本書は、インターネット、電子メール、(テレビ)電話など、さまざまな手段による心理療法(非対面心理療法)について、その基礎と実際を具体的にまとめた解説書である。まず第1部の「基礎編」では、非対面心理療法の歴史、方法論、その効果と課題などを解説する。続く第2部「実際編」では、臨床現場での活用や問題点について事例を交えて解説し、今後の展望についても言及する。臨床現場で、非対面心理療法を行っているカウンセラー、精神科医等にとって、またオンラインカウンセリングに興味をもっている読者にとっても好適な書である。
フランス語の新聞や雑誌を原文で読んでみることは、それゆえ単にフランス語やフランス社会をより深く知るだけでなく、日本語とも英語とも異なる思考様式そのものを経験することであり、さらにその経験を通してアジアからもアメリカからも見えない新しい世界の姿や形に遭遇することにほかなりません。
NHK「クローズアップ現代」で特集され、全国に衝撃をもたらしたオンラインゲームをはじめとする「ネット依存」。番組に出演した著者が、その恐ろしい実態と、身を守る方法を公開。
ビジネスを展開するときに遭遇する課題とソリューションを網羅。この一冊でインターネットの著作権とルールを身近なものに。
日常の生活圏内へのIoT導入事例と、その際の課題を解説した、初のガイドブック!
インターネットは,世界の人々との自由なコミュニケーションや,さまざまな情報へのアクセス,電子モールからのショッピングなどを可能にする新しい情報流通環境を形成した。その生い立ちは,1969年に米国で4つの大学や研究機関を結んだARPANETが始まりとされている。その後,ボランティア精神に富んだ学究的な文化の中で育ち,静かに世界に広まっていった。1990年代初期の商用サービスの開始を契機に,企業はもとより一般家庭にも急速に浸透し,もはやインターネットなくして社会経済活動が成り立たなくなった。
これまでのインターネットは電話システムの基盤を用いて構築されてきたが,21世紀を迎え,インターネットサービスのための新たな基盤となるネイティブインターネットの構築に向けた取り組みが始まっている。そのキーワードはモバイル/ユビキタス/ブロードバンド/常時接続といわれており,わが国の得意技術を活かせる領域である。
インターネットの特徴の1つは,技術とシステムのグローバル性である。一方,電話網はインターナショナル(国家間の相互接続)なシステムであり,グローバル性を目指した取り組みは行われてこなかった。また,放送は国家単位に構築されてきた。経済は,より効率的で自由度が高く,規模が大きなグローバル市場へと進化を続けている。情報通信システムとその産業は,インターネットの出現によりグローバルなものへと進化した。その源泉はグローバルな技術標準化機関であるIETFやW3Cなどが,技術標準と運用規則をリードしたことによる。これまでインターナショナルにとどまっていた無線システム基盤のグローバル化が,ネイティブインターネットと無線システム関連産業の飛躍の鍵を握っているといっても過言ではなかろう。
ところで,インターネットに関する書籍が雨後の竹の子のごとく出版されてきたが,その多くはインターネットの利用方法や一部の技術分野を解説するもので,またインターネット全体にわたる解説書を指向したものであっても,知識の体系的な羅列にとどまり,必ずしも大学などの学生や若い技術者がインターネットの仕組みを深く理解し,自らの創意工夫によって新しいインターネットを切り拓いていく力を醸成しようとするものはではなかった。
本書は,インターネットの仕組みを中心に,その生い立ちやサービス,セキュリティ,システム構築,インターネットビジネス,さらに法律面を含む社会活動へのインパクトなどについて,幅広く体系立って学ぶとともに,演習問題などを通して自ら考え創意工夫する力を養っていくことを目的としている。記述されている技術アイテムの掘り下げ方によって,情報・通信系の学部課程から修士課程,あるいは専門学校などの学生を対象とする教科書,インターネットと事業との関わり合いが強い企業での若手技術者の入門書,さらには1,200項目を超える豊富な索引から参考書としても活用することができよう。
いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の“インテリジェント・インフラ”を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。代わりに台頭してくるのが、共有型経済だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。21世紀の経済と社会の潮流がわかる、大注目の書!
今、映像メディアはインターネットを通じた動画配信という、革命的な変革の最中にある。送り手と受け手が双方向で結ばれ、制作者と視聴者の区別が消滅した現在、映像に関する知識と理解は、ますます重要なものとなっている。映像コンテンツの文法、構成、類型を論述した上で、映像アーカイブと映像配信サイトの現状を概説し、映画、テレビ、インターネット配信が融合することで生み出される新たなメディアの形態について考察する。
はじめに
第1章 映像メディアの革命とその意義
1-1 映像メディアの3階層──映画、テレビ、インターネット配信
1-2 映像メディアの転換における三つの経験則──断絶、包含、膨張
1-3 デジタル化とインターネット配信がもたらす革命
1-4 映像コンテンツの利活用とリテラシーの必要性
第2章 映像コンテンツの文法
2-1 動く映像の原理
2-2 映像コンテンツにおける「文」と「文法」
2-3 想定線の法則
2-4 モンタージュの理論
第3章 映像コンテンツの構成
3-1 映像コンテンツにおけるストーリーとプロット
3-2 映像コンテンツの3幕構成と各部の役割
3-3 プロットポイントの機能
3-4 映像コンテンツの構成分析によってわかること
第4章 映像コンテンツの類型
4-1 フィクションとノンフィクションおよびニュース、ドラマ、ドキュメンタリー
4-2 ノンフィクションが持つフィクション性
4-3 フィクションが持つノンフィクション性
4-4 フィクションとノンフィクションの接合
第5章 映像メディアの第1階層=映画
5-1 映像メディアの誕生
5-2 見せ物から芸術へ
5-3 思想表現の手段としての映画
5-4 映像コンテンツの記録性とその意義
第6章 映像メディアの第2階層=テレビ
6-1 テレビにおけるコンテンツの二つの型──ストックとフロー
6-2 テレビの同時性と記録の問題
6-3 テレビの日常性、直接性、受動性
6-4 テレビが映し出すものと映し出さないもの
第7章 映像メディアの第3階層=インターネット配信
7-1 インターネット配信の特性と諸形態
7-2 ビデオオンデマンドの双方向性、検索性、随時参照性
7-3 動画投稿における制作者と視聴者の溶融
7-4 デジタル化がもたらす新たな課題──コンテンツの断片化と現実が存在しない映像の創作
第8章 映像アーカイブの過去・現在・未来
8-1 映像アーカイブの歴史と『映像の世紀』
8-2 映像アーカイブの現状と著作権の問題
8-3 映像アーカイブの今後とメタデータの重要性
8-4 映像アーカイブの将来とインターネット連携
第9章 映像配信サービスの要理
9-1 映像配信サービスの構造
9-2 コンテンツのアグリゲーション
9-3 集客安定化の方策
9-4 Web解析による利用者の動線分析と映像配信サイトの編成
第10章 映像メディアの連携と融合
10-1 映画、テレビ、インターネット配信 それぞれの特性の比較
10-2 映画、テレビ、インターネット配信、相互の連携と融合
10-3 インターネット配信におけるマルチデバイス化と諸類型の統合
10-4 新たなサービスの創造とメディアプロデューサーの役割
注
参考文献
索引
おわりに
自分の心の中,他の人との会話,集団やコミュニティ,ケータイやインターネットなど,現代のコミュニケーションの姿を理論的に整理し,豊富な事例に触れながら,これからのよりよきコミュニケーションのあり方を探っていきます。
序 章 現代のコミュニケーション
第1章 人間のコミュニケーション
第2章 自我とコミュニケーション
第3章 人と人とのコミュニケーション
第4章 電話コミュニケーション
第5章 集団・組織のコミュニケーション
第6章 コミュニティ・コミュニケーション
第7章 集合行動・社会運動のコミュニケーション
第8章 マス・コミュニケーション
第9章 国際コミュニケーション
第10章 高度情報社会のコミュニケーション
新リテールチャネル法務対策50問50答。ネットバンキング実務を「口座開設」「預金口座管理」「振込み・為替」「融資」「登録金融機関業務・保険募集業務」「犯収法対応」「監督・検査対応」に分けて、重要なテーマ別に説明。顧客満足度向上とセキュリティ対策の両立、睡眠預金口座の解消、反社会的勢力との関係遮断などにも言及。
★★★計発行部数980万部(※)の大ベストセラー参考書
「ひとつひとつわかりやすく。」から待望の仕事版が登場!★★★
※小学生・中学生・高校生向け全171点の合計発行部数(2024年1月現在)
『仕事×ITをひとつひとつわかりやすく。』は、エンジニア職ではない新入社員や入社を間近に控えた学生など、仕事に必要なITの知識を学びたい方のために、業務に役立つITの基礎知識やビジネスに活用されているITについて、ひとつひとつ解説しています。
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▼▼本シリーズの3つの特長▼▼
その1・見開き完結でわかりやすい!
本書では、1つのテーマが見開きにまとまっています。左ページではそのテーマのポイントをわかりやすく解説しています。右ページでは、「一目で理解!図解まとめ」があり、図や表を使って関連する情報をまとめています。
その2・ポイントが明白!
各テーマの冒頭には、「ここがポイント!」のコーナーを設けており、そのテーマで特に重要なポイントを紹介しています。解説を読む前にあらかじめポイントをおさえられるので、効率よく学習を進められます。
その3・新人からベテランまで幅広く役立つ仕事の参考書
社会人なら絶対に抑えておきた基礎知識はもちろんのこと、業務に直結するアドバイスや最新情報まで幅広く紹介。就活中の方や新入社員の方はもちろん、ステップアップを目指す社会人の方まで、幅広く役立つこと間違いなしの一冊です。
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▼▼本書の主な内容▼▼
第1章 ITはどのように役に立つ?
第2章 パソコンの基本
第3章 パソコンとネットワーク
第4章 情報セキュリティ対策
第5章 ITの活用事例とトピック
知っておきたいIT用語集
よく使う! ショートカットキー
本書は情報系の学生だけでなく、幅広い電気系の学生がオペレーティングシステムとインターネットの仕組みの基礎を、予備知識なしで習得できるように構成し、UNIX(BSD)を題材に、オペレーティングシステムの機能とインターネットの仕組みについて解説している。
Web2.0以降、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどの普及で、オンラインでの人々のつながりは、重要性を増してきている。よりよいネット・コミュニティはどのようにつくられるべきかを解き明かす。
日本各地に「美食経済圏」を構築せよ!
富裕層旅行が注目される今、美食を核に据えた経済圏構想を軸に、点から面のツーリズムの発想転換で、地方&日本を再生する手法を展開した“シン観光立国論”!
大軽井沢経済圏、北陸オーベルジュ構想、瀬戸内ラグジュアリーツーリズム……。
一泊100万円かかっても価値ある旅にはカネを惜しまない富裕層をターゲットにした観光ビジネスは、インバウンド需要が復活しつつある今、観光庁もイチオシの最注目分野だ。
本書では、大軽井沢経済圏や北陸オーベルジュ構想ーー等々、点から面のツーリズムへの発想転換で、地方をそして日本を輝かせるための「美食経済圏」を核にしたユニークな施策を大公開。食のメディアを作り続けてきた“食通”編集者が、約40年のキャリアで培った知見の集大成の書である。
日本を救う最後の資源は美食であるーー。
東京には世界中の美味を楽しめるレストランがあり、地方には素晴らしい食材と食文化があるーー。日本は30年以上賃金が上がらず、かつては格下と思っていたアジア諸国からも様々な面で抜き去られているといわれるが、日本には世界のどこにも負けない素晴らしい資源がある。それが「食」である。
キーワードは「フーディー」!
ミシュランガイドは、日本が世界一の美食の国であることを発見したと唱えたが、日本は、実は50年以上前から美食の国なのだ。今、その素晴らしさを国内外の「フーディー」たちが改めて注目している。
「フーディー」とは要は、美食家である。スウェーデンの映画「99分、世界美味めぐり」で紹介された、美味を求めて世界中を旅する人々のこと。彼らは、これまでの食通とはケタが違う。もはや金持ちの道楽の域を超えている。美食自体が金を生むようになった現代で、「フーディー」は食文化興隆のカギを握る存在なのだ。そして今、「フーディー」たちの視線は日本に向いている。
「食」が拓く未来の正解がここにある!
彼らが発見した「美食」を核に、日本全国にガストロノミー経済圏を作るときが来た!
本書は、アフター・コロナのインバウンド需要も見据えた“シン観光立国論”である。そこには地方&日本再生のヒントが横溢している。観光庁も富裕層旅行を推進する今、地方自治体の観光課や飲食関連企業の企画担当者、レジャー動向をウォッチするマーケッターには、必読の書だ。
形のない「情報」を「デザイン」するとはどういうことか?ウェブサイト構築のノウハウ?それだけではない。「情報デザイン」とは、ものと人、人と人との新しい関係を作ることだ。本棚の整理から手帳、地図、時計、そして地域社会の活性化、…あらゆるものが、「情報デザイン」の対象である。すべての人が表現者になるインターネット時代に求められている画期的デザイン論。
図書館、修道院、大学、実験室、そしてグーグル…すべては知識を組織化するために生まれた。
近年になって私たちにとってますます重要度を増しているメディア。
メディアは人間の発達にどのような影響を及ぼすのか。
とくに心理学と関連分野において急速に発達・拡大しているメディア実証研究。
本書はなかでもテレビ、テレビゲーム、インターネット、ロボットの人間への影響についての
研究成果を網羅的かつ組織的に紹介し、考察した。
【執筆者】
*坂元 章、向田久美子、工藤(近江)玲、湯川進太郎、相良順子、猪股富美子、井堀宣子、渋谷明子、木村文香、
安藤玲子、高比良美詠子、鈴木佳苗、秋山(小林)久美子、内藤まゆみ、橿淵めぐみ、森津太子(執筆順、*は編者)
日本、アジアのインターネットの普及に尽力し、日本人で初めてインターネットの殿堂(Internet Society's Hall of Fame)に選ばれた高橋徹氏が、インターネットとの出合いからこれまでの道のりを振り返る「私的」なインターネット史です。インターネット時代の礎を共に築いた多くの人々との交流の日々や、商用インターネット市場の初期段階での葛藤、アジア太平洋地域における整備など、赤裸々に語られるエピソードの中に、その発展に人生を掛けた人々の歩み、インターネット文化の本質が語られます。インターネットの恩恵を受けているすべての人たちに、読んでいただきたい一冊です。