●思春期を支える際の基本姿勢を平易に示す
●本書は、臨床家向けの体裁をとってはいるものの、実はより広い領域の方にも読んでいただきたいという思いで書いた本である。本来は治療対象となるような思春期患者が実際に臨床現場に現れることは決して多くない。教育現場だけで対処されていることも一般的だし、警察や司法などの場で対応されていることも少なくない。どのような領域で患者と接する場合であっても、その基本姿勢は「思春期という『役割の変化』」の意味をふまえたものであってほしい。思春期に現れる特徴・症状やその対処法については、臨床家だけが知っているのでは全く不十分であり、臨床家はもちろんのこと、それ以外の領域の方にもできるだけ知っていただきたい。その際の原点となるのが、本書のタイトルにある「思春期の意味」である。思春期の意味をよく理解すれば、どのような介入が適切で、どのような介入が不適切であるかを判断することができるだろう。「思春期の意味」を踏まえた介入は、目覚ましい効果をもたらすのである。(「あとがき」より抜粋)
●目次
はじめに
第1章 思春期の意味ーー「役割の変化」
思春期とはーー「役割の変化」の時期
「役割の変化」のハードルを高くするもの
慣れ親しんだソーシャルサポートと愛着の喪失
身近な人間関係の変化/思春期そのものに内在するソーシャルサポートの変化/親が病んでいる場合
/思春期を「役割の変化」として見ることの意義
怒りや怖れなど、役割の変化に伴う感情のコントロール
思春期において感情に注目することの重要性/罪悪感/怒り
新たなソーシャルスキルの必要性
自尊心の低下
第2章 親にとっての「役割の変化」としての思春期
衝撃として体験される「役割の変化」
衝撃が親にもたらすもの
「子ども」についての意識と「親としての自分」についての意識
親の不安に向き合う
親の「貪欲さ」も不安の表現型
家庭内病理の改善
第3章 思春期の意味をふまえた治療のあり方
「役割の変化」を支える
「限界を受け入れる」という「役割の変化」
「普通の人生でなくてもよい」
思春期における治療が担うべきこと/担うべきでないこと
過保護と放任のバランス
第4章 思春期凋淘療者に必要とされる姿勢
思春期治療に向いている治療者とは
患者のありのままを受け入れる
「信用できる人間」でいること
患者の代弁者であると同時に親の「役割の変化」も視野に入れること
「不愉快な」態度に適切に対応できること
感情を肯定すること
患者の「文脈」を常に尊重する
教育機関との連携のあり方
思春期には自悪を低下させる性質を持つ変化がたくさんあると認識していること
「若者言葉」は必要か
治療プロセスにおける治療者の役割の変化
第5章 医学モデルで「役割の変化」を乗り越える
思春期における診断の重要性
本人の文脈の中での診断の位置づけ
診断の受け入れ方を学ぶ
病気の治療と「育児哲学」
病気の治療と発達支援の両立ーー「医学モデル」の限定的適用
第6章 「役割の変化」のハードルを上げる親の問題
その家の「文化」を尊重するということ
思春期の悲哀
親の離婚の影響
病気を理解しようとしない親
親が発達障害などを持っている場合
親のパーソナリティ障害
「境界線」問題を抱えた親
第7章 いじめられ体験からの「役割の変化」
現代のいじめ
いじめや虐待を過小評価しない
「なぜいじめられたのか」に対する答え
治療の場でいじめを再現しない
第8章 間題行動のとらえ方
問題行動を「医学モデル」でとらえる
トラウマ患者の万引き
問題行動を起こすという「役割の変化」
共感と教育のバランス む
「病者の役割」を徹底して与える
問題行動に振り回される周囲への対応
第9章 思春期の光を信じる
問題行動は「ランプのかさ」
「光」をエネルギー源にして「ランプのかさ」の領域に取り組む
自らの「光」を開く
子どもの「光」を見るということ
文献/あとがき
臣守奏治と巴桃亜は、性別を超えた大親友だ。共通点だった“競技かるた”を通じて仲良くなった幼き日の二人は、いつでもどこでも一緒にいた。だが小学四年生の終わりに、二人は離ればなれになりーー五年越しに高校で再会。そんな奏治の前に現れたのは、外見はすっかり女の子らしくなったのに、中身はあの頃と何も変わらず、当時とまったく同じようにベタベタしてくる桃亜だった! プロレスごっこだの連れションだの、さすがに思春期の男女がやることじゃない! でも……桃亜と一緒にかるたをできるのは、素直に嬉しかった。
ーー異性の大親友にドキドキさせられっぱなしの思春期競技かるたラブコメ、ここに爆誕!
子どもの心が理解できない…そう感じたことはありませんか?子どもの不安な心、子どもの成長の必要ー原点から子育てを問い直す。
男子校に進学したはずの中野 創は、
なぜかクラスメイトたちにドキドキしてしまう。
『俺は男女問わずときめいてしまう人間なのか…?』
と思い悩む中野くん…。
しかし彼は知らない。
クラスメイトのみんなが
男装した女子だということをーー。
彼(?)らの秘密に気づかないまま、
中野くんの高校生活が
始まるのであったーー。
第1話 『男子校の同級生にドキドキするはずがない』
第2話 『なんで可愛く見えるんだ!?』
第3話 『混浴で困惑』
第4話 『そうだ、家に帰ろう』
第5話 『むずかしいぞ! 意思疎通』
第6話 『迷子オーマイゴッド』
第7話 『ハーレムとアクアリウム』
描きおろしおまけマンガ 『もしも中野たちの性別が逆だったら』
人生にとって始まりは重要であり、その後の行路に無視できない影響を及ぼす。精神科医として、患者の治療を通して時代を眺めてきた著者は「高度成長は終わったが、そのバランスシートはまだ書かれていない。しかし、その中に損失として自然破壊とともに、青春期あるいは児童期の破壊を記してほしいものである。われわれは大量の緑とともに大量の青春を失ったといえなくもない」と指摘している。思春期の難しさを丁寧に描き出した作品を中心に、豊かな視野と透徹した洞察を物語る「サラリーマン労働」「病跡学と時代精神」「サリヴァンの統合失調症論」などを収める。
「喪う」という経験に伴う痛みや悲しみを引き受けること。患者の「対象喪失」に迫る。
自傷は、わが国においても医療機関のみならず教育機関でも広く見られる現象となっている。本書は、著者らが行った学校をフィールドとする調査から得られた実証的知見にもとづいて、若年者に対する自傷・自殺予防活動のあり方を論じたものである。第1部では青少年の自傷について、学校での調査結果や各国の統計的データからその特徴と定義わ詳細に概観する。実際に自傷におよんだ青少年の臨床的特徴を性差や年齢などさまざまな側面から比較して検討し、援助希求行動とストレス対処法についての論考を加える。第2部で学校や地域における自傷・自殺企図への介入・予防の方法について、各種の援助資源の紹介とともに述べ、心理療法、薬物療法による治療法の実際が語られる。また、セルフヘルプ、電話相談、インターネットの重要性にも触れ、そのデメリットもふまえた活用法が紹介される。巻末には学校関係者向けに作られたガイドラインなども付しており、より実践的に使えるよう工夫がされている。
「子ども」から「大人」への移行期である高校生年代。高校進学率98%の今、「移行支援」の視点から高校教育改革にパラダイム転換を迫る。
調理教育の第一人者が、40年にわたる基礎研究と教育・実践活動を経て開発した食育実践プログラム。
幼児・小学生・中学生・高校生・大学生と、対象をライフステージ別に分類。それぞれに「学習のねらい」を設定し、アンケート、テキスト、資料(教材)、学習指導案の実例を紹介。学習効果が非常に高い、料理選択型食教育の教材として「3・1・2弁当箱法」をわかりやすく解説。
今は作家である著者が、病棟で出会った少女たちの素顔を生き生きと描く。十八歳、わたしは精神病院に入れられた。狂気と正気の危うい境界をとらえ、絶賛を浴びた全米ベストセラー。
2人の恋心を守るため、卒業まで「恋人らしいこと禁止」の禁欲交際を続けているひばりと、生物教師の青井先生。だけどひばりが生物係から外れてしまい、学校でも話せなくなって…!? デートも電話も手をつなぐことも禁止…!? な、ひばりは先生と目を合わせるだけでもドキドキしてしまうけど、それは先生も一緒みたいで…!? 毎日焦れ焦れ×超きゅんきゅんの秘密純愛ライフ、さらにドキドキの最終巻です!
設問5. 図を用いて答えよ
設問6. 同じものを選べ
設問7. 例外を答えよ
設問8. 内容を証明せよ
補修. 予想せよ
本書はカナダダウン症協会がダウン症の若者と親、介助者のために出版したものです。障害を持つ若者が性についての正しい知識を持ち、自分を大切にするすべを学ぶことはとても大切です。心ない人による性的な被害を防ぐことにもつながるかもしれません。性がオープンに自由になった時代だからこそ、それに伴う規律と責任も当然自覚されなくてはなりません。この本はダウン症を持つ若者のために書かれてはいますが、自分を尊重し相手も尊重すること、人前で許されることとそうでないこと(パブリックとプライベートのけじめ)、セックスをするための条件と注意、妊娠と出産、セックスに伴う責任など、ダウン症を持つ若者だけでなく全ての若者に、また思春期のお子さんを持つ親御さんや学校の先生方にも読んでもらいたいものです。
これまでの15年あまりの私の心理臨床の体験をもとに、思春期の女性たちの心の危機の諸相と、それに対する心理治療者の具体的な対応を、フィクションの形で自由に描いてみました。フィンションではありますが、単なる絵空事ではなく、“心理的次元”では充分に事実に根ざしたものとお考え下さい。
主人公のポレケは、町に住む活発で多感な女の子。離婚して出ていった麻薬中毒の父親のことを心から愛し心配していますが、その挙動にはいつも振り回されっぱなし。一方、母親は学校の担任教師と恋におちている…ボーイフレンドのミムンはモロッコ系で、両親からつきあいを禁じられている…11歳の女子には厳しすぎる状況!でもポレケは、ひたむきに、まっすぐ立ち向かっていくのです。2012年度リンドグレーン記念文学賞受賞作家の傑作。小学校上級から。
【出版社より】
主人公ポレケの父親は、常識や世間的規格から外れたヤツです。1960年代後半のヒッピーの血を引いた存在、という感じ。ポレケはこの、社会性をまるきり欠いた父親を愛していて、理解し支えようとします。しっかり者で凜とした心根を持つポレケは、パパのダメさ加減に気づいていながら、“愛すべき美点”を見つめようとする。けなげだ!「何があってもピュアに、まっすぐに生きよう」という爽やかな意志に、思わず拍手。オランダ社会の現実もよく映し出されています。
受験直前でも、中3大家さんはいつもどおり!?
だいぶ早めのクリスマス会や、
料理部引退。ふと時間ができた中でちょっと自分を見失っていたり。
特別なようで普段どおりな高校受験直前の年末年始。
晴れ着でお節に鍋パ、お誕生日中華&バレンタイン。
ぬくもりだらけの第17巻。
長女の思春期卒業に伴い、ちょっと余裕が?いえいえ、まだ次女、三女がカタチを変えて挑んでくる。ぶつかり、かわし、受けとめる日々を50の漫画とエッセイで。