本書は、歯科学にとって最も重要なテーマである「咬合」について、用語と概念への簡単な解説からはじまり、咀嚼システムにかかわる各テーマを丹念に整理し、治療における問題点を多方面から分析、整理した、現代歯科学における“咬合学”のバイブルである。
成人症例に対しては病理的変化が起こりにくい生理的な歯の移動様式が必要となる。新しい矯正用ワイヤーGUMMETALは生理的な歯の移動に適した弱い力を持続的に発揮できる極めて有効なワイヤーである。さらに、生理的な歯の移動様式を実現できる装置としてセルフライゲーションシステムは最適な装置といえる。本書ではGUMMETALとセルフライゲーションによる舌側矯正を多くの全部、部分矯正の症例とともにわかりやすく解説している。
Chapter1 矯正歯科の目標
Chapter2 GUMMETAL(ゴムメタル〔超弾塑性型チタン合金〕)
Chapter3 セルフライゲーティングシステムとCLIPPY-L
Chapter4 GUMMETALとCLIPPY-Lのコンビネーション・メカニクス
Chapter5 部分矯正
Chapter6 部分矯正症例
Chapter7 全部矯正症例
Chapter8 矯正診査
咬合学、咀嚼学を探求しながら、多くの開業歯科医に講義を行う著者がたどりついた答えは、「目には見えない、そして難解な咬合こそ、検査と診断をしなければならない」という点であった。咬合に検査と診断が必要な理由と実践方法について、臨床ケースとエビデンスをもとに、多くのイラストを用いて「咬合と咀嚼の謎解き」に挑戦した新しいタイプの書。
第1の謎 なぜ,美しく整った形態が正常咬合と言えるのか?
第2の謎 なぜ,下顎頭から正常咬合が求められるのか?
第3の謎 なぜ,ヒトには咬合が不可欠なのか?
第4の謎 咬合や咀嚼の診断で何に注目するべきなのか?
第5の謎 なぜ,咬合や咀嚼の検査が必要なのか?
歯周病の病因論はすさまじく発展し、多くの治療法が開発されてきた。しかし、歯周治療の発展はいったいどんな朗報を歯周病患者にもたらしたのであろうか? 果たして、科学は正しく臨床に反映されているのであろうか? わが国の歯周治療にコンセンサスは得られているのだろうか? 科学的根拠に基づいた医療、多数かつ長期の経験に基づいた医療による歯周治療を通して、患者のQOL向上に貢献することが本書の目的である。
CHAPTER 1 これからの「ペリオ」の話をしよう
CHAPTER 2 Dr. Ramfjord の10のドグマ
CHAPTER 3 歯周組織の構造と役割
CHAPTER 4 歯周病とは
CHAPTER 5 ペリオドンタルメディシンーー口腔と全身の相互作用
CHAPTER 6 歯周炎の治癒とは
CHAPTER 7 歯周治療のフロー
本書は、根管治療に必要な知識である根管解剖をデンタルエックス線写真、透明標本写真および昨今の歯内療法臨床で活用されるCBCT像と歯科用顕微鏡で考察した"エンド新時代の根管解剖書"。歯種ごとの根管形態の特徴や多様性、その出現率等を過去の文献をひも解きながら豊富な写真資料で考察。基本的な根管形態はもちろん、各歯に現れる特殊な形態およびその治療へのアプローチ法も示し、初学者にもベテラン臨床家の臨床にも役立つ1冊。
第1章 根管形態研究の歴史
第2章 根管解剖の総論
第3章 上顎前歯
第4章 上顎小臼歯
第5章 上顎大臼歯
第6章 下顎前歯
第7章 下顎小臼歯
第8章 下顎第一大臼歯
第9章 下顎第二大臼歯
第10章 根尖部透過像の解剖学
本書は、セオリー・EBM編(Principles)、実践編(Procedures)、症例編(ClinicalExamples)の3部より構成。マイクロスコープを用いた拡大視野下で行う外科的侵襲の少ない切開・縫合のテクニックや術後の審美性を獲得できるノウハウについて、多数のイラストと臨床写真にて解説。また、エビデンスベースでありながらも著者考案のテクニックも多数紹介している。
序章 Periodontal microsurgeryとは?
第1章 マイクロスコープと拡大鏡の応用
第2章 切開のセオリー
第3章 理想的な縫合のために
第4章 歯周外科手術の目的と分類
第5章 歯周ポケットの減少のためのmicrosurgery
第6章 インプラント治療における切開と縫合
第7章 歯肉退縮に対するアプローチ
第8章 狭小化する歯槽堤と歯間乳頭への対応
第9章 歯周形成外科と補綴治療とのかかわり
インプラント治療において、難度が高く、トラブルが多く生じるとされるサイナスフロアエレベーション。解剖学、CT診断、耳鼻咽喉科医のエキスパートと本術式の第一人者が協力し、この術式を安心・安全に行うための検査・診断、手技を紹介する。ラテラルウインドウテクニック、クレスタルアプローチの両方の手技についても最新の治療法をもとに解説。万が一、術中・術後トラブルが生じた際の対応も網羅している。
Chapter1:サイナスフロアエレベーションに必要な口腔解剖学の知識
Chapter2:サイナスフロアエレベーションを行うにあたって知っておきたい耳鼻
咽喉科の知識
Chapter3:CT による診断の基礎と臨床への応用
Chapter4:サイナスフロアエレベーションをより安全に行うための難易度分類
Chapter5:ラテラルウインドウテクニック
Chapter6:クレスタルアプローチ
Chapter7:サイナスフロアエレベーションのトラブル
開業してから30年間、子どもから高齢者までのう蝕・歯周病予防と咬合管理を行い、記録した著者が、咬合誘導により子どもの犬歯誘導が自然に確立されることや、医院の8029〜8020達成者には不正咬合患者はおらず、犬歯誘導を保っていることに着目し、犬歯誘導は補綴学的に再構築すべき咬合という限局した観点だけからではなく、「生涯を通した天然歯の理想咬合」であるという新たな見地から考察した1冊。
第1部 新 咬合論&咬合誘導論
第2部 歴史から読み解く咬合誘導論小児歯科の歴史
本書では、マイクロスコープをしっかり学びたい初心者から、さらに治療の質を高めたい経験者まで、多くの歯科医師が活用・上達できるように5つのステップで解説。また、歯科の各分野でマイクロスコープを活用できるように豊富な臨床例とともに術者・患者・マイクロスコープのポジショニングについて提示している。マイクロスコープの活用法が、多くの臨床写真と図、10本の動画から学べる一冊となっている。
プロローグ マイクロスコープの活用法をステップで学び,各分野の治療に活用しよう!
Chapter1 マイクロスコープの基本を知ろう!
Chapter2 歯科治療におけるマイクロスコープの使い方を学ぼう!
Chapter3 5ステップで各分野の治療を上達させよう!
Chapter4 マイクロスコープ治療を極めよう!