私は18歳で精神病棟に入れられた──。今は作家である著者が、病棟で出会った少女たちの素顔をいきいきと描く。狂気と正気の危うい境界を捉えた米ベストセラー。ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー出演映画『17歳のカルテ』原作。
第1部は「心」です。心はどこにあるのでしょうか?心を見つめることは私たちにとって、どのような意味があるのでしょうか?臨床心理学の礎となる理論をもとに学んでいきましょう。第2部では「身体」の側面から、自分という存在について考えてみましょう。はじめに「心」と「身体」のつながりについて学びます。そしてその後は、私たちにとって自分の身体性がとくに強く感じられる「性」にも目を向けて見ましょう。第3部は、「心の病と健康」です。心身のバランスが崩れるとき、私たちにどのような変化が生じるのか、またそれを予防するためのちょっとしたコツも学んでいただけたら良いと思います。
受験直前でも、中3大家さんはいつもどおり!?
だいぶ早めのクリスマス会や、
料理部引退。ふと時間ができた中でちょっと自分を見失っていたり。
特別なようで普段どおりな高校受験直前の年末年始。
晴れ着でお節に鍋パ、お誕生日中華&バレンタイン。
ぬくもりだらけの第17巻。
日系アメリカ人作家ヨシコ・ウチダの人生に大きな影響を与えた「強制収容」体験。1941年12月7日、日本のハワイ真珠湾攻撃による日米戦争勃発と共に、アメリカは「敵性外国人」の名の下に、日系アメリカ人を住居から退去させ、強制収容した。この市民権の剥奪と強制収監の経験を、ウチダに限らず多くの作家が、そのマイノリティへの抑圧、人種差別憎悪について作品で描いていっている。民主主義国家の汚点として意識されながらも、現在まで、アメリカ社会にある有色人種への差別や少数派への差別意識は無くなってはいない。かつての日米経済摩擦、9.11事件、そして今トランプ大統領が叫ぶ「アメリカ第1主義」にも通底する排除・差別意識に対し、本書は、児童向け、大人向けでは異なる描き方をしてはいても、それらへの眼差しを向け続けたウチダ文学と、同じく「強制収容」体験を描いた同時代作品との比較再評価を行い、強制収容体験のウチダ文学における意味を追求している。
はじめに
第1部 強制収容体験とウチダ作品の世界
第一章 『ぶんぶく茶釜とその他日本の昔話』── 強制収容との関連で読む
第二章 『タカオと祖父の刀』と『間にはさまれたミヤ』
──冷戦期の日系人の同化志向との関連で読む
第三章の一 『トパーズへの旅』と『故郷に帰る』
──多文化主義児童文学のオーセンティシティの観点から読む
第三章の二 『トパーズへの旅』と『故郷へ帰る』──ウチダの執筆の意図を考える
第三章 リンコ三部作『夢は翼をつけて』『リンコの逆転ホームラン』
『最高のハッピーエンド』──リドレス運動との関連で読む
第四章『写真花嫁』──抑圧の観点から強制収容までの日系の歴史を読む
第2部 ウチダの意思を受け継ぐ21 世紀の強制収容物語
第一章ジュリー・オオツカの『天皇が神だったころ』と
シンシア・カドハタ『草花とよばれた少女』
──砂漠表象を「パイオニア」言説から読む
第二章サミラ・アーマドの『強制収容』──イスラム教徒排除への抵抗
第三章カービイ・ラーソンの『ダッシュ』と
ロイス・セパバーンの『マンザナの風にのせて』
──多文化主義児童文学のオーセンティシティの観点から読む
あとがき
引用参照文献
索引
診察室での面接を実況中継!「いかがいたしましたか」から「おだいじに」までーいい面接は知的で、創造的で、おもしろい。患者さん、ご家族、精神科医である著者とのバーチャルな対話を、診察場面そのままに全編会話体で記録。精神科面接における大事なポイントもつぶさに解説。
自我の目覚めによって自分と他者を対象化しなければならない思春期・青年期は、発達障害者にとってひときわ生きにくさを感じる時期です。この時期に予想される自我同一性、性、非行や犯罪、ひきこもり、就学・就労、恋愛・結婚生活等の課題をそれぞれの専門家がわかりやすく解説します。
謎の少年の手で“蛇眼”の力に覚醒した睦月。世界の半分を支配する秘密を秘めた彼をめぐり、天使と悪魔そして人間の争奪戦が始まった!ごく普通な少年の日常は一変、美少女天使エンジュや憧れの同級生マキナまで巻き込み、激しくそしてエッチに胎動する。
何を考えているのか、どうしてそんなことをするのか…。思春期の男の子は、特にお母さんにはわからないことだらけ。本書は、ジャーナリストとして多くの現場を取材し、心理カウンセラーでもある著者が、男の子の心と体の仕組みだけでなく、悩ましい行動への具体的対処法まで解説したもの。男の子に対する疑問が解け、不安を解消してくれる一冊!
子どもの「勇気」をくじけさせないで!〜アドラー心理学による「勇気づけ」は、親が考えを切りかえないとできません〜
思春期の精神医療に打ち込んできた著者が、豊富な診療体験をもとに読み解く思春期のこころの病理。その背景に立ちあらわれるのは、日本人の人間関係、日本の家庭・学校・社会に底深くひそむ日本の病理だ。だれにもわかる言葉で、思春期の精神医学について総合的に叙述した初めての本。
本書は、長年にわたり、中学、高校のスクールカウンセリングや大学の学生相談に携わってきた著者によって、思春期・青年期への心理的援助の考え方と、その実際を書いたものである。