女装 の検索結果 標準 順 約 980 件中 261 から 280 件目(49 頁中 14 頁目) 
- 日本の高齢者就業
- 2021年01月27日頃
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さまざまな調査データにより、政策や制度による高齢者の就業の変化や他の年齢層への影響などを統計的に分析し、高齢期の就業をより良くするために何が必要なのかを展望する。
- 市民社会と立憲主義
- 2012年03月08日頃
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国家と区別される領域としての市民社会は、どのように歴史的に形成され、今日いかなる役割を果たしているのか。権力を制約する原理としての立憲主義の来歴と、その現代的意義は何か。市場経済のグローバル化のなかで、政治的なものの再定義が迫られている。規範的な政治哲学と実証的な現状分析とを組み合わせ、政治の現在について多面的に検討する共同研究の成果。
第1部 主権・立憲主義
第1章 憲法制定権力と主権──ネグリ、シュミット、アレント (高橋和則)
第2章 護憲論者ジェイムズ・マディソン (中野勝郎)
第3章 尾高朝雄の現象学的一般国家学 (細井 保)
第4章 日本国憲法前文は誰が書いたか──行為遂行性と事実確認性の間 (鵜飼健史)
第5章 フィリピンにおける直接民主主義制度 (小林丈人)
第2部 福祉国家・自由主義
第6章 自由化原理の適用をめぐる問題──チュルゴーとネッケル、二人の偽政者像を中心に (安藤裕介)
第7章 近代における「個人」あるいは「個人主義」の思想的意味について──新自由主義的「個人主義」批判ならびにアントニオ・グラムシの「個人主義」認識 (谷本純一)
第8章 D・G・グリーンの『市民社会の再創出』──一九一一年を転換点と位置づける福祉史観を中心に (山本 卓)
第9章 敵対性はどこにあるのか──シャンタル・ムフ『政治的なものについて』をめぐって (杉田 敦)
第3部 社会・倫理
第10章 共感の機能と諸問題 (蜂谷 徹)
第11章 貨幣と社会性──E・レヴィナスにおける犠牲の論理 (高浦 一)
第12章 社会的希望としてのナショナル・アイデンティティ──ガッサン・ハージの議論を基点に (栗林 大)
第13章 近代期朝鮮の知識人における儒教とキリスト教の相克そして超克──丸山眞男の国民主義論議との比較的視座をめぐって (崔 先鎬)
第14章 国際政治の「規範化」と国内政治の「脱規範化」? (川崎 修)
あとがき
- 消費者法の現代化と集団的権利保護
- 2016年08月30日頃
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はしがき 中田邦博
第1部 消費者法の現代化
第1編 日本における消費者法の現代化
1 消費者法制と法典の在り方 鹿野菜穂子
2 民法(債権関係)の改正と格差契約・惹起型錯誤の取扱い 鹿野菜穂子
3 医療契約の特質及び構造と消費者保護 高嶌英弘
第2編 ヨーロッパにおける消費者法の現代化
<EU法>
4 リスボン条約と消費者法へのその影響 クリスタ・ドブラー著、カライスコスアントニオス訳
5 ヨーロッパ不正競争防止法ーー消費者保護の平準化、競争者保護の多様性 アンスガー・オーリー著、
原田昌和訳
6 アンスガー・オーリー講演「ヨーロッパ不正競争防止法」の質疑応答 寺川 永
7 ヨーロッパ契約法の平準化ーー[K1]特に消費者法に重点を置いて ノルベルト・ライヒ著、寺川 永訳
8 ヨーロッパ共通売買法規則提案ーー消費者保護のための正しい方向性か シュテファン・ヴルブカ
9 ヨーロッパ共通売買法における追完制度についてーー紹介と批判的検討 古谷貴之
<各国法>
10 フランスにおける消費法の法典化 ストフェル・マンク著、山城一真訳
11 ドイツにおけるEU消費者権利指令の国内法化 寺川 永
12 ドイツ法における撤回権の現在ーー消費者権利指令の国内法化 クリスティアン・フェルスター著、寺川 永訳
13 イタリア消費法典の成立をめぐって 谷本圭子
14 ルクセンブルクにおける訪問販売の規制ーー訪問販売お断りステッカーを中心に(消費者契約法・悪
質商法) カライスコス アントニオス
15 諸外国におけるDo-Not-Call制度と日本法への示唆ーー電話勧誘拒否登録制度の導入への議論に向け
て カライスコス アントニオス=薬袋真司
第2部 消費者の集団的権利保護
<日本法>
16 集合訴訟制度と消費者の権利ーー消費者訴訟特例法の意義と影響 鹿野菜穂子
<ヨーロッパ法と各国法>
17 ヨーロッパ集団訴訟への道程 ハンス=W・ミクリッツ、ノルベルト・ライヒ著、中田邦博訳
18 欧州共同体における集合訴訟 ハンス=W・ミクリッツ著、カライスコス アントニオス訳
19 集団的権利救済 インゴ・ゼンガー著、宗田貴行訳
第3部 外国への発信
20 Consumer Law and Civil Law--Focusing on the Reform deliberations of the Japanese Civil Code Naoko Kano
21 Recent Developments of Consumer Law and the Reform of Civil Code in Japan Kunihiro
Nakata
22 Recent Developments in the Regulation of Unfair Contract Terms in Japan Antonios
Karaiskos
23 New Developments of Collective Legal Protection in Germany and Japan Takayuki Soda
資料
24 「2011年10月25日の消費者の権利に関する欧州議会及び理事会指令」 寺川 永=馬場圭太=原田昌和
- 景観学への道
- 2009年11月13日頃
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景観には基準となる物差しがない。経済利益とのせめぎ合いで、景観裁判はほとんど原告の敗訴に終わる。歴史や風土、時代、主観にかかわる景観ははたして学として成り立つのか。
はしがき
1 景観学序説
1 木の家 匠の木づかいを見る
2 景観測量 実存空間の景観を科学して観る
3 庭の落葉 日本の「枯山水」庭園を思索する
2 既往の学説を尋ねて
(1) はじめに
(2) N・シュルツ/加藤邦男訳 「実存・空間・建築」
(3) 和辻哲郎 「風土」
(4) 黒川紀章 「共生の思想」
(5) 武者利光 「1/fゆらぎと生活」
(6) 向殿政男 「ファジィ理論」
3 景観学への挑戦
1 景観学とは何か
2 事例検証
(1) 熱海市
(2) 川崎市
(3) パトネス村 (スペイン)
3 結論
あとがき
- 【輸入盤】交響曲第3番『オルガン付き』、序奏とロンド・カプリチオーソ、ミューズと詩人たち マイケル・スターン&カンザスシティ交響楽団
- サン=サーンス (1835-1921)
- Reference Recordings
- ¥2316
- 2015年08月21日
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サン=サーンス交響曲第3番『オルガン付』、他
マイケル・スターン&カンザスシティ交響楽団
これぞ高音質の『オルガン付き』
リファレンス・レコーディングスから遂に登場!
アメリカの老舗高音質レーベルである「リファレンス・レコーディングス』が、遂にサン=サーンスの『オルガン付き』を録音しました。名盤ひしめくサン=サーンスの交響曲第3番は、オーディオ効果抜群の作品であるため、名録音、高音質という点でも注目される楽曲です。
録音に使われたホールは、最近リファレンス・レコーディングスが積極的に録音しているカンザスシティ交響楽団の本拠地でもあるカウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ。2011年9月にオープンした新しいホールで、1800席規模のプロセニアム形式のステージを持つ劇場と、1600席規模のクラシック用コンサートホールの2つのホールを持った大型複合文化施設。この建築の構造エンジニアリングに対しアメリカのコンサルタント技術者協会から「グランド・コンセプター賞」が授与されるなど、このエリアは近年、カンザスシティで急速に発展している文化芸術の発信地として注目されています。パイプ・オルガンは、ホールの壁と一体化し、同様のアーチを形成しており、自然な音の広がりを演出します。巨大な編成と壮大な響きをもつ『オルガン付き』には非常に適したホールと言えるでしょう。マイケル・スターン率いるカンザスシティ響も、ホールの壮麗な響きに負けない、弦楽器の美しさ、管楽器の華やかさ、オルガンのフィナーレへ続く迫力は、爽快感があります。
カップリングとしては、ヴァイオリンが華々しく活躍する『序奏とロンド・カプリチオーソ』、チェロとヴァイオリンの二重協奏曲『ミューズと詩人たち』が収録され、華やかな演奏効果を期待できるサン=サーンスの作品を楽しむことができます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
サン=サーンス:
1. 序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
2. ミューズと詩人たち Op.132
3. 交響曲第3番ハ短調 Op.78『オルガン付き』
ヤン・クライビル(オルガン:3)
ノア・ゲラー(ヴァイオリン:1,2)
マーク・ギブス(チェロ:2)
カンザスシティ交響楽団
マイケル・スターン(指揮)
録音時期:2013年6月
録音場所:カンザスシティ、カウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヘルツベルク・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : Introduction and Rondo Capriccioso in a Minor, Op. 28 - Noah Geller/Kansas City Symphony Orchestra
2 : La Muse Et Le Pote, Op. 132 - Various Performers
3 : Adagio - Allegro Moderato
4 : Poco Adagio
5 : Allegro Moderato - Presto
6 : Maestoso - Allegro
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- アジア経済研究所叢書3 台湾ハイテク産業の生成と発展
- 2022年06月14日頃
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台湾の経済発展を牽引してきたパソコン産業および半導体産業は、どのように生成し発展してきたのか。既存研究では十分に捉えられてこなかった「技術者」という個人を分析の中心に据え、発展の経路を詳細に描き出す。
- 【輸入盤】シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、他 辻 彩奈、G.ゲレロ&モントリオール交響楽団、フ
- シベリウス(1865-1957)
- Warner Classics
- ¥2125
- 2018年04月20日
- 通常3~7日程度で発送
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辻 彩奈/シベリウス:ヴァイオリン協奏曲〜ライヴ・イン・モントリオール
2016年モントリオール国際コンクールにて日本人として初の優勝。誰もがその実力を認め、国際的に大きな活躍が期待されるヴァイオリニスト、辻 彩奈の待望のメジャー・デビュー・アルバム。同コンクール決勝での、気迫にあふれる『シベリウス:ヴァイオリン協奏曲』! それまでのセミ・ファイナルとクォーターファイナルの演奏も収録したもので、会場の熱気がダイレクトに伝わってくる、感動の一枚。(輸入元情報)
【収録情報】
1. シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
2. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28(ビゼー編/フランチェスカッティ版)
3. ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
辻 彩奈(ヴァイオリン)
ジャンカルロ・ゲレロ指揮、モントリオール交響楽団(1)
フィリップ・チウ(ピアノ:2,3)
ライヴ録音:
2016年5月31日、メゾン・サンフォニーク・ド・モントリオール(1)
2016年5月24日、モントリオール美術館、サル・ブージー(2)
2016年5月27日、モントリオール美術館、サル・ブージー(3)
【プロフィール】
1997年岐阜県大垣市生まれ。
2009年第63回全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門小学校の部全国大会第1位。
2013年第82回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第2位。2015年第11回ソウル国際音楽コンクール第2位(最高位)。
2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位、併せて5つの特別賞を受賞。
これまでに、チェコフィルハーモニー室内合奏団、セジョン・ソロイスツ(韓国)、モントリオール交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、横浜シンフォニエッタなどと共演。
2015年度より公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。現在、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。
これまでに、小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されている1716年製Joseph Guarneri del Gesu“Serdet”。
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- 【輸入盤】パガニーニ:24のカプリース、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、他 マリア・ドゥエニャス、ミハイル・ゲルツ&ベルリン・
- パガニーニ(1782-1840)
- Dg
- ¥4048
- 2025年02月15日
- 送料無料(コンビニ送料含む)
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参考動画 Paganini, Caprice No. 4
『カプリース』で技術と芸術性の完璧な調和を示す、
ヴァイオリン・プリンセスのセカンド・アルバム
ドイツ・グラモフォンからのデビュー・アルバム『Beethoven and Beyond』が絶賛されたスペインの国際的ヴァイオリニスト、マリア・ドゥエニャス。セカンド・アルバムに選んだのは作曲家ニコロ・パガニーニの象徴的作品とも言えるソロ・ヴァイオリンのための『24のカプリース(奇想曲)』です。マリアはこのアルバムで芸術性と技術の完璧な調和を見出しています。
「この曲はすべてのヴァイオリニストにとって重要な道しるべ。私はこれを聴きながら、そして演奏しながら成長しました。『カプリース』という言葉を聞くとすぐにパガニーニを思い浮かべますが、他にも多くのカプリースがあります。サン=サーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』や、例えばジョルディ・セルベリョのような現代作品もあります。私は音楽の世界から生まれるたくさんの小さな瞬間がどのように一つにまとまるのかを示したかったのです」とマリアは言います。さらにパガニーニがイタリアのベルカントの時代に生きていたことに注目し、「カプリースの中にある声楽的な資質を引き出し、技術の背後にある音楽を明らかにしたい」とも語っています。
アルバムの後半にはパガニーニにインスパイアされた後世の作品、サン=サーンス、ベルリオーズ、サラサーテ、ヴィエニャフスキ、セルベリョ、オルティスによるソロ作品、室内楽作品、管弦楽作品のカプリースが組み合わされています。室内楽作品ではヴァイオリニストのボリス・クシュニール、ピアニストのイタマール・ゴラン、アレクサンダー・マロフェーエフ、ギタリストのラファエル・フイヤートルと、管弦楽作品ではミハイル・ゲルツ指揮によるベルリン・ドイツ交響楽団と共演しています。
マリア・ドゥエニャスはグラナダ生まれ。ウィーンを拠点に活躍していますが、今後も世界の名高いホールでのコンサートが控えています。スペイン語、英語、ドイツ語に堪能で、現在クラシック界で引く手あまたの音楽家のひとりです。批評家からも高い評価を受け、デビュー・アルバムで2024年にオーパス・クラシックのヤング・タレント・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しました。
「カプリースは幅広い色彩やダイナミクスを提供し、そこには即興の感覚もあります。単なる技術的なひらめき以上の意味があります。ラプソディの自由さ、色彩、そして創造性につながるものです。それらすべてがヴァイオリンをまるで魔法のような魅惑的な楽器にしているのです。」〜マリア・ドゥエニャス(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. パガニーニ:ヴァイオリン・ソロのための24のカプリース Op.1
第1曲ホ長調
第2曲ロ短調
第3曲ホ短調
第4曲ハ短調
第5曲イ短調
第6曲ト短調
第7曲イ短調
第8曲変ホ長調
第9曲ホ長調『狩』
第10曲ト短調
第11曲ハ長調
第12曲変イ長調
第13曲変ロ長調『悪魔の微笑み』
第14曲変ホ長調
第15曲ホ短調
第16曲ト短調
第17曲変ホ長調
第18曲ハ長調
第19曲変ホ長調
第20曲ニ長調
Disc2
第21曲イ長調
第22曲ヘ長調
第23曲変ホ長調
第24曲イ短調
2. サラサーテ:バスク奇想曲 Op.24(ヴァイオリンとピアノのための)
3. セルベリョ:ミルシテイン・カプリース(ヴァイオリン・ソロのための)
4. ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース 変ホ長調 Op.18-2
5. ガブリエラ・オルティス:De cuerda y madera(ヴァイオリンとピアノのための)
6. サン=サーンス:アンダルシア奇想曲 Op.122(ヴァイオリンと管弦楽のための)
7. ベルリオーズ:夢とカプリース Op.8(ヴァイオリンと管弦楽のための)
8. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ(ヴァイオリンと管弦楽のための)
マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ:2)
アレクサンダー・マロフェーエフ
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- 変貌と伝統の現代インド
- 2018年04月13日頃
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カースト絶滅を標榜したアンベードカルの思想とその活動。今も息づく伝統概念 “ダルマ”。新旧織りなす2つの思想を考察することで、激しく躍動する現代インドに一定のパースペクティブを投げかける。
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本書に収められている論考は、龍谷大学国際社会文化研究所において、二〇一三年度から二〇一四年度の二年間にわたり「現代インド変貌の諸相ーーマイノリティとマージナリティの視点から」というテーマのもとにすすめられた共同研究の成果の一部である。共同研究では、ますますダイナミックに躍動しつつある現代インド社会の実際の姿を、マイノリティとマージナリティの視点から捉えるとともに、それを支えている論理や原理が、伝統的なインド思想とどのように繋がり、また同時に相克する関係にあるのかということについて議論を重ね、考察をおこなった。共同研究に参画したのは、歴史学、文献学、文化人類学、宗教学、仏教学など、さまざまなディシプリンにもとづいて南アジア地域の歴史・文化・社会・政治・宗教を研究の対象としている研究者である。それぞれの研究者が、それぞれのディシプリンにもとづいて、現代インド社会の実際の姿を理解する視座を提供しようと試みている。
より具体的に言えば、第1部では、現代インド社会における「下層民の台頭」に大きな影響を与えたアンベードカルの思想が、民主主義やカースト制度に対してどのような理解と態度をとったのかについて明らかにするとともに、アンベードカルの思想が独立以降のインドの地域社会でどのような役割を果たしてきたのかについて考察している。
(中略)
第2部の各章では、アンベードカルの思想やその後のダリト運動の言説に見られる論理や、行動の背後には、インド社会の中で、長期にわたり歴史的に培われてきた伝統思想が存在しているという共通理解のもと、特にダルマあるいはダンマという概念に焦点を当てて、伝統的なインドの思想において、ダルマあるいはダンマという概念がどのような思想系譜を持っているのか、そしてそのような系譜がどのように現代のインド社会において継承されているのかが議論の中心となっている。すなわち、ダルマというインドの伝統的な概念は、歴史的にインド社会に生きる人々にとって、行動の重要な規準となってきたことが観察される。そして、現在のインド社会における下層民の一定の地位向上が、ダルマというインドの伝統思想、とりわけ宗教思想の変革と深く関連している。つまり、ダルマという伝統思想の再起用が、ダリト運動などの実践を支えているのである。
(「はじめに」より)
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龍谷大学国際社会文化研究所叢書21