・自律神経系は、内臓諸器官とともに全身の血管、汗腺にも分布し、内臓諸器官の機能調節、血圧、体温の調節を行う。自律神経学の最も重要な研究対象は、それらの活動を統合的に制御する神経性・中枢性の制御機構である。
・多くの器官に関わる自律神経系の研究は、基礎医学から臨床医学まで広い分野に及び、西洋医学だけでなく東洋医学にも関連が深く、さらに生物学、薬学、心理学などを含んだ生命科学の広い領域とも密接に関係している。
・自律神経系の支配は中枢から全身の各臓器、血管、皮膚まで及んでおり、いわゆるhomeostasisの本幹に関わるシステムである。本特集では、この自律神経に関わる最近のサイエンスとしての考え方を紹介している。
■第1土曜特集 自律神経のサイエンス
・はじめに
●自律神経の中枢制御
・視床下部ーー自律神経系と神経内分泌系の統合中枢
〔key word〕視床下部室傍核(PVN)、バソプレシン(AVP)、オキシトシン(OXT)、オレキシン
・自律神経系と予測処理機能
〔key word〕自律神経系、予測、情動、辺縁系、アロスタシス(allostasis)
・情動と自律神経
〔key word〕情動、自律神経、内受容感覚、中枢自律神経線維網(CAN)、機能性身体症候群(FSS)
●体温調節と自律神経機能
・体温調節と発熱の中枢司令の基本原理
〔key word〕視索前野、交感神経系、体温調節、発熱、GABA
・自律性体温調節と行動性体温調節の相互作用ーー環境の温度刺激に対する応答からの考察
〔key word〕温熱的快・不快感、寒冷逃避行動、冷え性、皮膚温、視床下部
●血圧と自律神経
・血圧調節における自律神経の役割
〔key word〕腎交感神経活動、心臓交感神経活動、筋交感神経活動、“の”の字型制御、圧受容器反射
・腎交感神経による血圧・体液調節機序
〔key word〕求心性腎神経、視床下部室傍核(PVN)、腎デナベーション、高血圧、心不全
●消化管と自律神経
・脳腸相関を介するストレスによるコレシストキニンの増幅作用
〔key word〕脳腸相関、ストレス、コレシストキニン(CCK)、機能性ディスペプシア(FD)
・腸ー肝臓ー脳ネットワークによる腸管恒常性維持機構
〔key word〕制御性T細胞(Treg)、抗原提示細胞(APCs)、迷走神経肝臓枝、ムスカリン型アセチルコリン受容体、大腸炎
・迷走神経がつなぐ脳による腸管バリア機能調節
〔key word〕腸管バリア機能、腸管透過性亢進(leaky gut)、オレキシン、迷走神経、過敏性腸症候群(IBS)
・胃電図による消化管自律神経機能の解析
〔key word〕胃電図、slow wave(SW)、自律神経
●パーキンソン病における自律神経機能障害
・パーキンソン病に伴う心血管系の自律神経機能障害
〔key word〕パーキンソン病(PD)、起立性低血圧(OH)、食事性低血圧(PPH)、臥位高血圧(SH)、自律神経機能障害
・パーキンソン病に伴う自律神経障害ーー排尿・排便障害
〔key word〕パーキンソン病(PD)、下部尿路機能障害、便秘
・パーキンソン病に伴う心臓交感神経障害
〔key word〕パーキンソン病(PD)、心臓交感神経障害、MIBG(meta-iodobenzylguanidine)心筋シンチグラフィ
●多岐にわたる自律神経の役割
・発汗調整機構と発汗障害
〔key word〕温熱性発汗、精神性発汗、無汗症、多汗症
・睡眠と自律神経
〔key word〕自律神経障害、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、レム睡眠行動異常症(RBD)、レストレスレッグス症候群(RLS)
・自律神経と排尿機能
〔key word〕自律神経、橋排尿中枢(PMC)、中脳水道周囲灰白質(PAG)、仙髄排尿中枢、神経因性膀胱
・自律神経によるエネルギー代謝制御
〔key word〕迷走神経、消化管ペプチド、エネルギー代謝、グレリン、糖尿病
・交感神経によるリンパ球動態の制御ーーその分子機構と生理的・病理的意義
〔key word〕交感神経、リンパ球動態、獲得免疫応答、日内変動、臨床応用
・眼自律神経障害からみたcomputer vision syndrome--生活習慣病としてのデジタル機器による視覚への影響
〔key word〕ストレス、近見反応、羞明、瞳孔、調節
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
「生きにくい」と感じている、すべての人へ。脳はなぜ不安や恐怖を感じるのか。感情に支配されないためにできること。「認知の歪み」の種類と対処法。自己肯定感を高める「内的評価」の育て方。ハーバード大学医学部准教授・脳神経科学者が解き明かす。「脳」の仕組みと「感情」のメカニズム。
・脳卒中などの中枢性疾患の後遺症に対する神経系リハは社会的なニーズも高く、身近なテーマであるが、この分野の最新の知見や未来への構想は、リハ科を専門とする者以外の医療者にとって理解を進めるのが難しい。
・本特集では、DX、AI、再生医療などリハ医療の仕組みや概念を変えうるテーマや、ロボティクス、BMI、磁気刺激などのニューロモデュレーションに関する最新知見をエキスパートがわかりやすく解説している。
・リハ治療は発症からの時期によって戦略を変えるものである。本特集の急性期と回復期という2つの時期におけるリハのトピックスは、幅広い診療科の臨床の先生方にとって明日の診療に応用可能な内容となっている。
■神経系リハビリテーションの新潮流ーー機能回復治療に革新をもたらす最新の知見
・はじめに
・DXによるニューロリハビリテーションの革新
〔key word〕リハビリテーション、ICT、情報、デジタルトランスフォーメーション(DX)、神経科学
・AIを用いた病院内における転倒予測システムの現状
〔key word〕医療安全、インシデント、活動、外傷、転倒、AI
・脊髄再生基礎研究におけるニューロリハビリテーションーー慢性期脊髄損傷を対象とした再生リハビリテーションと物理療法
〔key word〕細胞移植、磁気刺激、電流刺激、再生リハビリテーション
・歩行リハビリテーションロボットが作る歩行再建の新たな形
〔key word〕歩行リハビリテーションロボット、ロボット支援歩行訓練(RAGT)、歩行再建
・磁気刺激療法の新たな応用ーー認知機能改善に向けた反復経頭蓋磁気刺激療法
〔key word〕反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)、認知症、軽度認知障害(MCI)、認知リハビリテーション、間欠的θバースト刺激(iTBS)
・Brain-Machine Interfaceによる脳の可塑性誘導と神経リハビリテーション
〔key word〕頭皮脳波、波形分類AI、神経筋電気刺激、電動装具、脳可塑性
・急性期リハビリテーションのEvidence-Practice Gap克服のために
〔key word〕急性期リハビリテーション、早期離床、早期リハビリーション
・回復期リハビリテーション病棟における神経系リハビリテーション医療の進歩と今後の展望
〔key word〕回復期、脳血管系疾患、リハビリテーション
・睡眠の理解がもたらす、脳卒中リハビリテーションの新たな展望
〔key word〕睡眠、不眠障害、睡眠関連呼吸障害、夜間睡眠ポリグラフ検査(PSG)、脳卒中、リハビリテーション
●TOPICS 腎臓内科学
・脂肪由来間葉系幹細胞による重症腎炎改善メカニズムの解明
●TOPICS 神経内科学
・パーキンソン病の認知機能障害は鼻から?--レビー小体病における嗅覚系伝播経路と病態
●連載 医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(18)
・病院から見守られながらの在宅での心臓リハビリテーション
〔key word〕心臓リハビリテーション、ICT、遠隔心臓リハビリ、オンライン管理型心臓リハビリシステム
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(8)
・耳に虫、鼻にビー玉ーー取り出し方のいろいろ
〔key word〕耳内異物、鼻内異物、外耳道異物
●FORUM
・先天性横隔膜ヘルニア患者・家族会設立への道のりと今後の展望
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
睡眠障害は命に関わる21世紀の国民病ともいえる重大な病気です。効果的で無理なく継続できる最新の治療法を耳鼻科専門医が分かりやすくまとめました!巻末に4本の論文も掲載!
眠りの質を高めるQ&Aガイド。睡眠薬をのみ続けても大丈夫?高齢になると早起きになる?どの診療科を受診すればいい?睡眠時無呼吸症候群とは?レム睡眠行動障害とは?不眠はうつ病と関係がある?
シニア世代の眠りの悩みを解決!年を取ったら睡眠時間は短くなる。どうして?短くても、深くねむることができれば「質のよい人生」をあなたは手に入れられる。
「脳腸相関」の最新知見から、腸内フローラの改善と健康の鍵を握る「栄養・食」を考える
●「脳腸相関」とは、脳と腸の間では、自律神経、ホルモン、サイトカインなどの情報伝達系を介し、双方向的に影響を及ぼし合っていることを表す概念である。
●この脳と腸の相関において、腸内細菌叢が大きな役割を示すことが明らかになりつつあり、腸内細菌叢(腸内フローラ)の破綻、すなわちディスバイオシスがさまざまな疾患に関与することが報告されてきている。
●腸内環境の改善や、それを通した健康の維持に、食を含めた栄養因子によるアプローチは不可欠であり、本書では、進展著しい脳腸相関の研究分野の最新の成果を、とくに「栄養・食」にクローズアップして整理した。
【目次】
Part 1 脳腸相関総論
1.脳腸相関とは
2.腸管免疫システムの基本
3.腸内細菌叢のライフステージにおける変化
Part 2 脳腸相関と疾患
1.過敏性腸症候群
2.機能性ディスペプシア
3.肥満・メタボリックシンドローム
4.うつ
5.神経発達症
6.摂食障害
7.認知機能障害
8.慢性便秘症
9.睡眠障害
10.アトピー性皮膚炎,食物アレルギー
Part 3 脳腸相関と食・栄養
1.消化管の味覚センサー(味覚受容体)
2.食物繊維
3.発酵食品ー麹発酵食品中のペプチドを中心に
4.ポリフェノール
5.カテキン
6.カロテノイド
7.プロバイオティクスと健康
8.野菜・フルーツ摂取と認知機能
9.低FODMAP食
10.健康長寿食としての日本食と腸内細菌叢
11.地中海食
12.抗疲労食
13.持続可能な健康な食
Part 4 脳腸相関最新TOPICS
1.穀類β-グルカンと脳腸相関
2.エンテロタイプと脳腸相関
3.ポリアミンと脳腸相関
4.時間栄養学と脳腸相関
5.軽度不調とは?
スウェーデン発・世界的話題書。脳から足先まで完全爽快!脳スッキリ、知識が記憶定着、体重減、ストレスに強くなる。頭、体、心、すみずみまで効く!
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特集「ブラキシズム24hours」では睡眠時・覚醒時両方のブラキシズムについて,その検査や診断法,さらにはその結果をどう臨床に活かすか,検討をしていきます.
【目次】
特集 ブラキシズム24hours
特別寄稿 MTMの基本原則と実践的対応
巻頭Topic 第41回日本顎咬合学会学術大会・総会 理事長インタビュー
東京歯科大学発 臨床組織・解剖学のコラボレーション 6・完
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 10
エンド再治療を成功に導くための症例選択×テクニック 9
モノリシックジルコニアレストレーションの臨床UPDATE 6
臨床家のための疼痛コントロール CheckPoint 9
補綴修復治療の成功を目指した支台歯形成 12・完
訪問歯科診療における義歯治療〜少しでも良い義歯を最期まで〜 13・完
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 6
臨床
歯科口腔保健の新時代 -データからのat a glance 21
Patient Oriented Dentistry -行動を学び・介入する歯科医療 12
事例に学ぶ歯科保険請求 201
患者の行動を変える「歯科カウンセリング」4つのステップ 3
米国歯周病科大学院(専門医プログラム)合格までのCareer Path 10
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 18
経済学的視点から歯科業界を読み解く 63
私の歯科医師人生ー「医療変革の時代」を超えてー 16・完
「顎関節症臨床医の会」だより 3
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 18
My Bookshelf〜私の本棚〜 6
Find the Cat!!〜ポンゲを探せ! 6
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
『HOUSING by suumo』は、注文住宅を建てる人のために、豊富な商品情報と家づくりに関する各種のノウハウを紹介し、理想の住まいの実現を応援します。大手ハウスメーカー各社の住まいを簡単に比較検討できる商品レポート、家づくりにおいて関心の高い「間取り」「資金」「設備機器」などの情報、「建築実例」「失敗談」なども豊富に掲載しています。
[今月の特集]
■間取り・性能・デザイン
快適な家。それは、ずっとそこに居たくなるような心地のよい住まいのこと。例えば、暑い日も寒い日も、家に帰れば「ほっ」とできる室温の中過ごせたり、家族とちょうどよい距離感でコミュニケーションを取ることができたり……。そんなふうに、家族みんなが快適に過ごせる家の建て方を、間取りと性能、デザインの観点から紹介していこう
■驚くほど快適な家にする方法
好きな生活スタイルや立地の特性を活かした広がり、心と体に寄り添うフィット感。今回は、それらを取り入れた傑作実例5邸を紹介する。間取り、デザイン、性能、それぞれに快適な家を実現するために工夫したポイントを設計士自らが解説。プロの視点から、わが家を快適な家にするためのヒントを学ぼう
■ストレスフリーな間取りアイデア
おもちゃが散らかるリビングにもううんざり。1人でゆっくり本も読めないetc.日々の小さな不満が少しずつたまって、ストレスになってはいないだろうか?今回は多くの人が感じるストレスと、それを解消するアイデアをピックアップ。注文住宅だからこそできる間取りのアイデアを紹介しよう
■眠りを深くする寝室&バスルーム
生活様式や働き方の変化により、「睡眠」に対する人々の意識は高まっている。そこで考えたいのが、睡眠の質を上げる家づくり。「寝室」と「バスルーム」の二つの空間について、心身をリラックスさせ、良質な睡眠をもたらす空間づくりのアイデアを紹介しよう
■間取り・性能・デザイン
■驚くほど快適な家にする方法
■ストレスフリーな間取りアイデア
■眠りを深くする寝室&バスルーム
わたしたちの毎日にかかせない「すいみん」のはたらき。
・生体イメージングを支える光学技術や、見たい対象・現象を可視化するためのプローブ技術、見た現象から情報を抽出するための画像解析技術などにおいて絶え間なく多角的な技術革新が進められた。
・こうした技術革新により“見えなかったものが見えるようになる”ことで、神経、免疫、がんなどをはじめ、多種多様な生命現象の本質が解明されて、生体イメージング分野はここ十年で最も前進した分野の一つとなった。
・本特集では、生体イメージングの最新の技術開発から、それらを駆使した最先端の生命科学研究(基礎から臨床まで)を網羅されており、各分野のトップ研究者による執筆で、重厚感のある一冊となっている。
■第5土曜特集 生体イメージングの最前線ーー絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
・はじめに
●技術・機器の進歩
・光学顕微鏡を用いた生体蛍光イメージング技術の進歩
〔key word〕光学顕微鏡、生体イメージング、蛍光イメージング
・広視野二光子励起ライトシート顕微鏡による生物個体のライブイメージング
〔key word〕ライトシート顕微鏡、二光子励起、ベッセルビーム、ライブイメージング、小型魚類
・マウス生体内イメージングに向けたツール開発
〔key word〕フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)、生体イメージング、二光子顕微鏡、FRAPA(FRET-assisted photoactivation)
・蛍光タンパク質プローブによる細胞間相互作用の可視化
〔key word〕細胞間相互作用、蛍光タンパク質、split-GFP、synNotch(synthetic Notch)、ddGFP(dimerization-dependent GFP)
・生命機能を可視化するさまざまな化学蛍光プローブ
〔key word〕化学蛍光プローブ、蛍光色素、標識法
●イメージングで神経活動を解析する
・イメージングを駆使したシナプス情報伝達の解明
〔key word〕シナプス、イメージング、神経疾患、ヒト患者由来神経細胞
・広視野高速二光子励起顕微鏡FASHIO-2PMによる大脳皮質ネットワークのin vivoイメージング
〔key word〕二光子励起顕微鏡、in vivoカルシウムイメージング、大脳皮質、大規模神経活動記録、機能的ネットワーク解析
・成体脳で新生するニューロンが、睡眠中に恐怖記憶を固定化する
〔key word〕ニューロン新生、カルシウムイメージング、最初期遺伝子、超小型蛍光顕微鏡
・発達期の樹状突起刈り込みを制御するシナプス競合のメカニズム
〔key word〕樹状突起、自発神経活動、神経回路形成、シナプス刈り込み、生後発達
・神経回路機能解析のための細胞種特異的な標識と光学イメージング
〔key word〕genetic dissection、ウイルスベクター、脳機能イメージング、多光子顕微鏡
・シナプスイメージングを基軸とした精神病態の多階層理解
〔key word〕2光子励起イメージング、光遺伝学、マルチスケール、精神疾患、因果性
・ホログラフィック光学技術を駆使した神経回路研究
〔key word〕デジタルホログラフィ、ホログラフィック顕微鏡、オプトジェネティックス、二光子カルシウムイメージング
●イメージングで免疫系や生体恒常性を解析する
・骨・免疫系の生体イメージング研究
〔key word〕破骨細胞、骨芽細胞、細胞外小胞、副甲状腺ホルモン(PTH)、JAK阻害薬
・皮膚の生体イメージング研究
〔key word〕二光子励起顕微鏡、接触皮膚炎、血管透過性亢進
・蛍光イメージングにより明かされるリンパ節の動的細密構造
〔key word〕間質遊走、ストローマ細胞(細網細胞)、獲得免疫応答、リンパ球
・光変換蛍光タンパク質発現マウスを用いたin situ光ラベルを駆使した新規免疫学研究アプローチ
〔key word〕in situ光ラベル、光変換蛍光タンパク質、Kaede/KikGR、生体内細胞移動
・腸管免疫の生体イメージング
〔key word〕ライブイメージング、T細胞受容体(TCR)γδ細胞、制御性T細胞(Treg)
・腸内炎症と好中球/マクロファージのイメージング解析
〔key word〕生体イメージング、好中球、単球、マクロファージ
・臓器内“zone”による空間的に不均一な免疫制御
〔key word〕生体イメージング、空間トランスクリプトーム、シングルセル解析、肝臓、マクロファージ、空間不均一性
・血管・血栓形成のイメージング
〔key word〕in vivoイメージング、血管収縮、血管透過性、血小板血栓、凝固血栓
・生体イメージングを用いた腎疾患の病態解析
〔key word〕糸球体腎炎、生体イメージング、CD44、ヒアルロン酸、免疫細胞
・呼吸器系感染症の生体イメージングーー二光子生体イメージングでみるウイルス感染肺
〔key word〕インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、生体イメージング、二光子励起顕微鏡、好中球、血流
●新規解析・診断技術の動向
・生体イメージングの画像解析
〔key word〕バイオイメージインフォマティクス、画像解析、細胞画像処理
・生体イメージングとシングルセルオミックスの統合解析
〔key word〕in vivoイメージング、細胞動態解析、時空間トランスクリプトーム解析
・生体イメージング技術を用いた切らないがん組織診断
〔key word〕生体イメージング、がん組織診断、非標識イメージング
・生体イメージングによる切らない皮膚診断
〔key word〕ダーモスコピー、マルチスペクトルイメージング、共焦点顕微鏡、二光子励起顕微鏡、光干渉断層撮影(OCT)
・“蛍光ガイド手術”はすでに実現している
〔key word〕蛍光ガイド手術、術中蛍光イメージング、蛍光胆道造影、癌イメージング、ICG(インドシアニングリーン)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
この自律神経の主役が整えば、どんなに頑固な不調もスッキリ解消。30代、40代のこれからは、残念ながら自律神経が乱れることばかり。そのままにしておくと、不調や大きな病気を招くことになります。しかし自律神経は乱れるものです。大事なことは、まず迷走神経を整える習慣を身につけること。そして、乱れた自律神経をすぐに整える術を身につけることが重要です。迷走神経が乱れる要因を理解して、腸活、呼吸法や睡眠、生活習慣、ストレスとの上手な付き合い方などから、心と体を整えることで迷走神経は整っていきます。さあ、迷走神経を意識する生活を始めましょう。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
特別寄稿「顎関節症は顎関節部の怪我である?」では,顎関節部に生じる問題を検討し,顎関節部の疼痛が何によって起こるのか,そして臨床ではどう対応するのが適切なのか,考察を進めていきます.
【目次】
特別寄稿 顎関節症は顎関節部の怪我である?
特別企画 根拠に基づいた医療(EBM)からのフッ化物配合歯磨剤Update
臨床TOPIC ライフステージを考慮した臼歯部インプラント治療戦略
巻頭Topic 歯科医師が知っておくべき アナフィラキシーガイドライン2022の概要
【新連載】「矯正診断」を再考する〜治療ゴールの設定とその意思決定に関わる要素〜 1
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 2
デンタルエックス線写真読影 2
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 12
お悩み解決!パーシャルデンチャー〜知っておくべき基礎知識〜 2
エンド再治療を成功に導くための症例選択×テクニック 11
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 8
臨床家のための疼痛コントロール CheckPoint 11
モノリシックジルコニアレストレーションの臨床UPDATE 8
歯科医療から認知症にどう取り組むべきか? 2
Patient Oriented Dentistry-行動を学び・介入する歯科医療 14
事例に学ぶ歯科保険請求 203
歯科医師の多様なキャリアパス 2
患者の行動を変える「歯科カウンセリング」4つのステップ 5
米国歯周病科大学院(専門医プログラム)合格までのCareer Path 12・完
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 20
経済学的視点から歯科業界を読み解く 65
「顎関節症臨床医の会」だより 5
WITHコロナ×AFTERコロナの時代の私たち 20
My Bookshelf〜私の本棚〜 8
Find the Cat!!〜ポンゲを探せ! 8
【News & Report】
【Conference & Seminar】
あなたの職場のお悩み、俯瞰してみませんか?Q&A形式でサクサク読める!産業医として勤務する精神科専門医・産業看護職・弁護士が監修。メンタルヘルス不調者が増えるいま、働く人のケアに携わるかた必携の一冊。
子どもが寝るのを嫌がったり、夜中に起きたり、ものすごく早く目が覚めたりしませんか?長時間寝ているにもかかわらず、すっきり起きられないことはありませんか?いびきをかいたり、寝息がうるさかったり、寝相が悪かったりしませんか?お子さんはADHDと診断されていたり、集中するのが難しかったりしませんか?エネルギーの塊で、じっとしていられないことがありますか?よく病気になりますか?これらの質問に「はい」と答えたかたは、お子さんが睡眠に問題を抱えている可能性があります。あなただけではありません。子どもの40%が睡眠に問題を抱えており、この問題は、健康、行動、学習の問題を生涯に渡って引き起こしてしまう可能性があります。しかし、よい睡眠が当たり前になれば、子どもはすくすくと成長することができるのです。本書は、以下のことを学びながら、お子さんの睡眠の問題を解決へと導いてくれます。