第1章 聴こえない超高周波が脳を活性化する
1、レコードの隠し味
2、音源探しと装置開発
3、体に直接聴いてわかった超高周波の効果
4、「聴こえない超高周波」が基幹脳を活性化する
5、多様な活性化をもたらすハイパーソニックエフェクト
6、超高周波をどこで「聴いている」のか
7、ハイパーソニックエフェクトはなぜ見逃されてきたのか
8、LPの超高周波成分はCDより多い
9、ハイパーソニックを応用した最初のメディア作品
10、ハイレゾで広がるハイパーソニックの世界
11、現代病の背景にある自己解体現象
12、人類にとっての本来環境とは
13、熱帯雨林環境音と都市騒音
14、医療への応用
第2章 錯覚するのも悪くない
1、心理学を理解するための便利な道具ー錯覚
2、錯視を起こす視覚の仕組み
3、動きの視覚ニューロンにも中心周辺拮抗型があった
4、眼は揺れている、網膜像は揺れている、脳の機能で揺れは見えない
5、錯覚を利用する
第3章 量子人工脳
1、はじめに
2、日本のコンピューター開発前史
3、現在のコンピューターで解けない組合わせ最適化問題
4、臨界点における計算
5、コヒーレントコンピューターの概念と原理
6、レーザー/光パラメトリック発振器における非平衡量子相転移
7、レーザーネットワークを用いたコヒーレントイジングマシン
8、シミュレーティドアニーリング、量子アニーリング、レーザー/OPOネットワークの動作原理
9、2015年2月における実験の現状
10、量子測定フィードバック制御
11、ベンチマーク(コンピューターの性能比較)
12、脳型情報処理
13、将来予測
第4章 それ、ホント?
すべては脳の働きにつながる/閉鎖系から開放系へ、平衡系から非平衡系へ/錯覚には個人差やバラツキはあるのか/産毛が働いている?/ニューラルネットと量子コンピューター/脳の中の相転移/固視微動は人間以外にもあるか/ハイパーソニックエフェクトを自宅で体験できるか/量子コンピューターが実際に使われるのはいつ頃か
宇宙って風船みたいに丸い?
それともクレープみたいに平たい?
古代ギリシア人の考えた宇宙ってどんなの?
アインシュタインの目には宇宙はどんなふうに見えてたの?
コズミックウェブ(宇宙のクモの巣)ってどういうこと?
多元宇宙ってどんな姿をしているの?
古代や中世の学者から、コペルニクス、ガリレイ、ニュートン、アインシュタイン、そして現代の宇宙観や最新の宇宙理論まで、これまで私たちはどんなふうに宇宙の姿を描いてきたのか、そして描いていくのでしょうか?
著者のギョーム・デュプラは科学の歴史を丹念に調べ、さまざまな宇宙の想像図を集め、この本の中で紹介しています。
難しい考えをわかりやすく伝えるために、科学者はいろいろなイメージを用いて説明をします。膨張する宇宙を風船にたとえたり、宇宙の構造をスポンジを使って説明したり、多元宇宙の姿を泡の様子で表そうとしたり。
宇宙の姿を解明するという壮大なチャレンジに挑んだ人類の軌跡が、味わい深いイラストを通してわかる学習しかけ絵本。親子でいっしょに楽しめる一冊です。
◆これまでの宇宙ーー古代ギリシアの宇宙観からビッグバン理論まで
古代ギリシア人の宇宙/球状の宇宙/無数の世界/中国人の天空/アラビアの天球/天動説/地動説/無限の回帰/新たな視界/ニュートンの宇宙空間/銀河系中心の宇宙像/アインシュタインの宇宙/フリードマンールメートルの宇宙モデル/膨張する宇宙/ビッグバン!
◆現在の宇宙ーー科学的観測にもとづいて
観測可能な宇宙/コズミックウェブ/銀河から素粒子まで
◆未来の宇宙ーー科学者たちの思索
錯覚のいたずら?/宇宙はどのように終わる?/別世界への抜け道?/多元宇宙/あり得るかもしれない宇宙
2016年に発表された本格ミステリの短編から、本格ミステリのプロフェッショナルが選び抜いたベスト作品集! 天野暁月「何かが足りない方程式」 青崎有吾「早朝始発の殺風景」 西澤保彦「もう誰も使わない」 似鳥鶏「極彩色を越えて」 葉真中顕「交換日記」・解説 遊井かなめ
重力発見の旅へ出かけよう!
〈重力〉の実体に迫る人類2500年分の歴史へ。
サイエンス・コミックで旅立ちます!
広大な宇宙空間、太古のビッグ・バン、ブラック・ホール、燃える巨大な恒星……直接行くこともできず触れることもできないのに何を根拠として確信を持って語ることができるのだろうか? この質問に対する解答の核心は「重力(グラヴィティ)」にあります。現在わたしたちが知っている宇宙の姿は、人類が解明した重力についての知識と想像力をベースに描き出されたものです。好奇心に満ちた才気あふれる、洞察力と想像力に秀でた科学の偉人たちによって重力は発見され、わたしたちは今日の宇宙の姿と、どのように変化してきたのかを語ることができるのです。
科学者らの対話を横で聞き、かれらの頭の中の想像の世界に入ることができたなら...、を実現するのが本書"グラヴィティ・エクスプレス"です。かれらの思想を忠実に反映しようと努力していますが、読者の理解を助けるために作り出した科学者たちの会話や議論も多く含まれていますので、「科学小説」を読むように読んでいくのもおもしろいことでしょう。
重力とは何か、古代から現代にいたるまで時々刻々変化していく人類の宇宙観に対しての理解をこの本で深めることができます。
序文 一編の小説のような重力の歴史
PROLOGUE 物が落ちる原因は何か、重さがあるのはなぜなのか?
CHAPTER 01 適応期ー重力! 克服の対象から理解の対象へ
CHAPTER 02 落ちる場所を失うー宇宙はとても大きい
CHAPTER 03 本来の位置に落ちるー秩序整然たる宇宙
CHAPTER 04 そうではないーアリストテレスに対する反駁
CHAPTER 05 落ちるというのは引っぱられているということー地上の言語で落下を説明する
CHAPTER 06 引っぱっているといういかなる推測も不可能だー天上の言語で落下を分析する
CHAPTER 07 そうだ、引き合っているのだ!-ニュートンが決着をつける
CHAPTER 08 勝利のあとの苦々しさー筋は通っているが、理解できない
CHAPTER 09 すべて錯覚だーむしろ押し出すというのが正しい
EPILOGUE 人類を動かしたもっとも単純な質問
重力史年表
主要登場人物紹介
参考文献
★第6回「書店員が選ぶ今年の本」選出(自己啓発・経営、経済、科学部門/韓国書店組合連合会発表)
★寄せられた賛辞
“女性の経験と共にあるさまざまな議論が複雑に入り混じった科学の話を読んでいるうちに、私自身も、科学と女性が出合うことで、目の前の壁を飛び越えられる日が来るかもしれないと夢見るようになった。”--キム・チョヨプ(韓国SFの俊英)
“我々が今まで男性の立場から科学をしてきたことに気づかされた。(…)女性が参加し、女性の観点で創造されるフェミニズムと科学技術の研究は人類の希望だ。”--チャン・ハソク(科学史・科学哲学者/ケンブリッジ大学教授)
★本書の内容
受精は、能動的な精子が受動的な卵子を捕獲する過程ではない。
卵子凍結はあるのに、男性のための精子凍結がないのはなぜ?
アシスタントロボットが「女型」である理由とは?
本書は、かつて科学者になる夢をあきらめた著者が、フェミニズムと科学技術社会論に出合い、憎んでいた科学と「和解」し、女性の観点から科学を見つめ、科学の観点から女性の体と経験を理解しようとした思索の軌跡をまとめたものだ。
“私は、科学と分かり合えなかった経験のある人たち、そのせいで科学の本にはなかなか手が伸びないという読者を思い浮かべながら本書を執筆した。ほかでもない、私がそういう人間だったからだ。”(「はじめに」より)
本書の探究は、「子どものような純粋無垢な好奇心」からばかり出発するわけではない。その出発点は、卵子凍結について悩むことかもしれないし、高校を卒業してすぐに受けた二重手術かもしれない。うつ病になること、摂食障害になること、妊娠とキャリアについて考えること、無責任な父親について考えること、かもしれない。さまざまな要素が混ざり合う、複雑な個人の暮らしから、本書は話を始めていく。
客観的で普遍的で価値中立的であることを装いつつ、じつのところ女性について無知だった科学にかけられた「呪い」を解き、「よき友」として付き合っていくためのエッセイ集だ。同時に、理系への進学を検討している学生や、その子らを見守る大人たちにもおすすめしたい。
“科学が本当の意味で変化するためには、賢い女子学生ではなく、平凡な女子学生こそもっと必要なのだ。(…)科学者や工学者になりたいという女の子や青少年が周囲にいたら、めいっぱい励ましてあげてほしい。(…)「実力さえあれば女でもなんだってできる」といった言葉の代わりに、「今までそこそこしか勉強してない男子学生だって科学者になれたし、科学界の80%に所属できているんだよ」と付け加えてあげてほしい。”(「おわりに」より)
商品を選ぶ時、投資する時、ネット情報を見る時…「合理的に判断した」つもりでも、人は恐ろしい錯覚に陥っている!“損得判断のワナ”の数々とは?
「からだの錯覚」の研究者が、からだの不確かさや思い通りにいかなさに考えを巡らせる科学人文エッセイ!
知的好奇心を揺さぶる数々のからだの錯覚実験を紹介しつつ、「からだとは何か、脳とは何か」という人文的考察を深めていく。
知らなかった、意識していなかった「自分のからだ」のおもしろさが次々と襲いかかりるエキサイティングな研究と考察。「一冊読めばからだのことがよくわかる」と思っていたら、「なんだかますます分からなくなってきた」という不思議な読後感を味わえます。
▼第1章 どうしても思い出せない左手のこと
両腕を奪われたディフェンダー
髭にまとわりつくこの左手について
闇に葬られたエイリアンの行動記録
右の頬を打たれたら左の頬を差し出さずにはいられない
外向的な右手と内向的な左手
顔触を奪われることで奪われるもの
▼第2章 誕生日が1日ズレた自分を想像する
奇数が好きですか、偶数が好きですか
ブーバとキキの運動学
偶数と奇数を踏みつけてみたならば
ブーバ世界のカフェで賑わう4人の女性たち
自己愛をあたりかまわず転写するバースデーナンバー
誕生日をずらすことによるきもちわるさ
奇数が好きになる誕生日、偶数が好きになる誕生日
数字から豊潤な連想世界が広がる女性たち
歴史上、ただの一度しか許されない実験
▼第3章 20秒間でシャッターを1回だけ押す
生きているものたちのリズム、しなやかなメトロノーム
初めての実験、窮屈に押し込められたシャッターの音塊
好きにボタンを押してください、とはいうけれど
集団を使って緊張を突破しようとする者たち
授業の外に飛び出した集団フリーシャッター実験
集団心理は本当にシャッターチャンスを高めているのか?
自由意志はキリのよい時間に現れる
今日、私は◯◯くんに告白をする
▼第4章 半地下のラバーファミリー錯覚
(第0節 序)
現実と虚構を同一の地平で編み直す
(第1節 建築物が「家」になるまで)
身体に宿る家族的なハーモニー
(第2節 接合型パラサイトの諸相)
自分と他人の入り混じったもの
出来事の同期体験が「家族」をつくりだす
「におい」という宇宙
他人として出会い直される自分
(第3節 交換型パラサイトの諸相)
身体を収納する「一つ」の容器の潔癖
切断されたラバーファミリー錯覚の憂鬱
(第4節 不可視型パラサイト、そして約束された悲劇へ)
▼終章 ---会ったことのない同居人(半自己特論)
神経の通っていない自分、としての他人
物語を持たない人間の倫理
未開の皮膚、未開の骨、頻発する「ビッグバン」
デッドライン
あとがき
『脳科学が解き明かした 運のいい人がやっていること』に続くシリーズ第2弾!
今回は「なぜか自信がある人」の謎を脳科学の観点から解明!
ドーパミン、セロトニン、アドレナリンとノルアドレナリン…脳内神経物質と「自信」の関係に迫ります。
【目次】
はじめに
序章 なぜあの人は自信に満ちあふれているのか?
第1章 脳を知ることが自信への近道
第2章 不安やプレッシャーとの付き合い方〜行動が先、自信は後から
第3章 本当の自己肯定感〜ブレない自分を育てる〜
終章 自信を「持ちたい」と思わなくなる瞬間
おわりに
はじめに
序章 なぜあの人は自信に満ちあふれているのか?
第1章 脳を知ることが自信への近道
第2章 不安やプレッシャーとの付き合い方〜行動が先、自信は後から
第3章 本当の自己肯定感〜ブレない自分を育てる〜
終章 自信を「持ちたい」と思わなくなる瞬間
おわりに
幅広い世代に向けて科学に関する多くの書籍を執筆してきた池内了さん。本書は、雑誌「BIG ISSUE」で連載をしている「池内了の市民科学メガネ」の連載100回を記念して80篇に再構成した科学エッセイ集です。
日常を科学的な視点で見て考えることの楽しさコンパクトに、明快、痛快に伝え、科学の目で暮らしを見てみることで面白さや意外な視点を発見できる内容です。
古代エジプトの遺跡,遠近法の発見,錬金術,シュールレアリズム,ポップアート,広告美術にいたる空間思考の軌跡をたどり,また,自然界に存在する想像を超えた生体のメカニズムに学び,柔らかい空間こそ人間的な暖かみをもった未来の都市空間であることを説く。
光の時代がやってきた。光がおりなすバリエーションは実におもしろい!! そんな本ができました。