最新の情報にもとづき、正しい知識と予防策を誰にでもわかるよう平明に説く、手遅れにならないための書き下ろし緊急出版。
今日、「家族」は無力化し、そのため「個人」は孤立して政治への抵抗力を失っている。これこそ、晩期資本主義に特有の「ソフトな統治」をもたらすものにほかならないと、著者は看破する。「消費社会」化や医療テクノロジーの発達、さらにはエイズの出現も、この傾向を助長しているとう。著者は、生きた身体の間のコミュニケーションこそ社会の基盤であることに着目し、現代社会に人間性を回復する途を示す。「生の体験」を重視する現象学に裏打ちされた、ヒューマニスティックな社会批評の傑作。
エイズに感染した少年の愛と共生の記録。未熟児で生まれ、輸血でエイズに感染したジョナサンは、家族やまわりの人びとに支えられ、今では学校に通っています。エイズとたたかいながら生きている少年の愛と共生の日々をえがいた感動の写真絵本。
ウィルスの正体から予防法、治療法まで知っておくべき情報のすべてがここにある。
エイズが猖厥をきわめている。その感染者は、世界で1200万人ともいわれ、日本でも1万人に迫る勢いで増えている。初の発病者発見が1979年-以来、たった十数年でこの現状なのだ。「朝に紅顔あって、夕に白骨」という命のはかなさを思い知らせてくれるエイズとは何なのか?最新のデータをもとにエイズウイルスの謎を解明し、ほかならぬ人間の生と死を問い直す。
この本は、ティーンの疑問、質問に答えながら、エイズとはどんな病気か、ウイルスに感染した人や発病した人の人権の問題、エイズ以外のSTD(性感染症)の知識も伝えます。
風邪やインフルエンザに似た発熱、強い疲労感や起き上がれないほどの倦怠(けんたい)感、筋肉痛が元気な人を突然襲う。慢性疲労症候群(CFS)とは何か。付録・日米診断基準。
新・恋愛作法BOOK。予防から対策まで、これだけあれば大丈夫。
人類を滅亡に導く恐怖の病原体エイズ。そのウイルスは米国防総省の実験室(フォート・デトリックの550番建物)で密かに製造されていた。
西欧の文化=権力が病い=病者におしつけてきた不健康な表象を批判し、自らの癌体験をもとに病いそのものを直視した本書は、卓抜な〈病いの記号論〉であると同時に、1980年代にひそかに進行していた一つの知的活動を代表する成果。