日本版KABC-2の発刊に合わせて,ティーンエイジャーを対象にした、認知処理様式を生かすライフスキルの支援を提案。
思春期の問題行動の事例も収録。
はじめに 〜KABC-2の発刊に寄せて
第1部 解説編
第1章 青年期の特徴と発達課題
第2章 青年期にみられる逸脱行動
第3章 長所活用型指導とは
第4章 指導の前提としての面接技法
第5章 ICT機器の活用
第2部 実践編
第1章 基本的なソーシャルスキルの指導
1TPOに合わせた挨拶
2上手な話の聴き方
3グループでの話し合いの仕方
4自分とは意見が違う人への対処
5上手な断り方
第2章 日常生活の指導
1毎朝の支度
2定期考査までの学習計画
31日の時間の使い方
4お小遣いの管理
5バーチャルなお金の仕組み
6ゲーム課金の仕組み
7時間を決めてゲームをする
8アダルトサイトの危険性
9夜遊びへの指導
10月経前症候群への対処法
第3章 友人,異性,家族との関係
1上下のない対等なつき合い方
2相手との距離の取り方
3異性へのアプローチの仕方
4仲直りの方法
5けんかやトラブルへの対処
6メールやLINEでのコミュニケーション
7SNSでのコミュニケーション
第4章 触法行為・違法行為の指導
1暴力 -被害者の気持ちを考えるー
2暴力 -イライラした時の対処法ー
3万引き -窃盗罪の理解ー
4万引き -店の被害を考えるー
5無免許運転 -責任の理解ー
6無免許運転 -誘いを断るー
7薬物 -危険ドラッグー
8性 -異性への接近ー
9性 -性の関心への適切な対処法ー
10危険物 -興味関心と法律ー
第3部 事例編
逸脱行動のある子どもをどう理解し,どう指導するか
事例1 対教師暴力のあった中学生A君の事例
事例2 異性に性的なメールを繰り返し出していた高校生B君の事例
事例3 ゲームセンターに入り浸っていた高校生C君の事例
事例4 校内で不良グループをつくっていた中学生D君の事例
事例5 生活が乱れ万引きを繰り返していた中学生Eさんの事例
確かな自我の芽ばえ、異性との交流、恋愛感情、性の目覚め…、複雑になっていく思春期。男の子も女の子も最も不安定な成長期に入ったとき、周囲の大人たちは、その問題にどう対処すればいいのか?よりナイーブな時期だからこそ、知っておきたい正しい理解と心をケアする実践法がここにあります!ポイントを理解して家族全員で、対応していきましょう。
今は作家である著者が、病棟で出会った少女たちの素顔を生き生きと描く。十八歳、わたしは精神病院に入れられた。狂気と正気の危うい境界をとらえ、絶賛を浴びた全米ベストセラー。
秋が深まるも一向に進展しないダビデ君の恋。そんな中、小便小僧君の提案でヴィーナスさんへの告白をかけたクリスマス大作戦が始動!! ダビデ君は告っちゃうのか…!!? ドキドキが止まらない最終巻!! (描き下ろし番外編「モナリザの微笑み」と「ダビデ君の結婚式」も収録!!)
これまでの15年あまりの私の心理臨床の体験をもとに、思春期の女性たちの心の危機の諸相と、それに対する心理治療者の具体的な対応を、フィクションの形で自由に描いてみました。フィンションではありますが、単なる絵空事ではなく、“心理的次元”では充分に事実に根ざしたものとお考え下さい。
主人公のポレケは、町に住む活発で多感な女の子。離婚して出ていった麻薬中毒の父親のことを心から愛し心配していますが、その挙動にはいつも振り回されっぱなし。一方、母親は学校の担任教師と恋におちている…ボーイフレンドのミムンはモロッコ系で、両親からつきあいを禁じられている…11歳の女子には厳しすぎる状況!でもポレケは、ひたむきに、まっすぐ立ち向かっていくのです。2012年度リンドグレーン記念文学賞受賞作家の傑作。小学校上級から。
【出版社より】
主人公ポレケの父親は、常識や世間的規格から外れたヤツです。1960年代後半のヒッピーの血を引いた存在、という感じ。ポレケはこの、社会性をまるきり欠いた父親を愛していて、理解し支えようとします。しっかり者で凜とした心根を持つポレケは、パパのダメさ加減に気づいていながら、“愛すべき美点”を見つめようとする。けなげだ!「何があってもピュアに、まっすぐに生きよう」という爽やかな意志に、思わず拍手。オランダ社会の現実もよく映し出されています。
『発達障害の子とハッピーに暮らすヒント』の2冊目。第1部では、前の本でも触れている「不登校」や「診断」についてより詳しく書きました。また思春期ならではのできごととしてバイク事故と高校中退について書きました。第2部では、わが家で子どものころからこんなことをしてきてよかったということを、エピソードを交えながらご紹介しています。
長女、祝・思春期卒業?そして次女、突入!三女、時間の問題…。子育てマンガ家、大いに悩む!むきあう、かわす、見守る…心にしみこむ15のエッセイ。
現代の思春期心性はいかなる姿をとっているのか。そして、臨床家は青少年のこころの危機にどのように対処すべきか。不登校、境界例、いじめ、摂食障害、障害児へのケア等、子どものこころの発達臨床に長年取り組んできた代表的論考を収録した初の論文集。
本書では、10歳から「法の人」になるための「クラス運営」を提示し、それがなされずに起こった悲惨な二つの“事件”を検証する。子どもたちは10歳を過ぎると、自分たちで「グループ」を作り「グループの掟」を作る。教師の「見えないところ」で「違反者」を見付け、「裁く」ことを始める。「私設の裁き」である。こういう事態を招かないために、教師が、教室を「公の場」として成立させるためには何をするべきかを提案してゆく。
人間を愛してやまない精神科医が豊かな医療経験の中から象徴的な事例をひきつつ、不登校、妄想、性的逸脱、非行…等を生む心の病いの内側を鮮やかに解き明かす!
自立を求め反抗する子どもに、親としてどう関わるべきか。子どもの健康な心理社会的発達を促進し、かつ、子どもとの良好な関係を構築・維持するための養育スキルを明らかにし、子育て支援プログラムの提案も行う。
思春期における問題に対処する治療計画の立案を簡明・迅速にする実践ガイド。