旅。