人間と性を巡る教育と文化の総合情報
世の中、性の健康のための基礎知識が欠けている。お医者さんだって性の話は苦手だ。キンゼイ研究所のデータを駆使して、性の悩みに科学的に答えた最新の啓蒙書。
糖尿病と診断されたあとの葛藤やストレス、治療と自己管理、生活の再構築、合併症の出現ーこれらに伴う心理・感情面での問題を、語られた生活体験と感情を通して明らかにする。対処すべき事態を、本人のみならず医療職者、家族、友人、同僚らによる毎日の生活と人間関係のダイナミズムにおいてとらえ、糖尿病をめぐるケアリングの諸相をいきいきと描く。
火事、強迫神経症、摂食障害、性的虐待、急性疾患など様々な外傷的な問題をもつ人の背後に両親や幼児期の葛藤、無意識に隠された欲望をみつけ、それを分析家に語ることで方向性を見いだしていく過程を鮮やかに描く。私たちが生きる上でみずからが自分自身の主体となって生きることの重要性を症例と共に分かりやすく解説する。ラカン派の精神分析の治療過程が分かるだけでなく、現代社会でトラウマに向き合う上で精神分析がなぜ必要とされるかが語られる。
広告、映画、ドラマ…「優れたクリエイティブ」の定義は、世界ではとっくに変わった。日本の作り手は、変われるか?クリエイティブ・エシックスとは、世界をより良い場所にするかどうか?という視点で物事を判断するマインドセット。「炎上しないように守るコンプライアンス」ではなく、「ブランドをより魅力的に成長させるための倫理」を紐解く、はじめての書籍!
「リアル・ワールド」から「バチェラー」まで
アメリカにおいてリアリティーショーはテレビの最大勢力のジャンルの一つとなりつつある。そして、リアリティ・ショーで有名人となったドナルド・トランプが大統領になったことが象徴的に表しているように、リアリティ・ショーはエンターテイメントの世界だけでなく、現実の世界も変えつつある。社会学者の著者が、現在のリアリティ・ショーのかたちの先駆けとなった「リアル・ワールド」(1992)の最初のエピソードから、「バチェラー」における数限りないローズ・セレモニーまでを分析し、そこに映された人種、性別、階級、セクシュアリティなどに対する考え方がいかに保守的であるかを明らかにし、その「フィクション」が「リアル」を侵食しつつあることに対し警鐘を鳴らす。
サイボーグや人工知能のように、ポスト・ヒューマンともいうべき事象が噴出する現在、電子テクノロジーにとって私たちの身体はどのような意味をもつのか、そうした身体の意味に対応する倫理思想をどう立ち上げるべきかを思索する理論研究の成果。
序
第1部 サイバー・カルチャーへの誘い
第1章 ヴァーチャル・ワールドのジェンダーとセクシュアリティーーその両義性
1 ヴァーチャル・ワールドのジェンダー・スイッチング
2 ヴァーチャル・ワールドのセクシュアリティ
3 一元化する自己
4 日本のヴァーチャル・ワールドの現状をめぐって
5 セクシュアリティ再考
第2章 MMORPGにおけるジェンダー・スイッチングに関する一考察
1 研究の目的
2 調査内容と結果
3 結果の考察
資料
第3章 コンピュータを介したコミュニケーションの倫理学的検討
1 テキストをベースとしたコミュニケーションがうむ共感
2 ビデオゲームにおけるシミュレーションと同一化の考察
第2部 サイバー・カルチャーにおける自己と身体をめぐる考察
第4章 情報社会における自己の多元化ーーその倫理的可能性を考える
1 デネットの自己の分析とその検討
2 インターネット時代の自己像
3 多元化する自己の倫理的可能性
第5章 サイバー・スペースの自己と身体に関する考察
1 サイバー・スペースのなかの自己の誕生と身体
2 ゲームプレイにおける身体経験に関する考察
第6章 サイバー・カルチャーにおける〈身体論的〉転回
1 初期のサイバー・カルチャーと現在のサイバー・カルチャー
2 サイバー・カルチャー研究の新たな動向
3 新たな〈身体〉経験がもたらすものーー身体の枠組みの再構築
第3部 これからのサイバー・カルチャー研究に向けて
第7章 生成としてのサイボーグに関する一考察
1 ティラドーの議論
2 「逃走線」とは何か
3 なぜ「機械」なのか
第8章 〈サイボーグ〉という経験を捉える視座とはどのようなものか
1 科学はどのように捉えられるのか
2 社会構築主義・再考
3 科学・芸術・哲学
第9章 覆い隠された〈身体〉経験の顕在化に向けてーーサイバー・カルチャー研究の方法
1 ニュー・メディア・スタディーズのアプローチとしての現象学的方法
2 パフォーマンス研究との共通点
引用・参考文献など一覧
あとがき
進展いちじるしい脳科学とコンピュータ科学。そのめざすところを情報と生命という視点からさぐり、われわれが自明の前提にしてきた思考の枠組を解体・組換える。
研究の緻密化と並行して細分化が進むなか、「帝国」の構造や植民地支配のあり方を総体として把握・理解する必要性がますます高まっている。そのために必要な論点を、政治・経済の制度と文化的側面の双方に目を配りつつテーマ別に整理し、第一線の研究者36人がわかりやすく解説する。研究の到達点と今後の展望を提示する画期的入門書。
急性期からクロニックへ、キュアからケアへと、保健医療の枠組みが大きくシフトしている。3大死因の癌、脳卒中、心臓病をとっても、診断・治療というこれまでの枠組みではまかないきれない。糖尿病をはじめ生活習慣病という観点も注目されている。根治せずに病気を抱えて推移するという時間軸と、対人関係や社会的資源など生活レベルでのひろがりを見据えた新たなパラダイムが求められている。本書はクロニックイルネスという切り口から保健医療の全体像を示し、人と病いの新たなかかわりを問い、今日的な課題と取り組みへの展望を与える。
私たちの日常と密接に関係する「ヘルス(健康)」は生涯をとおして向き合わなければならない様々な課題がある。本書では、ヘルス(健康)を身近な問題として考え、ヘルスをコミュニケーションの問題として捉えるための視点を具体的な事例を紹介しながら、わかりやすく解説したテキスト。医療・福祉の現場ではたらく人、これから専門家をめざす人にも役立つ一冊。