デビュー曲「裸足の季節」を含む'80年8月発表の、松田聖子初のオリジナル・アルバム。この頃からすでに、かすれ気味の歌声を生かしたヴォーカル・スタイルをとっているが、高い伸びのある声をより強調した作りになっている。
大滝詠一のノヴェルティ魂が爆発した幻の名盤、リイシューなる! ってなところでしょうか。78年、第1期ナイアガラ・レーベルの最後を飾った希代の珍盤。さすがにネタは古いがクラクラするくらい濃い世界。もちろん、爆笑必至。例によって本人の解説も濃い。★
2004年8月に故郷・鹿児島県桜島で、75、000人の大観衆を前に9時間、42曲を歌いきったライヴの模様を収録した映像集。同時発売のCDとは異なった切り口のドキュメンタリー・タッチによる作品だ。
小田和正がいまだ第一線のポップ・シンガーだということを知らしめる一作。声にはさらに迫力が増し、ラブ・ソングを歌うことへの覚悟も明快。揺らぎのなさでリスナーの心に迫る、直球勝負の全11曲。うち10曲がタイアップ曲。タイトルが最大の謎。★
TV番組『ソウル・トレイン』のテーマで全米1位に輝いたスリー・ディグリーズの黄金期を網羅した決定版ベスト。名曲「天使のささやき」ほか、フィリー・ソウルを代表する女性グループの魅力満載だ。
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86年からTVで放映された人気シリーズのサウンドトラック。本作は87年公開の第1作のサントラ。TVシリーズでもお馴染みの舘ひろしの「冷たい太陽」ほかを収録。
RPG『FF』シリーズの中でも、充実したストーリーで人気の『FFVII』。その2年後を描いたCG映画のサウンドトラック。シリーズお馴染みの植松伸夫による書下ろしはもちろん、『FFVII』のシーンが甦る数々の名曲をリアレンジした充実の内容。
77年〜80年にかけてリリースされたシングルのB面ナンバーを中心にアメリカで編集されたもの。オリジナル・アルバム未収録で10インチで発表されたこともあり、当時はちょっとした名盤であった。いままで一度も邦盤化されてなかったのが不思議。
作詞に名コンビの岡本おさみを迎えてロスで録音された1980年11月発表作。タイトル曲で13分に及ぶ大作「アジアの片隅で」までのシリアスな前半、さらにパワフルな演奏が続く後半と圧巻の内容。
直木賞作家である村山由佳のベストセラー小説『おいしいコーヒーのいれ方』に登場する楽曲をコンピレーション。ベストセラーを音楽で味わうことができる、贅沢なひとときを約束する1枚。
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズの4作目。梅雨明け間近の雷が鳴り響く大雨の日、ひとりであじさいを見に出かけていったヤマネくんを心配したクマさんは、雷が怖いのに捜しにいくのですが…。
ヴェーダ(Vedic)数学とは…古代インドの聖典から導いた魔法のような速算術のこと。時間のかかる計算も、インド式の計算術を使えば、あっという間に解けてしまいます。知れば知るほどオモシロイインド数学の世界へようこそ。
ローマの隣国ヴォルサイとの戦いで都コリオライを陥落させた将軍ケイアス・マーシアスは、コリオレイナスの名を与えられるが、市民の反感を買ってローマから追放される。行方知れずになった誇り高き英雄は、宿敵オーフィディアスと手を結び、祖国ローマを攻め落とそうとする。この企てを知った母ヴォラムニアと妻ヴァージリアは嘆き悲しみー。シェイクスピア最後の悲劇。
ある日、大きな画用紙に簡単な猫の絵を描いて飼い猫に見せた。するとすぐに絵に寄ってクンクンと匂いを嗅ぎだした。二次元の絵に本物と同じ反応を示す猫の不思議な認識。しかしそれは決して不思議なことではなく、動物が知覚している世界がその動物にとっての現実である。本書では、それら生物の世界観を紹介しつつ人間の認識論にも踏み込む。「全生物の上に君臨する客観的環境など存在しない。我々は認識できたものを積み上げて、それぞれに世界を構築しているだけだ」。著者はその認識を「イリュージョン」と名づけた。動物行動学の権威が著した、目からウロコが落ちる一冊。