作者自身の訂正、そして『薔薇の名前』覚書、
構想時のメモやデッサン等を併録した完全版!
迷宮の文書館に隠された秘密とは?
中世、異端、「ヨハネの黙示録」、アリストテレース、
博物誌、記号論、ミステリ……
21世紀の今なお、
読書人を魅了しつづける
碩学エーコが構築した知の大伽藍!
北イタリアの修道院を訪れた、バスカヴィルのウィリアム修道士と見習修道士アドソ。ウィリアムは院長から、数日前に起きた、細密画家であった修道士の死について調べるよう依頼された。それは事故ではなく殺人であった。しかも修道士の不審死はさらに続き、「ヨハネの黙示録」の記述に沿うように起きていく。そしてすべての鍵は、迷宮構造を持つ文書館に隠されているらしい……。
本文執筆後に刊行された著者自身の覚書、エーコ自身による文書館や登場人物のスケッチなども収録した現行イタリア語版を底本とする、全世界の読書人を熱狂させた問題小説の完全版。
【[完全版]について】
◆エーコ自身が下描きした、文書館の図面、登場人物のスケッチ等を収録
映画監督がコンテ絵を描くように、エーコ自身も登場人物のイメージスケッチ、中世の生活関連のスケッチ、文書館の図面などを描いていました。著者の思考回路をたどれる、貴重な図版です。
◆別巻として刊行された「覚書」を収録
『薔薇の名前』刊行直後『「バラの名前」覚書』として而立書房から刊行されていましたものを、河島英昭先生が用意していた訳文を元に河島思朗先生が見直し収録。現行のイタリア語版『薔薇の名前』は巻末にこの「覚書」が収録されていますので、これで日本語版も同じ形になります。(河島英昭先生は、翻訳の途中で病に倒れられ、2016年に逝去されたため、ご子息の河島思朗先生に引き継いでいただきました)
◆刊行後、折々に加えられた訂正を元に修正
現行版の刊行までに長い期間がかかったため、現行版刊行時にすでに訂正されていたものも含む形で、最新の内容に合わせて修正しています。
◆古典語がご専門の河島思朗先生による、ラテン語部分の見直し、並びに本文の訂正を加筆
【原著について】
今回の[完全版]の底本は、Il nome della rosa(La nave di Teseo刊の2020年版)となります。
2010年に訂正箇所を赤い文字で示したPDFが送られてきました。それによって確認作業を進めましたが、その後に、2012年版として、さらに訂正の加わったものに「覚書」が加えられた版が刊行されました。2015年には版元がLa nave di Teseoに移り、2020年版に至りました。(現在の版元La nave di Teseoはエーコが私財を投げ打って創設した出版社です)
キミの名は式部瞬。中学三年生。頭はよい。成績がいまいちなのは単に勉強をしないからである(と、本人は思っている)。小さいころから変にカンが鋭かったりしたことがあった。日本風(ジャパネスク)ゲームブック復刊。
櫻井よしこ氏、推薦!▼「刮目すべき視点と、驚くべき事実。かつての歴史認識がどれほど偏ったものかを痛感させられる」▼日中戦争は“日本の侵略戦争”として語られてきた。しかし本書は、日中両国の研究者が、そうした前提を取り払って、改めて戦争の実相に迫ったものである。すると、驚くべき事実が見えてきた。日本が中国との和平工作を何度も試みてきたこと、中国では日本との主戦論が圧倒的だったこと、両国の背後でドイツが暗躍していたこと……。次々と明らかにされる事実に、読者は歴史認識の再構築を迫られるに違いない。『日中戦争』を改題。▼(主な内容)○世界史の中の日中戦争 ○侵略戦争は戦争犯罪ではなかった ○ナチス・ドイツのとばっちりを食った日本 ○中国における対日開戦論の勃興とその経緯 ○盧溝橋事件から日中全面戦争への道 ○日本が模索し続けた国民政府との和平交渉 ○中国人における「罪と罰」
人間的魅力を養う。自らを鍛え、心を磨き、命を燃やすいまこそ、人間らしい生き方を学ぶ。
本書を書いた目的は、漢語音韻学の基礎的な概念・資料・方法それに結論を紹介するためである。
〔本書の内容〕一、本文ならびに傍注・頭注の鮮明な影印。一、補注は現代の源氏学の立場からその注釈に対し加えた。一、解説は各巻の内容上の特色、本文と注釈の傾向などについて編者の新見解を叙述した。一、挿絵は江戸時代の各種の源氏物語絵入版本から集成し、中世・近世の源氏物語の鑑賞のあり方を追体験できるように配慮して、テキストとしても特色あるものとした。寛永十七年成立、寛文十三年刊。頭注・傍注形式をはじめて用いた簡便明確な注釈書。河海抄・花鳥余情・和秘抄・弄花抄・細流抄・孟津抄・紹巴抄・万水一露など中世から近世初期にかけての注釈を要領よく引用するが特に「或抄」と題して頭注にしばしば引く正体不明の注釈は、「首書源氏」の著者自身の傍注とともに「源氏物語」を読み物として楽しく理解しようとする姿勢が貫かれていて、同じ形式を真似た「湖月抄」よりも「源氏物語」を楽しく読ませる。本文も有朋堂文庫本・岩波文庫(旧版)・講談社学術文庫の底本になるなど、源氏物語研究史に大きな影響を与えてきた。
薬物など外来性異物の代謝のみならず、生体機能の維持に関わる物質の代謝においても重要なチトクロムP-450の構造とその生理機能を中心に、最新の情報を取り入れ、わかりやすく解説する。