脳は本来、並外れた計算能力を備えている。コツさえつかめば、脳はひらめく!難問を解くときは「集中モード」とリラックスした「拡散モード」を切り替える、バラバラの情報をまとめて記憶する、ありありと目に浮かぶものにたとえてみる…。苦手な数学を克服した工学教授が、最も簡単で効率的な科学的学習法を伝授する!数学嫌いも数学好きも必読の、脳の取扱説明書!
「地球温暖化を防止しよう」だって?そんな瑣末なことは、どうでもいい。大事な「問題」は、別にある。環境問題の本質を突く、緊急提言。
常識とされている世の中の諸問題に対して、「ふと」思いついた別な考えを追求し、新たな提案を生み出す、地方からのグローバル発想。「個人即世界」による「地域から全国へ」の、ミクロからマクロ、そして自然防災までの様々な提案や、誰もがアッと言う間に身に付く「万人デザイン術」の紹介など、新たな視点からの発想集。
古い信仰が根強く残る閉鎖的な孤島で、7年ぶりに開かれる大祭ー。人気ミステリー作家の串田寥生は、次作の舞台として興味津々。島の出身で担当編集者の神凪守は、密かに想いを寄せる串田に請われ、取材で島に向かうことに。ところが、そこで見たのは、実家と神社を繋ぐ隠し通路、祭壇に飾られた乳児の白骨…。守は帰りたい気持ちとは裏腹に、推理が冴える串田に想いは募り!?-。
なぜヒトは「偶然(たまたま)」を「必然(やっぱり)」と勘違いしてしまうのか?確率、統計をうまく用え、日常に潜む「たまたま」の働きを理解する。
・人だけが味わえる世界 ・隠れた脳力 ・香りの表現 ・柔軟な五感 ・身の回りの香りアロマ
作り物とわかっているのに自分の手と思い込む。目の前にあるのに見落としてしまう。これらはいずれも脳のつじつま合わせが引き起こす現象。顔と声が別人の映画の吹き替えに違和感を覚えないのも同じ。われわれが安心して日常を過ごせるのも、こうした脳の特性のおかげなのだ。まさかと思う人も、もっと脳を深く知りたくなる本。
なぜ人間は、「滅多に起きないが影響が甚大」な災害には敏感なのに、日常の失敗や危険への対策はおろそかになるのかー。『リスク、不確実性、そして想定外』の著者が、生活シーンから歴史的事件など豊富なエピソードを用いて、「リスク管理」で失敗しないための基礎知識をわかりやすく解説する。
本作品の音楽集第2弾がリリースされた。今回はシリーズ中盤より使用された、センチメンタルなイメージの楽曲を中心に収録している。BGMのタイトルを富野総監督がネーミングしており、独特のイメージがガンダムシリーズの新境地を感じさせる。
「はやぶさ」一番列車の中で、川口淳一郎が目撃した“自由な発想”とは!?HOWをいくら積み上げてもWHATは生まれない。1パーセントの閃きがなければ、99パーセントの努力が無駄になる。「勉強のプロ」には決して辿りつけない、フロントラインに立つ方法。
AIの普及で変化せざるをえない物語と家族を描く長谷敏司「竜を殺す」ほか、急速に社会へと実装される、AIの最前線11篇を収録
2017年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選びぬいたベスト作品集!--今読むべき、最先端の本格ミステリがこの一冊に!
本格ミステリ作家クラブが選んだ2017年のベスト本格ミステリ短編&評論のすべて!
小説◎
夜半のちぎり 岡崎琢磨
透明人間は密室に潜む 阿津川辰海
顔のない死体はなぜ顔がないのか 大山誠一郎
首無館の殺人 白井智之
袋小路の猫探偵 松尾由美
葬式がえり 法月綸太郎
カープレッドよりも真っ赤な嘘 東川篤哉
使い勝手のいい女 水生大海
山麓オーベルジュ『ゆきどけ』 西尾維新
ヌシの大蛇は聞いていた 城平京
評論◎
吠えた犬の問題 有栖川有栖
消費者の商品に対する低価格志向は根強いものがあるが、商品を購入する動機は「お得感」であり、価格が高い商品でも価値が伝われば購買に結びつく。利幅の高い商品を売って利益を伸ばしている企業は、この「お得感」の演出が上手い。本書は、攻めと守りのバランスを重視した価格競争戦略を、簡単な図表と計算式、具体例を用いてわかりやすく解説する。
現れては消える数々の疑似科学。私たちは、科学の仮面をかぶったニセ物をどう見きわめ、いかにつきあっていけばいいのだろう。本書では、疑似科学の問題点や科学と疑似科学をめぐる考え方を整理するだけではなく、疑似科学を信じてしまう傾向を、「ニセ物なのに信頼のおける科学だと思い込む誤信念」ととらえ、その核心に迫る。宏観異常現象による地震予知や血液型性格学をはじめとして、疑似科学に共通してあらわれる特性を鋭くついた決定的な入門書。
生命よ、自由であれ
生命の本質は、自己複製ではなく、絶え間のない流れ、すなわち動的平衡にある。鮮やかに喝破した前著から2年。生物学の新しい潮流エピジェネティクスは、ダーウィン進化論の旧弊を打ち破るか。動物を動物たらしめた必須アミノ酸の意味とは? 美は動的平衡にこそ宿り、遺伝子は生命に対して、自由であれと命じている。さらなる深化を遂げた福岡生命理論の決定版がついに登場。
第1章 「自由であれ」という命令ー遺伝子は生命の楽譜にすぎない
第2章 なぜ、多様性が必要かー「分際」を知ることが長持ちの秘訣
第3章 植物が動物になった日ー動物の必須アミノ酸は何を意味しているか
第4章 時間を止めて何が見えるかー世界のあらゆる要素は繋がりあっている
第5章 バイオテクノロジーの恩人ー大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力
第6章 生命は宇宙からやって来たかーパンスペルミア説の根拠
第7章 ヒトフェロモンを探してー異性を惹き付ける物質とその感知器官
第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?-エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代
第9章 木を見て森を見ずー私たちは錯覚に陥っていないか
生命の謎に挑む人気シリーズ、新書化第2弾
福岡ハカセ、生命の謎に挑む!
「ヒトとチンパンジーって、遺伝子はほぼ同じだというけれど、なぜ、こんなに違うのか?」
「なぜ植物から動物は生まれたんだろう?」
「バランス良く食べろというけど、好きな物だけ食べてはダメ?」
「昆虫にフェロモンがあるというけど、ヒトにはないの?」
など、多くの人が考えたことがあるような身近な質問から、
福岡ハカセの「生命の謎探求の旅」はスタート。
軽妙に綴った文章を読み進めるうちに、いつしか、巧妙な生命のシステムを
知ることに!
発表当時、大きな話題を呼んだ衝撃作をついに新書化した本書。
新書化にあたっては、最新の研究成果に基づいて、大幅な加筆と修正を実
施し、新章も追加。
単行本を読んだ方も、未読の方にも、また1作目を読んでいない方にも、楽しんでいただける、サイエンスエッセイの決定版です!
【編集担当からのおすすめ情報】
『動的平衡 2』は、第1作と優るとも劣らない評判を獲得した作品ですが、新
書化にあたり、新章を追加し、さらに魅力的な作品になりました。
新章は、西田幾多郎の哲学と、動的平衡論を重ね合わせて、時間について考えた、斬新な思索です。
西田哲学そのものは、「易しい」とは言いがたいものですが、福岡ハカセの生命論とつながるとどうなるか。
ぜひ、本書で確認してください。
話題のサイエンスマジックをイラスト&解説つきで伝授!“科学のうんちく”も満載!!この1冊があればあなたもサイエンステイナーになれる。
国内の若手研究者が,身近で親しみやすい話題でベイズモデリングの魅力を伝える,データ分析事例集の第2弾。自由なモデリングを可能とするベイズ統計では,心理学を含め,人間行動を扱う学問領域においてもその広がりを見せている。今回は,心理に限らず,工学やビジネスなど,より幅広い領域の関心を惹きつける内容構成。
◆主な目次◆
第1章 チョコボールでエンゼルが当たる確率のベイズ推定
--多項分布と幾何分布を用いたカウントデータのモデリングーー
第2章 正直に回答しづらい違法行為の経験率の推定
--アイテムカウント法ーー
第3章 本当のこと,教えてもらいます!
--ランダム回答法ーー
第4章 聞きづらい行為を他のみんなはどれくらいしているか
--Aggregated Response法ーー
第5章 樹木の直径と高さとの関係のモデリング
第6章 男子プロテニスプレイヤーの強さモデリング
第7章 SNSではどのような自分語りが許されるのか?
第8章 統計モデリングで挑む「物語」
--展開する作品構成の確率モデルで鑑賞者の反響を予測するーー
第9章 練習テストのフィードバックの効果のメタ分析
--生成量を用いた平均効果量と優越率の評価ーー
第10章 え!そっちに入れるんですか?
--伸縮する政策空間における有権者の投票行動モデリングーー
第11章 なんとなく?このブランドが好き
--分散を構造化したブランド評価モデルーー
第12章 悲しい時こそ笑顔?
--心理学からの証拠の再考察ーー
第13章 意外と他人は気にしてない
--透明性の錯覚に与える解の既知性の影響ーー
第14章 歯医者さんに通うのはお好きですか?
--サービスの受け手による価値共創の実践ーー
第15章 物理を学べば船が水に浮かぶ理由を説明できる?
--多項分布を用いた浮力の理解度と演繹的推論のモデリングーー
第16章 消費者トレンドをつかまえろ
--Web検索量時系列データの動的因子分析ーー
第17章 抑うつを調べるための4つのツールを比較する
第18章 “覚えやすさ”の判断メカニズム
--項目反応ツリーモデルを用いた多段階評定データのモデリングーー
第19章 単一事例実験データへのマルチレベルモデルの適用