「君に、どこかで、会ったような気がする」幻想水族館で会ったちょっとワルっぽい男の子はそう言った。あたし(美潮)と親友の絵麻はこの水族館によく来る。水槽には不思議な生き物ばかり。暗幕におおわれた中にいる金色の毛が生えた魚を見たとき、あたしはデジャ・ビュ(既視感)-説明のつかない不思議な感覚に襲われた。あたしは前世がどんなだったか、眠り瞽女(ごぜ)にみてもらうことにした。
大阪「海遊館」で葉子の父、名取興業社長の事故死についての疑惑をほのめかした元社員・今泉が、東京ベイエリア「葛西臨海公園」で殺された。彼は、葉子の夫で現社長の輝夫を疑い、水族館に手がかりを捜していたのだ。連続殺人の容疑がかかる輝夫は、今泉の足跡をたどり鳥羽水族館に赴いた。だが輝夫も、風船の揺れる自宅の一室で変死体に。輝夫の残したジュゴンの観察メモに秘められた真相とは…。八木沢警部補の推理が冴える。
競馬の話、少年時代の思い出、小説を生む苦しみ…。自由人マンボウ氏の鋭い風刺とユーモアが光る、好評エッセイ第3集。
持ち歩ける水族館ガイドの総カラー決定版。日本全国73館、すべての水族館を網羅。
水中での生態写真をたくさん使って宮城県の海・川・沼で見られる約200種の魚を紹介。
ノンビリすいぞくかんのなかまたちはゆかいです。世界じゅうの天才が、あたまをおにぎりみたいにしてかんがえたすごいジェット・コースターがだいすきなカワハギくん。スピードにのると「ペリ!」とかわがはがれてとんでゆく。かわのクリーニング代でいつもたいへんです。コンコルドみたいな飛行機のイカくんは、空からお客さんをのせて海のなかへ…。エスプリとユーモアあふれる長新太ワールド。小学校低・中学年向。
遊ぶのが好きだった。貿易商になりたかったが、大空にあこがれて飛行機乗りになった。食べ物不足の時代に、水産の増殖技師になった。そしてマリンランドにうつって、大活躍。海獣の友だちがここにいる。小学校中級以上。
水族館で楽しく魚を眺めて同時に食欲を感じるのは、魚食文化からくるものか?水族館で魚を殖やすのは、どのくらい可能になっているのか?水族館を支える裏方の仕事とは?水族館ではどのような体験ができるのか?さまざまな話題にふれながら、わたしたちの知らない水族館の内側を紹介。日本人と水族館とのつきあいをふりかえりつつ、水族館のこれからをみつめる。