女の子にも関わらずスカートや化粧は嫌い、恋愛対象は女性。
小学校時代からずっと“男装”をしてきた著者・やまだあがる。
オナベホストをしたものの、お酒が飲めず半年で辞職。
好きな女性からは性転換して結婚するよう迫られ破局。
仕事も恋愛もうまくいかない人生だったが、
ある日、自分と真逆の“女装男子”アンズちゃんと知り合い、
結婚を決意するーーー。
一見すると普通の夫婦、でも実は性別が逆転しているふたり。
ほのぼのとした小さな幸せを分け合って生きる夫婦の、愛と感動のストーリーです。
プロローグ
1章 男装女子と女装男子のおいたち
2章 男装女子と女装男子の出会い
3章 男装女子と女装男子の日常
エピローグ
手を繋いだこともない、超奥手な騎士団長様。そんな彼のために、男のふりをして1週間限定の恋愛指南をする…ハズでしたが!私の正体に気づいた彼は豹変!?同じベッドで迎える朝にドキドキッ。寝ている私にこっそりキス…って、女性が苦手って言ってましたよね!?「君が好きだ。今すぐ、君の全てが欲しい」目覚めた愛情は超濃厚!止まらないエッチ、愛の囁きにとろけまくり!30才の初恋は強烈すぎて、まるで息ができません!!
どのルートでも死ぬ悪役令嬢に転生したセシリア。ヒロインは女性だけが選ばれる神子候補となり、自分はライバルとして死ぬ。とにかく死ぬ。それなら【男】になってフラグ回避しようと、セシリアは男装することに。ところがイベントを間違えて、義弟・ギルバートの代わりに神子を守る騎士になっちゃった!! しかも将来自分を断罪する王太子・オスカーにやたらと絡まれて……!? 女バレ=即死亡!? 目指せ、平和なのほほん生活!
どのルートになっても死ぬ悪役令嬢に転生したセシリアは、フラグ回避のため男装!
秘密を知る義弟・ギルバートにフォローされながらも、フラグをやり過ごしている。
平和な日常……のはずが、沈黙を貫いていた殺人鬼<キラー>が突如動き出し大ピンチ!
さらに王太子(兼婚約者)のオスカーに、本当はセシリアであることがバレそうになって!?
次から次へとやってくる死亡フラグの行方はいかに。絶好調WEB発ラブコメ第2弾!
本書は、国境線が幾度も引き直され、民族・文化・言語の混成が進んだポーランド北部・西部国境地帯が、社会主義末期ポーランドからドイツ連邦共和国へ移住した人々の文学において、いかに表象されうるかを論じている。研究対象とするのは、1950年代半ばから60年代、旧ドイツ領にあたるポーランド北部・西部国境地帯に生まれ、ポーランド語を母語とする人々である。冷戦末期の1980年代ポーランドから西ドイツへ移住した彼らは、冷戦終結後、各人各様に移動と定住を繰り返しつつ、ドイツ語ないしポーランド語で創作に従事している。
周辺の列強諸国による支配を受け19世紀という時代に国民国家を持つことを許されなかったポーランドでは、亡命知識人が、ポーランド語による文化活動や創作を通してポーランド民族の歩むべき道を示す、という伝統があった。20世紀になると、ポーランドからの亡命は多様化し、規模も拡大した。パリやロンドンといったポーランド亡命文化の拠点は、在外作家同士の連結点として機能し、良質の文学作品を発信することでポーランド語圏の文化や文学全体をけん引する役目を負った。しかし、ポーランドと歴史的文化的に分かちがたく結びつき、地理的にも近いドイツには、国交正常化条約の締結、労働組合「連帯」の活動を弾圧した戒厳令の施行、東西の冷戦終結、ポーランドの欧州連合加盟などを契機に、ポーランドから政治的亡命者、経済移民、ドイツ系帰還者といった様々な集団が流れ込んだ。そのため、ポーランド人コミュニティの雑種化が進み、伝統的な亡命文化・文学のモデルに当てはまらない文化活動が展開した。本書では、1990年代から2000年代初頭のドイツで繰り広げられたポーランド移民による文化活動を通して、その特徴を明らかにしている。
また、本書では移民作家による文学作品の分析に多くの頁を割く。従来、彼らの文学は亡命文学と対比され、「稼働移住の実態を描く写実的な文学」とされてきた。しかし本書では、1ドイツ・ポーランドにまたがる地域の固有性、21981年の戒厳令から体制転換を経て2004年に至るまでという時代性、3一人称体という語りの形式、という三つの観点から考察することによって、移民作家の文学の成立から発展の経緯を明らかにするとともに、彼らが時代や環境の変化の影響を受けながらテーマ・題材・手法を変化させてきたことを明らかにした。最終的には、彼らの文学における「国境地帯」が、地理的空間としてではなく、ヨーロッパ東西陣営の視線が交錯する過酷な生活空間、個人の内的分裂の投影先、文学的想像空間といった異質な場の総体として、多層的かつ多角的に表象されていることを示した。彼らの文学の中では、そうした様々なイメージが複数折り重なるように存在しており、境界の種類もその引かれ方も一様ではない。時には文学的想像力を駆使して、時には現実と斬り結びながら、境界というモチーフを変幻自在に操るところに、移民の文学の特徴があると考える。
ドイツ=ポーランド国境地帯の文学を代表する作家には、ダンツィヒのドイツ語作家ギュン…
王太子の護衛騎士として、双子の兄になり代わり、四六時中そばにお仕えする任務についたアリーセ。正体はバレていないはずなのに、ふとしたときに甘く急接近してくる彼・ジークハルトに、アリーセは胸の高鳴りを隠せない。一方のジークハルトも、アリーセに対して妙な気持ちが湧き起こってしまう自分にモヤモヤを抱えていて……。気づけば殿下の溺愛&発情の対象に!? 二人きりの特命任務は、ハラハラドキドキの連続でーー 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
《第2回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞銀賞受賞作》とある事情で女性であることを隠し、騎士として日々鍛錬を重ねるフローリア。彼女が少女に戻れるのは、夢の中だけ。美貌の夢魔ルティとの逢瀬が彼女の楽しみとなっていた。そんなある日、彼から告白され、現実でもフローリアを見つけると宣言される。「たとえどんな姿をしていてもひと目顔を見れば必ず君だとわかる」ルティにそう囁かれて、期待と不安に揺れるフローリア。だが、時を同じくして「氷の貴公子」の異名をもつ騎士隊長アルトゥールとも距離が近づいていき……? 夢と現実が交錯する純愛ファンタジー。
女性が画家になれない国で弟の名前を借り絵を描いていた伯爵令嬢コリンヌは、ある日王子レオポルドから肖像画を頼まれる。男装して依頼を受けることにした彼女は、レオポルドに気に入られ侍従役もすることに。「ねえ、きみのこと、もっと確かめてもいい?」酔った王子の湯浴みの手伝いの際、女性だとばれ、うっとりした彼に全身を愛撫されてしまい!?
27年前の轢き逃げ事案、あれは〈殺し〉だったのか?
電気街・秋葉原に眠る“ある一族の秘密”が、時を経ていま目覚める。
警察小説の巨匠・佐々木譲が描く未解決事件【コールドケース】
◆あらすじ
1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。
未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。
警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史を搔き分け真実を摑めるのか!?
主演・松重豊でドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊!
◆シリーズ既刊
『地層捜査』
『代官山コールドケース』
(ともに文春文庫刊)