生き物が集まり、自然を遊んで学べるビオトープづくりを、誰でも、鉢植えひとつから始められる!湿地帯生物の観察と研究を専門とし、生物多様性の有識者として絶大な支持を集めるオイカワ丸氏と『映像研には手を出すな!』の作者で自身も自宅ビオトープの実践者でもある大童澄瞳氏による、過去に類をみない「実用的ビオトープ本」であり「硬派エンタメ系生物多様性教本」が、ここに誕生。
あなたの元にやってきた木彫り熊は、どこから来たのか?
木彫り熊概論、開講します!
1970年代には「現在道内で生産される木彫り熊は、年間約250万個、ザット15億円」とも伝えられ、北海道の一大土産品産業になった、木彫り熊。
本書は、北海道木彫り熊が歩んできた歴史を振り返り、土産店、職人・作家、有志の研究会、展覧会を企画した博物館や大学など、木彫り熊に携わる人々の多彩な活動と現場の声から、木彫り熊をあらたに捉え直し、その魅力と私たちとの関係とを明らかにします。
さらに研究としての木彫り熊の裾野を広げるため、絵画的な方法で表現されたクマ・ヒグマの事例より、美術・文化の方面からクマについて考えていきます。また、ミュージアム・コレクションとしての木彫り熊の可能性にも注目します。博物館はどのように私たちの生活にありふれた資料を収集・保存し、展示しているのか。資料としての位置づけや在り方、コレクション形成のプロセスの事例をもとに、木彫り熊のこれからを探ります。
カラーで「木彫り熊基礎知識」を掲載するほか、図版・資料も多数掲載。付録として「木彫り熊関連年表」も完備。
執筆・インタビューは、田村実咲、武永真、山崎幸治、青沼千鶴、増子博子、是恒さくら、今村信隆、寺農織苑、尾崎織女、阿部麟太郎、(有)トミヤ澤田商店、遊木民。
【当時の暮らしや出来事を知る当事者が少なくなるなか、聞き取りと情報共有、技術伝承は喫緊の課題といえます。木彫り熊の歴史が再評価され、新たな価値への注目が高まる今こそ、少しでも多くの現場や当事者の記憶と証言を集め、後世へつないでいくことが、本書の役割であると考えています。】…田村実咲「はじめに」より
生物の成長、環境適応、行動、生殖、免疫など、個体の諸現象にはホルモンが関係している。比較内分泌学は、さまざまな生物のホルモンについて、進化の観点からその分子機構や作用を統合的な理解を目指す学問である。近年では多様な動物のゲノムデータの公表により多くのホルモンや受容体が発見され、さらに新しい細胞内情報伝達機構が明らかにされてきた。
本書は、脊椎動物・無脊椎動物の多様な生物を題材に、進化の観点から内分泌の基礎を網羅し、種々のホルモンを整理する。動物生理学を学ぼうとする学生、また、ヒト内分泌のより深い理解を目指す研究者に必読の内容となっている。
日本語版への序文
序 章 ポスト社会主義国の資本主義の成功、脆弱性、多様性
第1章 社会主義以後の資本主義の多様性
第2章 ポスト社会主義国の資本主義への諸経路
第3章 国民形成と新自由主義ーーバルト三国
第4章 工業化の奇跡と福祉国家の諸問題ーーヴィシェグラード・グループ
第5章 ネオコーポラティズムと非力な国家ーー南東欧諸国
第6章 厳しい時代への回帰
結 論 ポスト社会主義諸国の資本主義の20年
訳者あとがき
索引
「生態系の多様性」すなわち「場の多様性」。危機は回避できる!トキ、ミヤマシジミ、ベッコウトンボ、カワラノギク、イシカワガエル…なぜ、絶滅の淵にあるのか、その理由を知ることから始まる。
現在の地球には,数百万とも,数千万ともいわれる生物種が存在する.生物がこれほどまでの多様性を持つに至ったのはなぜなのか.本書では,生物多様性の原動力でもある「種分化」がどのような過程で起こるのかを,アフリカの湖に生息するシクリッドでの研究を中心に丁寧に紹介.さらには,アフリカからキューバ,近くの山で著者がこれまでに実施した野外調査の様子を交えながら,生物の不思議さや面白さ,生物研究の醍醐味を大いに語る.生物(学)への愛にあふれた1冊.
東京・玉川上水沿線(小金井市)で、ある日ケヤキが皆伐された!
理由は、小金井桜を育てるために他の樹木は邪魔になるため、だった。
木を伐ると、何が起きるのか、都会の自然にはどういう意味があるのか、生物多様性の保護はなぜ大事なのかー。
長年、玉川上水の自然観察を市民とともにおこなってきた生物学者が、自然に対する敬意をもちながら、科学的な調査をもとに玉川上水で何が起きているかを、わかりやすく伝える。
「神宮外苑1000 本の樹木を切らないで」運動など、一連の木を伐らないでという市民の懇願の動きが盛り上がっているいま、読んでおきたい一冊。 スケッチイラスト、写真、図表など多数!
◆第I 部 野草を記録する
第1章 花マップ活動の経緯
第2章 花ごよみ
第3章 玉川上水の歴史
◆第2部 伐採の衝撃
第4章 ケヤキ皆伐の衝撃
第5章 初めての行政との折衝……第7章 行政との折衝etc…
◆第3部 立ち上がる
◆第4部 よりよい玉川上水のために
第13章 生物多様性の考え方etc…
生物は何故こんなにもたくさんの種類がいるのか、それぞれの生物群の特徴はどのようなものか、また多様な生物を生むメカニズムは何か等、“生物の多様性”に焦点を当ててわかりやすく解説した、大学学部初年級向き生物学の教科書。
本書の姉妹書に、生命の普遍性に焦点をあてた教科書『生物講義 -大学生のための生命理学入門ー』がある。
1.地球上にどれだけ多様な生物が生きているか
2.生物多様性はどのように認識されてきたか
3.生命の起源と原核生物
4.真核生物の起源
5.原生生物にみる多様性
6.陸上生物相の出現
7.陸上の植物の多様化
8.菌界にみる多様性
9.動物の起源と多様化
10.生物の多様性をつくる原理
11.多様化にみる生物の進化
12.生命系を生きる
聞いてもらって、人は元気になる。
迷惑な存在と自分を責める、子どもをほめるのが苦手、「ありのままでいい」と言われても困る、相模原事件のあと外出がこわい、人の価値は生産性で測っていい?
障がいをもたない人、もつ人関係なく寄せられた47の質問に、障がい当事者ピアカウンセラーの母娘が答えます。だれもが生きやすい社会をめざしたい人に贈る、ココロの練習帳。
女性器切除と「ゼロ・トレランス」をアフリカの現場から深く考える
地球上で1億人以上の女性が受けている「女性器切除(FGM/C)」. 国連は総会決議で完全廃絶を働きかけているが, こうした「ゼロ・トレランス(どのような方法, 形式であれ一切許容しない)」には, 女性の身体と権利を擁護する力がある一方で, 現場で生きる「声」を外部からグローバルな力で消去してしまう落とし穴がある. 女性器切除「絶対否定」の多面的なあり方を, 現場から深く考察し, 複雑で困難な問いと正面から向き合った学際的で論争的な共同研究の成果.
松田素二(京都大学教授)
Introduction グローバル・ディスコースとアフリカの女性器切除
1 WHO による定義と施術タイプおよび実施地域
2 用語について
3 欧米社会による廃絶運動と政治・経済
4 禁止法の制定とその反動
5 国連による「医療化」の禁止,そして「ゼロ・トレランス」へ
6 各章の内容
Chapter 1 女性器切除は女性の身体・心理にいかなる影響 を与えるのか?
─ 近年の生理学・心理学的研究の検討を通して ─
は じ め に
1 FGM の身体への影響
2 性機能に対する影響
3 心理的影響
お わ り に ─ FGM/C の医学的・心理学的リスクをどのように考えるべきか ─
Column 1 男子割礼/包皮切除
Chapter 2 国際社会のルールと家父長制社会の規範
─ ゼロ・トレランス政策を超えて ─
1 ゼロ・トレランスの打開策
2 ゼロ・トレランス政策の限界
お わ り に
Chapter 3 変容する「女子割礼(FC)」
─ 西ケニア・グシイにおける医療化と儀礼の変化 ─
は じ め に
1 グシイにおける通過儀礼としての FC
2 KDHS から見る FC の変遷
3 グシイ地域における反 FGM 活動とその影響
お わ り に
Column 2 現代における「美容整形」という女性器切除 宮地歌織
Chapter 4 草の根の FGM/C 廃絶運動と地元住民
─ ケニア・マサイの事例から ─
は じ め に
1 ローカル社会における FGM/C
2 ナロクの CBO による FGM/C 廃絶運動
3 CBO の役割と地元住民とのかかわり
お わ り に
Chapter 5〈女子割礼/女性器切除〉をめぐる多様性と柔軟 性のエスノグラフィー
─ ケニア牧畜社会における FCM 廃絶運動の功罪とローカ ル社会の反応 ─
は じ め に
1 サンブル社会における FGM/C の意味づけ
2 サンブルの人びとの廃絶運動への反応
3 廃絶運動の功罪
お わ り に ─ ローカル社会の当事者とグローバル・ディスコースとの齟齬 ─
Column 3 ケニアにおける FGM 禁止法への異議申し立てと人びとの反応
Chapter 6 スーダンにおける FGC 廃絶運動の系譜
─ 宗教が果たした役割に着目して ─
は じ め に
1 イスラームと FGC
2 スーダンにおける FGC の歴史の変遷
3 バシール政権下での FGC
お わ り に
Column 4 FGMというカテゴリー ─ どう捉え,どう向き合う?-
生物多様性と生態系サービスを保護・保全することの意義と方法について経済価値による可視化、政策・ビジネスによる主流化の観点から概観した入門書。
国家管轄権外区域とは、国際法上どこの国の権限も及ばない区域を意味し、具体的には公海および深海底から構成される。この国家管轄権外区域がなぜ重要であるのか。そこにはマグロやサケ等の水産有用種や、サメやウミガメ等の希少種が多数生息している他、経済的な利益をもたらし得る海洋遺伝資源が多く存在することが知られており、海洋の生物多様性を考えるときに非常に重要な海域であるからである。
このような背景の下、国家管轄権外区域の海洋生物多様性(BBNJ)の保全や海洋遺伝資源の開発をめぐっては、1990年代より活発に国際的な議論が行われてきた。
本書では国家管轄権外区域の環境を守るためには不可避のBBNJの現況や問題を、海洋法、科学、政府間交渉など多角的な観点から第一線の専門家が解説する。
【目次】
はじめに:阪口 秀
第1部 国連海洋法条約の展開とBBNJ
1 国連海洋法条約の展開とBBNJ:坂元茂樹
第2部 海洋生物多様性をめぐって
1 細り行く海の恵みと国際社会 :井田徹治
2 深海の生物多様性に関する研究の歴史とBBNJ交渉:白山義久
コラム●BBNJ交渉と、他の条約との関連:白山義久
3 海洋遺伝資源の利活用の進展 :竹山春子 ・西川洋平・丸山浩平
4 公海域における水産資源管理と海洋保護区:森下丈二
5 深海底の鉱物資源開発と国際海底機構(ISA)の役割:岡本信行・藤井麻衣
コラム●北極の現状と中央北極海における公海水域の未来:幡谷咲子
第3部 海洋生物多様性を守るために - 国連におけるBBNJ交渉
1 国連におけるBBNJ交渉の展開 :西本健太郎
2 海洋遺伝資源をめぐる論点と展望:本田悠介
3 区域型管理ツールの活用のために:八木信行
4 環境影響評価をめぐって:瀬田真
5 能力構築と海洋技術移転:藤井巌・前川美湖
コラム●BBNJ交渉の裏側:樋口恵佳
おわりに:前川美湖
バクテリア、植物、昆虫、ヒト…生物たちの多様性を目の当たりにすると、いろいろな謎が浮かんでくる。生物の「形」は、他の生き物たちとの「関係」のなかでいかに作用しているのか?生き物と環境の「関係」を「分子」から探ると何が見えてくるだろうか?「分子」から「人間活動」が環境に及ぼす影響を理解するには?「人間活動」は「生態系」のなかでどのように位置づけられるのか?さまざまなピースが織りなす生き物たちのジグソーパズルに生態学が挑む。
環境問題や貧困問題からのアプローチが多いフードバンクを、既存のサプライチェーンが抱えてきた過剰供給問題の解消、さらには希薄化する社会関係を保つ活動などを積極的に評価しながら、農産物市場論や流通論、マーケティング論等の方法論に依拠し、その発展可能性を議論することを目的としている。特に「多機能性への評価」、「運営資金」、「受給者満足と品揃え」以上の3点からのアプローチを念頭に置いている。
序 章 フードバンクの位置づけと日本の現状
第1節 サプライチェーンにおけるフードバンクの存在意義
第2節 日本におけるフードバンクの課題
第3節 分析方法と本書の構成
第1部 世界のフードバンクとその多様性
第1章 フードサプライチェーンにおける寄付行動─フードバンクの国際比較におけるフレームワーク─
第2章 フランス:フードバンク活動による食品ロス問題への対応と品揃え形成およびその政策的背景
第3章 韓国:フォーマルケアとしてのフードバンクの普及に関する分析─韓国社会福祉協議会の事例─
第1節 はじめに
第2節 研究の方法
第3節 調査結果
第4節 議論と結論
第4章 イギリス:フードバンク普及における大規模小売業者の役割
第5章 オーストラリア:産業化するフードバンクの分析─オーストラリアのケーススタディ─
第6章 香港:インフォーマルケアとしてのフードバンクの発展と多様化─活動の多様性と政策的新展開─
第7章 台湾:カルフールの取組と台中市地方条例制定への進展
第2部 日本のフードバンクにおける現状と課題
第8章 寄付食品の栄養学的側面と栄養バランス向上における課題
第9章 行政との協働から自立へと進化するフードバンク山梨
第10章 フードバンク多文化みえにみる地方都市での活動成立要件
第11章 福岡県における物流からみたフードバンク運営と企業・行政 との関係性
第12章 フードバンク山口における分散型都市の連携課題
終 章 総括とフードバンクの課題
おわりに