なぜ、また、どのように、精神障害者がグローバルな規模で連帯し、世界組織として活動してきたのか。
おかれている状況もそれに対する主張も異なる精神障害者が、どのように出会いどのように連帯し、一つの組織の中で活動してきたのか。
世界精神医療ユーザー、サバイバーネットワーク(World Network of Users and Survivors of Psychiatry: WNUSP)を主な対象として、
その歴史を詳細に追った労作。
日本語版への序文
序 章 ポスト社会主義国の資本主義の成功、脆弱性、多様性
第1章 社会主義以後の資本主義の多様性
第2章 ポスト社会主義国の資本主義への諸経路
第3章 国民形成と新自由主義ーーバルト三国
第4章 工業化の奇跡と福祉国家の諸問題ーーヴィシェグラード・グループ
第5章 ネオコーポラティズムと非力な国家ーー南東欧諸国
第6章 厳しい時代への回帰
結 論 ポスト社会主義諸国の資本主義の20年
訳者あとがき
索引
生物の成長、環境適応、行動、生殖、免疫など、個体の諸現象にはホルモンが関係している。比較内分泌学は、さまざまな生物のホルモンについて、進化の観点からその分子機構や作用を統合的な理解を目指す学問である。近年では多様な動物のゲノムデータの公表により多くのホルモンや受容体が発見され、さらに新しい細胞内情報伝達機構が明らかにされてきた。
本書は、脊椎動物・無脊椎動物の多様な生物を題材に、進化の観点から内分泌の基礎を網羅し、種々のホルモンを整理する。動物生理学を学ぼうとする学生、また、ヒト内分泌のより深い理解を目指す研究者に必読の内容となっている。
現在の地球には,数百万とも,数千万ともいわれる生物種が存在する.生物がこれほどまでの多様性を持つに至ったのはなぜなのか.本書では,生物多様性の原動力でもある「種分化」がどのような過程で起こるのかを,アフリカの湖に生息するシクリッドでの研究を中心に丁寧に紹介.さらには,アフリカからキューバ,近くの山で著者がこれまでに実施した野外調査の様子を交えながら,生物の不思議さや面白さ,生物研究の醍醐味を大いに語る.生物(学)への愛にあふれた1冊.
生物は何故こんなにもたくさんの種類がいるのか、それぞれの生物群の特徴はどのようなものか、また多様な生物を生むメカニズムは何か等、“生物の多様性”に焦点を当ててわかりやすく解説した、大学学部初年級向き生物学の教科書。
本書の姉妹書に、生命の普遍性に焦点をあてた教科書『生物講義 -大学生のための生命理学入門ー』がある。
1.地球上にどれだけ多様な生物が生きているか
2.生物多様性はどのように認識されてきたか
3.生命の起源と原核生物
4.真核生物の起源
5.原生生物にみる多様性
6.陸上生物相の出現
7.陸上の植物の多様化
8.菌界にみる多様性
9.動物の起源と多様化
10.生物の多様性をつくる原理
11.多様化にみる生物の進化
12.生命系を生きる
「正常」な読み方なんてない。難読症(ディスレクシア)、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症といったニューロダイバージェントな人々の読み方を歴史的にたどり、改めてとらえなおす「文字を読む」ということ。
聞いてもらって、人は元気になる。
迷惑な存在と自分を責める、子どもをほめるのが苦手、「ありのままでいい」と言われても困る、相模原事件のあと外出がこわい、人の価値は生産性で測っていい?
障がいをもたない人、もつ人関係なく寄せられた47の質問に、障がい当事者ピアカウンセラーの母娘が答えます。だれもが生きやすい社会をめざしたい人に贈る、ココロの練習帳。
生物多様性と生態系サービスを保護・保全することの意義と方法について経済価値による可視化、政策・ビジネスによる主流化の観点から概観した入門書。
女性器切除と「ゼロ・トレランス」をアフリカの現場から深く考える
地球上で1億人以上の女性が受けている「女性器切除(FGM/C)」. 国連は総会決議で完全廃絶を働きかけているが, こうした「ゼロ・トレランス(どのような方法, 形式であれ一切許容しない)」には, 女性の身体と権利を擁護する力がある一方で, 現場で生きる「声」を外部からグローバルな力で消去してしまう落とし穴がある. 女性器切除「絶対否定」の多面的なあり方を, 現場から深く考察し, 複雑で困難な問いと正面から向き合った学際的で論争的な共同研究の成果.
松田素二(京都大学教授)
Introduction グローバル・ディスコースとアフリカの女性器切除
1 WHO による定義と施術タイプおよび実施地域
2 用語について
3 欧米社会による廃絶運動と政治・経済
4 禁止法の制定とその反動
5 国連による「医療化」の禁止,そして「ゼロ・トレランス」へ
6 各章の内容
Chapter 1 女性器切除は女性の身体・心理にいかなる影響 を与えるのか?
─ 近年の生理学・心理学的研究の検討を通して ─
は じ め に
1 FGM の身体への影響
2 性機能に対する影響
3 心理的影響
お わ り に ─ FGM/C の医学的・心理学的リスクをどのように考えるべきか ─
Column 1 男子割礼/包皮切除
Chapter 2 国際社会のルールと家父長制社会の規範
─ ゼロ・トレランス政策を超えて ─
1 ゼロ・トレランスの打開策
2 ゼロ・トレランス政策の限界
お わ り に
Chapter 3 変容する「女子割礼(FC)」
─ 西ケニア・グシイにおける医療化と儀礼の変化 ─
は じ め に
1 グシイにおける通過儀礼としての FC
2 KDHS から見る FC の変遷
3 グシイ地域における反 FGM 活動とその影響
お わ り に
Column 2 現代における「美容整形」という女性器切除 宮地歌織
Chapter 4 草の根の FGM/C 廃絶運動と地元住民
─ ケニア・マサイの事例から ─
は じ め に
1 ローカル社会における FGM/C
2 ナロクの CBO による FGM/C 廃絶運動
3 CBO の役割と地元住民とのかかわり
お わ り に
Chapter 5〈女子割礼/女性器切除〉をめぐる多様性と柔軟 性のエスノグラフィー
─ ケニア牧畜社会における FCM 廃絶運動の功罪とローカ ル社会の反応 ─
は じ め に
1 サンブル社会における FGM/C の意味づけ
2 サンブルの人びとの廃絶運動への反応
3 廃絶運動の功罪
お わ り に ─ ローカル社会の当事者とグローバル・ディスコースとの齟齬 ─
Column 3 ケニアにおける FGM 禁止法への異議申し立てと人びとの反応
Chapter 6 スーダンにおける FGC 廃絶運動の系譜
─ 宗教が果たした役割に着目して ─
は じ め に
1 イスラームと FGC
2 スーダンにおける FGC の歴史の変遷
3 バシール政権下での FGC
お わ り に
Column 4 FGMというカテゴリー ─ どう捉え,どう向き合う?-
カメムシの産卵と孵化においては,新しい生命の誕生と同時に,“母から子への共生細菌の受け渡し”という,もう一つのイベントが繰り広げられている。これがうまくいかないと新しい生命の誕生もなかったことになってしまうという,カメムシにとってはとてつもなく重要なイベントである。なぜそれほどまでに重要なのかというと,カメムシは共生細菌の力に強く依存して生きており,共生細菌がいないと生きていけないからである。つまりカメムシは,どんなに元気な子が生まれても,母親から子への共生細菌の受け渡しがうまくいかないとその子は成長できずに死んでしまう。すなわち新しい生命の誕生はなかったことになってしまうのだ。そして共生細菌を受け渡す方法は,カメムシの種類によって大きく異なる。そんな知られざる,しかし非常に重要なイベントに強く魅了され,「研究ってめっちゃ楽しいなぁ,これはやめられまへんなぁ」とカメムシの研究にのめり込むようになった著者が,研究の楽しさと発見の喜び,そのワクワク感とドキドキ感を込めて,カメムシと細菌の共生という現象の面白さをいきいきと伝える。
バクテリア、植物、昆虫、ヒト…生物たちの多様性を目の当たりにすると、いろいろな謎が浮かんでくる。生物の「形」は、他の生き物たちとの「関係」のなかでいかに作用しているのか?生き物と環境の「関係」を「分子」から探ると何が見えてくるだろうか?「分子」から「人間活動」が環境に及ぼす影響を理解するには?「人間活動」は「生態系」のなかでどのように位置づけられるのか?さまざまなピースが織りなす生き物たちのジグソーパズルに生態学が挑む。
2016年6月に開催された環境法政策学会第20回学術大会シンポジウム「生物多様性と持続可能性」の全記録。自然保護地域の保全と管理のあり方やABS国内措置、海洋における生物多様性の保全、生物多様性や自然保護に関する訴訟等を総括的に検討。
「生物多様性」をテーマにしたシリーズの第7巻。
第I部の総論では、脊椎動物の一般的定義、他の動物群との関係、系統と分類の対応付けの不一致、脊椎動物の多様性について概説する。続く第II部は脊椎動物の各論であり、いわゆる魚類と呼ばれる群について、最新の系統体系に基づいた分類を紹介することから始まり、爬虫類と鳥類の関係についての最近の考え、哺乳類の形態適応までをやや詳しく述べる。第III部では脊椎動物各群の特徴について図を加えて解説を行う。
第 I 部 脊椎動物の系統
1.脊椎動物の多様性と進化
第 II 部 各綱ごとの多様性
2.魚類の多様性と系統分類
3.両生類にみる多様性と系統
4.爬虫類にみる多様性と系統
5.鳥類にみる多様性と進化
6.哺乳類にみる多様性と系統
第 III 部 動物群ごとの特徴 -図版解説とコラムー
1.魚類:無顎上綱
2.魚類:顎口上綱
3.両生綱
4.爬虫綱
5.鳥綱
6.哺乳綱
環境問題や貧困問題からのアプローチが多いフードバンクを、既存のサプライチェーンが抱えてきた過剰供給問題の解消、さらには希薄化する社会関係を保つ活動などを積極的に評価しながら、農産物市場論や流通論、マーケティング論等の方法論に依拠し、その発展可能性を議論することを目的としている。特に「多機能性への評価」、「運営資金」、「受給者満足と品揃え」以上の3点からのアプローチを念頭に置いている。
序 章 フードバンクの位置づけと日本の現状
第1節 サプライチェーンにおけるフードバンクの存在意義
第2節 日本におけるフードバンクの課題
第3節 分析方法と本書の構成
第1部 世界のフードバンクとその多様性
第1章 フードサプライチェーンにおける寄付行動─フードバンクの国際比較におけるフレームワーク─
第2章 フランス:フードバンク活動による食品ロス問題への対応と品揃え形成およびその政策的背景
第3章 韓国:フォーマルケアとしてのフードバンクの普及に関する分析─韓国社会福祉協議会の事例─
第1節 はじめに
第2節 研究の方法
第3節 調査結果
第4節 議論と結論
第4章 イギリス:フードバンク普及における大規模小売業者の役割
第5章 オーストラリア:産業化するフードバンクの分析─オーストラリアのケーススタディ─
第6章 香港:インフォーマルケアとしてのフードバンクの発展と多様化─活動の多様性と政策的新展開─
第7章 台湾:カルフールの取組と台中市地方条例制定への進展
第2部 日本のフードバンクにおける現状と課題
第8章 寄付食品の栄養学的側面と栄養バランス向上における課題
第9章 行政との協働から自立へと進化するフードバンク山梨
第10章 フードバンク多文化みえにみる地方都市での活動成立要件
第11章 福岡県における物流からみたフードバンク運営と企業・行政 との関係性
第12章 フードバンク山口における分散型都市の連携課題
終 章 総括とフードバンクの課題
おわりに
里親制度、象牙の合法的供給、サファリ・ハンティング、医薬品開発、金融取引税、宝くじが、生物多様性の保全に役立つ!?生き物をまもるカギは経済学にあった!
なにをもって多様というか、テレビ番組と音楽から浮かび上がる選択肢の実像。