12歳の春。京都から東京へと越してきた洋美を待ち受けていたものは…。傷つき、そして、傷ついた少女が身につけたひとつの姿勢。渋谷にたむろした高校時代。初めての裏切りと父親への不信。少女から大人へと駆け上がる洋美と、あの忌まわしい一日から過去へとさかのぼる洋美。これは当時の渋谷のドキュメンタリー。そして、ふたりの洋美の物語。そして。もうひとりのあなたの物語。
人気のキャラクターも手掛けるフリーのイラストレーター・柳カナメは、温厚な性格に反し吊り上がった三白眼のせいで人に怖がられ避けられてきた。その見た目のコンプレックスを隠すためのサングラスが手放せずにいる日々だ。締切明けのある朝、行きつけのカフェで、カナメは小さな男の子を連れた優しい年上の男・宝生と出会い、やがて子供の世話を頼まれるほど親しくなる。自分の見た目を気にせず接してくれる宝生にカナメは惹かれていくが、彼の奥さんの存在が気になって。
化粧品会社のエリート営業・草介は、社食で一目惚れしたイケメンを眺めるのが癒しの自称「タチ」。ある日、「いつも俺のことを見ているでしょう」と声をかけられ!?その研究開発部のイケメン樫原と、お付き合いのような関係が始まる。真面目な印象の樫原は気もきいて、時々意地悪な眼差しで翻弄してくる。想いが実りいよいよベッドへ…と気持ちも昂ぶる草介。けれどいざベッドに入ると、草介はなぜか押し倒されて!!タチの筈が、まるで従順な犬への調教を受けてしまい!?-。
2000人の人生を変えた超人気セミナーの内容を大公開!「美女のたたずまい」をつくるテクニック52。
戦国時代から続く家を守るため、御曹司との契約結婚を泣く泣く決意した梨絵。「九条の姫さま」と呼ばれた梨絵を、婚約者は夜ごと責めたてる。憎くてたまらないはずなのに、心も身体もいつのまにか彼に囚われて…。ページをめくるたびに愛が深まる、農厚ラブストーリー!
劇団員の夏帆は、住宅地図調査のアルバイトで小学生時代に住んでいた街を訪れた。同級生の家に招かれた彼女は、途中の夜道で通り魔に襲われてしまう。怪我は軽かったが、同じ頃、近くで女性が殺されていた!被害者は、ある過激な新興宗教の信者だったらしいのだが…。ありふれた住宅街に渦巻く疑惑、恐怖、殺意。日常に潜む悪意をえぐり出す傑作ミステリー。
友人から預かった一眼レフをデスク脇に置いて残業していた蔦森悌二に、入社1年目の新人OL琴美が「制服姿を撮ってほしい」と頼んでくる。密かに琴美に恋心を抱く蔦森は、レンズ越しに捉えた琴美の美しさにあらためて魅了されるのだが。大人が楽しむ、復刻性愛小説コレクションシリーズ。
家業を継ぎ、若くして取締役になった奈子は、過去のトラウマのせいで34歳の今まで恋愛経験ゼロ。だが、人気ブランドの社長・悟に情熱的に愛され、初めて心もカラダも彼に囚われていく。その裏で密かに恐ろしい計画が進行しているとも知らずにーあなたのすべてを受け入れたい。でも、いったいどうすればいい?スリリングで濃厚なラブストーリー、大好評「EYES」シリーズ第二弾!
佐野さんの急角度なエリアに思わず視線がいってしまいます・・・巻末に本人直筆の後書き&サインもあります♪(佐野水柚:1991年8月28日生まれ:撮影時年齢28歳)
今から八十年ほど前まで、日本には、戦争(植民地)という特殊な現実があった。この現実の奥に、作家たちは何が見えたのか。それを明らかにしたくて、作品に向かった。小説家の中島敦、歌人の會津八一、前田透。中でも、前田透は、日本占領下にあったポルトガル領チモールに駐留し、理想国家建設を夢み、チモールのため、命がけで働いた人。 戦争によって奪われた、かけがえない夢が世界中にいったいどれほどあったか。戦時下の国民を覆ったニヒリズム(重いウツであろうか)の底に、実は激しい感情が隠れていた。ファナティックな戦争賛美ばかりのさ中、静かに、国の平安や人の無事を祈る歌を詠んだ、勇気ある人がこの国にいた。こうしたことを、作品は教えてくれた。 「『山光集』の會津八一」は、第62回群像新人評論賞で、予選通過させていただいた、私にとって初めての評論。「前田透のチモールーわがベネチア客死ー」「中島敦『北方行』に描かれた「頽廃」-自然な憎悪と怨恨ー」は、ともに「文藝研究」(日本文藝研究会・東北大学)に載ったものを、書き改めた。 ウクライナでの戦争から目を背けるわけにいかない私たちに、これらの作品は様々な示唆を与え、平和とは何か考えさせてくれると思う。
1903年、第5回内国勧業博覧会が大阪で開催された。「文化」と政治が絡み合った国民国家形成期に、「異文化」展示が果たした役割とは。植民地パビリオン台湾館と学術人類館の展示にあらわれる征服地や人種の概念から、国民意識と一体となった帝国意識を解明。日本帝国臣民という形に収斂していくナショナル・アイデンティティの問題を考察する。
序章(問題設定/方法的立場/先行研究の検討と本書の構成)/第一章=博覧会という「場」-第五回内国勧業博覧会と大阪ー(経済博覧会から「帝国の博覧会」へー第五回内国勧業博覧会の特徴ー/第五回内国勧業博覧会と「貧民街」移転問題/伝染病と博覧会/都市から「東洋の商都」へ/第五回内国勧業博覧会という「場」)/第二章=植民地パビリオン台湾館(台湾館設置の意図/「他者」表象の技法/台湾認識の構図)/第三章=調査・収集という知ー台湾旧慣習調査と伊能嘉矩ー(領台初期の旧慣調査活動/伊能嘉矩の実践と台湾原住民認識/伊能嘉矩と台湾館)/第四章=パビリオン学術人類館(学術人類館の様相/学術人類館をめぐる議論の位相)/第五章=人類学と「展示」-人類学者、坪井正五郎の思想ー(人類学とは何か/「人種」とは何か/人類学の大衆化/展示という実践)/終章(調査・収集から展示へ/「われわれ」とは誰か/日本「帝国」史記述をめぐって)
新日本歌人、民主文学、歌人後援会の「歌の風」に出した四一五首をまとめる。
戦争と虐殺の世紀を生き延び、さまざまな「無用の苦しみ」を問うことから生じたレヴィナスの哲学。そのテクストに刻み込まれた「時間」「所有」「存在」「他者」とは何を意味するのか。倫理学の第一人者である著者が、難解といわれる二つの主著『全体性と無限』『存在するとはべつのしかたで』のテクストを緻密に読み解く。現代を生き抜く強靭な思考を浮かび上がらせる名著。
末っ子だった漱石、夏目金之助が母を失なったのは14歳のときである。プルーストは漱石・夏目金之助より4歳下である。プルーストも若くして最愛の母を亡くしている。後に、その満たされない母への思慕の思いが、文学作品に影響を与え昇華させたように思える。
色彩理論の基本から、様々なグラデーション技法、実際のデザイン・プロジェクトまで、理論と実践の両面からグラデーション・デザインを網羅。
100以上の世界のデザイン実例を通して、グラデーション・デザインの実際を知ることができるリファレンスブック。
グラデーション・デザインの全貌をひもとく/1色のグラデーション/2色のグラデーション/多色のグラデーション
石見銀山が世界遺産に登録されて、我が国もちょっとした世界遺産ブームである。その走りともいえるのが、白川郷・五箇山の合掌造り集落である。手の平を合わせた形をした合掌造りを見ると、日本文化のすごさと深さを感じる。本書は、長年白川郷を研究してきた著者が、観光旅行者・生活者・研究者などのさまざまな「まなざし」から白川郷の「先」にあるものを探った本である。日本の文化と世界遺産に関心をお持ちの方に自信をもってお薦めする一冊。