「お母さん、この恨み、晴らして…」。血友病患者はなぜ“エイズ感染”という悲劇に直面しなければならなかったのか。薬害エイズ裁判「東京HIV訴訟」に鋭く迫り、医師、厚生省、製薬会社の責任を厳しく問う。第26回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
エイズになりながらも積極的に人生に立ち向かう姿、患者・感染者と介護に携わる家族の苦悩や揺れ動く心の内を綴る。エイズ患者を介護している人や全ての介護者を勇気づける1冊。
目次
1 エイズと共に生きる
カレンーー「これ以上 自分の問題から逃げない」
へザーーー6歳の娘をひとりで育てながら
ジェニファーーー「お客はわたしの一番良い友達のように思えた」
イリスーー「エイズウィルスは私自身です」
コリンーー「誰にもエイズを移したくない」
ガイーー「たった一人に不注意になったばかりに」
マーカスーー良い主治医にめぐりあえて
エドワードーースポーツでトップをめざしていたが……
2 エイズ患者を家族で支えて
エイズ患者を家族で介護する
家族介護者になった動機 調査について
調査結果からまとめた介護の五つの側面
エイズ患者の介護に関わる五つの側面 介護者全般に共通する経験
エイズという病気の不確実性を介護がもたらす人生の変化
介護かもたらす人生の変化
死の恐怖と喪失感と共に生きる
過去との別れ 将来との別れ 長期的な計画
今を精一杯生きる 霊的な問題 時間に対する感覚の変化
心に留めておくこと
病気を管理する、病気に管理される
観察と分析 「患者自身のせいなのか、それとも病気のせいなのか?」
「手助け」する 支援の調整 医療の専門家と
目次
1 エイズと共に生きる
カレンーー「これ以上 自分の問題から逃げない」
へザーーー6歳の娘をひとりで育てながら
ジェニファーーー「お客はわたしの一番良い友達のように思えた」
イリスーー「エイズウィルスは私自身です」
コリンーー「誰にもエイズを移したくない」
ガイーー「たった一人に不注意になったばかりに」
マーカスーー良い主治医にめぐりあえて
エドワードーースポーツでトップをめざしていたが……
2 エイズ患者を家族で支えて
エイズ患者を家族で介護する
家族介護者になった動機 調査について
調査結果からまとめた介護の五つの側面
エイズ患者の介護に関わる五つの側面 介護者全般に共通する経験
エイズという病気の不確実性を介護がもたらす人生の変化
介護かもたらす人生の変化
死の恐怖と喪失感と共に生きる
過去との別れ 将来との別れ 長期的な計画
今を精一杯生きる 霊的な問題 時間に対する感覚の変化
心に留めておくこと
病気を管理する、病気に管理される
観察と分析 「患者自身のせいなのか、それとも病気のせいなのか?」
「手助け」する 支援の調整 医療の専門家と
どうして薬害エイズは世界に拡がったのか?アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、オランダ、インド、日本の七か国の関係者が「真相究明」「薬害根絶」「今後の救済」の願いを掲げて交流した神戸会議の貴重なレポート。
福岡大学では総合大学としての機能を活用して、お酒・薬物・エイズのそれぞれの問題を専門とする医学部・病院、薬学部の教員と学生部が協力し、イッキ飲みやエイズに関する独自のパンフレットを配布したり、薬物乱用に関する講演などの機会を通して、学生やその保護者の理解を深めるよう努めてきました。本書は、今般、これらの蓄積された知的資産を学内だけにとどめず、広く社会に還元し、「正しい知識を身に付けることが自身を救う事につながる」との学生部の基本的な考え方を多くの方々にも共有していただきたいとの願いでそれらをまとめたものです。
わかりやすいドキュメントマンガ「キング・アガリクス」を併載し内容一新、感動をビジュアルで体験できます。
エイズが発見されて既に15年以上の歳月が経過しているが、…来世紀になってもエイズが克服できるか否かは疑問視されている。一方、マスコミは次第にこの問題に興味を失いつつあるにも拘ず、日本ではエイズ罹患者の数は確実に増加しており、その予防手段を全く講じていない現在の状態は、やがて爆発的な蔓延をひき起こす要因であることも留意すべきである。そこで、啓蒙の意味を含めてあえて本書を世に送り出した所以である。
1995年以前は正直なところ誰もがエイズは治る可能性のある病気だとは思っていなかった。しかし1996年を境にして、エイズの研究と治療は大転換の時期に入った。HIV(エイズの病原体)感染の仕組みが初めて分子レベルで明らかになった。その結果、エイズの治療の選択肢が広がり、これまで「不治の病」だったエイズに、完全治癒の燭光が見え始めたと言える。このため1998年のアメリカでのエイズの死亡率は実に半減した。いったい何が転機となったのか、その研究成果 と治療の最前線を紹介する。著者は、エイズ治療薬開発の最先端の現場から、人類の叡智は必ずやエイズを完治させることができると、生き生きと述べている。本書は「治る時代のエイズ」初の書である。
序章 基礎知識:エイズとHIV
0.1 エイズの発見
0.2 エイズの病因ウイルスの発見
0.3 HIVの起源
0.4 エイズの流行
0.5 エイズの検査
0.6 エイズの臨床
0.7 エイズの動物実験モデル
第1章 HIVのすべて
1.1 ウイルスの形態
1.2 ウイルスの侵入
1.3 ウイルスの増殖
1.5 ウイルス粒子の形成
第2章 ウイルスの遺伝子と働き
2.1 ウイルスRNA遺伝子
2.2 逆転写反応(RNA遺伝子からDNA遺伝子へ)
2.3 インテグレーション(プロウイルスの形成)
2.4 ウイルスDNA遺伝子
第3章 エイズと免疫
3.1 免疫系細胞と感染細胞の体内動態
3.2 サイトカインーリンフォカイン
3.3 サイトカインーケモカイン
3.4 免疫機能と免疫不全
3.5 エイズの発症とウイルスの表現型
3.6 長期末発症とCD4陽性T細胞機能
第4章 エイズの治療
4.1 エイズの化学療法
4.2 遺伝子治療
4.3 エイズの予防
終章 来し方行く末
編者が代表をつとめる「性を語る会」が「AIDS・教育・人権」のタイトルでシンポジウムを開始したのは1992年7月からです。特に’96 ’97 ’98年には会員からの要請もあって、3年間、3日間連続の『36時間エイズエデュケーターセミナー』を開きました。その間の記録(機関誌季刊)の中から、1冊の本にまとめました。
エイズに負けるな!栄養つけて生きのびろ!薬物療法と相補的に栄養療法を行うことで、二次感染症による致死的な栄養障害を改善できる。豊富な実践例と実用レシピで、「死に至る病」という観念を覆す。
本書は、一冊で最新のエイズの科学情報が総合的にわかる本です。エイズについての最新の科学・医学的知見を一般の読者や学生を対象に、海外の最新情報も取り入れながらわかりやすくまとめています。
これまで千数百万人が命を落としたとされる新病エイズ。緩やかに進行する地球規模の「危機」としてエイズをとらえ、感染者たちと支援者たちを取材してきたジャーナリストがHIV感染の現場で起きていることをリポートする。危機と闘う人びとの姿を伝えながら訴える支援と予防への取り組み、そして希望とは。
HIV感染者初の国会議員!!どう闘い、政治を変えたか。その全てはここに。
エイズという病気に苦しみ、貧しさのために困難な生活環境でくらさなくてはならない子どもたち。日本の子どもたちの活動をとおして、こうして子どもたちを支援する方法を考える。