◆各国法制度の特質の検討から、日本の消費者法の方向性を導く◆
消費者被害抑止の、より効率的なシステム構築へ。各国法制度の特質を探り、日本の消費者法の方向性を導く。日本(松本・小田)・ドイツ(宗田)・フランス(町村)・イギリス(菅)・アメリカ(籾岡)・ブラジル(前田)・中国(白出)。
生物学者ピアソンと分子系統学者ボグラーによるハンミョウ類の分類・形態・進化・生物地理・保全までを網羅した『Tiger Beetles』の全訳。原著の出版以降明らかになった補足や訂正、訳者によるカラー生態写真が追加される。
序文
日本語版への序文
第1章 はじめに
ハンミョウ研究のおもしろさ
ハンミョウ研究の先人たち
科学研究におけるハンミョウの価値
第1部 分類的多様性─進化および世界的分布でみたハンミョウ
第2章 ハンミョウとは
どの仲間に近いのか
ハンミョウの特徴
生活環の各発育段階
第3章 分類と進化
ハンミョウ科の分類
多様性の進化
第4章 種と種分化
種とは何か
なぜ種を問題とするのか
第5章 遺伝─特異な性決定様式
染色体と生殖細胞
染色体の進化と種分化
第6章 生物地理
なぜ、ある地域では種数が多く、別の地域では少ないのか
ハンミョウはどこから、どのようにして来たのか
第2部 生態的多様性─自然環境でのハンミョウ
第7章 自然を生き抜く
物理的生息場所の中のハンミョウ
安定した体内環境の維持
長期的な環境変化に対する応答
その他の進化上の問題
第8章 交配相手の探索と求愛
性淘汰と雌の選り好みの論理
交配と繁殖
第9章 敵からの逃避と回避
天敵はどんな動物か
対捕食者形質
複合的な対捕食者防衛
防御化学物質─局所的な適応か、歴史的な成り行きか
第10章 競争者に立ち向かう
植物と採餌行動
ハンミョウはどのように競争に立ち向かっているのか
群集内の共存種の組合せに規則性はあるのか
ハンミョウの適応放散─何が多様性を促進したのか
第11章 経済と保全
経済的な利用価値
バイオミメティクス(生物模倣)
保全
分類群間の比較と統計上の自己相関の問題
分子レベルの研究と保全
市民化学者と保全
第3部 生態的多様性と分類的多様性の相互作用
第12章 今後の研究と統合
分布パターンの研究
亜種の研究の必要性
世界全体での比較
系統樹の改良とその予測力の強化
剛毛の配列様式と統合
気候変動
結論
付録A ハンミョウの観察と採集
付録B 世界の主な属の自然史
訳者あとがき
引用文献
学名索引
分類名・和名索引
人名索引
事項索引
北海道から沖縄の日本産クモ類、約700種類の生活史や生態環境などを解説。
雌雄、幼虫、網、卵嚢などの多彩な生態写真(約3000枚)を掲載しており、図書室などの参考図書としても最適。
戦後期における日本の保守および保守政治家とはいかなるものか、保守政権とはどのような役割をはたしてきたのか、問い直す。各章二人の政治家を縦軸・横軸・対称軸からカップリングさせた事例研究。自民党(旧自由党、旧民主党、旧進歩党)の多様性を論究しつつ、日本的保守政治家の実相と特質を解明する。
本書はAI研究におけるコミュニケーションの現状や、様々なコーパス及び在外資料を活用したコミュニケーションの実態の把握と検討、また日本語学習者や発達障害児の言語とコミュニケーションの関係などをまとめた論文集である。
■「まえがき」より
中島氏の論考は「AI and 対話」と「AIを相手として対話する」の2つの視点からAI研究の歴史と現状を検討し、人間とAIシステムの違いを解説したものである。続く5つの論考は、国立国語研究所が構築してきた方言コ -パス、歴史コーパス、日常会話コーパス、学習者コーパス、在外資料など言語資源を活用して、配慮の表現・行動の観点からコミュニケーションの実態を探り、そこに潜む問題点を検討している。
後半の4つの論考は、「健常な成人の母語話者によるコミュニケーション」を対象にした旧来のコミュニケーション研究から、外国語として日本語を学ぶ人(日本語学習者)や障害を持つ人、さらには外国語との比較などに視点を広げ、言語とコミュニケーションの関係を考察したものである。
本書の刊行を通じて、言語とコミュニケーションの研究がさらに深まることを期待したい。
第1章
AIと対話
中島秀之
第2章
丁寧表現形式「デス」の地域差ー日本語諸方言コーパス(COJADS)からー
木部暢子
第3章
対人配慮の歴史をどう捉えるかー『平家物語』の〈受諾〉〈断り〉表現をめぐってー
高山善行
第4章
書き言葉・話し言葉における縮約形の実態ーコーパスに基づく分析を通してー
小磯花絵
第5章
ハワイとカリフォルニアに渡った日本人女性たちによる敬語と女性文末詞
朝日祥之
第6章
日本語学習者の配慮の表現・行動から出発するコミュニケーションの対照研究
野田尚史
第7章
日本語学習者のフィラーの習得と評価ー中国語を母語とする日本語学習者3名を対象にしたケーススタディー
石黒 圭
第8章
自閉スペクトラム症の言語コミュニケーション
藤野 博
第9章
NPCMJを用いた文構造の出現頻度に関する調査ー主語省略文と受身文を例にー
プラシャント・パルデシ、長崎 郁
第10章
プロソディーの多様性と音声コミュニケーション
窪薗晴夫
索 引
編者・執筆者紹介
排泄物や死骸を糧とするフンころがし(フン虫)は、自然界の底辺で壮大な循環を支える貴重な生き物だー。長年にわたってフィールドワークを重ねてきた第一人者が、フンころがしと生物多様性の切っても切れない世界観を、つぶさに確かめ描きなおす、ユニークな昆虫記。
自己複製の担い手たる遺伝子は,生命の多様性を育て,その多様性が物質とエネルギーの流れを生み出す.そして出来上がった自然こそが,生態系という新たな生命の揺籠となる.遺伝子と生態系をつなぐ自然原理を目指し,生態学者の新たな挑戦が幕を開ける.
まえがき
序 章 遺伝子・多様性・循環の科学とは [門脇浩明・立木佑弥]
第 I 部 進化と生物群集をつなぐ
第1章 進化から群集へ,群集から進化へ
──階層間相互作用の意義 [内海俊介]
第2章 チョウ類とそれを取り巻く生物群集
──急速な進化と断続平衡 [大崎直太]
第3章 外来種における生態と進化の相互作用
──外来種管理への応用は可能か [深野祐也]
第4章 代替生活史戦術と個体群動態
──行動学的基盤の視点から [立木佑弥・堀田淳之介・小泉逸郎]
コラム 1 小進化動態と生態的動態
──生態的適応度から考える [高橋佑磨]
第 II 部 生物群集と生態系をつなぐ
第5章 生物多様性と生態系機能
──実験系から自然群集・生態系へ [佐々木雄大]
第6章 湖沼生態系における生物と物理環境の相互作用
──正のフィードバック・履歴現象・中位捕食者の解放 [西嶋翔太]
第7章 環境汚染による攪乱が及ぼす微生物生態系への影響
──群集機能・多様性と環境応答 [濱村奈津子]
第8章 植物と土壌微生物のフィードバック
──その成り立ちとしくみ [門脇浩明]
第9章 地球システムにおける陸上生態系 [伊勢武史]
コラム2 1 万年目の農業 [舩橋真俊]
第 III 部 進化,群集,生態系をつなぐ
第10章 生態系とダーウィン・マシーン
──マイクロコズムから見た適応進化 [中島敏幸]
第11章 呼吸の多様性が駆動する元素循環 [瀬戸繭美]
第12章 生態化学量論から読み解く進化と生態のフィードバック [山道真人]
第13章 海洋島陸産貝類の群集と進化
──小笠原諸島を例として [千葉 聡]
終 章 生態学の領域融合へ [門脇浩明・立木佑弥]
テクニカルノート1 数理モデリングとその解析 [立木佑弥]
テクニカルノート2 生態系・群集生態学的解析法 [福森香代子・門脇浩明]
あとがき
参考図書
引用文献
索 引
「女の子だから、お手伝いして」「男の子なんだから、すぐに泣かないの」……。「男も女も関係ない」とふだんは思っていたりするのに、ついうっかり、こんな言葉を子どもに言ってしまった。あるいは、自分自身が子どもだったころ、そんなふうに言われて、モヤモヤした。そんな経験はありませんか?
本書は、子どもにかかわる大人が、自らのなかにあるジェンダー・ステレオタイプ、すなわち、性別にかんする固定観念や先入観に気づき、それを無意識に次世代に引き継いでしまわないために、子どもとどのように向き合っていけばよいかを10の提案にしてまとめたものです。
著者のセシリエさんは、デンマークで20年以上、ジェンダー平等の啓発に取り組み、研修や教材作りにたずさわってきました。デンマークといえば、民主的で幸福度の高い国として知られていますが、じつはジェンダーギャップ指数は29位。北欧5カ国のなかでは最下位です。120位の日本と比べれば、はるかに上位ですが、ジェンダー・ステレオタイプが根強く残っている社会なのだとセシリエさんはいいます。
たとえば、デンマークの学校には「男の子会議」「女の子会議」といって、子どもたちを性別でわけて話し合いの場をもつことがあります。性別でわける合理的な理由はみあたらないのに、不自然だと声をあげる人は少なく、定着しています。その原因についてセシリエさんは、ジェンダー・ステレオタイプが社会の文化に根付き、日常に溶け込んでしまっているからだと指摘します。そのほか、男の子のおこづかいのほうが女の子よりも多かったり、男の子のほうが速く走ることができる、と教師が決めつけてしまったり……。デンマークでもこんなことがあるのか、と思う事例がいろいろ。
なぜジェンダー・ステレオタイプの根強い社会を変えていかなければならないのか。それは、性別にまつわるステレオタイプは「こうあるべき」という規範となって、人々の行動や考え方をしばるからです。その枠からはずれてしまうと、自分はどこかおかしいのではないか、と感じたり、自尊心が傷ついたりして、その結果、その子がもっているはずの可能性を十分にのばすことができなかったり、夢をあきらめなければならなかったりすることもあるかもしれません。
そのような事態を招かないためには、大人自身がジェンダー・ステレオタイプから自由になって、子どもたちとかかわることが大切なのです。それはまた、性別や性的指向、性表現にかかわらず、すべての人々の存在を認め、等しく価値ある存在として受けいれていくジェンダー平等な社会の実現につながっていきます。
さあ、あなたもさっそく取り組んでみませんか? 子ども一人ひとりがおたがいの違いを認め合い、自分らしく生きられるように。
地球規模の気候変動が現前する21世紀。
その危機の拡散と克服への鍵を握るアジア諸国の環境問題の諸相に迫る
いまだ克服の道筋が見えない地球環境問題。
日本を含む東アジア、東南アジアから南アジア、そして西アジアまで。
豊富なデータと共に、各国環境問題の危機の多様性とダイナミズムを読み解く待望の研究入門書!
序章 アジアの環境問題:地域比較の視点
第1部 現代北東アジアと環境問題
第1章 熟議的民主主義の可能性──日本の高レベル放射性廃棄物最終処分場立地選定をめぐる合意形成
第2章 どこにでもある危機──朝鮮民主主義人民共和国の環境問題
第3章 中国の大気汚染問題とその対策
第4章 台湾の環境政策とシャマン・ラポガンの文学
第2部 現代東南アジアと環境問題
第5章 ベトナムが直面する環境問題をめぐって
第6章 東南アジア島嶼部の森林・水産資源の利用と環境問題──ボルネオ島北部を中心に
第7章 インドネシア独立以降の環境問題と環境保護対策への提言
第3部 現代南アジアと環境問題
第8章 バングラデシュの環境問題──グローバルな課題への挑戦
第9章 インド・デリーの大気汚染──その現状と対策
第10章 重層的に絡み合うパキスタンの環境問題の全体像
第4部 現代西アジアと環境問題
第11章 革命・戦争後の現代イランと環境問題──大気汚染、水資源不足、廃棄物処理問題を事例に
第12章 開発と紛争の影に追いやられた豊かな海──ペルシア湾の環境問題
第13章 トルコの環境問題──水資源問題を中心に
枯死木に依存する真菌類・昆虫・脊椎動物の種や機能の多様性に関する豊富な事例を紹介し、木材の持ち出しや生物に配慮しない森林管理による今日の森林の危機的状況を鑑み、森林や農地、都市公園において生物多様性を保全するための管理方法を提案する。木材に生息する生物の自然史や保全の必要性についてまとめた初めての本。
里山や川の土手には多くの草花が生えています。それらは日本に古くからある植物、それとも近年外国から入ってきたもの?人の手が加わると在来植物に、ほったらかしにすると外来植物になり、多様性が失われていきます。それはなぜ?多様性を保つには何が必要なのでしょうか。各地の実践例も紹介しながら考えます。
国民が愛する“国技相撲”。そこには勝敗だけではない美しさがある!!そしてその最高峰に位地するのが“横綱”。“価値の多様性社会における普遍的ルールとは何か”を著者なりにまとめあげた一冊。
医薬創生を支える微生物の力、ヤモリの足やハスの葉の機能から学び活かす技術バイオミメティクス、日本の伝統色にみる多彩な生き物たち……。生物多様性からの恵みは、これほどまでに豊かで奥深い。
日常との関わりが深いテーマを厳選し、生物の面白さや持続的なくらし方を考える。『生物多様性のしくみを解く』の著者による、さらに身近な自然科学エッセイ、書き下ろし!
第1章 多くの医薬品は生物多様性の恩恵
◇大村智博士が解く微生物の力
◇微生物からのご利益は無限
第2章 「食」から見る生物多様性
◇豊かな魚食材があるくらし
◇野菜、果物、穀物の歴史とともにある
◇野菜や果物を支える虫たち
第3章 健康な生活と生物多様性
◇体の健康と微生物の関係
◇自然と人のほどよい距離
第4章 生物に学ぶテクノロジー
◇バイオミメティクスとは?
◇生物から学ぶ無限の可能性
第5章 日本の文化と生物多様性
◇気候、地形がもたらすもの
◇歳時記にみる生物
◇季語の多くをしめる生物
◇日本の伝統色と生物
第6章 生物多様性から未来を望む
◇もはや坂の上に「雲」はない
◇トレードオフ解消のための政策を
◇革新的な技術開発があり得る
◇価値観の転換
◇教育について思うこと
※2022年3月に、最新版となる第3版を発売しました。
『学校と子ども、保護者をめぐる 多文化・多様性理解ハンドブック 第3版』(ISBN978-4-909095-21-3)
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ある日学校に、外国につながる子どもがやってきた!
手続きは何からすればいい? コミュニケーションのコツは?
地域の学校へ、外国につながる子どもが転入学してくることは
グローバル化が進んだ昨今、決して珍しいことではなくなりました。
学校現場の先生、保護者、地域の方々が戸惑わずに受け入れられるよう、
基本的な知識と情報を詰め込んだ1冊です。
2018年発行の初版に、新しい情報を加えた2020年発行の改訂版。
1 外国につながる児童生徒とその保護者、その多様性を豊かさに
松永典子
2 グローバル化と日本の学校文化ーー説明の必要性
施 光恒
3 多用な先生、多様な児童ーー文学に「学び」、文学で「遊ぶ」ヒント
波潟 剛
4 外国人保護者が捉える日本の学校文化ーー相互理解と母語・母文化保持の観点から
S.M.D.T ランブクピティヤ
< 資料編>
1 クラス、学校に外国につながる児童生徒がやってきたら
2 役に立つリンク集・活用例