人間の脳の一部を実験室で育てて働きを調べたり,
脳を透明化させて神経の配線を探ったりする脳科学の
新しいアプローチが注目されています。
3月号の巻頭特集で詳しく紹介します。
太陽系形成をめぐる最新研究などの記事も
読み応えがあります。
【目次】
特集:脳を作る 脳を見る
実験室で誕生 脳オルガノイド
透明化で見えた脳回路 CLARITY法の衝撃
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SCIENTIFIC AMERICANが選ぶ
10大イノベーション
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ドラマチックだった太陽系形成
新発見! 文化が促すシャチの種分化
「ノー」と言えるロボット
核融合ベンチャーの勝算
枯葉剤エージェントオレンジの霧
海底顕微鏡が明かす世界
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フロントランナー挑む
「世界」を理解するため人工知能をつくる 松尾豊(東京大学)
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主要記事の「ダイジェスト」
→目次の前に掲載しています。
ここを読めば主要記事の概要が手短かにわかります。
各記事の冒頭に掲載している囲み「KEY CONCEPTS」も合わせてご覧いただくと,
さらに記事のポイントが把握できるようになっています。
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サイエンス考古学
クジラを食べる/磁石の進歩/空飛ぶ車/働く女性/鉄道と水運
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NEWS SCAN
世界初,反水素原子を分光観測/血液がん治療に新手法の可能性/
日比谷高で数学の産業応用講義/サルが作った石器/視覚を備えた植物/
アザラシの時間感覚/緑化屋上,もう1つの効用/増える性感染症/
風力タービンを雷から守る/ミニ衛星2つで宇宙望遠鏡/隠された副作用/
ニュース・クリップ/蚊で蚊を退治
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From nature ダイジェスト
南極海に巨大な海洋保護区
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砂漠の駝鳥 当世かがく考
沖縄科技大学院大 これから進む道は
nippon天文遺産
65cm屈折望遠鏡と大赤道儀室(上)
グラフィック・サイエンス
増える国内避難民
ヘルス・トピックス
鎌状赤血球症に驚きの治療法
ANTI GRAVITY
難局で頼りになるデータ
パズルの国のアリス
続・モグラ大学の卒業試験
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ブックレビュー
『人工知能が変える仕事の未来』井上 亨
『地球の歴史』小出良幸
連載 森山和道の読書日記
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Information
次号予告
SEMICOLON
今月の科学英語脳科学
10大イノベーション
●月刊「臨床栄養」好評連載の別冊化(CASE No.1〜No.24)に続き,後半部「CASE No.25〜No.48」も第2弾として別冊化!
●日本リハビリテーション栄養学会では,リハ栄養を開拓するリーダーとなる管理栄養士を全国で48人以上育成することを目的としたプロジェクトとして「NST48」を提唱.
●本書は,「NST48」の企画として,症例報告の質の改善のための「CARE(CAse REport)」ガイドラインに基づいて執筆された症例報告集.リハ栄養の実践や症例報告の書き方の学びに最適の一冊!
CASE No.25 リハビリテーション栄養介入により骨格筋量と日常生活活動が改善した重症頭部外傷患者:症例報告
CASE No.26 リハビリテーション栄養管理により炎症反応高値でも機能改善したサルコペニアを有する慢性閉塞性肺疾患患者:症例報告
CASE No.27 リハビリテーション栄養サポートにより3カ月で10kgの体重増加と身体機能改善を認めたパーキンソン病患者:症例報告
CASE No.28 るい痩をともなう脳出血および糖尿病の高齢患者に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.29 急性間質性肺炎をきたした骨髄異形成症候群(5q-症候群)に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.30 集中治療後症候群を認めた有毛細胞白血病患者に対するリハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.31 サルコペニアを認める血管性認知症に対する長期リハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.32 慢性膵炎を併発した脳梗塞患者の回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.33 長期リハビリテーション栄養アプローチを行い体重減量とADL改善を認めた脳梗塞後片麻痺入居者:症例報告
CASE No.34 慢性閉塞性肺疾患を有する肺癌術後の大腿骨近位部骨折患者に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.35 大腸癌術後に大腿骨頸部骨折を受傷した超高齢低栄養患者へのリハビリテーション栄養アプローチ:症例報告
CASE No.36 感染性心内膜炎術後にサルコペニア・悪液質を認めた心不全患者に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.37 運動完全麻痺の頸髄損傷患者に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.38 慢性心不全増悪期にサルコペニアを呈した入院高齢患者に対するリハビリテーション栄養アプローチ:症例報告
CASE No.39 腰椎圧迫骨折と心臓悪液質の長期ケア入所高齢者に対するリハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.40 糖尿病と低栄養を合併した脳梗塞患者へのリハビリテーション栄養チームアプローチ:症例報告
CASE No.41 中枢神経系原発悪性リンパ腫患者に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.42 サルコペニアと低栄養を合併した大腿骨転子部骨折に対する介護老人保健施設でのリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.43 急性呼吸窮迫症候群を発症した血液維持透析症例に対するリハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.44 人工膝関節全置換術後に発症した深部感染症に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告
CASE No.45 陳旧性脳梗塞による左片麻痺に左大腿切断を合併した患者に対するリハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.46 低栄養とサルコペニアを合併した廃用症候群患者に対する通所でのリハビリテーション栄養アプローチ:症例報告
CASE No.47 胸部大動脈瘤術後ステントグラフト感染による食道縦隔瘻患者のリハビリテーション栄養管理:症例報告
CASE No.48 サルコペニアと多発褥瘡を有する慢性閉塞性肺疾患症例に対するリハビリテーション栄養管理:症例報告
座談会:症例報告執筆のすすめー症例報告の執筆・査読・サポートから学んだこと
・グルタミン酸受容体のひとつであるNMDA受容体は精神疾患の病態に深く関わっていることが知られている。NMDA受容体遮断作用を有するケタミンをヒトに投与すると、統合失調症と酷似した臨床症状を惹起する。
・このことから、統合失調症のNMDA受容体機能低下仮説が提唱され、多くの研究者に支持されている。また、NMDA受容体抗体による精神症状発症もこの仮説を支持している。
・本特集では、わが国において第一線で精神疾患とNMDA受容体について研究をされている基礎から臨床の先生方に執筆いただく。専門外の方にも精神疾患におけるNMDA受容体の最新情報を理解できると信じている。
■ NMDA受容体と精神疾患
・はじめに
・NMDA受容体サブユニットの構造と機能ーー 生理機能と精神疾患への関与
・統合失調症におけるNMDA受容体とガンマオシレーション異常
・NMDA受容体とミスマッチ陰性電位
・精神疾患の病因における抗NMDA受容体抗体
・統合失調症の病態におけるNMDA受容体の役割と新規治療薬の展望
・気分障害の病態におけるNMDA受容体の役割と新規治療薬の展望
・心的外傷後ストレス障害の病態におけるNMDA受容体の役割と新規治療薬の展望
●TOPICS
循環器内科学
・心血管系システムとβ3受容体
神経内科学
・脳神経内科におけるオンライン診療ーー現状と可能性
神経精神医学
・暴力への対応ーー司法精神医療の実践から
●連載
この病気、何でしょう? 知っておくべき感染症
・9.蟯虫症(コンバントリンを投与しても陰性化しません。どうすればよいでしょうか?)
いま知っておきたい最新の臨床検査ーー身近な疾患を先端技術で診断
・8.質量分析装置による薬毒物検査
●フォーラム
日本におけるワクチン不信を巡る謎
・1.19世紀後半から1920年代までのワクチンの位置づけ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
今や治療可能な感染症となったAIDSの診療、
HIV感染予防の新たな展開と、社会のあり方を解説!
●HIV発見から40年が経過し、急速な発展を遂げた多剤併用療法はHIV/AIDSの臨床病態を大きく正の方向に変え、HIV/AIDSに対する人類の戦いは少なくとも初期的な勝利を収めたといってよい。
●予防内服による新規感染者の減少もみられるが、薬剤耐性HIVの出現、“薬害AIDS”患者の高齢化、 COVID-19による経済の混乱と停滞からHIV/AIDS対策資金は世界中で縮小するなどの新たな課題も出現している。
●巻頭にはHIV/AIDSの研究と診療の歴史、女性や感染児についての課題、NGO/NPOのあり方について討議した座談会や、HIV/AIDSに関する画像資料を収載した。
【目次】
巻頭カラー
座談会『HIV/AIDS診療の過去・現在・未来─医学はどう戦ったか、教訓と残された課題』
データで見るHIV感染症とAIDS
HIV/AIDSとその治療の新展開
1.HIV感染症の治療の原則とその進展
2.薬剤耐性HIVの現状と課題
3.HIV/AIDSの日和見感染症・AIDS非指標悪性腫瘍
4.HIV/AIDSと性感染症─代表的な性感染症に対する治療を中心に
5.HIVとウイルス性肝炎─A型肝炎・B型肝炎
6.HIV/HCV重複感染と肝移植
7.HIV母子感染対策
8.女性・妊婦・小児・高齢者のHIV/AIDS診療
9.HIV感染者におけるCOVID-19─予後と診断・治療時の注意点
10.2剤レジメンと長時間作用型治療薬
11.HIV感染症とsexual health─細菌性性感染症からヒトパピローマウイルスワクチンまで
12.臨床開発のパイプラインにある新規化合物
13.HIV/AIDSの“治癒”を求めて
HIV感染予防の新展開
14.HIV曝露前予防内服(PrEP)の新たな展開
15.HIV/AIDSに対する中和抗体とワクチン開発の今
16.HIV検査システムの構築と拡充・郵送検査
HIV/AIDSと市民社会
17.HIV/AIDSへの対応─世界の現況
18.エイズと報道─危機の時代の伴走者として
19.HIV/AIDSの予防とケアに係るNGOのあり方
特別寄稿
20.Cold Spring Harbor Laboratory Symposium Fifty Years of Reverse Transcriptase:逆転写酵素50年の歴史
・「成人肺炎診療ガイドライン2024」は、欧米のガイドラインを参考にしながら、超高齢社会である日本の医療情勢にフィットするよう医療・介護関連肺炎(NHCAP)を残すという独自性をもつ。さらに、さまざまなウイルスが呼吸器感染症の原因微生物として認知されるようになってきたことから、ウイルス性肺炎の項目を追加するなど、質の高いガイドラインとして進化した。
・本特集では、ガイドライン作成の中心的役割を担ったエキスパートたちが、市中肺炎や院内肺炎、NHCAP、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎、検査法や予防法などについて、ガイドラインにおけるポイントや課題をあげながら、そのエッセンスを解説する。
■肺炎診療マネジメントーーガイドライン改訂のポイントと今後の課題
・はじめに
・市中肺炎のポイントと課題
〔key word〕成人肺炎診療ガイドライン2024、抗菌薬適正使用、高齢者肺炎
・医療・介護関連肺炎のガイドライン改訂ポイントと今後の課題
〔key word〕肺炎の分類、耐性菌リスク、エンピリック治療、抗菌薬の適正使用
・院内肺炎のポイントと課題
〔key word〕院内肺炎(HAP)、重症度評価、耐性菌リスク因子
・ウイルス性肺炎のポイントと課題
〔key word〕市中肺炎、健康寿命、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、インフルエンザウイルス、RSウイルス
・「成人肺炎診療ガイドライン2024」における誤嚥性肺炎の位置づけと課題
〔key word〕誤嚥性肺炎、嚥下機能傷害、老衰
・肺炎診療における検査法
〔key word〕成人肺炎診療ガイドライン、市中肺炎(CAP)、検査、核酸検査、迅速診断
・予防のポイントと課題
〔key word〕肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン、RSウイルスワクチン、口腔ケア
●TOPICS 輸血学
・献血というボランティアの実像ーー多回数献血者とはどのような人々なのか
●TOPICS 内分泌・代謝学/救急医学
・もう常識? SGLT2阻害薬による正常血糖性ケトアシドーシス!
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(24)
・小児の輸血拒否ーー15歳以上18歳未満の場合
〔key word〕未成年、輸血拒否、意思決定への関与、決定権
●連載 イチから学び直す医療統計(16)
・生存時間解析
〔key word〕生存時間解析、打ち切り、Kaplan-Meier法、logrank検定、Cox回帰モデル
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(6)
・中央集権型と分散型Web3.0併用による医療情報共有のトラスト(信頼関係)の評価法
〔key word〕分散型Web3.0(ブロックチェーン)、中央集権型、医療情報、トラスト(信頼関係)の評価、NFT
●連載 医師の働き方改革ーー取り組みの現状と課題(5)
・医師の働き方改革における宿日直許可取得の意味とは
〔key word〕 医師の働き方改革、宿日直許可、長時間労働
●FORUM 人間社会の未来 --専門家が予見する人類の行方
・はじめに
●FORUM 人間社会の未来 --専門家が予見する人類の行方(1)
・人口分布の観点からみた人口減少のゆくえ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・多くの臨床医は血小板数が低下すると出血傾向を心配し、血小板製剤を輸注したくなる。しかしなかには、重大な血栓傾向をきたす疾患が隠れており、血小板輸注により病態が増悪し致死的となる場合もある。
・したがって、血小板減少に遭遇したら、まずは血栓症をきたす疾患を頭の隅におきながら、病態把握と治療の選択を迅速に行わなければならない。
・本特集では、出血をきたす血小板減少性疾患と血栓傾向をきたす血小板減少性疾患の両者を紹介し、その血小板減少をきたす病態や診断法を学び、適切な治療を選択できるようになることを目的とする。
■出血傾向あるいは血栓傾向をきたす血小板減少症と血小板機能異常症
・はじめに
●【出血傾向をきたす血小板減少症・機能異常症】
・免疫性血小板減少症/特発性血小板減少性紫斑病(ITP)--診断、検査、治療の最新の知見
〔key word〕網状血小板比率(RP%)、幼若血小板比率(IPF%)、ホスタマチニブ、エフガルチギモド
・先天性血小板減少症ーー病態、診断、検査、治療
〔key word〕遺伝子パネル解析、フローサイトメトリー、免疫蛍光染色、免疫性血小板減少症(ITP)
・先天性血小板機能異常症
〔key word〕血小板活性化、血小板凝集、出血傾向、GP2b-3a
・後天性血小板機能異常症
〔key word〕後天性血小板機能異常症、アスピリン、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)
・後天性フォン・ヴィレブランド症候群
〔key word〕フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、ずり応力、血管異形成、ADAMTS13
●【血栓傾向をきたす血小板減少症】
・血栓性血小板減少性紫斑病ーー病態、診断、治療の最新知見
〔key word〕血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、ADAMTS13、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)、リツキシマブ、カプラシズマブ
・非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)--疾患概要と抗補体治療時代の治療戦略
〔key word〕血栓性微小血管症(TMA)、補体介在性TMA、血漿交換、エクリズマブ
・ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)とヘパリン以外が原因となるHIT
〔key word〕anti-PF4 disorder、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)、ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)、免疫学的測定法、機能的測定法
●【再生医療】
・間葉系幹細胞由来血小板様細胞の医療応用ーー再生医療等製品の開発への取り組み
〔key word〕血小板、間葉系幹細胞(MSC)、脂肪組織、難治性皮膚潰瘍、再生医療等製品
●TOPICS 社会医学
・COVID-19ワクチン接種状況と接種証明書の活用
●TOPICS 神経精神医学
・精神・神経疾患のニューロモデュレーション治療
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(24)(最終回)
・健康・ウェルビーイング志向の社会システムづくり
〔key word〕健康志向の社会システム、地域共生社会、経済競争力、産官学民協働、データ駆動の健康まちづくり
●連載 遺伝カウンセリングーーその価値と今後(14)
・がん診療における遺伝カウンセリング
〔key word〕遺伝性腫瘍、遺伝学的検査、遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)
●連載 臨床医のための微生物学講座(4)
・肺炎球菌ーーワクチン導入により変化する肺炎球菌感染症
〔key word〕肺炎球菌感染症、血清型、肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)、薬剤耐性
●FORUM 世界の食生活(13)
・世界の病院食ーー世界の病人は何を食べているのか
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(5)
・生と死の境界線5
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・「肥満症」は単なる代謝異常にとどまらず、心血管疾患、呼吸器疾患、運動器疾患、女性医学領域、さらにメンタルヘルスや感染症に至るまで、さまざまな健康障害と関連する全身性の疾患として理解されつつある。
・肥満症治療薬は、体重の減少を主要評価項目とした試験だけでなく、MASLDや睡眠時無呼吸症候群、運動器疾患など、さまざまな健康障害を主要評価項目とした臨床試験も進行しており、今後はより広範な健康障害に対する適応の拡大が期待される。
・本特集では、肥満症の定義や治療法の最新動向に加え、肥満に関連するさまざまな疾患における治療戦略について、各領域の専門家が解説する。新規治療薬の開発状況やデジタルセラピューティクス(DTx)の応用、リアルワールドデータの活用など、今後の肥満症診療に欠かせないトピックについても取り上げる。
■第1土曜特集 肥満症ーー代謝異常から全身性疾患へのパラダイムシフト
・はじめに
●総論
・肥満症の概念と肥満症治療総論
〔key word〕肥満症、高度肥満症、肥満症診療ガイドライン、薬物療法、外科療法
・肥満の成因ーー遺伝的要因の観点から
〔key word〕肥満症、2型糖尿病、ポリジェニックリスクスコア、シングルセル解析
・肥満症薬物療法の現況
〔key word〕セマグルチド、チルゼパチド、オルリスタット
・減量・代謝改善手術の現状
〔key word〕肥満症、糖尿病、減量・代謝改善手術、多職種チーム
●肥満関連疾患の治療戦略
・肥満2型糖尿病に対する外科治療ーー減量・代謝改善手術
〔key word〕減量・代謝改善手術(メタボリックサージェリー)、スリーブ状胃切除術、スリーブバイパス術、バリアトリックサージェリー、
・肥満症と心不全ーー減量は新たな心不全の治療戦略となりうるか?
〔key word〕心不全、肥満、左室駆出率が保持された心不全(HFpEF)、GLP-1受容体作動薬
・肥満とMASLD/MASH
〔key word〕代謝異常、2型糖尿病、GLP-1受容体作動薬
・肥満関連腎臓病(ORG)の病態生理とその治療
〔key word〕肥満関連腎臓病(ORG)、濾過亢進、レニンーアンジオテンシン系(RAS)阻害薬、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬
・肥満症と呼吸器疾患
〔key word〕肥満、呼吸器疾患、生理学的変化
・運動器疾患への肥満/肥満症の影響と減量の効果
〔key word〕肥満/肥満症、運動器疾患、変形性関節症、変形性脊椎症、GLP-1関連薬
・肥満と女性ヘルスケア
〔key word〕肥満、プレコンセプションケア、月経、妊娠、閉経
・高齢者の肥満・肥満症の管理
〔key word〕肥満パラドックス、サルコペニア肥満、カロリー制限、たんぱく質摂取、レジスタンス運動
・肥満症は自己責任の病気ではないーー心身両面から各患者を理解し、オーダーメードで治療を考える
〔key word〕オベシティスティグマ、抗肥満薬、減量・代謝改善手術、精神疾患、ストレス
・感染症のリスクとしての肥満/肥満症
〔key word〕感染症、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、敗血症、S100A8
●トピックス
・開発中の肥満症治療薬
〔key word〕高度肥満症、肥満症治療薬、GLP-1受容体作動薬
・肥満症診療におけるリアルワールドデータベースの構築と展望ーーJ-ORBITの取り組み
〔key word〕診療録直結型肥満症データベース(J-ORBIT)、肥満症、リアルワールドデータ、診療録直結型全国糖尿病データベース(J-DREAMS)、SS-MIX2
・女性のやせと低栄養の健康課題ーー女性の低体重/低栄養症候群
〔key word〕女性の低体重/低栄養症候群(FUS)、ファス、やせ、ボディイメージ、戦略的イノベーション創造プログラム
・肥満症治療薬の適正な使用のために
〔key word〕肥満症治療薬、適正使用、添付文書、最適使用推進ガイドライン
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
多様な原因を有する肺高血圧症の基本に立ち返り、
鑑別と病態研究、治療法の最前線を解説!
●円熟期に入っているようにみえる肺高血圧症(PH)診療であるが、治療選択肢が増えたがゆえに、十分な鑑別診断が行われないまま誤った治療が行われているケースも少なくない。
●本書では基本に立ち返ってその鑑別を確実に行うことができるよう、各分野のエキスパートが解説している。
●また心筋症などでそうであるように、近年、PHに関しても多くの遺伝学的知見が得られているので、そのような最新知見についても解説をしている。
【目次】
総論
1.2021〜2022年における肺高血圧症の臨床
2.肺高血圧症の鑑別診断
3.肺高血圧症における遺伝学的知見とその臨床的意義
各論
4.特発性/遺伝性/薬物誘発性肺動脈性肺高血圧症の診断と治療
5.膠原病性肺動脈性肺高血圧症の診断と治療
6.成人先天性心疾患に伴う肺動脈性肺高血圧症の診断と治療
7.その他の肺高血圧症─門脈肺高血圧症とHIV感染に伴う肺高血圧症
8.左心系心疾患による肺高血圧症の診断と治療
9.慢性呼吸器疾患に伴う肺高血圧症の診断と治療─PAH特異的治療薬による治療は必要か?
10.慢性血栓塞栓性肺高血圧症の診断と治療
11.詳細不明な多因子のメカニズムによる肺高血圧症の実態にせまる
12.小児における肺高血圧症の診断と治療
トピックス
13.肺動脈性肺高血圧症の病態解明と新規治療の展望
14.Pulmonary tumor thrombotic microangiopathy(PTTM)の診断と治療
15.肺高血圧症に対する肺移植の現状と課題─長い肺移植待機期間と周術期管理
16.肺高血圧症に関わる医療制度
・2022年に進化人類学者としてノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士が発展させた古代ゲノム学は、人類進化史の研究だけでなく、医学研究にも大きな影響を与え大躍進を遂げている。
・古代ゲノム解析は、過去の感染症の病原体の追跡に有用で、古代ゲノム学は病原体の起源や進化、疾患の発生と進行、伝播経路の理解に重要な示唆を与え、疾患リスクに関連するヒトの遺伝的要因の解明も期待される。
・本特集では、古代ゲノム学と医学研究の第一線で活躍されている専門家の方々に、近年の古代ゲノム研究の動向、古人骨ゲノムの解明、古代ゲノム学と感染症学・医療の最新の成果と現状について解説していただいく。
■古代ゲノム学と医学の交差点
・はじめに
・古代ゲノム学と進化医学
〔key word〕古代ゲノム、進化医学、疾患リスク変異、病原体ゲノム
・感染症学と古代ゲノム学の接点ーー古人骨研究の視点
〔key word〕古病理学、古人骨、感染症、古代ゲノム
・古代から現代へと受け継がれてきた生活習慣病遺伝子
〔key word〕生活習慣病、環境適応、ゲノム多型
・古代人ゲノムと皮膚色関連多型
〔key word〕皮膚色、一塩基多型(SNP)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、縄文人
・アルコール代謝関連遺伝子の多様性を現代人および古代人ゲノムから探る
〔key word〕1B型アルコール代謝遺伝子(ADH1B)、2型アルデヒド代謝遺伝子(ALDH2)、東アジア、自然選択
・古代人ゲノムからの表現型復元
〔key word〕古代ゲノム、表現型復元、適応
・狩猟採集から農耕への生業変化ーーそのダークサイドを考える
〔key word〕人口動態、農耕、トウモロコシ、トリプトファン、ビタミンB3(ナイアシン)
●TOPICS 麻酔科学
・手術中の筋弛緩モニターは術後肺炎を減らすための必須アイテム
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・バイオフィルムにおける黄色ブドウ球菌の薬剤耐性獲得
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(14)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編2--ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(6)
・インフォーマルケアと医療・介護の自己負担
〔key word〕インフォーマルケア、認知症介護、社会的コスト、自己負担
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー感染症対策と建築7
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(3)
・自身の論文の投稿先はどこにすればよいのか?
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・「われわれの病院には攻撃する価値のあるような重要な情報はないよ」とよく言われる。しかし、攻撃者が実際に人質にするのは“データ”ではなく“診療の継続”であり、すべての医療機関が攻撃対象になりうる。
・サイバー攻撃は、侵入から情報の詐取、身代金の受け取りまで、一連の過程が見えにくく、対策の重要性が十分に認識されにくい。また、外部からの攻撃だけでなく、大量に収集・管理する診療情報や、生成AI利用時に入力する情報など、内部からの情報流出リスクにも警戒が必要になっている。
・本特集が、医療機関でのサイバーセキュリティや診療情報の保護を再考する契機となることを期待したい。
■サイバーセキュリティと医療情報保護
・はじめに
・日本の医療機関に対するサイバー攻撃の状況ーーNCGMにおける実際の事例から学ぶ
〔key word〕サイバー攻撃、仮想専用通信回線(VPN)、多要素認証(MFA)、人的対策
・海外の医療機関等に対するサイバー攻撃事例
〔key word〕ランサムウェア、情報漏洩、身代金、訴訟
・医療機関におけるサイバー攻撃の具体的手法
〔key word〕VPN、電子保存の三原則、EDR、ランサムウェア攻撃、IT-BCP
・サイバー攻撃から医療機関を守るにはーーランサムウェアによる電子カルテシステム障害を経験した病院が伝えたいこと
〔key word〕サイバー攻撃、ランサムウェア、サプライチェーン攻撃、BCP(Business Continuity Plan)
・ランサムウェア感染からの復旧作業ーー電子カルテベンダーの視点
〔key word〕ランサムウェア、サイバーインシデント、システム復旧、セキュリティ対策
・サイバー攻撃にいかに備えるかーー企業が提供するサイバー防御のためのサービス
〔key word〕サイバーセキュリティ、リスクアセスメント、サイバー攻撃、ランサムウェア
・医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策
〔key word〕サイバー攻撃、サイバー攻撃を想定した事業継続計画(IT-BCP)、医療機関
・医療機関に求められるサイバーセキュリティ対策とクラウド型AIサービスの活用
〔key word〕サイバーセキュリティ、AI、SaMD、クラウド、医療DX
・AI開発・使用に関する医療分野の個人情報の保護
〔key word〕要配慮個人情報、クローリング・アルゴリズム・プロンプトの個人情報保護の位置づけ、個人情報保護法 改正後3年ごと見直し、AI事業者ガイドライン、匿名加工情報、仮名加工情報
・「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が求めるサイバーセキュリティ対策
〔key word〕医療情報システムの安全管理に関するガイドライン、厚生労働省、ITガバナンス、ゼロトラストネットワーク、事業継続計画(BCP)
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・B型肝炎ウイルスが感染受容体に結合するしくみ
●TOPICS 社会医学
・ノンアルコール飲料の提供による飲酒量減少効果
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(19)
・T細胞による自己・非自己認識の相克ーーゆらぐ自己、曖昧な自己
〔key word〕胸腺、T細胞、胸腺上皮細胞(TEC)、交差反応
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(5)
・肝硬変に対する間葉系幹細胞を用いた肝再生治療ーー基礎研究から臨床への展開
〔key word〕間葉系幹細胞、肝硬変症、マクロファージ
●FORUM ノーベル生理学・医学賞2024
・小さな線虫が導いた偉大なマイクロRNAの発見と生命現象の新たな理解
●FORUM 戦争と医学・医療(7)
・医学における軍学共同・デュアルユースーー君軍事研究に手を染めたまふことなかれ
●FORUM 数理で理解する発がん(18)
・固定までの待ち時間
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・かつて“ヒステリー”とよばれた疾患である機能性神経障害(FND) は、老若男女問わず罹患しうるという疫学面、“機能性”を中核に置く用語面、病型や合併病態についての認識など、変革が起こり続けている。
・FNDに対する治療の進歩は近年特に顕著であり、現状は脳神経内科医、リハビリテーションが二本柱となっているが、心理・精神科的対処も含めた集学的治療の今後の発展が望まれる。
・本特集では、多くの診療科の医師に知っていただきたいFND診療・研究の最新動向について、COVID-19の後遺症として報告されているなかに多数のFNDが紛れている状況について論じる。
■機能性神経障害(FND;ヒステリー)診療の近年の革命的変化ーーCOVID-19の影響も踏まえて
・はじめに
・FNDの歴史と近年の革命的変化
〔key word〕機能性神経障害(FND)、ヒステリー、転換性障害
・機能性筋力低下
〔key word〕機能性神経障害(FND)、機能性筋力低下(FW)、陽性徴候、協働運動、能動的運動
・機能性不随意運動
〔key word〕機能性不随意運動(FMD)、機能性振戦、機能性ジストニア(FD)、機能性ミオクローヌス、機能性チック様行動
・心因性非てんかん発作ーー脳神経内科医・精神科医のための実践的アプローチ
〔key word〕失神、BPS-3Ps、長時間ビデオ脳波モニタリング、機能性神経障害、解離症
・新型コロナウイルス感染症後遷延症状およびCOVID-19ワクチン接種とFND
〔key word〕機能性神経障害(FND)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、ワクチン、遷延症状
・FNDと神経生理
〔key word〕機能性神経障害(FND)、機能性運動障害(FMD)、神経生理検査、陽性徴候
・脳神経内科医によるFNDの治療
〔key word〕陽性徴候、発症機序、予測誤差、治療同盟
・FNDのリハビリテーション
〔key word〕機能性神経障害(FND)、運動障害、リハビリテーション、患者教育、疾病利得
●TOPICS 神経精神医学
・脳卒中後うつ病とアパシー
●TOPICS 放射線医学
・高輝度放射光の医学・医療分野への応用
●連載 細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(18)
・角膜再生医療の最先端
〔key word〕角膜上皮幹細胞疲弊症(LSCD)、培養上皮細胞シート、iPS細胞
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(9)
・モラルディストレス:医療現場における倫理的苦悩
〔key word〕倫理的葛藤、医療管理、医療資源、感染症対策、終末期医療
●連載 イチから学び直す医療統計 【●はじめに】
・医学研究に統計学は必要?
●連載 イチから学び直す医療統計(1)
・医学研究データの特徴とまとめ方
〔key word〕医学データ、データの特性、代表値表現法、図示表現法
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(4)
・裁判員制度における精神科医の役割
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・日本アレルギー学会(JSA)では、2022年8月末に世界アレルギー機構(WAO)の「アナフィラキシーガイダンス2020」をベースに、アナフィラキシーガイドラインを8年ぶりに改訂した。
・診断基準が3つから2つに簡素化され、アレルゲンの曝露や曝露が疑われる場合には、単独の呼吸器症状(気管支攣縮・喉頭症状)でもアドレナリンの筋肉注射を躊躇わないでより積極的に行っていく方針が示された。
・本特集では、原因別のアナフィラキシーの詳細、場面別(学校、周術期)などに関して第一人者の先生方に執筆していただく。アナフィラキシーのへの対応が改善することを期待したい。
■アナフィラキシーup to date 2024
・はじめに
・「アナフィラキシーガイドライン2022」のポイント
〔key word〕アナフィラキシー、ガイドライン、アドレナリン自己注射薬
・アナフィラキシーの疫学
〔key word〕アナフィラキシー、医薬品、疫学、昆虫毒、食物
・食物によるアナフィラキシー
〔key word〕食物、アナフィラキシー、IgE
・学校におけるアナフィラキシー対応
〔key word〕エピペン®、学校、食物アレルギー
・昆虫刺傷とアナフィラキシー
〔key word〕昆虫刺傷、ハチ毒、アナフィラキシー、携帯型アドレナリン自己注射製剤(エピペン®)、アレルゲン免疫療法
・薬物によるアナフィラキシー
〔key word〕アナフィラキシー、IgE、IgE非介在性、MRGPRX2
・周術期のアナフィラキシー
〔key word〕筋弛緩薬、抗菌薬、トリプターゼ、ヒスタミン、好塩基球活性化試験(BAT)
●TOPICS 麻酔科学
・レミマゾラムーーわが国からのエビデンス
●TOPICS 癌・腫瘍学
・横紋筋肉腫の悪性度を決定する分子メカニズム
●連載 臨床医のための微生物学講座(6)
・侵襲性B群溶血性連鎖球菌感染症ーー高齢者〜新生児/乳児〜基礎疾患保有者における疾患のひとつとして
〔key word〕B群溶血性連鎖球菌(GBS)、侵襲性感染症、高齢者、新生児/乳児、基礎疾患保有者
●連載 緩和医療のアップデート
・はじめに
●連載 緩和医療のアップデート(1)
・在宅における緩和ケア
〔key word〕在宅医療、地域緩和ケア、呼吸困難、疼痛、カヘキシー
●FORUM 世界の食生活(15)
・食べるために生きる?--フランスにおける美食と健康の哲学
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(7)
・脳死2
●FORUM 数理で理解する発がん(9)
・ランダムウォーク
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)は、皮膚のみならず内臓諸臓器の線維性変化が特徴の慢性疾患であり、膠原病の中で最も予後不良かつ病因不明の希少難病で、厚労省の指定難病である。
・SScの主な合併症は、間質性肺疾患や肺高血圧症であり、重症度や進行度は患者ごとに大きく異なる。近年、SScの病態理解が進み新規治療法開発が盛んに行われ、症状・合併症に応じた治療薬が多彩となった。
・SScの診療においては、できるだけ早期に診断を行い、合併症の有無やその程度を評価したうえで、症状に応じた治療法を取捨選択し、患者に応じた治療法のカスタマイズが大切となる。本特集では、多彩な診療科領域の執筆陣に、各分野の最新の知見を解説いただいく。
■ 全身性強皮症 ─病態解明と診断・治療UPDATE
・はじめに
・全身性強皮症における自己抗体とその意義
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、抗核抗体、蛍光抗体間接法(IIF)、臨床的特徴
・エピジェネティクスから紐解く全身性強皮症の病態
〔key word〕線維芽細胞、SScモデルマウス、ATAC(assay for transposase-accessible chromatin)-seq、樹状細胞
・全身性強皮症の間質性肺疾患ーー病態と治療の最新知見
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、間質性肺疾患(ILD)、進行性線維化、分子標的薬
・全身性強皮症に伴う肺高血圧症ーー病態・診断・治療
〔key word〕全身性強皮症に伴う肺動脈性肺高血圧症(SSc-PAH)、潜在的左心疾患に伴う肺高血圧症(occult PVH)、間質性肺炎に伴う肺高血圧症(ILD-PH)、肺静脈閉塞症(PVOD)
・強皮症腎クリーゼーー病態と治療の進歩
〔key word〕強皮症腎クリーゼ(SRC)、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、抗RNAポリメラーゼIII抗体、MPO-ANCA
・全身性強皮症の消化管病変ーー病態と治療戦略
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、逆流性食道炎、胃前庭部毛細血管拡張症(GAVE)、下部消化管病変、腸内細菌叢
・皮膚硬化と末梢循環障害に対する新規治療戦略
〔key word〕皮膚硬化、末梢循環障害、新規治療、リツキシマブ、ボツリヌス毒素局所注入療法
●TOPICS
神経内科学
・神経核内封入体病の新規封入体構成タンパク質、ホルネリンの同定
循環器内科学
・心房細動アブレーション:ビッグデータの解析からみる日本の最新状況
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・16.救急医療の情報分断を解決する医療DX
〔key word〕医療DX、救急医療、医療情報、個人情報保護法
救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ
・6.動物に咬まれた! 犬、猫、ヒト、ハムスターーーよくある咬傷からまれな合併症まで
〔key word〕動物咬傷、アナフィラキシー、アレルギー、人獣共通感染症
●フォーラム
日本型セルフケアへのあゆみ
・20.よくわかるがんゲノム医療3:進行がんのセルフケア
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・心筋炎は、心臓の筋肉の炎症性疾患と広く定義される。一般にウイルス感染をきっかけとした自己免疫が本態であり、重症心不全をきたし、しばしば致命的であるが、発症頻度は低く、少し特殊な心疾患と認識されてきた。
・昨今、COVID-19急性心筋炎、それに関連した小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、さらにCOVID-19 mRNAワクチン関連心筋炎といった新たな疾患カテゴリーが次々と提唱され、心筋炎に対する関心は急速に高まった。
・本特集では、現在日本で行われている心筋炎の診断、治療に加え、病態メカニズム、特に病原体感染と免疫の関与に関する最新の知見を紹介し、今後の課題を明らかにする。
■ 心筋炎 ─医療と医学の最前線
・はじめに
・心筋炎・心膜炎の診断と病理
〔key word〕心筋炎、病理診断、リンパ球性心筋炎、好酸球性心筋炎、巨細胞性心筋炎、心膜炎
・ウイルス性心筋炎の病原ウイルス検索手法とその意義
〔key word〕心筋炎、ウイルス、polymerase chain reaction(PCR)、免疫組織化学、in situ hybridization
・心筋炎の薬物治療・非薬物治療
〔key word〕心筋炎、薬物治療、補助循環、免疫抑制療法、免疫調節療法
・慢性心筋炎と拡張型心筋症
〔key word〕慢性心筋炎、拡張型心筋症(DCM)、炎症性心筋症、CD3陽性Tリンパ球、リスク層別化
・心筋炎と免疫応答
〔key word〕心筋炎、免疫応答、T細胞、樹状細胞、ウイルス
・Onco-Cardiologyにおける心筋炎
〔key word〕腫瘍循環器、自己免疫、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、免疫関連有害事象(irAE)
・小児心筋炎とCOVID-19--MIS-C/PIMS
〔key word〕小児心筋炎、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)、ワクチン後心筋炎
・COVID-19ワクチン関連心筋炎
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ワクチン、副反応、心筋炎、臨床像、病理組織
●TOPICS
消化器内科学
・潰瘍性大腸炎の診断に有用な新たな自己抗体マーカー
腎臓内科学
・宇宙旅行時の腎臓の役割ーー“うちゅうじん”の正体
●連載
バイオインフォマティクスの世界
・18.プレシジョン・メディシンII--がんゲノミクスの応用
〔key word〕精密医療、がん変異、プロテオゲノム、腫瘍マイクロバイオーム、人工知能(AI)
人工臓器の最前線
・6.呼吸不全に対する膜型人工肺(VV-ECMO)--withコロナの時代に向けて
〔key word〕ARDS、重症呼吸不全、ECMO、体外式模型人工肺
医療AI技術の現在と未来ーーできること・できそうなこと・できないこと
・はじめに
・1.医療へのレディオミクスAIの貢献
〔key word〕レディオミクス、治療法選択、悪性度予測、予後予測、医療AI
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・3.グローバルヘルスにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント
●書評
・書評『免疫学者のパリ心景 新しい「知のエティック」を求めて』
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
抗体医薬の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題について、第一線のエキスパートが最新知見を解説!
●世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
●近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
●このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
【目次】
リード抗体取得・エンジニアリング技術
【可変領域】
1.モノクローナル抗体作製クロニクル─効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
2.ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
3.抗原結合親和性向上のための技術
【IgG型抗体】
4.抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
5.抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題─FcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
6.抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
7.t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
【非IgGモダリティ】
8.低分子抗体─VHH、scFv
9.経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
10.IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
有効性・安全性の予測・評価技術
11.抗体医薬品の体内動態総論
12.抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
13.Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
14.ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
臨床における最新動向
15.免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
16.免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
17.近赤外光線免疫療法─近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
18.炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
19.乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
20.抗体医薬品の血中濃度モニタリング
21.抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
・2020年のCOVID-19パンデミックや2024年の能登半島地震などは記憶に新しい。突発的災害による健康危機への対応は喫緊の社会課題である。同時に、薬剤耐性がもたらすサイレントパンデミックや人口減少社会における社会保障費や医療費の財源逼迫も、静かに進行する重大な健康危機といえる。
・これら多様な健康危機に体系的に対処するには、医学領域のみならず、防災学や経済学、社会心理学など多分野との協働が不可欠となる。さらに、個人のセルフケア能力や地域社会レジリエンスの向上も重要であり、これらの統合的アプローチが安心・安寧の社会を構築する鍵となる。
・本特集では、健康危機管理に関わる多領域の専門職が集結し、社会システムの理想的なあり方や今後の対策を提言する。また、最新の研究成果や実践活動を報告するとともに、過去の危機から得られた教訓、技術・制度における課題と展望を多角的に紹介する。
■健康危機への備えと対応ーーパンデミックと能登半島地震を踏まえた社会とシステムのあり方
・はじめに
●感染制御・救急災害医療など危機管理の視点から
・感染制御と臨床検査の観点からみたCOVID-19パンデミックと健康危機管理の課題
〔key word〕パンデミック、感染制御、臨床検査、公衆衛生、検査体制
・救急・災害医療から健康危機管理へ
〔key word〕災害医療、医療継続、BCP(事業継続計画)、病院BCP、地域医療BCP、健康危機
・医療安全管理と災害・健康危機リスク管理の連続性
〔key word〕システム、リスク、ハザード、地域、回復力
・健康危機における医療管理ーー医療専門職人材の機能限定性に着目して
〔key word〕医療管理、医療専門職、機能限定性、人材育成
・感染症危機管理ーー感染症対策を超えて
〔key word〕感染症危機管理、プリペアドネス、感染症インテリジェンス、ロジスティクス、人材育成
●基礎医学の視点から
・ヒト病原性ウイルス研究から考える次のパンデミックへの対策
〔key word〕構造ウイルス学、ウイルス糖タンパク質、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、麻疹ウイルス(MeV)、ムンプスウイルス(MuV)
・わが国における新規ワクチン開発のためのヒト免疫モニタリングシステム構築の重要性
〔key word〕ヒト免疫、免疫モニタリング、抗体応答、細胞性免疫応答、京都大学免疫モニタリングセンター(KIC)
・劇症化する細菌感染症
〔key word〕劇症型レンサ球菌感染症(STSS)、A群レンサ球菌、遺伝子変異
●社会と健康の視点から
・健康危機におけるリスクコミュニケーション
〔key word〕リスクコミュニケーション、クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC)、偏見・差別等、偽・誤情報、インフォデミック
・健康危機管理への予防医療学的なアプローチーーAEDを活用した危機管理体制の構築とPHRによる救急災害医療DXへの展望
〔key word〕心停止、救命処置、AED(自動体外式除細動器)、PHR(パーソナルヘルスレコード)、救急災害医療DX(デジタルトランスフォーメーション)
・パンデミックに備える急性期、回復期、維持期リハビリテーションシステムの構築
〔key word〕パンデミック、リハビリテーション、急性期、回復期、維持期
・健康危機に対する地域保健と公衆衛生看護
〔key word〕健康危機管理、保健所、公衆衛生看護、保健師、IHEAT
・危機時の“健康の社会的決定要因”
〔key word〕健康の社会的決定要因(SDH)、健康格差、ソーシャルキャピタル、危機インテリジェンス、社会疫学
●災害対応・防災の視点から
・災害医療支援活動
〔key word〕災害医療支援、災害派遣医療チーム(DMAT)、CSCATTT
・甚大な健康危機に対するグローバルな備えと対応
〔key word〕健康危機、低中所得国、国際協力、スフィア・プロジェクト、クラスターアプローチ
・総合的な危機管理
〔key word〕レジリエンス、マルチ・ハザード、マルチ・フェイズ
・災害時の保健医療福祉に関する政策研究の動向と人材育成
〔key word〕災害、政策研究、人材育成
●社会・経済・制度政策の視点から
・健康危機に向けたわが国の政策
〔key word〕新型インフルエンザ等対策政府行動計画、内閣感染症危機管理統括庁、防災立国推進閣僚会議、防災庁、健康危機管理
・健康危機への対応と法治主義
〔key word〕行動制限、法治主義、法律の留保、比例原則、裁判による救済
・文化的デフォルトとパンデミック対応
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、パンデミック、文化的デフォルト、文化心理学
・日本の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が消費行動へ与えた真の影響
〔key word〕消費行動、クレジットカードデータ、外出自粛要請、緊急事態宣言
・ヘルスセキュリティと健康医療介護の社会システム
〔key word〕ヘルスセキュリティ、健康危機管理、保健・医療・介護、危機に強い社会、ウェルビーイング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
"・近年の感染症診療の変化や課題を第一線のドクターが執筆!
・現場の臨床家の総合的な視点から「感染症診療において何が変わって、何が変わらないか」総括した特集号です!
【ゲストライブ】
感染症診療─変わったものと変わらないもの|藤本卓司|鈴木富雄
【Editorial】
変化の時代に、変わらぬまなざしを|鈴木富雄
【感染症診療Update─この10年で変わったものと変わらないもの】
1医学教育と感染症|岩田健太郎
2新興感染症への対応|片山理智|岡 秀昭
3AI時代の感染症診療|山口征啓
4免疫不全状態への心得|古谷賢人|伊東直哉
5臨床微生物学検査の挑戦|笠原 敬
6臨床現場で問題になる耐性菌|大場雄一郎
7抗菌薬の適正使用の変遷|矢野晴美
8STIに関する今日的見解|本郷偉元
9未来志向の院内感染対策|忽那賢志
10在宅医療で感染症を疑うときの最優先事項|石川元直
11ワクチンをめぐる課題|齋藤昭彦
12誤嚥性肺炎との闘い|神谷 亨"
・インスリン非依存性の血糖降下薬として登場したSGLT2阻害薬は、近年、心不全や慢性腎臓病への有効性も示され、適応が拡大している。現在では糖尿病以外の治療にも広く使用され、不可欠な治療薬となった。
・SGLT2阻害薬から得られる利益は大きいが、残余リスクについて検討を要し、また、未知の薬効や副反応などに関する課題も多い。そのため、処方にあたっては薬理・薬効の正しい理解が必須である。
・本特集では、SGLT2阻害薬の交感神経制御への影響、尿路感染や膀胱機能障害、腎保護効果、心筋保護効果、肝臓保護、サルコペニアへの影響について解説する。適切な処方を考える一助となることを期待したい。
■SGLT2阻害薬を再考するーー機序・効果・安全性の最新情報
・はじめに
・SGLT2阻害薬と交感神経活性
〔key word〕交感神経活性化、SGLT2阻害薬、糖尿病性自律神経障害、心血管自律神経障害(CAN)、COMT
・SGLT2阻害薬と尿路への影響
〔key word〕尿路感染症、SGLT2阻害薬、尿路結石、膀胱尿管機能
・SGLT2阻害薬と腎臓保護
〔key word〕アルブミン尿、推算糸球体濾過量(eGFR)、eGFR低下速度
・SGLT2阻害薬と心筋保護
〔key word〕心不全、糖尿病、慢性腎臓病、SGLT2阻害薬
・SGLT2阻害薬と肝臓保護
〔key word〕SGLT2阻害薬、MASLD、肝線維化
・SGLT2阻害薬とサルコペニア
〔key word〕サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム、骨格筋、異化
●TOPICS 社会医学
・へき地における納豆アレルギーの伝承に向き合う
●TOPICS 腎臓内科学
・紅麹サプリメントの健康被害ーー日本腎臓学会の調査から
●連載 臨床医のための微生物学講座(23)
・麻疹ウイルスーー麻疹排除状態の維持と今後の課題
〔key word〕麻疹ウイルス、遺伝子型、基本再生産数、乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン、麻疹排除
●連載 緩和医療のアップデート(18)
・便秘のエビデンスアップデートーー医師・看護双方から発刊されたガイドラインを紐解く
〔key word〕便秘、オピオイド誘発性便秘(OIC)、エコー、高齢者、便意
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(10)
・CAR-T細胞機能における内在性リガンド反応性TCRの功罪
〔key word〕T細胞受容体(TCR)、キメラ抗原受容体(CAR)、シグナロソーム、マイクロクラスター、腫瘍免疫
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(24)
・死因究明の実践7
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●腸管感染症・食中毒の病原体は多岐にわたるため、検出や同定をするには、病原体についての知識とともに、目的に応じた検査を的確に選択・実施するスキルが求められます。
●本特集では、「腸管感染症と食中毒 Up to date」と題し、腸管感染症・食中毒の定義や種類などの基礎知識から、検体採取・保存の注意点、病原体別の検査のポイント、効率的な日常検査の組み立て方といった実践的な内容まで詳しく解説!
【目次】
1.腸管感染症・食中毒の基本
2.検体採取から検査までの注意点
3.病原体別の検査法
1)腸内細菌目細菌
2)その他のグラム陰性桿菌
3)グラム陽性菌
4)抗菌薬関連下痢症の微生物検査
5)ウイルス
6)腸管寄生性の原虫類
4.効率的な日常検査の組み立て方
■Editorial-今月のことば
視点を変える
■話題ーNEWS&TOPICS
『遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)診療ガイドライン2021年版』が発行に
超音波検査室の精度認定制度に向けた日本超音波検査学会の取り組み
この先どうなる?どう変わる?未来の治療“CAR-T細胞療法”とそのシステム管理
■技術講座
甲状腺エコーにおける腺腫様結節・腺腫様甲状腺腫と濾胞性腫瘍との鑑別
■FOCUS
Clostridioides(Clostridium)difficile感染症(CDI)の検査室マネジメント
血流維持型汎用血管内視鏡により大動脈自然破綻プラークから採取した血液におけるコレステロール結晶の検出・観察法
■呼吸機能検査の苦手意識をなくそう! 2.スムーズな検査の実践へ
5)睡眠時無呼吸検査(PSG と簡易型睡眠時無呼吸検査)のポイント
■歴史に学ぶ 病理技術
5.矢島権八先生と矢島のPAM染色
■解説 診療報酬改定
令和4年度診療報酬改定の要点ー検体検査にかかわる改定を中心に
■臨床検査Q&A
尿沈渣検査における、異型細胞とウイルス感染細胞の区別のポイントを教えて下さい
■学会レビュー
第47回日本超音波検査学会学術集会
■編集部レポート
一般社団法人 日本臨床検査学教育協議会 第17回定時総会(令和4年度)
■LABO LIFE-私の仕事・私の明日
食品衛生監視員として働く
■L・Lの日常
L・Lの日常
【Editorial】
総合診療医にとって見逃しがちな婦人科・泌尿器科疾患|山中克郎
【総論】
鼎談 排尿と性のちょっと深い話ーシモジモの悩みにプライマリ・ケア医はどう向き合うか|松木孝和|中山明子|山中克郎
【各論】
1尿失禁ー切迫性尿失禁を腹圧性尿失禁から見分けろ!|加藤久美子|荒木英盛|成島雅博
2骨盤臓器脱|野村昌良
3genitourinary syndrome of menopause(GSM)-閉経関連泌尿生殖器症候群|池田裕美枝
4子宮留膿症|石谷 健
5過多月経|篠原康一
6子宮内膜症|長谷川祐子|岩瀬 明
7骨盤内炎症性疾患(PID)|柴田綾子
8外陰部真菌感染症(カンジダ外陰腟炎)|山室 理
9男性性機能障害ーmale sexual dysfunction(MSD)|伊藤裕一
10尿道炎|成田玲奈
11前立腺炎|松木孝和
12前立腺肥大症|大日方大亮|高橋 悟
13前立腺がん/腎がん|上平 修
14精巣上体炎(副睾丸炎)|沖 貴士
15過活動膀胱/神経因性膀胱|吉川羊子