フェリエの国の仲間たちが絵本の世界で大ピンチに!「ねぇ…あれ、なに?」「もっ、もしかして、ぼくたちがねらわれているの?」バッシャーン!ものすごい水しぶきのあとに、おそろしい声がひびきわたったのです。小学中級から。
おかしなことに、わたしを見るとみな奇妙な話をしたくなるらしい。なぞめいた祖母から贈られたハムスターの秘密とは?図書館が舞台の斉藤洋の奇譚集第二弾。
『カギのもちぬしをさがさなきゃ。きっとこまっているにちがいないもの。』ある日、ルーチカは小さなおとしものをみつけます。それはなにかメッセージの書かれた葉っぱのカードつきのカギでした。小学中級から。
小さくて、おくびょうで、しっぱいばかりのねずみくんに、ふくろうさんがおしえてくれた、いちばん大切なこと。それは…。今、気がついてほしい大切なこと。もうひとつのねずみくんの絵本。
寒さがしみる夜、熱い手打ちそばをすすっていた次郎吉と小袖のいる店に、旅装姿の若い男女が入ってきた。どうやらやくざ者に追われているらしい。咄嗟に二人を匿った次郎吉が事情を聞くと、娘はやくざの親分に手篭めにされ、同情した男が駆け落ち覚悟で連れ出したという。だが、男が勤めていた貸本屋が付け火で焼け落ちてしまう。二人の事情には何か裏があるのでは…。義理人情に篤い鼠小僧が、今宵も悪を盗み出す!
吹雪の夜、毛皮の外套を何枚も着込んだ乗客をのせ、急行列車は極北の都市ベーリングへと向かう。そこへ突然、きみょうな闖入者があらわれてー。光と影、寒と暖、現実と幻想、躍動感と静かな哀愁…スリリングな展開のなかに幾重ものイメージが交錯する物語世界を、量感ゆたかな美しい絵で見事に視覚化した豪華絵本。小学校中学年から。
おとなりさんがねこをかいはじめて、おちついてくらせなくなった5ひきのねずみたち。あたらしいすみかをさがしますが、ねずみにぴったりのすてきないえはなかなかみつかりません。それならばたててしまおうと、アイディアとくふうがいっぱいのいえづくりにとりかかります…。
「せかい一つよくてりっぱなおむこさんをみつけなければ」ねずみ村のそんちょうさんは、かわいいむすめのためにおむこさんさがしをはじめましたが…読み聞かせに、はじめてのひとり読みにぴったりの昔話絵本。
ひとりぼっちで生きてきたモナ。大嵐の夜、オオカミにおわれているうちに、見たこともない巨木にたどりつきました。巨木の幹についていた秘密のドアをあけると…そこは、世界でいちばんすてきな場所でした!欧米で話題のファンタジー、シリーズ第一弾です。
人間の姫に恋をして、ハツカネズミ社会を追放された小さなネズミ、デスペロー。地下牢の暗やみでくらし、光にあこがれとにくしみをいだくドブネズミ。いつか自分がお姫さまになると信じているめし使いの女の子。それぞれの冒険は、どうなるのでしょうか。愛とゆるし、そして勇気と希望に満たされた、あたたかい物語。2004年ニューベリー賞受賞作。
むかしむかし、ねずみのおとうさんが、ひとりむすめのために、せかいいちのおむこさんさがしのたびに出ました。はじめにあいにいったのは、おひさまでした。でも、おひさまにはくもをしょうかいされ、くもにはかぜを、かぜには…。さてさて、せかいいちのおむこさんとは?
もりのなかのちいさないえに、のねずみのかぞくがすんでいます。がんばりやのすえっこチロは、まいにち、なにをしているのかな。