現場を熟知した筆者がトラブルの未然防止と、労使トラブル発生時の会社リスクを最小限に抑える方法を解説。
「なんとなく周囲に溶け込めない」「空気を読むのが苦手」…そんな悩みを抱える大人が増えているといわれる昨今,職場においてもこのような従業員と,その周囲の人々への対応に苦慮するケースも多い.本書は発達障害傾向のある事例を多数紹介し,専門外来に至るプロセスから職場復帰まで,職場の産業医が直面する判断に悩むポイントを押さえた.
ストレスチェック制度スタート!メンタルヘルス対策を事後配慮型=コストから予防成長型=投資へ転換する好機。
孤軍奮闘している管理職・リーダーの方へ
自分自身で実務を受け持ち、部下管理や他部門との調整も行ない、大量のメールを処理する……
多くの管理職の方々が、相当高いレベルの「やるべきことをやる力」「がんばる力」を持っています。
ただ、「やるべきことをやる」「がんばる」だけでは、無理をしなければならないので、
自分も部下もいずれ行き詰まるでしょう。
元気な職場、新しいものを生み出す職場には、対話の“場”があります。
対話によって、仕事のなかに「やりたいこと」や「得意なこと」を増やし、部署のメンバーが助け合う組織になれば、
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、集団としてのパフォーマンスも上がります。
部下のやる気が感じられない、メンタル不調者や退職者を減らしたい
ーーそんな管理職のための対話力アップの教科書
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□心理学に関する著書がたくさんある加藤諦三氏によると、人間は「成長欲求」と「退行欲求」の2種類の欲求を持っているという見方ができるそうです。
成長欲求は「自分らしく生きたい」という欲求で、退行欲求は「ラクしたい・不快を避けたい」という欲求です。
どちらがいい・悪いということではなく、基本的にはだれもが2種類の欲求を持っているそうです。
問題なのは、「ほぼ退行欲求だけ」でやっていくと、長期的には本人の幸福感が落ちていく、仕事人生がつまらなく感じるようになるということです。
自分自身を生きておらず、周りから評価をもらうことにエネルギーを費やしているので、情熱がなくなっていくのです。
□企業活動においては、人は「いかに成果を上げるか」「いかに周りから認められるか」「いかにダメだと思われないようにするか」などに意識の大半を使っていて、
自分の意識深くにある本音には気づいていないようです。しかし、ここに光が当たると心が大きく動いて、やる気が出てきます。
□だれもが本当はなんらかの思いを持っています。ただ、「やるべき」ことに埋没して、意識できなくなっているのです。
働いている人たちのモチベーションの復活は、いかに自分自身の本当の思いに意識を向けられるかにかかっているのです。
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こんな職場に「対話力」を!
・ここ数年、若手が定着しない
・会議で意見を求めても、だれも発言しない
・1on1ミーティングが普通の進捗確認になっている
・心理的安全性を高めようとした結果、わがまま社員が増えた
決める人と従う人に分かれている…特定の人の声が大きい職場、朝から挨拶もなくシーン…日中ほとんど会話がない職場、「またダメ出し?」…全員がなんだかイライラしている職場、「どうせ無理でしょ」…最初からあきらめている職場。メガネをかけ替えて、今の職場を最高の職場に!「働きがいのある会社」ランキングTOP10に毎年名前を連ねる株式会社ディスコの部長がアドラー心理学を取り入れた「幸せ職場」のつくり方を完全公開。
産業カウンセラーである著者は見た。
メンタル不調者が多発する職場には、同じ傾向を持つ上司が闊歩していることを・・。
本書は、部下を不調に追いやる危ない管理職の共通項について説く
2016年に刊行し6万部を突破した同著者の『心が折れる職場』の姉妹作とも言うべき1冊である。
危険な上司は、普段の行動からも見受けることができる。
たとえば、
・大声で電話する、電話中に席を立っている
・机の上が異常に整頓されていたり、異常に汚かったりする
・服装や食事にまったく関心がない
・どうでもいいことに異常にこだわる
こんな兆候のある上司は、危険度が高いという。
本書では、数々の実例から、職場を壊す上司の傾向を語るのみならず、
グレーな上司が君臨する職場で、部下が、あるいは経営者がどう対処すればよいかについてアドバイスを送る。
1章 7割は上司が原因
2章 部下の感情がくみ取れないーー機械型
3章 職場には「敵と味方」しかいないーー激情型
4章 「自分は優秀」をアピールし続ける人々--自己愛型
5章 部下は、自分の出世の道具ーー謀略型
6章 「危険な上司」は変われるのか
7章 「危険な上司」を生まない会社
職場改善と業務効率化が働く人のモチベーションを高める!
職場の生産性には従業員の「人間関係」が大きく左右しているものである。人間関係が悪いばかりにコミュニケーションが悪くなり、メンタルヘルス不調やハラスメントの原因となったり、職場の生産性が落ちたりすることは決して珍しいことではない。本書では、人間関係を改善させる方策として、以下のような表現や行動をルール化することによってコミュニケーションを円滑にするという実践的なメソッドを提案している。
・顔上げあいさつ ・うなずき表現 ・ですますハイ会話
・一声かけ運動 ・観察朝礼
◎解説編
・なぜ従業員のモチベーションが上がらない?
・「感じ悪い」はコスト増につながる
・インフォーマルな関係の作り方
・重要な「5つの行為スキーマ(癖)」
・日常における5つの行為スキーマのポイント
・職場改善メソッドとメンタルヘルス管理
・行為スキーマで実現できる認知と承認
・人間関係の不調はエラーや生産性低下の元凶
・モチベーションの大きな要因は「認知・承認」
・求められる上司の素養と「上司アンケート」
◎実践編
・顔上げ挨拶
・うなずき表現
・一声かけ運動
・ですますハイ会話
・観察朝礼
「会社を辞めたい・・・」と思ったら!
知っていましたか?
仕事のトラブルの9割は「自分のことをわかっていない」ことが原因です。
逆に言うと、自分のことがわかっていれば、トラブルの9割は改善できるのです。
本書の特徴でもある、働き方診断ワークでは、
気がつかなかった自分の特徴、強みと弱みを
しっかりと把握することができます。
本書では働き方を・・・
「研究者タイプ」 「メンタータイプ」 「NO,2タイプ」
の3つのタイプに分けて、わかりやすく解説。
自分の特徴や強みをどう生かせば仕事のパフォーマンスが上がるのか、
いますぐ実行できるヒントが満載です!
そして、このワークのさらにすごいところは、
一緒に働く上司、部下、同僚についても上記の3タイプがわかるところ!
ともに働く人たちのタイプがわかると、
職場でのコミュニケーションの取り方がわかるので、
あなたの仕事のスキルはどんどん上がっていきます。
もちろん、対人関係の不必要なぶつかり合いもなくなります。
「もうこの会社、辞めようかな・・・」
と思ったら、辞める前に、ぜひ本書を手に取ってみてください。
あなたの「働きづらさ」が「働きやすさ」にガラッと変わるはずです。
とある会社の安全衛生課に配属された令葉叶生(通称レイくん)が同僚や上司に見守られながら事故撲滅と快適な職場づくりのために日々奮闘する様子を描いています。
イラストと文でストーリーを構成するマンガは、頭の中に入り込みやすいので、多種多様な人材がそろう現場作業者への安全衛生教育にも役立ち、見開き1話完結なので手軽にお読みいただけます。
※本書は(株)労働新聞社発行「安全スタッフ」2020.1.1第2321号〜2020.12.15第2368号に掲載したものを冊子にまとめたものです。
第1回 業界全体の意識向上が必要に
第2回 家族はかけがえのない存在
第3回 災害防止は一人ひとりが主役!
第4回 入場後1週間は注意!
第5回 法令は過去の貴重な教訓
第6回 新規入場者が守る基本事項
第7回 新入社員が入ってきたら…
第8回 報・連・相のクセをつけよう
第9回 わが社のけんせつ小町
第10回 快適トイレを導入したい!
第11回 暑さに慣れる期間が必要
第12回 現場の熱中症対策
第13回 全国安全週間の先覚者
第14回 高齢者の安全対策
第15回 天気が変わりやすい季節
第16回 集中してテレワーク!
第17回 カッコよく!指差し呼称
第18回 5Sは安全の生みの親
第19回 建設業のメンタルヘルス
第20回 ヒヤリハットで情報共有
第21回 1mは一命取る
第22回 気をつけよう!近道行動
第23回 転倒防止にペンギン歩き
第24回 上司は最大の職場環境
資 料 労働災害が発生したとき/入場後の日数別死亡災害の割合/熱中症予防
職場で起こるハラスメントとメンタルヘルスの問題を、実務担当者にもわかりやすく教え、具体的な事例につき、Q&Aや実際に起こった裁判例を基に対応できる。ハラスメント被害を受けた労働者が、ハラスメントについての正しい知識を取得し、会社に対する苦情、相談、労災申立て等の適切な対処を行うまでの流れがわかる。改正労働施策総合推進法(2020年6月1日施行)、改正均等法・育介法の解説と指針について詳解。近年問題になっているカスタマーハラスメント、介護・看護職へのハラスメント等にも言及。
不調の早期発見から休業、復職支援まで、マネジャーが知っておくべき対応・予防の実際を具体的に解説。
◆まさかあの人が! --会社の中で不正は常に起こっている
東芝事件はセンセーショナルなものではあったが、ここ数年ニュースになった不正・横領・着服・キックバック等の問題だけでも学校法人、郵便局、国営放送子会社、大手飲料メーカーなど多岐にわたり、果ては66歳の経理社員の総額6億円以上の横領が原因で当時の社長が資金繰りを苦に自殺するという事件まで起きている。
不正をする会社や社員は、一見して外見も内面もろくでもない奴らだと思われがちだが、実際は違う。「まさかこの会社が」「この人が」と思えるような普通の会社や社員が不正をしたり、他者に不正を強要したりするので、なかなか表面化しないのだ。
◆プロの経理だからわかる不正の兆候
「東芝の不正はひどいね」「あんな横領、なぜ気づかないの?」と言っている自分の会社は大丈夫か、隣の席の人は信じられるのか?
「気が小さい人ほど大胆にやる」「劣等感と名誉欲で粉飾」「周囲の社員への仕返し」「快活に振る舞う人が危ない」「不器用そうに見せる人が一番手強い」「礼儀正しすぎる人の不正は見逃しやすい」「プライドの高い上司ほど騙される」「事務にお金をかけない社長は簡単に騙せる」--本書は、経理アドバイザーとして複数業種の会社を見てきた筆者が、会社組織という集団にこそ潜むモラルの脆さを、その経験を通して伝えるもの。
不正者の言動や伝票の出し方など、経理ならではの視点から見た笑えないエピソードも加え、組織で働くすべての人に向け、「誰もが不正に手を染めかねない現実」に警鐘を鳴らすものでもある。
職場はメンタル疾患の発生源。精神科医からみた、うつ病の多い職場に共通する「悪いループ」とは?部下、同僚、上司のうつ病で困ったときに開く、メンタルヘルス・アクションガイド。
まえがき
序 章 職場うつの実態について知ろう
急増するうつ病人口
精神疾患が労災になる時代
第1章 人に影響を与えるストレスの意味
ストレスとは何か?
必ずしも「悪」ではないストレス
ストレスを簡単にチェックする方法
どんなものでもストレスになり得る
自分自身のストレスマネジャーになる
第2章 ストレスコントロールのための5つの鍵
1睡眠 生産性が低下したある社員の話
1睡眠 睡眠不足とうつ病の深い関係
1睡眠 睡眠は軽症うつの最大の対処法
1睡眠 眠れなくても眠ることが大切
2食事 身体は食べたものでできている
2食事 ファストフードでうつ病になる!?
2食事 働き盛りのずさんな食生活
2食事 食事を取り巻く環境が不健康を招く
2食事 健康型の食事が自殺を減らす
2食事 口に入れる前に考えてみよう
3趣味 仕事を離れて自分を取り戻す
3趣味 ルールを守ってストレス発散
3趣味 ストレス解消がストレスに?
4相談 話すことで問題に気づく
4相談 信頼できる相談相手を見つけておこう
5夢 生きがいがあればうつにならない
現代の日本社会でうつ病が増える理由
5つの鍵の優先順位は?
第3章 職場うつになったときの3つの対処法
私が病院を辞めた理由
職場うつになってしまったら選択肢は3つ
対処法1 相談する
対処法2 職場に診断書を提出して休職する
対処法2 うまく復職するために重要なこと
対処法2 復職がうまくいかない2つのパターンとその対策
対処法2 休職について注意すべきこと
対処法3 退職する
第4章 職場うつにならない仕事のやり方
孤立しやすくなった職場
小さな誤解を解いていく
「働いてやってる感」と「働かせてもらってる感」
パワハラ上司とのつき合い方
残業が多くて5つの鍵が実践できない場合は?
労災認定・訴訟・あっせんで会社と戦う
第5章 職場うつの事例を通して
ケース1 上司との信頼関係[Cさん 30 代 男性 営業職]
ケース2 仕事に対する意識[Eさん 20代 男性 技術職]
◆会社と学校の違いは?
◆Eさんのその後
ケース3 パワハラによる労災申請[Fさん 30代 女性 事務職]
◆精神疾患の労災申請について
◆Fさんのその後
復職・社会復帰までの道のり
あとがき
◇実例に学ぶ「パワハラ」と「指導」の分岐点
パワハラをめぐる状況は今日、非常に複雑化しています。指導との境界線が判別しづらいというのも、そのひとつです。
本書では、パワハラ判断の一般的な目安やポイントを紹介し、さらに個別具体的な事例を取り上げて、企業としての対応策や申立てへの対処法について解説しました。
パワハラは、セクハラと共通する部分がありますが、相談への対処法は大きく異なり、セクハラ相談のノウハウをそのまま使うことはできません。多くの企業や官公庁で長年にわたり相談に携わってきた産業カウンセラーが、ヒアリングの方法から仲介・調整策まで、問題がこじれる前にどのような対応ができるかを提案します。
第1章 パワハラとは何か
○パワハラ理解のキーワード
○「ハラスメント」判断の5つのポイント
○パワハラが生じる社会的背景
○セクハラとの類似点、相違点
○仕事内容でパワハラの分岐点は違う
第2章 企業としての対応策
○企業の取り組み手順
○方針の明確化
○周知・啓発
○相談窓口、委員会等の設置
○判断基準の提示