教育実践に対して、教育社会学はどのような貢献ができるのか。子どもや教師のかかえる困難を理解し支援する立場に立ち、これまでの学問の在り方を問い直しつつ、その可能性を探究する。
本書は、その題名どおり教師教育の全局面について、各段階の関係性を軸に解明することを課題とするものであるが、それは一方において近年の教師教育改革に対する政策動向を措定し、また他方で今日の教育の問題状況を踏まえて、その実態の解明と改革の基本的視座の提示を企図するものである。
子どもたちが自分自身の責任において人間としての成長をめざすこと。その態度と技能・能力を養う教育の実践に欠かせない基本的着眼点は?
教育とは、どれほど素晴らしく、生きいきとした創造性にみちた仕事なのか!「教室の魔術師」が明かす、シュタイナー学校の驚異の実践。
人間教育としての性・エイズ教育、豊富な指導案の紹介、子どもがよくする質問に具体的に答えるQ&A、知っておきたい用語集など、困った時すぐに使える実践の本。諸外国の最新の性教育事情など、授業に役立つヒントも満載です。
これからの道徳教育を考える絶好の入門書。具体的な事例をまじえながら、「道徳とは何か」「子どもの可能性とは何か」を明らかにする。
現代日本が抱える教育の諸問題への新たなアプローチを提示。不登校、いじめ、国際化、学校づくり等に独自の視点で取り組む人びとによる珠玉の論稿集。
今求められる“心の教育”を実践し“人間性”を回復するための方法を、道徳性、協同、公正、個別化、愛などの観点から、教育社会心理学者である著者が省察し、提言する。教師・父母必読の教育論。
<b>序説 現在の子どもをめぐる社会の状況</b>
<b>第一章 いじめ問題再考</b>
1 戦後50年の歩みからみた“いじめ”
2 いじめはどうして起こるか
3 いじめの低減をめざして
<b>第二章 道徳性をめぐる諸問題</b>
1 道徳教育の重要性をめぐって
2 道徳性発達の心理学的基礎
3 道徳性診断テストの開発と分析結果
4 真の道徳教育の振興のために、および価値観について
<b>第三章 競争と協同</b>
1 競争優位の教育・社会の体制
2 協同の意義と必要
<b>第四章 公正と公平</b>
1 不公平・えこひいきの心理
2 公正の心理ー公平・平等・必要
<b>第五章 偏見と差別</b>
1 偏見と差別の現実
2 偏見と差別の低減をめざして
<b>第六章 集団行動と個性</b>
1 規範・同調・個の埋没
2 個性を生かすには
<b>第七章 好意・魅力・愛</b>
1 真実の愛を阻む現実
2 真実の愛をめざして
<b>終章 人間性を育てる教育とは</b>
1 価値(観)喪失の時代にあって
2 総括・心の教育をめざして
参考文献
あとがき
索引
本書は、いつも「先走り?」と周囲を心配させながらも刺激し揺さぶってきた著者の問題提起から、ここ数年の論考を集めてみました。
自閉性障害児者の発達保障がわかりやすく学べる。「生活年齢から考えた発達課題表」で発達と教育内容を明らかに。