1年前に彼女ができました。素直じゃないけどとても可愛い彼女でした。しかし、君は変わった。笑顔も消え、怒ってばかり。2人の間にもう愛なんて無い。だから俺は、君を捨てる──…。別れを切り出した俺に、彼女が突きつけて来た条件は、「新しい彼氏をつかまえてくること」!? ちょっぴりいびつ、だけど純粋な恋を描く著者初の読みきり集。
【収録作品】崩壊するテトラゴン/怪獣がやってくる/ピエロの鼻/孤独なトナカイ
子どもの「勇気」をくじけさせないで!〜アドラー心理学による「勇気づけ」は、親が考えを切りかえないとできません〜
人生にとって始まりは重要であり、その後の行路に無視できない影響を及ぼす。精神科医として、患者の治療を通して時代を眺めてきた著者は「高度成長は終わったが、そのバランスシートはまだ書かれていない。しかし、その中に損失として自然破壊とともに、青春期あるいは児童期の破壊を記してほしいものである。われわれは大量の緑とともに大量の青春を失ったといえなくもない」と指摘している。思春期の難しさを丁寧に描き出した作品を中心に、豊かな視野と透徹した洞察を物語る「サラリーマン労働」「病跡学と時代精神」「サリヴァンの統合失調症論」などを収める。
精神科臨床における5つの主要な分野である「発達障害」「児童・思春期」「てんかん」「睡眠障害」「認知症」について、エキスパートが外来診療の実際を披露。病いを得た患者に寄り添い、その生きづらさを支援する治療者としてのスピリットとノウハウを伝授。臨床知の詰まった珠玉の「エッセイ」や「心に残る症例」も収載。
個々の人に寄り添った「かかわる工夫」、自ら考える柔軟さを身につけるための第一歩ー心理相談室と日常生活をつなぐ実践の知恵。
●思春期を支える際の基本姿勢を平易に示す
●本書は、臨床家向けの体裁をとってはいるものの、実はより広い領域の方にも読んでいただきたいという思いで書いた本である。本来は治療対象となるような思春期患者が実際に臨床現場に現れることは決して多くない。教育現場だけで対処されていることも一般的だし、警察や司法などの場で対応されていることも少なくない。どのような領域で患者と接する場合であっても、その基本姿勢は「思春期という『役割の変化』」の意味をふまえたものであってほしい。思春期に現れる特徴・症状やその対処法については、臨床家だけが知っているのでは全く不十分であり、臨床家はもちろんのこと、それ以外の領域の方にもできるだけ知っていただきたい。その際の原点となるのが、本書のタイトルにある「思春期の意味」である。思春期の意味をよく理解すれば、どのような介入が適切で、どのような介入が不適切であるかを判断することができるだろう。「思春期の意味」を踏まえた介入は、目覚ましい効果をもたらすのである。(「あとがき」より抜粋)
●目次
はじめに
第1章 思春期の意味ーー「役割の変化」
思春期とはーー「役割の変化」の時期
「役割の変化」のハードルを高くするもの
慣れ親しんだソーシャルサポートと愛着の喪失
身近な人間関係の変化/思春期そのものに内在するソーシャルサポートの変化/親が病んでいる場合
/思春期を「役割の変化」として見ることの意義
怒りや怖れなど、役割の変化に伴う感情のコントロール
思春期において感情に注目することの重要性/罪悪感/怒り
新たなソーシャルスキルの必要性
自尊心の低下
第2章 親にとっての「役割の変化」としての思春期
衝撃として体験される「役割の変化」
衝撃が親にもたらすもの
「子ども」についての意識と「親としての自分」についての意識
親の不安に向き合う
親の「貪欲さ」も不安の表現型
家庭内病理の改善
第3章 思春期の意味をふまえた治療のあり方
「役割の変化」を支える
「限界を受け入れる」という「役割の変化」
「普通の人生でなくてもよい」
思春期における治療が担うべきこと/担うべきでないこと
過保護と放任のバランス
第4章 思春期凋淘療者に必要とされる姿勢
思春期治療に向いている治療者とは
患者のありのままを受け入れる
「信用できる人間」でいること
患者の代弁者であると同時に親の「役割の変化」も視野に入れること
「不愉快な」態度に適切に対応できること
感情を肯定すること
患者の「文脈」を常に尊重する
教育機関との連携のあり方
思春期には自悪を低下させる性質を持つ変化がたくさんあると認識していること
「若者言葉」は必要か
治療プロセスにおける治療者の役割の変化
第5章 医学モデルで「役割の変化」を乗り越える
思春期における診断の重要性
本人の文脈の中での診断の位置づけ
診断の受け入れ方を学ぶ
病気の治療と「育児哲学」
病気の治療と発達支援の両立ーー「医学モデル」の限定的適用
第6章 「役割の変化」のハードルを上げる親の問題
その家の「文化」を尊重するということ
思春期の悲哀
親の離婚の影響
病気を理解しようとしない親
親が発達障害などを持っている場合
親のパーソナリティ障害
「境界線」問題を抱えた親
第7章 いじめられ体験からの「役割の変化」
現代のいじめ
いじめや虐待を過小評価しない
「なぜいじめられたのか」に対する答え
治療の場でいじめを再現しない
第8章 間題行動のとらえ方
問題行動を「医学モデル」でとらえる
トラウマ患者の万引き
問題行動を起こすという「役割の変化」
共感と教育のバランス む
「病者の役割」を徹底して与える
問題行動に振り回される周囲への対応
第9章 思春期の光を信じる
問題行動は「ランプのかさ」
「光」をエネルギー源にして「ランプのかさ」の領域に取り組む
自らの「光」を開く
子どもの「光」を見るということ
文献/あとがき
子どもの心が理解できない…そう感じたことはありませんか?子どもの不安な心、子どもの成長の必要ー原点から子育てを問い直す。
生と性の“いのちの教育”のために・・
たかが「性の相談」と片付けてはいけません。相談を受ける側は、子どもたちに対して常に一人の人格ある人間として認めるとともに、人間的な温かい気持ちで接してほしいものです。
●水瀬るるう『大家さんは思春期!』第8巻
中学2年生の初夏、妹系大家さんが
いろんなことに挑戦☆
中学2年生、毎日が新鮮で楽しいお年頃!
ウイッグでいろんな髪形を試してみたり、家庭菜園をしてみたり、
アパートメンバーやクラスメートと釣りにお出かけしたり。
そんなチエちゃんたちの様子を、
描きおろしも加えてたっぷりお届けします♪
「喪う」という経験に伴う痛みや悲しみを引き受けること。患者の「対象喪失」に迫る。
自傷は、わが国においても医療機関のみならず教育機関でも広く見られる現象となっている。本書は、著者らが行った学校をフィールドとする調査から得られた実証的知見にもとづいて、若年者に対する自傷・自殺予防活動のあり方を論じたものである。第1部では青少年の自傷について、学校での調査結果や各国の統計的データからその特徴と定義わ詳細に概観する。実際に自傷におよんだ青少年の臨床的特徴を性差や年齢などさまざまな側面から比較して検討し、援助希求行動とストレス対処法についての論考を加える。第2部で学校や地域における自傷・自殺企図への介入・予防の方法について、各種の援助資源の紹介とともに述べ、心理療法、薬物療法による治療法の実際が語られる。また、セルフヘルプ、電話相談、インターネットの重要性にも触れ、そのデメリットもふまえた活用法が紹介される。巻末には学校関係者向けに作られたガイドラインなども付しており、より実践的に使えるよう工夫がされている。
友だちはほしいけれど不安やこだわりで前に進めなくなってしまう、思春期の複雑な対人関係を前に立ちすくんでしまう……発達障害の特性のなかでも人との関係に課題を抱えている子どもたちに、友だち作りのソーシャルスキルを提供する「PEERS(Program for the Education and Enrichment of Relational Skills)」。「PEERS」には他のプログラムにはない4つの特徴があるーー1自閉スペクトラム症をはじめとする社会性に課題のある子どもたちが苦手とするスキルにフォーカスしていること、2思春期の子どもを対象にしていること、3子どもと保護者の同時参加によってスキルの般化を目指すこと、4プログラムの効果が科学的に証明されていること。さらに「PEERS」では2つの場面で体験しながら友だち作りのスキルを学ぶーー1家庭では親子でいっしょにホームワークに取り組む、2グループセッションでは仲間たちのロールプレイや行動リハーサルを通して自分を振り返るフィードバックを受ける。
ひとつひとつ課題をクリアできるように設計された全14セッションをトレーナーといっしょにこなしていけば、学んだことを学校でもすぐに応用できるなど、親子で効果を実感できる工夫があちこちに盛り込まれ、保護者と思春期・青年期の子どもたちに向けて「PEERS」の内容をまとめた『友だち作りの科学』(2017)と併用すれば、もっと上手にもっと効果的に「PEERS」を使いこなせるようになる。友だちを見つけて楽しく明るく日々を送るための、友だち作りがみるみる身につく「PEERS」トレーナーマニュアル!