D.W.WinnicottのCollected Papersを訳出したものである。二重の資格に二股をかけ、その間を生きた彼の人生と思考の過程がうまく表現された臨床論文集である。そして、ここに収録される諸論文が彼を紹介する論考でよく引用されるので、結果的に彼の「作品集」のようなものとなっている。
本書は、日常診療において治療者が摂食障害という病気を正しく理解するうえでの知識・情報を整理し、現場で役立つ事柄を優先的に紹介、解説している。ことに治療で行き詰まったケースや難治例の入院治療については最先端の知見をふまえつつ、治療のプロセスに沿って詳細に論じられており、実践的手引書として充実したものとなっている。精神科医、心療内科医、臨床心理士、病院看護スタッフ、ソーシャルワーカー、家族をはじめ、「摂食障害者への援助」に関わるすべての人に多くの臨床的知見を提供する専門的な実用書である。
●構造式や添付文書、インタビューフォームに記載された数値から深掘り、すぐに調剤業務に活きる!
本書は、薬剤師が日々の業務のなかで抱くちょっとした疑問やひらめきを“●●説“として取り上げ、その根拠を患者背景や化学構造式、添付文書、インタビューフォームなどのデータから検討し、結論を導き出すという書籍です。例えば、突然、血圧のコントロールがうまくいかなくなった患者に降圧薬が追加処方されていたとします。そのとき、「本当に降圧薬の追加でよいのか?」「他に問題はないのか?」と、頭の中を巡らせる薬剤師は少なくありません。その気づきやひらめきを言語化し「降圧薬の追加で本当によいのか? 説」として深掘りしていきます。その他にも「謎の湿疹は日光と服用薬による副作用かも? 説」や「プラバスタチン服用中なのにクラリスロマイシンはダメじゃない? 説」など、調剤の現場で一度は経験する“あるある“や、時にはハッとするような気づきまで、新たな視点を得られる1冊です。
好評巻『jmedmook62 日常診療でここまでできる!診断につながる病歴聴取』が書籍化!
◉病歴聴取のワザと工夫をわかりやすく紹介するというコンセプトはそのまま,改訂を経てより洗練された内容にパワーアップ。A5判のコンパクトサイズとなり,これまで以上に臨床で活用しやすい書籍となりました。
◉第2章の主訴別各論には,意識消失・咳嗽・関節痛をはじめとした10項目を新たに設け,内容がさらに充実。各項目末のリアルな症例紹介も大幅追加しています。
◉そもそも病歴をどのようにとり,語られた病歴をどのように活かすか…経験豊富な達人たちの心がけ・診断を導く思考を余すことなく言語化した,臨床医必携の一冊です。
第1章 診断につながる病歴聴取
A 患者と話す前に
1 病歴の重要性
2 病歴を聞く前の準備
3 問診票についてー問診票・バイタルサインからわかる情報
4 患者が一言目を話す前にわかること
B 定番の質問をより詳しく
1 O:いつから始まりましたか?
2 P:増悪因子/寛解因子ーどうしたら悪く/楽になりますか?
3 Q:表現するとどのような感じですか?
4 R:他にどのような症状がありましたか?どこか別の場所も痛みますか?
5 S:程度はどれくらいですか?どのような状況で起こりましたか?
6 T:どれくらい続きますか?悪くなっていますか?
7 繰り返す疾患ーこういうことは初めてですか?
C ルーチンの質問では何がヒントになるか?
1 既往歴
2 生活歴・家族歴
3 薬剤歴
4 旅行・曝露・動物など
D 疾患が浮かばないとき
1 Nature:何系の疾患?-病歴から予測する
2 Site:内臓?内臓外?-臓器別の特徴
3 よくわからない症状,あまり聞いたことのない症状
4 メンタル系の疾患?と思うとき
E 病歴を診断に使うために整理する
1 主訴はなにか?外せる病歴,外せない病歴
2 病歴をまとめてstoryをつくる
第2章 主訴別の問診をとるべきポイント
1 発熱ー感染症か非感染症かを見きわめるポイント
2 食欲低下ー器質的疾患かどうか
3 胸痛ー心疾患
4 息苦しい
5 倦怠感
6 体重減少
7 悪心・嘔吐ー消化器症状かそれ以外か?
8 腹痛
9 頭痛
10 ふらつき
11 浮腫
12 意識消失
13 腰背部痛
14 しびれ
15 動悸
16 咳嗽・痰・血痰
17 排尿障害
18 立ち上がれない
19 意識が悪い
20 関節が痛い
21 リンパ節が腫れている
あのお店の評判のデザートを作ってみたい。数学がスラスラできるようになりたい。その願い、どちらもかなえます。料理をするとき味見をしながら、あれこれ工夫しますね。数学も同じように試行錯誤して解いていきます。できあがった料理も答もあなただけのオリジナル。たとえ結果がマズくても、この過程を楽しむのが料理上手、数学名人になるコツです。料理も数学も愛する著者が贈る、よりすぐりのレシピやパズルをお楽しみください。
家を買いたい、借りたい、不動産を探している全ての人が知って得する、健康と幸運をもたらす失敗しない家づくりの法則。今住んでいる家や部屋のリフォームにも応用できます!
家を替えてから「なにか体の調子が悪い」「家族の仲が悪くなった」「子どもの成績が落ちた」「パートナーと喧嘩が絶えない」「お金がなかなか貯まらない」など、その原因のほとんどは今住んでいる家や間取りにあります。
本書は長年、事故物件・訳あり物件を価値ある物件に変えてきた著者が、「病は家から」という建築医学の考えに基づき、多くの人が知らない家や間取りが心と体に与える悪い影響を変え、健康と幸福を手に入れる家づくりをお伝えします。
【目次】
はじめに
第1章 不動産会社は見た! 恐怖の実例集
家が家族にスイッチを入れる
建築医学は、「心を動かす」ひとつのきっかけ
第2章 こんな間取りや家は危険!
玄関を開けたら即キッチン! は心がすさむ原因
キッチン(ダイニング)の正面にトイレは、口の隣に肛門があるようなもの
寝室は心臓と対応している
脱衣場がないと、羞恥心が低くなる子どもが育つ
ストレスがたまるワンルームという間取り
角部屋は事故物件が多い
三角形の土地は不幸まっしぐら
不幸を呼び込む旗竿地
寒い家は、安かろう悪かろう
高層マンションの高層階はリスクだらけ
6階以上は妊婦の流産率が倍に!
マンションの低層階はカビに注意!
電磁波には危険がいっぱい
住む方角で性格が変わる
エレベーターと隣接している部屋は不調になる
玄関を開けたら階段、は親子間の断絶に
白いクロスの部屋はキレやすい人間に
1階が吹き抜けの物件にも注意を
第3章 人を幸せになする建築医学とは
コロナ禍で家にいる時間が長くなった
「建築医学」という学問とは
家は、命の次に大事なものという認識を
健康にいい家は、色、形、照明、素材、間取りが大事
建築と健康との関係とは
1日に、カビ入り空気を20kg吸っている
出世も自殺も家次第ーー形態形成場理論
気をつけたい「目に見えない」影響
住宅を選ぶときのポイント
ーコラムー 室内に角があると物を置きたくなる?
おわりに
平成24年の診療報酬改定において「児童・思春期精神科入院医療管理料」が新設された。そのことによって、その後少しずつ児童精神科病棟が新設されるようになり、児童精神科医療を取り巻く状況も刻々と変化しつつある。本書初版の刊行(2010年)から8年、新章として「子どもの神経性無食欲症の入院治療と看護」を加え新訂増補版とした。
大好評『薬がみえる』が7年ぶりの大改訂
最新の医薬品情報・疾患情報にアップデート!
◆『病気がみえる』対応の“薬”のビジュアルテキスト
・「消化器系の疾患と薬」「感染症と薬」「悪性腫瘍と薬」を収録。
・1,000点のイラスト・図表でビジュアル化。
・薬学生・薬剤師、医学生、看護師、MRの方々などに好適!
◆ わかりやすさと使いやすさに徹底的にこだわりました
・「薬理」だけでなく、「病態・薬物治療」も掲載 →“薬”と“病気”をつなげて理解。
・疾患ごとに薬物療法の目的と位置づけを明確に解説。
・薬物を個々に解説するだけでなく、「まとめ」の表で全体像を整理。
・欄外に、商品名を掲載 →臨床現場や実習中に便利!
・『病気がみえる』への細やかな参照ページの明示で理解を助ける。
◆『薬がみえる』vol.1〜3の3巻で主要な疾患と薬を網羅!総論編のvol.4をあわせて読むと基礎からわかる!
◆購入特典も充実
・『mediLink』アプリ専用QRコードからアクセスできる特典コンテンツ(一問一答問題、解説動画、音声コンテンツ、薬剤師国試演習など)を全ページに配置。
◆注意◆第1版ではvol.3に収録しておりました「呼吸器系の疾患と薬」は第2版ではvol.2に収録いたします。
消化器系の疾患と薬
消化器総論
消化管総論
食欲・消化作用薬
制吐薬
止痢薬
下剤
胃食道逆流症(GERD)
消化性潰瘍
炎症性腸疾患(IBD)
機能性消化管障害(FGID)
薬剤性腸炎
肛門部疾患
肝臓・胆道・膵臓総論
肝炎総論
ウイルス性肝炎
肝硬変
薬物性肝障害
その他の肝炎・肝障害
胆石症
膵炎
感染症と薬
感染症
細菌
抗菌薬
細胞壁合成阻害薬
タンパク質合成阻害薬
核酸合成阻害薬
葉酸合成阻害薬
細胞膜機能障害薬
抗結核薬
薬剤耐性菌の治療
細菌感染症
呼吸器感染症
消化器感染症
感覚器感染症
尿路感染症
性感染症
中枢神経系感染症
循環器・胸膜感染症
皮膚感染症
全身感染症
ウイルス
かぜ症候群
インフルエンザ
コロナウイルス感染症
ヘルペスウイルス感染症
HIV感染症/AIDS
その他のウイルス感染症
真菌
抗真菌薬
真菌感染症
寄生虫
原虫感染症
蠕虫感染症
悪性腫瘍と薬
悪性腫瘍総論
悪性腫瘍の治療
抗がん薬総論
細胞障害性抗がん薬
分子標的薬
免疫チェックポイント阻害薬
ホルモン療法薬
支持療法
呼吸器のがん
消化器のがん
乳房のがん
婦人科のがん
泌尿器のがん
脳腫瘍
頭頸部のがん
骨のがん
皮膚のがん
悪性軟部腫瘍(軟部肉腫)
原発不明がん
緩和ケア(緩和医療)
噛めない、飲み込めない、手指に麻痺がある、目や耳が不自由、寝たきり、痴呆症などのお年寄り…そんなお年寄りの食事づくりと食事介助のノウハウを学びながら楽しめる、ユニークなシルバー献立集。
全面カラーで患者イラストや漢方薬の特徴を図で掲載!わかりやすい漢方薬の解説に症例を提示することで,どのような患者さんに処方できるかがイメージしやすく,選べるようにまとめた.「食欲不振・嘔吐・下痢・便秘」などに使える漢方薬を解説しているため,内科・消化器領域だけではなく,外科やがん・緩和領域でも使える1冊である.
ひとりになりたい時、のんびりしたい時、みんな忘れたい時……いつもの電車がいつもとは違う場所へ、連れて行ってくれます。 電車に乗ってひとり、気ままな旅に出てみませんか。思わず乗ってみたくなる不思議な電車、会ってみたい変な電車。 電車って、こんなにおもしろかったんだ。ひとりの旅って楽しい。うんと電車が好きになる!
カルニチンに関わるすべての医療従事者必携書!カルニチンとは何か…。そのすべてがここにある。
四季折々、季節ごとの風を受けつつ食べたいおいしい立ちそばの数々をお届けします。庶民の味方“立ちそば”食べ歩きガイドエッセイ。
レーダーチャートで漢方処方がわかる,「漢方処方プロセス」シリーズの第3弾!
胸やけや胃もたれ,食欲不振,下痢・便秘など,プライマリ・ケアでも遭遇することが多い消化器症状の悩みを漢方薬でサポートしましょう.症例を豊富に挙げつつ漢方薬の処方プロセスを解説しますので,漢方にあまりなじみのない方にもおすすめです.
[ここがポイント]
・レーダーチャートで漢方薬の特性が視覚的に理解できる!
・適切な漢方薬を選択するために必要な診察方法がわかる!
・漢方薬を構成する生薬の性質がわかる!
【目次】
1 総論
1. レーダーチャートの使い方
2. 気血水診断のポイント
3. 漢方の診察(脈・舌・腹)は何を診ているのか?
2 症候から考える処方プロセス
1. 胸やけ
2. 胃もたれ
3. 食欲不振
4. 胃腸炎
5. 嘔吐
6. 腹部膨満感
7. 腹痛
8. 便秘
9. 下痢
10. 過敏性腸症候群
11. 痔
12. 逆流性食道炎
13. 口内炎
3章 漢方診療実践のポイント・ヒント
1. 医師は何をよりどころとして漢方薬を処方するのか?
2. たかが便秘,されど便秘
3. 原因不明の腹痛に当帰湯
4. 気剤のなかにても揮発の功あり
5. がんに対する支持療法
6. Q&A集
1 総 論
1 レーダーチャートの使い方
2 気血水診断のポイント
3 漢方の診察(脈・舌・腹)は何を診ているのか?
2 症候から考える処方プロセス
1 胸やけ
2 胃もたれ
3 食欲不振
4 胃腸炎
5 嘔 吐
6 腹部膨満感
7 腹 痛
8 便 秘
9 下 痢
10 過敏性腸症候群
11 痔
12 逆流性食道炎
13 口内炎
3 漢方診療実践のポイント・ヒント
1 医師は何をよりどころとして漢方薬を処方するのか?
2 たかが便秘,されど便秘
3 原因不明の腹痛に当帰湯
4 気剤の中にても揮発の功あり
5 がんに対する支持療法
6 Q&A集
巻末付録 生薬の豆知識
自然観察は、いつでもどこでも誰にでもできる趣味!特別な道具や知識がなくても、手軽に自然観察の楽しさが味わえる入門書。
高齢者特有の看護をフローチャートで解説!
人体でホルモンはどのようにはたらいているのか。日々の多様な場面とホルモンのかかわりはどのようなものなのか。ホルモンについてしっかり知りたい人のための1冊。
ホルモンは体のどこで作られ、どのように作用するのか、私たちにどう影響しているのかを解説。さらに、人生の段階や生活の場面ごとに、ホルモンのはたらき、バランスを欠いた場合の問題、健やかに過ごすためのヒントを詳しく紹介。最後に、ホルモンの利用についての実際、医療や科学の現状と将来を見渡す。
序文
[第1章] ホルモンは何をしているのか
[第2章] ホルモン入門
成長/体液とホルモンの関係/性の発達/生殖/閉経と更年期/睡眠/脳の機能と感情/消化、食欲、体重/ホルモンに関わる病気/老化
[第3章] ホルモンが開く未来
用語集
索引