19世紀に大流行した不治の病ー肺結核はいかに美や死の観念を変えたのか。病症を真似る有害なファッション、病を美化する新しい文学ー「疫病と文化」の矛盾に満ちた関係を豊富な図版とともに解説。
なぜ読者まで強運になれるのか?仕事はできるのに結果が出ず、恋人にも逃げられたサラリーマン、海野。「ツイてない」が口癖の彼が、メンターとの出会いを通じて「運のつかみ方」を学んでいく。結果を出し続ける著者だから書けた、新感覚ビジネス小説。
国語教師が授業の中で生徒と見出した人間宮澤賢治とは?
毎朝、授業が始まる前に5分ほど、お話を読んであげるだけ。これだけで子どもたちは大喜び。「朝の連続小説」をきっかけに本が好きになったり、明日の続きが聞きたくて学校に行くのが楽しみになったり、みんなで一つのお話を共有することで教室の雰囲気がよくなったり…いろんな素敵なことが起こっています。すぐに「朝の連続小説」が楽しめる書き下ろしのお話も収録。
「おもてなし」からひもとくヴィクトリア朝の理想の主婦像!中産階級の主婦が盲目的に支持したビートン夫人とは?!19世紀、欧米で200万冊売れた大ベストセラー「ビートンの家政本」の世界を紹介した初めての1冊!!!増補新装版“ミュージアムで楽しめるヴィクトリア朝”を新たに特集!
ミセス・エイヴィス・クロウコムからヴィクトリア朝流の料理を学びましょう。彼女は1880年代にオードリー・エンドという館で料理長をつとめていました。そしていまや世界的な人気をほこるYouTubeスターになっています(演じているのはキャシー・ヒパーソンです)。ルバーブのスープから、鳩のパイ、ワインソース、カスタードプディングまで。料理に秘められた歴史を知り、美味しい過去を味わってください。エイヴィス本人が書き留めたレシピと、同時期の資料から集めたヴィクトリア時代の人気の料理を、この1冊にまとめました。すべて、現代人が現代のキッチンで調理できるよう、特別に調整してあります。実用的なレシピの数々や、ヴィクトリア時代の人びとが経験した食の世界への考察に加えて、エイヴィスの生涯とその時代背景についても、生き生きとした歴史物語として読むことができます。さらには(初めての試みですが)エイヴィスの手書きのレシピ帳を文字に起こしてあまさず収録しています。
名探偵が過ごした19世紀ロンドンを、貴重な写真と絵画で歩いてみる。300点に及ぶロンドン博物館の資料をもとに編集、第一線の研究者による解説で蘇る、世界都市の実像!
朝廷が幕府から自立する途を歩み始め、朝幕協調体制の変容が指摘される近世中後期。幕府の朝廷統制の要とされ、公家社会を統括する立場にあった摂家に着目。その特質・権限や天皇・院・堂上公家との関係を、家督相続・再興、官位叙任、朝廷運営などの検証により明らかにする。摂家の分析を通して朝幕交渉の具体像を鮮明にし、変容の実態を追究する。
本邦初、いや世界初(おそらく)の痛風アンソロジー。痛風を患ったことがある仲間たちが、それぞれの表情で痛風を語る。恐怖、懐古、後悔。まるで過去の恋愛を懐かしむかのように、誰も彼も、なぜかさっぱりとした顔で語っているのが気になる。といいつつ、発作はラブストーリーよりも突然にやってくるのだ。