アンドロメダ星雲の惑星ヒストリーには、ネアンデルタール人から現代の太陽系帝国の軍人まで、ありとあらゆる年代の地球人が集められていた。特殊なエネルギー・フィールドに包まれたこの惑星の住人は永遠の若さを与えられているのだ。だが、そのフィールドが突如消失してしまった。真相を解きあかすべく、ただちにスナイダー少尉がヒストリーに派遣されたが!?
トムは、友だちのディマーをつれて、バンクーバーの祖父母のところへ遊びにきている。市内のガスタウンはむかし、貧民街だったところで、いまも麻薬密売人がいるとの噂がたえない。トムの探偵熱がムクムクと頭をもたげる。家出少年のようなふりをして、ガスタウンにもぐりこもうとしたトムはたちまち事件にまきこまれるー。
自然の猛威、追撃する軍隊、人喰いの風習を持つ原住民。上流階級の女たちは、諍いを繰り返しながらも、ジャングルで生き残る方法を逞しく学んでいく。一方、ネクサスのオーストラリア支社長スコットは、彼女らの無事をあくまで信じ、執拗な捜索を続行。それを知る筈もない女たちは、決死の脱出行を決意したー。南国のパラダイスでのサバイバルを描く、超大型エンターテイメント。
逃げてきたの。車から飛びおりたのよ。それから暗くなるまで隠れて、うちまで走ってきたのー女教師リンダ・ハモンドの娘の話は明らかに誘拐末遂事件を示していた。犯人は、同じ学校の生徒の父親という。少女の証言に基づき、警察はその父親を容疑者として逮補した。しかし、容疑者はどんな手を使ったのか、拘置所の中からダナのもとへ、不気味な脅迫まがいの電話をかけてきた。しかも、証拠不充分により減額された保釈金を払い、大胆にも被害者の家へやってきたのだ。現実の悪夢に襲われた母子の姿を強烈なサスペンスとともに描く問題作。
学徒出陣の戦中派による昭和史。戦争体験者が忘れてはならない暗黒の時代を新しい世代に語りつぐ。40数年たった今でも忘れることはできない悪夢。今、昭和の一断面を生々しく物語る。
恐怖政治を描いた本巻では、血なまぐさいエピソードが連続する。なかでも「タンプル塔の謎」の章は、著者たちのあくなき探究心が感じられ、本巻の最高の盛り上りを見せている。
西シベリア平原では、日・イスラム枢軸国軍と米・露連合軍の凄絶な戦闘が繰り広げられ、日本製ハイテク兵器の前に、ロシア軍は壊滅状態にあった。核兵器は2005年に全面撤廃されていたため、核による反撃はできない。いまや崩壊へと驀進するロシアの最後の望みは、米国陸軍第7機動部隊だけだった。司令官のジョン・テイラー大佐は、日本軍基地への奇襲攻撃を企てる。ついにノボル・カバタ将軍率いる日本軍との直接戦闘が開始されるのだ…。
8月の暑い夜、イタリア内務警察のトロッティ警視は女性の惨殺死体発見の知らせに現場へ駆けつける。だが死体の身元を知って驚いた。彼女は昔、トロッティが憎からず思っていた女性だったのだ。管轄外だと署長に止められるが、彼は独自捜査に乗り出した。しかし、なかなか手掛りは得られない。一方、死体の第一発見者で被害者と同じアパートの住人ボアッティは、なにかとトロッティに接触してきて…。うだるような暑さのなか、人間味溢れた定年間近のベテラン警視が直面する迷路のような難事件を描く上質ミステリー。
食事はまずい。キャンプ場の指導員や、責任者のアンクル・アルもどこかおかしい。それでもビリーは、初めてのキャンプを楽しもうとした。ところが、キャンプに参加していた子どもたちが、つぎつぎと消えていく。
21世紀半ばのニューヨーク。ブロードウェイの高層ビルでシャロンという名の娼婦が射殺され、女性警部補イヴが捜査の指揮を命じられた。シャロンは著名な上院議員の孫娘で、凶器は前世紀の拳銃、現場に残された紙片には“六の一”と書かれていた。イヴは、そのビルのオーナーである謎めいた大富豪ロークを容疑者と見なす一方、心ならずも彼に惹かれていく。だが、やがてふたたび娼婦殺害事件が発生、現場には“六の二”と記された紙が…。ノーラ・ロバーツが別名義で贈る話題のロマンティック・サスペンス第1弾。
「秘密結社途中下車の会」-毎日のように通勤電車の中で便意をもよおしていた英彦は、ひょんな事から同じように悩む人々が集う会に入会することになった。やがてその会は思わぬ様相を見せ始める…。「悪夢のカルテ」-開業医を営む達昌に、ある日悪夢を見ないようにして欲しいと訴える美女がやってきた。悪夢の原因探しの果てに、彼を待ち受けていたのは意外な事実だった。大都会の中で誰しもが感じているストレスと、心の病いをテーマに、非日常へと続く扉を開けてしまった二人の男の物語。
燃え盛る炎。煙が立ち込めて息もできない。「助けて!」入院中のニコラは、そんな恐ろしい夢に毎晩うなされていた。ある晩、家が突然炎に包まれ、たった一人の家族である父親は間一髪のところで娘を助け出し、自らは命を落としてしまったのだ。すべてのものが焼き尽くされ、ニコラは何もかも失った。あの火事の原因が、父の放火だなんて…。心に深い傷を負った彼女を心配して、父親の友人でもある医師が長い間音信不通だった彼女の叔母を捜し出してくれた。ところが病室に現れたのは、叔母の代理だという男性だった。「僕と一緒にアメリカへ行くんだ。義母は君を引き取りたがっている」贅沢な身なり、冷たく端整な顔立ち、そびえるような長身。ニコラは一瞬にして悟った。私はこの人から逃れられない。
化け物に追いかけまわされる僕と、カルト集団と行動を共にすることになった名探偵。二人が巻き起こす謎が謎を呼ぶ物語。