ダイヤモンドを創造する、という考えに取り憑かれ、すべてを投げうち実験に没頭するバルタザール。一家は破産し、科学によって母をも奪われた娘が考え出したある策とは…そして男の行きついた果てとは?バルザック独自の科学観を垣間みることができる表題作と「赤い宿屋」の2篇を収録。
全国津々浦々で展開するアートと地域のコラボレーション。今やコミュニティ再生や町おこしの切り札となったアートプロジェクトだが、この潮流はどこから来て、どこへ向かうのだろうか?
本書は、アートプロジェクトの成立と変遷を現代芸術・文化政策・市民社会の観点から跡づけ、さらに表現活動を通して人々をつなぐ仕組みと方法を、教育・まちづくり・福祉に関する事例をもとに実証的に解き明かそうとするものである。そして、芸術創造と公共政策の重なり合う場に生まれる活動の意義を俯瞰的に論考する。
芸術家として、大学教員としてアートプロジェクトを多数実践してきた著者が、その経験をもとに調査研究を展開。実証的論考を通して、アートプロジェクトの可能性と課題を明らかにする。
いまや芸術は「無価値・無内容」なのか?ボードリヤールによる挑発的現代アート論。
[2015年4月にオープンした大分県立美術館館長による極上芸術案内]
ニューヨーク、パリ、京都、ウィーン、大分、アムステルダム…各地を飛び回って展覧会準備をするキュレーターの新見隆。さぁ、何を見る? 誰に会う? 晩御飯は? お土産も買わなくちゃ! ほんとうは家で寝そべり、ショパンやシューベルトを聴いていたい著者による〈つくる・見る・聴く・読む・味わう〉旅、究極のガイドブック。
ニューヨークーー摩天楼の向こうに「花嫁」の浮かんで
尾道ーーユートピアの肉体
パリーー戻らなかった放蕩息子のために
東京ーーショパンの亡霊の降る「首都」
京都ーー五感の庭を彷徨う孤独
ウィーンーー水紋の果て、エロスの行方
大分ーー世界は白半分、黒半分、僕の未来のヴィーナスに
アムステルダムーー人間主義の風土、オランダ賛歌
那須ーー我らの未来道場
シューベルトの庭
未来の娘たちに
最先端を行く“レーベル聴き”のガイドブック。ぜひ聴きたい155のクラシック・レーベルを世界中から選定し、その強みをおすすめディスクとともに紹介。『レコード芸術』執筆陣ならではの熱量の高い筆致で、知れば知るほどハマる世界へと誘う。各レーベル紹介には各社公式ウェブサイトのカタログ等へすぐアクセスできるQRコードつき。
絶対に外せない老舗、オーケストラなどの自主レーベル、そして日本、世界のレーベルと、カテゴリ別に紹介。さらに「古楽」「現代音楽」「オペラと映像」「ヒストリカル」「高音質」をジャンル別にガイドし、各地の“お国柄”を紹介するなど、レーベル聴きの楽しみ方を様々な角度から提案する。勃興の激しいレーベルの消長を追うトピックスも取り上げる。
巻末付録ではさらに200レーベルを一言コメント付きでリスト・アップ。大満足のボリュームで、すべてのクラシック・ファン必携の保存版。監修は音楽評論家の満津岡信育氏。
[主要目次]
■巻頭言
・そもそも“レーベル”とは?(満津岡信育)
・レーベルーーその諸相と「識る楽しみ」(濱田滋郎)
■今、聴くべきレーベルたち
■隆盛を極める自主レーベルたち
■日本のレーベルたち
■世界のレーベルたち
・古楽系のレーベル事情
・現代音楽のレーベル事情
・オペラと映像のレーベル事情
・ヒストリカルのレーベル事情
・高音質にこだわるレーベルたち
・レーベルの“お国柄”を求めて
■レーベルたちの消長と変貌
■巻末付録
・2021年のクラシック・レーベルたち(兼レーベル索引)
被災地支援から東北の地域社会に入って制作する芸大生、タコツボ無人販売で作品を売る陶芸家、ウクレレ保存化にとりくむ工芸家……。コロナ禍の時代にもひびく、芸術が開く新たな社会性についての注目の評論。
辰野隆・徳川夢声・池田弥三郎・岩田専太郎・木村荘八・清水崑・菅原通済・近藤日出造・神保朋世・鈴木信太郎・高橋義孝……この人たちを忘れては、あまりにもったいない! 戦後の貧しい時代に、豊に花開いた文芸。ユーモア・エスプリ・お色気は反骨と人間賛歌の証し!
「おもしろサイエンス 折り紙の科学」(2019年3月刊)の改題新版。カバーデザインや本文レイアウトを一新。読みやすさを重視した。
美学は、美とは何か、を考える学であり、芸術学は、芸術とは何か、を考える学である。美は、芸術に限らず、自然にも存在している。
本書は、自然美にも言及するが、考察の主体を芸術美におき、芸術が、文化の総体と深く豊かに関わっていることを、具体的芸術作品に即しながら、詳しく考察する。前半においては、全体に亘る体系的な考察を行い、後半においては、世界史上初の本格的美術批評家であったディドロの美学・芸術学の深く豊かな意義を明らかにしてゆきたい。
1.美と芸術について 2.美の本質 3.芸術の本質 4.自然美と芸術美 5.美術 6.場共生芸術ー音楽・演劇ー 7.場超越芸術ー文学ー 8.場超越芸術ー映画ー 9.建築 10.芸術の体系的分類 11.美術館の政治性とルーヴル美術館の歴史 12.ディドロ美学の始源 13.ディドロの関係の美学 14.ディドロの美術批評ーシャルダンについてー 15.ディドロの演劇美学
巻頭特集:「彫刻」と「版画」立体と平面の関係
彫刻は木や石や鉄といった材料を加工して、版画は銅版や木版に彫ったり描いたりして作品を制作します。
彫刻の「立体」と版画の「平面」は、それぞれまったく逆の性質をもっているように見えますが、「材料」を加工して制作するという点において、似通った部分もあります。 本特集では、立体作品を主に制作しながら、版画作品も発表する彫刻家たちが、版画をどのようにとらえているのか、作品とインタビューによって明らかにします。
一方で、版画を用いた立体的・空間的な作品を制作している版画家たちの言葉とその作品も掲載し、立体と版画の関係性から、新たな版画の見方を紹介します。
巻頭特集 「彫刻」と「版画」平面と立体の関係
掲載作家:青木野枝、三沢厚彦、金氏徹平
高浜利也、井出創太郎、鷹野 健、阿部大介
版画家ヒストリー 山中 現(木版)
「版画アートコレクション」の作家 久後育大(木版)
写真芸術の世界 森村泰昌
近代日本のアール・デコ 第3回 書物のアール・デコ 文・山田俊幸
展覧会レポート 第7回NBCメッシュテックシルクスクリーン国際版画ビエンナーレ展
版画技法実践講座 版画で作るオリジナル・グッズ 第3回 1種類の版からいろいろなグッズを作ろう(講師・版画家 伊藤卓美)
今すぐ買える版画の逸品 版画マーケットプライス2020年3月〜5月版
版画展覧会スケジュール 2020年3月〜5月版
公募展受賞作品/公募展募集要項
版画インフォメーション
HANGA GEIJUTSU English Summary
絵画、建築、音楽など、西洋の芸術を学ぶ基礎文献を解説。48の原典で触れる西洋芸術の思索の豊饒。
地域芸術祭の20年のあゆみ、その到達点
新潟県の南端、十日町市と津南町で3年に1度開催される「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」。2018年夏に7回目の会期を迎えました。
里山と棚田の緑が広がる豪雪地に、馴染みのないアートがやってきてから約20年。7回の開催を通して、大地の芸術祭が切りひらいた「アートによる地域づくり」は、新たなフェイズを迎えました。
2018年夏は、日本国内のみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各地から多くの旅人が越後妻有を訪れ、約55万人の来場者を記録しました。
本書は2018年の芸術祭の全作品とイベントを収録した記録集です。越後妻有里山現代美術館[キナーレ]での企画展「2018年の〈方丈記私記〉」に関する、建築家・原広司氏の報告「廻る人」のほか、オフィシャルサポーターやアーティスト、地域住民など、芸術祭の20年を支えてきた人びとの声も掲載。
イタリア美術史の紹介で定評のあるありな書房の新企画は、いままでの旅行ガイドとは一線を画し、専門家たちの目を通してイタリアの都市の魅力に迫る新たな案内記の試みである。
ここでの主人公はフィレンツェ、いわずと知れた美術の都である。三人の執筆者はみな美術史の専門家であり、それぞれが現役の美術館学芸員、フィレンツェ在住のツーリスト・ガイド、大学教員として、それぞれこの町に住み、仕事をしてきた経験をもっている。執筆者たちが自らのフィレンツェ経験を語るエッセイを通して、過去の記念碑ではなく、現に活動するこの町でくりひろげられる生活の諸相、とりわけ美や感性と結びついた街の感性が浮かびあがってくる。もちろん、いささか主観的な、あくまで個人の経験というフィルター越しではあるが、これから旅をする読者に、あるいはすでにこの町を旅した読者に、この魅力あふれる、しかしちょっと気むずかしい一面も併せもつ都市の活き活きとした「肖像画」が示される。
もしあなたが、ウフィツィ美術館の裏側を知りたいのなら、グッチやフェッラガモが育った環境で活躍する女性の姿を見たいのなら、ありきたりのグルメ・ガイドには食傷気味というのなら、そしてフィレンツェ特有の美と感性のあり方に思いをめぐらせたいなら、この本こそがその期待に応えるはずである。
近世大名の権威の象徴である天守。安土城を築いた織田信長が創始し、日本の伝統文化の根本を覆した革命的な造りは、軍事建築でありながら壮麗な造形で多くの人を魅了し続けている。姫路城をはじめ現存天守の構造と意匠を分析し、その創造性や芸術性、籠城戦での機能、建築的工夫の豊かさを詳説。失われた天守にも触れつつその歴史と魅力に迫る。
プロローグ/天守の概要(天守という名称/天守の規模形式/天守の定義/天守型式と構成/現存天守と再建天守)/天守の平面と構造(一階の平面形式/平面の逓減/最上階の形式/重・階/構造)/天守の意匠と防備(外壁と窓/防御装置/天守の品格)/姫路城天守の構造と意匠(概要と沿革/規模形式と構造/豊かな創造性)/現存する天守の構造と意匠(犬山城天守/彦根城天守/松江城天守/松本城天守・乾小天守/丸岡城天守/丸亀城天守/宇和島城天守/備中松山城天守/高知城天守/弘前城天守/(伊予)松山城天守/熊本城宇土櫓)/天守の歴史(天守の創始(永禄・元亀・天正)/天守建築の確立と分化(天正八年〜慶長四年)/天守の発展(慶長五年〜二十年)/天守建築の規制(慶長十四年〜)/天守の喪失(天正十年〜昭和二十四年))/エピローグ/既発表論文・著書ほか/参考文献一覧
IT時代、神ならぬ紙になり人類は消えるか。到るべき感性の宇宙時代は「天才」量産の時代に。天才は宇宙人、そして、一番あたりまえの人。教育者、政治家、財界人、誰にも読んでもらいたい芸術論。
現代の芸術学部は幅広い分野の表現活動をカバーしています。絵画や彫刻、版画といった古典的なファインアートから、陶芸や染色、彫金、デザインなどの応用芸術、さらには音楽や映像、舞台、情報テクノロジーを駆使した斬新なアートまで。古くて新しい芸術学部の刺激的なキャンパスライフをご紹介します。
1章 芸術学部はどういう学部ですか?
Q1 芸術学部は何を学ぶところですか?
Q2 どんな人が集まってくる学部ですか?
Q3 学んだことを社会でどう活かせますか?
第2章 芸術学部ではどんなことを学びますか?
Q4 芸術学部には主にどんな学科がありますか?
Q5 美術学科では何を学びますか?
Q6 工芸学科では何を学びますか?
Q7 デザイン学科では何を学びますか?
Q8 音楽学科、放送学科では何を学びますか?
Q9 映像学科、写真学科では何を学びますか?
Q10 映画学科と舞台芸術学科では何を学びますか?
Q11 芸術学科では何を学びますか?
Q12 芸術学部と結びつきやすい学問ジャンルはなんですか?
教員インタビュー1 武蔵野美術大学 岩田 壮平 さん
教員インタビュー2 日本大学 星野 豊 さん
3章 芸術学部のキャンパスライフを教えてください
Q13 芸術学部ならではの授業はありますか?
Q14 芸術学部ならではの授業外活動はありますか?
Q15 この学部ではどんな人や世界にふれることができますか?
Q16 芸術学部の学生の一日を教えてください
Q17 入学から卒業までの流れを教えてください
学生インタビュー1 東京藝術大学 柴垣 竜平 さん
学生インタビュー2 多摩美術大学 山本 華 さん
学生インタビュー3 武蔵野美術大学 織田 萌実 さん
学生インタビュー4 日本大学 熊谷 美吹 さん
4章 資格取得や卒業後の就職先はどのようになっていますか?
Q18 卒業後に就く主な仕事はなんですか?
Q19 芸術学部で取りやすい資格を教えてください
Q20 意外な仕事でも活躍している先輩はいますか?
卒業生インタビュー1 映画監督 藤井 道人 さん
卒業生インタビュー2 コーエーテクモゲームス 内藤 彩加 さん
卒業生インタビュー3 ヘラルボニー 松田 宗弥 さん
卒業生インタビュー4 陶芸家 酒井 智也 さん
5章 芸術学部をめざすなら何をしたらいいですか?
Q21 芸術学部のある大学の探し方・比べ方を教えてください
Q22 かかわりの深い教科はなんですか?
Q23 学校の活動で生きてくるようなものはありますか?
Q24 すぐに挑める芸術学部にかかわる体験はありますか?
クラシック音楽、演劇、オペラといった芸術ビジネスの市場は縮小する一方だと言う人がいる。余暇の過ごし方の多様化や競争の激化、若者の芸術離れを嘆く人もいる。だが、本当にそうだろうか?今日、多くの芸術団体が苦境にさらされている元凶は、作品の問題ではなく、マーケティングの不足ではないだろうか。世界には、効果的なマーケティング戦略によって観客数の劇的増加を実現した団体がいくつもあるのだ。芸術界の人々は芸術の意義を強調したがるが、観客が劇場を訪れるのは、楽しみたいから、わくわくしたいからだ。芸術の楽しさを取り戻すこと。そのためには、顧客を深く理解し、適切なアプローチで鑑賞を促す必要がある。本書は、基本的・現代的なマーケティング戦略を活用し、芸術ビジネスを成功に導く効果的な方法を提示する。