こみあげる悦楽。100の不思議に酔う魅惑の庭めぐり。旅先で寄ってみたい珠玉の庭園案内。
本書は写真と図版を多用したビジュアル版の中国庭園解説書である。前半の第1部では、中国庭園の基礎知識を読者に理解していただくため、庭園の分類・歴史・構成・配置・造景をわかりやすく説明する。後半の第2部では、中国全土に分布する名園から八一か所を選んで、北から南への順に各庭園の略史・見どころ・特色を紹介する。
なだらかな草原、ゆるやかにうねる小川。18世紀英国が生み出した「西欧庭園の革命」-風景式庭園。ささやかな敷地に色とりどりの花が咲き乱れる「なつかしい庭」-コティジ・ガーデン。緑なすイングランドを舞台に、「楽園の夢」実現にかけた英国人の飽くなき情熱をたどる。
日本庭園を大胆に8パターンに分類。庭園の違いを見抜く基本コンセプトをマスター。さらに庭園にこめられた様々な思想・宗教を読み解くことで、日本庭園の独自性が浮き彫りに。季節の草花を愛でる庭園「鑑賞」から作庭家と心を通わせる庭園「観照」へ。
植物の分類法に画期的なシステムを導入したのは、スウェーデンの博物学者リンネであった。植物の生殖器官ー花に着目し、その形態を基準に、雄しべと雌しべの形と数で分類してゆくその方法は「セクシャル・システム」と呼ばれ、18世紀の後半にはヨーロッパ中に広く知れわたった。イギリスでその思想に共鳴したソーントンは、リンネ分類学を図解した大著の出版を計画し、そこで生まれたのが史上最美といわれる植物図鑑「フローラの神殿」である。初版と第二版に異同のあることで有名なこの図鑑を、初めて完全収録して公開する。
「イギリス式庭園」ないし「風景式庭園」をめぐって、十七世紀から十九世紀のおもにイギリスで、歴史上類のないほど多くの庭園美学理論的な言説が現れた。本書はこれを精査することで、イギリス風景式庭園を支えた思想の歴史的展開を探るものである。
古(いにしえ)より詩のなかでうたわれ、絵画のなかに描かれてきた古代ローマの理想的な自然の風景を庭園のなかに表現したのが、「風景庭園」の始まりである。本書では、何十年にもわたって幾人もの人々の手にかかり姿を変えてきたイギリスを代表する11の庭園を紹介する。そのデザインから歴史的変遷までわかりやすく解説しながら、100点近い写真で日本のそれとは全く違う「庭園」の魅力を解剖。イギリスの人々が年に何度も訪れるという独特の空間には、どんな光景が広がっているのだろうか。巻末には、それぞれの庭園の所在地、開館時間、料金など詳細な情報と地図も掲載、そのままガイドブックとしても利用できるようになっている。
空間にあふれる色、匂い、光、ファンタジーそしてエロス。五感を兆発する悦楽の建築空間を求めて。
「庭師の国民」が作り上げた、豊かな庭園文化。ハーブ研究家桐原春子が、みずから訪れ、カメラにおさめた140の庭をオールカラーで紹介した、英国庭園案内。
「助けろよ、俺だって、あんたを助けるんだろ?」「青の少女」と「追想」という二枚の絵に、ローズマリーの肖像画との隠された関連を感じとる時弥。だが、弟の行宏から送られた一通のエアメールによって、時弥は謎解きを中断し、日本への一時帰国を決意する。身勝手で非協力的な幽霊、アンディとともにー。ラルフとエリックとタマラ、アンディと親友エイドリアン、時弥と行宏の間に横たわる感情の行方は、喪われた絵だけが知っているのか…!?消しされぬ過去、そしてまだ見えぬ未来、時計じかけのホーンテッド・アフェクション。
家族のことが、好きですか?郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景は…。連作家族小説の傑作。