■【特集1】移動革命〜自動運転時代の支配者は誰だ〜
米国アリゾナ州では年内にもウェイモ(Waymo)による「無人運転」の配車サービスが開始される。「移動革命」の始まりだ。
クルマはモビリティサービス(MaaS)を提供する〝箱〟になり、シェアリングカーと公共交通機関の間で利用者の奪い合いも起きるだろう。
すでに自動車・鉄道・IT事業者による「新しい移動」の主導権争いが始まっている。
文:野辺継男、川端由美、Wedge編集部
PART 1:無人運転タクシーの登場で モビリティの稼ぎ方は新時代へ
PART 2:移動はMaaSで一括手配 金のなる木に群がる企業
COLUMN:中国富裕層好みの自動運転用EVをつくるBYTON
INTERVIEW:TOYOTAが移動革命に持つ危機感
1車を売るだけのビジネスには1マイルあたり1セントの対価しかもらえない ギル・プラット(トヨタ・リサーチ・インスティテュートCEO)
2国内ではトヨタ自身でモビリティサービスを提供するつもりだ 友山茂樹(トヨタ自動車副社長)
PART 3:IT、鉄道、自動車……誰が日本の移動を制するのか
■【特集2】 「老いて縮む日本」の防災のあり方を見直せ
PART 1:命を守ることが苦手な日本人 「みんなで逃げる」地域作りを急げ 片田敏孝(東京大学大学院情報学環特任教授)
PART 2:人口減少時代の防災のカギは「広域連携」と「権限移譲」 増田寛也(野村総合研究所顧問)
■WEDGE_OPINION
・白塗りの「中国軍艦」から尖閣諸島を守れ 飯田将史(防衛省防衛研究所主任研究官)
■WEDGE_REPORT
・〝じわり逆行〟の郵政改革 「郵便局網ありき」を問い直せ 磯山友幸(ジャーナリスト)
・新軍事組織が相次ぎ発足 NATO弱体化に焦る欧州の苦悩 木村正人(ジャーナリスト)
■連載
・戦国武将のマネー術:寺社勢力に切り込み「富を築いた明智光秀」(橋場日月)
・Global Economy:貿易戦争の先にある〝チャイナ・ショック〟再来の悪夢(滝田洋一)
・【最終回】漂流ものづくり大国の治し方:これからのものづくりを担う経営者の育て方(坂本幸雄)
・国防の盲点:鈍感すぎる戦没者の遺骨収集(勝股秀通)
・米国で挑む闘魂経営:強い気力は健全な肉体に宿る(藤田浩之)
・時流仏流:古より「富士登山」に憧れる日本人(鵜飼秀徳)
・さらばリーマン:「誰かに頼みたい」高齢化社会に応える便利屋業は元プログラマー「駒村佳和さん(便利屋こまむら CEO)」 (溝口 敦)
・各駅短歌:掃除(穂村 弘)
●世界の記述
●拝啓オヤジ(相米周二)
●新刊クリップ(足立倫行)
●CINEMA REVIEW(瀬戸川宗太)
●読者から/ウェッジから2018年、米国では完全自動運転タクシーの営業が始まり、いよいよ自動運転時代の幕が開ける。自動運転は「移動」を便利に、安くするだけでなく、ドライバーの時間を新たに「創出」する。仕事、睡眠、会議、娯楽などに最適なクルマが街を行き交い、利用者はその時々のニーズに合わせて手軽にクルマをピックアップできる時代に突入する。新たに生まれるモビリティスタイルに、各社はビジネスチャンスを見出し、付加価値を創出しようとすでに動き出している。9月号では、自動車メーカー、IT企業、アウトサイダー、・・・自動運転後の世界を制する者について特集する。
サラは、親友夫婦の船舶旅行に同行していた。ある島に寄港した一行の船の隣に、豪華なクルーザーが停泊する。クルーザーの所有者は、ナポリ名門一族の完璧な貴公子らしい。興奮ぎみな親友の言葉を、サラは聞くともなく聞いていたが、夜のパーティに現れた男性を見て、言葉を失うしかなかった。グイード・バルベリー二度と会いたくなかった、かつての夫。身ごもっていた子を流産すると、彼の父から手切れ金を渡され、ぼろ屑同然に追い払われたのだから。泥棒猫とまで蔑まれて。身動きできないサラに、彼の怜悧な美貌が平然と微笑んでいた。
「職場に人工知能」で働き方はこう変わる。グーグル、東大、トヨタ、三井住友銀行、パナソニックにズバリ尋ねた人工知能の可能性と雇用の未来。83歳が人工知能に挑む!
ケインズ、ロスチャイルド、グリーンスパン、ソロス…。本書に登場する“詐欺師”の面々は、堂々たる“表”の経済の主役でもある。「経済政策の祖」にして亡国的バブル事件を引き起こしたジョン・ローからビットコインを創った謎の人物「サトシ・ナカモト」まで。世界を騙したトリックを暴け!
■【特集1】限界自治~縮小ニッポンを生き抜くヒント~
人口減少が始まって10年、団塊の世代はすでに70代に到達した。
過疎も全国的に広がり、行政サービスは非効率になるばかり。
高齢社会はこれからが本番だが、支えるためのヒトもカネも限られている。
行政に丸投げしてきた従来型の自治に綻びが出始めており、
新しい自治への転換が急がれる。「課題先進地域」にそのヒントを探る。
文:吉村慎司、山口亮子、Wedge編集部
INTRODUCTION:過疎化するニッポン 高齢社会を支えられるか
PART 1:行政サービス最低の夕張 町を畳み賑わいを取り戻す
INTERVIEW:行政の危機を住民と共有することが第一歩 鈴木直道(北海道夕張市長)
PART 2:過疎が進んだ中山間地 住民組織で自治を取り戻す
INTERVIEW:等身大の姿に向き合い将来に備え始めた人々 作野広和(島根大学教育学部教授)
■【特集2】トランプショックで逆回転する世界経済
7月6日、米国は中国からの輸入品の関税を大幅に引き上げ、中国はすぐに対抗措置に動いた。
二大経済大国による際限のない〝グレート・ゲーム〟は、世界経済にさらなる不安と混乱をもたらす。
文:倉都康行、李智雄、伊藤さゆり
PART 1:始まった米中制裁の応酬は技術覇権の〝グレート・ゲーム〟
PART 2:ZTEの〝悪夢〟を見て半導体国産化を急ぐ中国
PART 3:米中だけではない 「冷え込む米欧」も世界の脅威
■WEDGE_OPINION
・停滞する米朝交渉 緊張局面の再来に備えよ/神保 謙(慶應義塾大学総合政策学部教授)
・米国が日本のIoT製品に押す「脆弱」の烙印/國分俊史(多摩大学大学院教授)
■WEDGE_REPORT
・「危ない! 中国産食品」を日本に入れない〝民間防御力〟/松永和紀(ジャーナリスト)
・国際リニアコライダー誘致を巡る舞台裏/児玉 博(ジャーナリスト)
■NEWS_TOPICS
・理不尽なクロマグロ漁獲枠配分に小規模漁業者の不満が爆発/Wedge編集部
■連載
・国防の盲点:「日中友好」を隠れ蓑に画策続ける中国 (勝股秀通)
・漂流ものづくり大国の治し方: 経営改善進むシャープが超えるべき課題 無から有を生む力なくして真の復活はない(坂本幸雄)
・米国で挑む闘魂経営:「第三者委員会」至上主義への警鐘(藤田浩之)
・時流仏流:ご先祖さまとの対話が根付く街・京都(鵜飼秀徳)
・【最終回】地域再生のキーワード:地域再生のキーワード 「自信、誇り、自立」そして「共感」へ(磯山友幸)
・戦国武将のマネー術:若き日の明智光秀を支えた妻の〝カツラ〟(橋場日月)
・さらばリーマン:全国の暖簾をくぐり見出した商機 30年信念を貫いた鮨屋の「事業家」 二本松 進さん(すし茶屋吟遊 店主)b(溝口 敦)
・各駅短歌:野球(穂村 弘)
●世界の記述
●拝啓オヤジ 相米周二
●CINEMA REVIEW 瀬戸川宗太
●新刊クリップ 足立倫行
●読者から/ウェッジから少子高齢化と厳しい財政状況により、行政サービスが行き届かなくなる。そんな日本の将来を先取りした「課題先進地域」である夕張では極限まで行政サービスを切り詰めており、島根の中山間地域では住民主体の自治が行われていた。 全国で3000を超える新しい自治の中心となる「地域運営組織」、その課題をレポートする。
暗号通貨がパラダイムシフトを起こす!この大転換によって各国の一般大衆は国家、大企業、金融機関、大富豪に集中した権力から解放されて、人間の豊かな生活のほうが大事と思い知ることになる!!
米韓軍事演習の中止、トランプの対中制裁強化…米朝首脳会談後に起こる中韓の大混乱と、アジア、日本の行方を読む!中国・朝鮮半島の専門家2人が徹底分析!!
暗号理論学者が説く仮想通貨、デジタルマネーが発展してきた背景と取引の仕組み。日本語版では監訳者による価格形成モデルの解説を収録。Mt.Gox事件やCoincheck事件を経て、ビットコイン等の仮想通貨はどこへ行くのか!?
大ヒットを記録し、今も勢いが止まらない『NieR:Automata』シリーズ。
アレンジ第2弾として、ピアノアレンジアルバムが発売決定。作曲家:岡部啓一監修の元、
厳選された楽曲を新規アレンジ。ピアノの旋律が、NieR: Automataの音楽世界を、よりドラマチックに、より美麗に表現します。
アウシュヴィッツ収容所で殺されたユダヤ人同胞たちをガス室から搬出し、焼却棟でその遺体を焼く仕事を強制された特殊任務部隊があった。奇跡的に収容所を逃れて生き残った著者が、その目で見た悪夢の惨劇を克明に語る衝撃の体験談。図版多数掲載。