ポケット版。新しい「日本食品標準成分表2010」による。日常よく使う670食品を収載。
とっておきの笑顔と団欒の日々が、まさか家族崩壊の前夜だったとは!?母が200万円も騙し取られ、弟が万引きして警察から電話、繰り返される離婚騒動、弟の地元クイズ番組出演、父が住む気もないのに2500万円の家を購入、困窮する家計、次々店に出入りする怪しい面々…富山県は魚津市、駅前の小さな中華料理店を舞台に、かなりおかしな家族が繰り広げる怒涛の実話ストーリー、待望の第2巻。
簡易ベッドで埋め尽くされたロビー、底をつく水・食料・医薬品、不眠不休の極限状態の中、命のとりでとなった病院スタッフたち。そのとき、地域病院は最前線の野戦病院と化した。災害医療ドキュメント。
ボクは、小惑星探査機『はやぶさ』。たったひとりで「イトカワ」という小さな星まで探検してくることになったんだ。いろんなことを調べて、地球に知らせるのがボクの仕事。長い旅の間には、つらく苦しいことがたくさんありそうだけれど、地球では、たくさんの人たちがボクのことをたすけてくれるから、がんばれるんだ!小惑星探査機『はやぶさ』の活躍をえがく、キセキの物語。小学校2年生〜。
旧北上川の河口から約3キロ上流に位置する宮城県石巻市不動町。3月11日、川を逆流し町を飲み尽くす大津波を逃れて、人びとは勤労者余暇活用センター・明友館に集まった。指定避難所と違い行政の支援が届かないこの自主避難所は、わずか数週間後には在宅避難者や児童施設に救援物資を届ける「支援する避難所」に役割を変える。行政のシステムが機能不全を起こし被災者の困窮に追い打ちをかけ、ボランティアグループさえ十分に機能できない状況のなか、高齢者や子どもを含む136人は生き抜くためにどう闘ったのか。傑出したリーダーのもと不思議と笑い声の絶えない避難所に長期密着した奇跡のルポルタージュ。
自由になるために、自分の生を編むためにわたしは書く。岩手の農村から「女性」と「戦争」について、発信しつづけた半世紀の記録。
十八世紀初頭、南フランスのセヴェンヌ地方でプロテスタントの農民が信教の自由を要求して蜂起し、国王軍と戦った反乱について、その指揮官カヴァリエが遺した回想記。農民が十倍を超える正規軍を敵にまわして、いかに戦ったかを生きいきと伝える。本邦初訳。
東日本大震災で最大の犠牲者を出した石巻市は行政や医療機関も機能がマヒし、「石巻医療圏」22万人の命は宮城県災害医療コーディネーターである著者に託された。状況不明の避難所300ヵ所、いつまでも減らない大量の急患数…かつてない巨大災害に、空前の大組織「石巻圏合同救護チーム」を指揮して立ち向かい、地域の医療崩壊を救った一外科医の思考と決断のすべて。