私の著書は、星の知識と共に星の美と神秘を伝えるのを目的としている。従って本来の文学者がいつも顔を出すのだが、この本は特にそれが甚しく、何とも異様な星座案内になっている。その理由は、終戦の直後あまりにも荒んだ世人の心を、併せて自分の心をも天上へ遊離させたさ一ぱいで、物に魅かれたようにペンを走らせた為めである。
本書では、ステレオ技術、建築音響、放送技術、コンピュータを駆使した音声合成・音声認識、音楽の自動採譜など最先端の技術に関する最新の話題が提供されている。これらの分野において人間と機械とのよき適合にいかに多くの工夫が凝られされているかが理解できて興味深い。
アメリカ合衆国では、過去40年間に膨大な数のUFO目撃が報告された。熱心な研究家たちによってさまざまな検討がなされるいっぽう、政府はそれを単なる見間違いか、特殊な自然環境がつくりだした幻影ということで片づけ、その存在を否定してきた。なぜ、その事実が国民の目から隠されなければならなかったのか?そのために、どのような隠藪工作がおこなわれてきたのか?政府は、どこまで謎の核心に迫っているのか?政府が回収したと噂される、墜落したUFOと宇宙人の遺体は実在するのか?-豊富な経験と鋭敏な推理力で、ホールはそれらの疑問をひとつひとつ検証していく。
私たちの身近には数学的に考えたり、把えたりすることのできるのが少なくありません。その対象の中に潜む数学をいかにつみけだすか、そこに数学のおもしろさがあります。本書は、私たちに親しみ易い話題をとりあげ、数学的に解明し、練習問題に入ります。問題には楽しい機知に富んだものが多く、生徒を数学のとりこにする好個なものです。解答付。
人間が〈錯覚〉によって現実を二重化し、現実にかわる〈分身〉をつくりだす表象作用をギリシア悲劇、形而上学的哲学からロマン主義文学、精神分析学にわたる広大な文化空間において検討し、〈実在の哲学〉の立場から〈錯覚〉と〈分身〉の基本的江造を解明する。
ヒトはなぜ錯覚を起こすのか?錯覚による不思議な現象、興味深い実験の数々。人間の感覚の“あいまいさ”を探る。
企業を支えてきたこれまでの価値観が崩れつつある今、企業は従来の常識や業態を越え、新たな創業に取り組まなければならない。CIの第一人者が、次代を拓く「21世紀型市民企業」の条件を説く、新時代の経営指針の書。20余年の「拡デザイン運動」の根幹をなすPAOS哲学とは何か。PAOSという組織はいかにつくられたか。数多くのサクセスストーリーに彩られたCI開発は、どのような構想のもとに生まれてきたか。21世紀の生活文化と企業社会を大胆に展望しつつ、次代のキーワード“メタ・プルヌール”を掲げる、PAOS流コンセプトブック。
「相場で儲けたい」と思って、大切な“トラの子”をつぎこんで四苦八苦しても、肝心の相場の仕組みを知らなければ“カモ”にされるのがおちです。そこで、いままで誰も書かなかった、相場の裏・仕組み・予想についての“採点法”をまとめてみることにしました。
戦後の探偵小説ブームを捲き起した作家たちの、秘められた内部情報誌を初公開。江戸川乱歩編集の「土躍会通信」1〜3号を含む。
円熟期の探偵小説界で快筆をふるった伝説の作家たちが秘に発表した幻のエッセイを満載。
四方を鉄の壁で囲まれ、高速で移動する密室“車の中”。そこではどんな心のドラマが展開されるのか。そして、どうすれば快適なドライブを楽しむことができるのか。心理学、人間工学の見地から安全運転の極意を伝授する。
博物館がいま、おもしろい。博物館はタイムトラベルステーション。全国206館の代表展示物・PR・プラネタリウムの有無・場所などがわかる、便利な博物館ガイド付き。
包丁の切れ味とは何か。光沢はどう測る?心地よさとは。味や香りを測るには…。身近な事例でつづる計測のおもしろサイエンス。
日本は「ワシントン管理」を急げ。ロビイストが暗躍し、議会が日本叩きのシナリオをつくり、政府がそれを日本に押しつける-。このワシントンの構図をいかに封じ込めるか。
日本冒険作家クラブのメンバーが競作したオリジナル・アンソロジー第5弾!船戸与一「エドワルド・フェブレスの素描」など9篇に加え、北上次郎・志水辰夫・森詠による座談会「これからはハードボイルドの時代だ」を収録。