日本人は想像上の生き物だ。これは、あったかもしれない世界の姿。もうひとつの日本で綴られた一冊の手記。書き手の『私』の正体とはー斬新な設定で描かれる鋭利な思想文学書。
京の町屋の食卓で日々食べられている、ふつうのおかずーおばんざい。この言葉を一躍全国に知らしめた名著。幾通りもおつけもんを並べていただくお茶づけ、焼き豆腐と揚げ豆腐を一緒に炊いためおと炊き、冬の楽しみ、かぶらむし。質素なようで、その実、ぜいたく。刊行から半世紀を経てなお、京の食文化と暮しを語る上で欠かすことのできない随筆集の秋冬編。
赤ちゃんがはじめて見る絵本。
夏の嵐を越え、ビーグル犬のシャイローは、名実ともにマーティの家族となった。幸せをかみしめるマーティだったが、そこにまた新たな影が…。
本書は、透明水彩で花を描く手順を分かりやすく解説した、初心者向けの水彩技法書です。万葉集に歌われた草花をモチーフに、今でも目にすることのできる秋の草花や実の描き方を丁寧に紹介していきます。巻末には初めての方でも気軽に塗れる下絵付き。
のんびりやでなまけもののあまたろう。はたらかないでまいにちぶらぶらしていたら、とうとうおとっつぁんにしかられて…。はたらくっておもしろい。よくしられたことわざからうまれたゆかいなおはなし絵本。
延宝四年(一六七六)四月、越前大野藩主松平直良が帰国したあとの六月、藩御耳役落合勘兵衛も三年ぶりの帰国をすることになった。役向きではないが、塩川園枝との婚儀のためである。東海道を尾張まで行き、中山道脇往還を使って大野へ入る半月ほどの旅程である。だが、順調な旅は新たな刺客によって破られることとなった…書き下ろし長編時代小説。
まさかの続編!?「たべてあげる」のつづきは、はみがきしたくなる絵本?!
季節のやさいの選び方から、栄養、保存方法、下ごしらえまで、調理の基本をていねいに解説。火を使わないかんたんレシピから、手のこんだチャレンジレシピまで紹介します。香りのよい秋のやさいを、じっくり観察しながら、楽しく調理してみましょう!