統合的な治療実践とは? パーソンセンタード・アプローチ,認知行動療法,関係療法および催眠療法を,存在,感情の処理,愛着,思考,無意識という5つの概念に基づき,統合的に用いることを提案。豊富な事例と物語とともに,悲嘆と喪失,不安,抑うつなどクライエントの悩みに対してどう取り組むのか,そのポイントを実践的に示す。
[原書]Basia Spalek & Mark Spalek (2019). Integrative Counselling & Psychotherapy: A Textbook. Routledge
◆本書の主な目次
01 メンタルヘルスと幸福のための「存在」:統合的なアプローチ
02 感情的・心理的な苦悩への統合的な対処
03 統合的な概念としての「愛着」
04 統合的な治療の観点からみた「思考」
05 「意識的な心と無意識の心」への統合的な取り組み
06 死別と喪失への統合的な取り組み
07 不安への統合的な取り組み
08 抑うつへの統合的な取り組み
09 関係性への統合的な取り組み
10 恥と罪悪感への統合的な取り組み
“種の絶滅”という自然の危機がこのまま進むと私たち人間はどうなるのか?人間にしのびよる見えない危機。
★この書籍の小売店頭価格は、2,500円+税です。
生物多様性を取り戻し、健康的な地域・環境づくりに貢献する取り組みに焦点を当てる。NbS(自然に根ざした解決策)は、地球環境の議論でいま最も注目されるアプローチの一つ。本号では、半世紀にわたり、地域に特徴的な生態系と向き合い、「生き物も人も無事に生きられる関係性」を科学的・技術的裏付けをもとに創り出してきた「日本版NbSデザイン」の事例を紹介。
目次
特集
Part 1 いきものと人
地域に特徴的な生態系と向き合い、「生き物も人も無事に生きられる関係性」を科学的・技術的裏付けをもとに創り出すプランやデザインを紹介。
ビオスの丘(沖縄)/都立大神山公園/那須平成の森/都立公園
石神井公園三宝寺池沼沢植物群落
Part 2 都市緑地と人
里山や都市林、都市内河岸段丘の緑地帯、小河川、水路など、都市の自然を見つめ直し、次世代へつなぐためのデザインを紹介。
東京都海の森公園/沖縄県総合運動公園/東京都立水元公園水辺のさと
杉並区立柏の宮公園/埼玉県大宮公園/馬場大門のケヤキ並木/玉川上水
Part 3 緑と心
緑は人々に癒しを与える。荒廃した大地の再生や身近な環境の充実を通じて、生活に安寧をもたらすデザインを紹介。
石巻南浜津波復興祈念公園/特別養護老人ホーム あさひ苑(沖縄)
鳥取県井手ケ浜/日本工業大学/牧野記念庭園
Part 4 地域との関わり
地域の自然・文化資源を活かした新しいまちづくりデザインを紹介。
長崎県対馬市/岡谷蚕糸博物館/ハンガリーの公園計画
連載
ヴィンテージ・アナログの世界 レコード・レーベルの黄金期29 高荷洋一
女性と写経3 久能寺経 恵美千鶴子
動物たちの文化誌34 動物園での40年 早川 篤
欧州グリーンインパクト11 フランスの日本庭園 遠藤浩子
カメムシの産卵と孵化においては,新しい生命の誕生と同時に,“母から子への共生細菌の受け渡し”という,もう一つのイベントが繰り広げられている。これがうまくいかないと新しい生命の誕生もなかったことになってしまうという,カメムシにとってはとてつもなく重要なイベントである。なぜそれほどまでに重要なのかというと,カメムシは共生細菌の力に強く依存して生きており,共生細菌がいないと生きていけないからである。つまりカメムシは,どんなに元気な子が生まれても,母親から子への共生細菌の受け渡しがうまくいかないとその子は成長できずに死んでしまう。すなわち新しい生命の誕生はなかったことになってしまうのだ。そして共生細菌を受け渡す方法は,カメムシの種類によって大きく異なる。そんな知られざる,しかし非常に重要なイベントに強く魅了され,「研究ってめっちゃ楽しいなぁ,これはやめられまへんなぁ」とカメムシの研究にのめり込むようになった著者が,研究の楽しさと発見の喜び,そのワクワク感とドキドキ感を込めて,カメムシと細菌の共生という現象の面白さをいきいきと伝える。
1巻は「ジレンマ」と「緩さ」を公教育再編と子どもの福祉に不可欠なポジティブな要素と捉える。なかでも、2部の実践者による「多様な教育機会」の省察が本書の中心であり、1部はそれらの共通性を探り、3部はRED研と教育機会確保法について振り返る構成をとる。
20世紀後半、グローバル化の波に乗って多くの日本人がアメリカへ渡り、そこで生活を行うことを選択した。「新日系移民」として位置づけられる彼/彼女たちの属するコミュニティやそこでの生活様式は、20世紀初頭に労働を目的として移住した人々とはまるで異なる様相を呈している。新日系移民たちの、日米両国の狭間で揺れ動くアイデンティティの様相と、そのエスニック・コミュニティの中で営まれる生活の諸実態を記した、日系移民研究の最前線!
本書は,群集生態学と生物多様性科学に関する理論やモデル,実証研究のうち,特に「水平群集」と呼ばれる共通の栄養段階にある生物グループに関するものを体系的に整理し,理解するための枠組みを示した本である。
【これまでの群集生態学の教科書と比べて新しい点】
1. 従来理論の体系化
多様な群集生態学と生物多様性の理論をたった4つのルール(選択,浮動,分散,種分化)をもとに整理し,群集生態学を体系的に学ぶことを可能にした。
2. 分かりやすい
難解な数式はなるべく避け,簡潔な文章で解説されている。さらに,読者自身が理論を再現・独習できるように,必要なR言語のコードとその解説も提供されている。
3. 最新の情報
原著が刊行されたのが2016年であり,最新の理論と豊富な実証例が掲載されている。近年の研究トレンドが把握できる。
こうした点から,本書はこれから群集生態学を学ぼうとする大学院生や実務者を含め,幅広い読者に役立つ内容となっている。
(原題:The Theory of Ecological Communities)
日本の文化的伝統に依拠しつつ、グローバリズムと対決した“土俗的”思想家たちの群像を描く。橋川文三、大川周明、鶴見俊輔、北一輝、竹内好、埴谷雄高、室井光広、蓮沼門三ほか。東北・会津の地から発する渾身の評論集!
まえがき
《変革への視座》
第一章 永井陽之助の予言ーーラディカルなリアリズム
第二章 ナショナリズムは幻想なのかーー橋川文三の言説とアポリア
第三章 大川周明は革命家なりーー大アジア主義の今日的意義
第四章 日本のナショナリズムと沈黙する民ーー吉本隆明、江藤淳、葦津珍彦
第五章 保田與重郎の「述志の文学」--草莽浪人の義挙と明治維新
第六章 尾高朝雄の「ノモスの主権」--日本の国体は理念的天皇制
第七章 知の探究者鶴見俊輔ーー戦後のリベラリズムの旗手
第八章 北一輝とは何者であったのか
第九章 いま、竹内好を読むーー〈民衆〉と王道に根差す東アジア共同体へ
第十章 会津が生んだ天才ーー小室直樹の人と思想
第十一章 多様性のラディカリズムとレーニン主義の復権
《土俗からの出立》
第一章 峠を越えなかった野口英世の母
第二章 東北学の泰斗山口弥一郎ーー柳田国男の高弟の一人
第三章 柳津虚空蔵尊謎の歴史ーー自由コミューンのアジール
第四章 埴谷文学と祖父の墓ーー南相馬小高を訪ねて
第五章 保科正之公の朱子学と山鹿素行の古学
第六章 「戦友別盃の歌」の大木惇夫が浪江に疎開
第七章 傑物後藤新平の須賀川時代
第八章 明治の骨格を築いた渋沢栄一
第九章 日米の架け橋たらんとした朝河貫一
第十章 室井光広さんの死を悼むーー土俗の力を文学で表現
第十一章 蓮沼門三と藤樹学ーー根本にあるのは「孝経」
主な参考文献
初出一覧
あとがき
戦後期における日本の保守および保守政治家とはいかなるものか、保守政権とはどのような役割をはたしてきたのか、問い直す。各章二人の政治家を縦軸・横軸・対称軸からカップリングさせた事例研究。自民党(旧自由党、旧民主党、旧進歩党)の多様性を論究しつつ、日本的保守政治家の実相と特質を解明する。
オミナエシ、キキョウ、カワラナデシコといった在来植物の野生の個体を都会で見ることはほとんどありません。それは生物多様性ほどに、在来植物の多様性の保存は進んでいないからです。日本らしい自然を守るにはどうしたらいいのでしょう? 外来植物との関係は? 各地の保全活動をふまえ、今後の課題と将来を展望します。
はじめに
1 土手に秋の七草を咲かせたい
荒川区立汐入小学校五年生児童の挑戦
隅田川スーパー堤防での試み
土手の植物社会を観察する
汐入方式のすすめ
植物社会をまるごと観察する
地下茎(根茎)や根の広がりを類型化する
超多様性シバ地の植物社会
チガヤ草地の特徴
ススキのサイズは土壌条件で大きく変化する
半自然て何だろう
刈り取り、放牧、火入れが半自然草地をつくる
半自然草地の植物社会
光を求めて空間を棲み分ける
コラム 生産構造図づくりにチャレンジ!
2 外来植物が増えていくメカニズム
在来植物ってどんな草?
絶滅の危機にある在来植物
身近な野草が絶滅している
在来植物が絶滅するとどうなるか
攪乱のしすぎは在来植物の生育地を狭める
在来と外来タンポポの違いを見分けるために
外来生物は聞いたことがあるけれど
理解しにくいのは用語濫立のせい?
外来植物ってどんな草?
どんな外来(帰化)植物が、いつ持ち込まれたのだろう
なぜ外来植物は増えているのだろう
変化する堤防法面の植物社会
侵略的植物なら問題である
3 在来植物を守るわけ
「日本の自然」と「日本らしい自然」の違い
日本列島を覆うモンスーン気候と複雑な地形
地形や気候の特性はどんな気質の日本人を育てたのだろう
日本人のきめ細かさが生んだ景観
草本植物のかたち
半自然草地群落のかたち
優占種の役割
従属種と一時滞在種の特性
4 絶滅の危機にある在来植物を取り戻すために
なぜ絶滅の危機にあるのだろう
絶滅の危機から救い出す
在来野草のタネ播きから苗づくりまで
多様性のある群落づくり
各地で試みる「日本らしい自然の復元」
在来野草の花咲く土手に囲まれた田圃づくり
浅草七福神・石浜神社は在来野草の花盛り
在来野草を昔の棲みかに戻したいーー日本らしい自然を豊かにするために
野焼きと草刈りで伊豆・大室山の植物多様性を高める
キキョウの咲くススキ群落の復元
大室山の持続可能な開発目標(SDGs)を考える
参考文献
おわりに
わたしたちは、多様な生物のはたらき、生命のつながりで維持されている生態系から多くの恵みを得ています。その生物多様性が人間の活動によって失われつつあり、SDGs(持続可能な開発目標)においても保全が目標のひとつになっています。生物多様性に富む日本の自然をさぐりながら、その大切さと現状を伝えます。
[第1章]身近な生きものに何がおこっている?!…「めだかの学校」はどこにある?/赤とんぼを見たのはいつの日か?/林や草原からチョウや花が消えた!/潮干狩りの海から消えたハマグリ 他 [第2章]日本の自然に見る生物多様性…生物多様性に富む日本(位置や気候など/地形や地質など/身近な自然、里山)/生物多様性とは何だろう?/生物多様性からのめぐみ(基盤サービスと調整サービス/供給サービス/文化的サービス) 他 [第3章]生物多様性をとりもどそう…国際間で取りくむ生物多様性/生物多様性と持続可能な開発目標(SDGs) 他
生きものについて全て知りたい!その想いをつきつめて,行けるところまで行ってみよう!ゲノムという設計図をもとに織りなされる植物の世界。遺伝子の働き,細胞の色,クチクラの組成といったミクロな視点から,高地への適応,画像解析による形態や植生の解析といったマクロの視点まで。階層を横断して生き物を調べつくした研究を様々なノウハウと共に紹介!
一口に「生きものを調べる」と言っても,調べる対象は無限にある。ある特徴一つをとっても,どんな機能があるのか?どんな素材でできているのか?どんな遺伝子が作用しているのか?……等々,知りたいことが次々に出てきてしまうから。そんな疑問の数々も,画期的な技術の発展により調べ尽くすことができる時代に。そんな新時代の研究者たちがみている景色を一緒にのぞいてみませんか?
【 本書の特長 】
多彩な研究例を紹介
・ゲノム解析がひもとく植物の歴史や多様性
・食物生産の効率化や品種改良への応用
・小さな細胞の中で何が起きているかを知る
・生物工学で生物時計を見える化!
研究に役立つ技術の紹介
・ゲノムをまるっと見る「GWAS」の使い方
・バーチャル植物をつくっちゃう? 画像解析技術の可能性
分子生物学の基礎知識もコンパクトに紹介
【 目次 】
第1部 ゲノミクス編:ゲノムを読んだら何がわかる?
第1章 ゲノム解読技術の発展と,野生アズキの耐塩性研究
第2章 ゲノム情報から迫るハワイフトモモの種内多様化プロセス
コラム1 反復配列・トランスポゾンとその検出
第3章 植物の雌しべが花粉を選び分けるしくみ
第4章 大量ゲノム情報時代の植物育種
第2部 フェノミクス編:植物を調べつくす方法
第5章 なぜ青いバラは咲かないのかーアントシアニンによる多彩な花色の発現機構ー
第6章 接木の科学によって,技術をさらに使いこなす
第7章 赤外分光法によるヤセイカンランのクチクラの構造解析
ー物理化学者による非破壊計測の試み
コラム2 クチクラワックスを介した花芽防御機構の標高分化
-春先のマイルドな凍結ストレスへの繁殖器官の適応ー
第8章 作物生産科学におけるC3型個葉光合成とその変動光応答
第9章 ウキクサを光らせて概日時計を視る
第3部 ノウハウ編:こっそり教えるテクニック
第10章 植物におけるゲノムワイド関連解析の落とし穴
コラム3 倍数体ゲノムのバイオインフォマティクス
第11章 植物3次元形態のデータ化,定量化,モデル化
コラム4 画像情報に基づく植物・植生の判別とその発展
-深層学習による技術発展を中心にー
コラム5 ゲノム解析の前提となる分子生物学の基礎知識
いま、安さの追求と大量生産の結果、その多様性が危機に瀕している。食材はもとより、調理法、生産地、季節感などなど、その多彩な世界は護られなければならない。植物遺伝学の大家が語る、毎日の食卓の大切さ・面白さ。
東洋経済新報社の元社長、元会長で現在は同社の姉妹組織である(社)経済倶楽部の理事長を務める著者が、『経済倶楽部講演録』(月刊)に執筆してきた時評と書評4年分、計101編を収録。数多くの経済人や識者と交流を深めてきたベテランジャーナリストならではの鋭い視点とユーモア溢れる文章に思わず引き込まれる。
生物多様性の起源や生態系の特性,人間との関わりや環境等の問題点を多数のカラー写真や図を交えて解説。生物多様性と人間/生命史/進化の地図/種とは何か/遺伝子/貴重な景観/都市の自然/大量絶滅/海洋資源/気候変動/侵入生物
第1部 生物多様性の起源
第1章 生物多様性と人間
第2章 変化に富んだ長い生命史
第3章 進化の地図
第4章 種とは何か
第5章 遺伝子,遺伝子,遺伝子
第2部 生態系とその働き
第6章 生物の複雑なつながり
第7章 生物多様性の恩恵
第8章 貴重な景観
第9章 都市の自然
第10章 淡水の生物
第3部 迫りくる危機と解決策
第11章 史上6回目の大量絶滅は進行中
第12章 限りある海洋資源
第13章 気候変動
第14章 世界中にみられる侵入生物
第15章 自然界の行く末は?
用語解説/文献
監訳者あとがき
地球誕生からヒトが生まれるまで、生物の試行錯誤が面白くてたまらない!豊富なイラストと親しみやすい語り口調で、生き物の歴史が楽しく身に付く。
どのように編修され成立したのか。言語表現から切り込む。
矛盾や齟齬の多い本文は、そもそも「どのように」書かれているのか。
古訓や古注釈によって「読める」ように是正されてきた従来の解釈を見直し、文体的特徴の分析により記述に即した実証的読解のための枠組を構築する。
東アジアにおける文字・漢文・文献の交流を示す史料としての価値を見出し、日本書紀が成立するまでの段階的な編修過程を明らかにする。