ミシシッピ川沿いの小さな村を舞台に、わんぱくな少年トム・ソーヤーが浮浪児ハックルベリ・フィンを相棒に大活躍する、ゆかいな冒険物語。大人たちをはらはらさせながら、自由にのびのびと生きる子どもたちの姿を描きます。小学5・6年以上。
ピクニックの途中、トムは仲よしの女の子ベッキーと二人で、奥深いまっくらな洞穴で迷子になり、三日三晩とじこめられてしまいます…。自然の中で生きる子どもたちの夢と冒険を描き、世界中の人々から愛されてきた少年文学の傑作。小学5・6年以上。
飛鳥井の女君を喪い、源氏の宮、女二の宮に寄せる愛もかなえられない狭衣の君は、出家の思いを強めるが、あらたな女性とむすばれることに…。全二冊、完結。
時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語。
まる子と楽しく俳句のお勉強!芭蕉から現代の俳句まで、声に出して覚えたい俳句が全部で153句。まるちゃん流解釈まんが入りで俳句の世界が楽しく学べます。
ベートーベン「運命」のメロディとともに肛門を襲った強烈な痔を完治させた、驚きのドクダミ療法。台風直撃、さらに食中毒にも直撃された台湾旅行。そして、「ノー・プロブレム」な国民性に振り回された、初めてのインド…。日本中をわかせた、あの爆笑エッセイ第二弾が文庫になって帰ってきた!デビュー前夜の妄想炸裂な日々を熱く語り合う、文庫オリジナルの巻末お楽しみ対談つき。
「ビオトープ」という言葉を知っていますか。「野生の生き物が暮らしている場所」という意味のドイツ語です。昔は里山、小川、ため池、田んぼなど、身近な自然にいろいろな生き物が暮らしていました。私たちの身のまわりのほとんどの場所が「ビオトープ」だったのです。でも、今ではそこで暮らしていけなくなって、絶滅が心配されている生き物が多くなってしまいました。なぜでしょうか。このものがたりは、一九九七年、兵庫県きすみ野地区の田んぼや水路を、稲作りが楽に効率的にできるだけでなく、多くの生き物が暮らしやすい「ビオトープ」にしようと立ち上がった人たちの、実際にあったドラマです。
「ジャックと豆の木」「三びきの子ブタ」など、世界じゅうの子どもたちに親しまれているお話を集めたジェイコブズらによる昔話集です。語り継がれるなかでむだを省かれ、みがきあげられてきた言葉と、ととのったストーリー。グリムの昔話集とならんで、昔話のアンソロジーの古典です。小学校中級以上。
「古希」七十歳に近づいたころ、著者の心の中に、忘れ去って久しい幼い日々の記憶が、まるで魔法のように蘇りはじめました。それもまるで昨日のことのように、ひとつひとつ鮮やかに…!「失われた時」を、幼児の目と心に映ったまま輪郭もくっきりと再現した、たぐいまれな自伝・回想記。小学校上級以上。
ロンドンから遠く離れた、田舎の一軒家に移り住んだ四人の兄弟姉妹は、ある日、サミアドという、砂の中に住む不思議な妖精に出会います。目はカタツムリ、耳はコウモリ、体はクモのようにずんぐりした妖精は、一日に一回ならば、なんなりと子どもたちの望みを適えてくれるというではありませんか…。小学校中級以上。
むかし、グリスタンとよばれたみなみのくにに、ひとりの王さまがすんでいました。この王さまがよのなかでなによりもすきなのはきんでした。王さまのごてんでは、ぎょくざはもちろんのこと、つくえやねだいまでもきんでできていました。それでもまだたりないで、王さまはくにじゅうのきんをごてんのくらにあつめさせ、ほかのものたちはひとかけらのきんもつかってはならないというおふれをだしていました。-読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学校中級むき。
クリスマスイブにプレゼントを配る手伝いをしたひとりぼっちの小さなろばに、サンタクロースがくれたものは…。心温まる美しい絵本。
ももんちゃんが、うしとさんぽにいきました。ももんちゃんがのっしのっし、うしさんがのっしのっし。すると、そこへ「のせてのせて」って、きんぎょさんと、さぼてんさんと、おばけさんがやってきて……。「のっしのっし」という言葉のおもしろさと、そのくりかえしが楽しく、元気なももんちゃんがうしをひっぱっていく姿がかわいく、ももんちゃんの世界がまた、ひろがっています。日本絵本賞受賞絵本シリーズ。2〜3歳向けのかわいいお話えほんです。
内ゲバを克服する思想とは何か?次世代に継ぐ思想のリレーを。