「相互的な(reciprocal)……これがものすごく大事な言葉だ」(序章より)。2018年4月、日米首脳会談後の会見で、トランプ大統領はこう言った。かつて福沢諭吉も説いたこの言葉こそ、戦後の日米関係がはらむ矛盾を照らし出すものだったーー。
著者は、2018年4月から22年3月までの4年にわたり、朝日新聞の経済・通商担当特派員として、米中貿易戦争、コロナ危機、連邦議会襲撃、ロシアのウクライナ侵攻などに揺れるトランプ・バイデン政権期のアメリカを追った。変化の底流を探るべく、19世紀フランスの思想家トクヴィルの観察記『アメリカのデモクラシー』を手がかりに、貿易戦争の荒波をかぶる大豆農家、「幽霊病院」で再生をはかる旧炭鉱街、日米協力が深化する多国籍の半導体メーカー、河港プロジェクトに挑む全米一人口が減った町など、さまざまな「断層」の現場を訪ねる。その傍ら、米通商代表部(USTR)のR・ライトハイザーや「エレファントカーブ」で知られるB・ミラノヴィッチ、ノーベル経済学賞を受賞したA・ディートンなど数多くの当局者や識者とも対話を重ねた。〈草の根〉の人々と〈鳥〉の視点で考える識者らの取材をへて見えた、〈デモクラシー〉の可能性とは?
激変する超大国の肖像を通し、「存在の根幹にアメリカが深く関わる国」日本の針路をも問う、深層報告の決定版。
ムスリム女生徒のスカーフ着用が、ヨーロッパ各国で問題となっている。西欧とイスラームはなぜ対立するのか。それぞれの社会の基本原理とは?その現実とは?そして共生の条件は?衝突か、和解か。憲法学と社会学の共同作業による、比類なき一冊。最終章、樋口陽一氏を招いての鼎談は圧巻。
9月 24日で 15周年を迎える風男塾のベストアルバム。
ベストアルバムとしては 5年振り 2度目のリリース。
最新シングル「Hello Hello」はオリコンウィークリーチャート 9位を獲得し15周年を迎え、ますます精力的に活動している風男塾。
DISC1〜2 には、デビューシングル「男坂」から最新シングル「Hello Hello」までのシングル A 面曲 31曲を収録。
DISC3 には、「My Home Town」の47都道府県 ver に加え、ファン投票で選ばれた楽曲をボーナストラック1として収録予定。
初回限定盤には、さらに特典 DVD として全 MUSIC VIDEO を収録した風男塾をデビューから最新シングルまで堪能できる完全盤。
東北大震災以降、各地域で起こりうる地震が詳しく検討されている。なかでも危惧されるのが首都直下地震だ。さし迫った東京湾北部地震では、首都圏に重大被害をもたらし1万人が死亡するという。しかしそういった被害想定はどれくらい信憑性があるか?地震のシナリオのそれぞれはどうか?最新想定と活断層。
自然を理解するにはさまざまな解釈があり得る。その解釈には、その時々の社会や政治の情勢、さまざまな集団相互の権力や利害などの要素が絡むこともある。きわめて少人数の関係者により、熟議も経ずして、発電所敷地内のマイナーな破砕帯が、一方的に活断層と認定されている。横暴な話の進め方であり、暴走を超えた行為である。
阪神大震災は一瞬にして神戸周辺400万人の住民の生活を破壊した。この地震によって、いちやく現代人のキーワードの一つとなった「活断層」とは何なのか、どんな仕組みになっているのか、そしてどこにあるのか。本書は地震の張本人「活断層」の謎を、日本とその周辺の活断層分布図を始めとする豊富な図と写真を用いて、簡潔に説き明かしている。
廃人FPSゲーマー・出庭博明が久しぶりに外に出ると、世界は既に滅んでしまっていた。偶然にも出会ったゾンビオタクの少女・樹堂乙羽と共に、生き残るための準備を整えていく博明。一息ついた頃、彼はゲームサポートAI・レイヴンが不審な挙動をとっていることに気づく。画面に表示されたのは、見慣れぬキャンペーンとメッセージー『生き延びろ。世界をやり直す為に』誰も見たことがない最高のハッピーエンドを、一芸に秀でたオタクたちでつかみ取れ!!
2017年9月でデビュー10周年を迎える風男塾。
待望の初のオールタイムベストアルバムを発売。デビューシングル「男坂」〜最新シングル「証ーsoul mate-」までの
全シングル曲と、ボーナストラックを収録予定。これぞ風男塾完全盤!!
悪人と見えていても、弱者と見られていても、実は人間は、実にすばらしいものを持っている。しかも必ず持っているその宝が、どこかにかくされているのである。それらを、色々な角度から、ながめまわし、時には悪口も言い、また讃美し、ケチをつけ、はげましているのが、本書である。