ひるねをしていたライオンのせなかを、ねずみがうっかりかけあがりました。めをさましたライオンは、ねずみをつかまえて、たべようとしました。「たすけてください。きっとごおんがえしをしますから」ライオンはわらって、ねずみをにがしてやりました。ところが、それからまもなくして…。2010年度コルデコット賞受賞。
はりねずみくんとうさぎくん、りすくんたちと楽しいかくれんぼをしていましたが、なんだかまいごに……?
『はりねずみくんの あかいマフラー』『はりねずみくんの ねがいごと』『はりねずみくんの ゆきだるま』につらなる「はりねずみくん」シリーズの4作目。
愛らしく細やかな筆致で描かれるはりねずみくんたちは、子どもたちからも親しまれています。
ジョニーの家の地下室に住む、ねずみのグレイさん一家と、テイリーさん一家。ある夜、ジョニーがベッドで眠っている間に、ねずみたちが、子供部屋に忍び込みます。そこで見つけたのはおもちゃののりもの。ねずみたちは、大喜びで乗り込みますが…。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、10ぴきのねずみのきょうだい、みんなだいのなかよしで、だいのくいしんぼう、くんくんいいにおいがするよ!
ユーモアと奇想に満ちた中短篇集
暴力と抑圧がはびこる架空の街区を舞台に、現代シリア文学の重鎮が描く短篇集と中篇の二作を収録。
『酸っぱいブドウ』
「短剣に斃る」──強欲で乱暴で慎みを欠き、くせ者揃いの住民で知られるクワイク街区。そこに暮らす片耳の男ヒドゥル・アッルーンは、自分の伴侶のように大事にしていた短剣を警察に没収されてしまう。
「隘路の外衣」──クワイク街区を抜けて近道しようとしたムフスィン・ファーイルは、黒い外衣をまとった女に道を訊かれる。知らないと答えると、突然その女の兄を名乗る男が現われ、因縁をつけられる。
「ハッラーウの末路」──床屋のサイード・ハッラーウは店を閉め、謎の黄色い錠剤を売っている。錠剤には魔法のような効能があり、街区に住む男たちは次々と中毒に陥るが、その成分や製造方法は誰にもわからない。
「八時」──ハナーン・ムルキーは一時間刻みで約束をこなす。正午には公園、一時にはある家、二時にはカフェ、三時には映画館、五時には婦人服店、六時にはレストランへ……多忙な娘が八時に帰宅するまでの半日を追う。
『はりねずみ』
両親と兄と暮らす六歳の「僕」。シリアの子どもの殺伐とした日常を、コミカルかつシニカルに語る。
「はりねずみの ピックルは はりだらけ。うまれたときから はりだらけ。いつも いつでも ひとりぼっち。」でもあるとき、いもむしのおんなのことなかよくなり、はりねずみくんを、だいたりおんぶしてくれる、アライグマのおばあさんにであいました・・・
はりねずみのピックは、自分のとげのせいで、森のみんなと遊べなくなってしまいます。そんなとき、同じはりねずみのニックとなかよしになりますが、やはりとげのせいで、けんかをしてしまいました。悲しい気持ちのピックは涙がとまりません。そこへ洪水が押し寄せて、森は大変なことに。ふたりはどうなってしまうのでしょうか。やさしい気持ちにしてくれるピックとニックの友情物語。
真ん中にひと文字「子」という漢字が入った灰色のすべすべとした楕円形の石。神支村の子どもたちが祭りの夜に探す「ねずみ石」は、願いをひとつだけ叶えてくれるー。中学一年生のサトは四年前の祭りの日、一時行方不明になった。その夜、村で起きた母娘殺人の犯人は未だに判明していない。親友セイとともに、祭りを調べていくうち、サトは事件の真相へと迫っていく。
やねの上で、まい晩ねずみがさわぐので、犬の夫婦はぜんぜんねむれません。もうふらふら。なんとかしなくちゃ。そこで「ねこを求む」と新聞広告をだしました。ところが、やってきたねこときたら…。ペアレンツ・チョイス賞受賞、アメリカ図書館協会選定年間優秀作品。
日本とドイツの俗信の対比ーその共通性・類似性を示すことによって、それぞれの文化の背後に横たわっているものを際立たせる試み。
第1章 ねずみ・狐ー日独の民俗比較(前兆予知と吉凶告知の小動物ねずみについて
吉凶占いとワルの狐、そして霊狐・穀物神・富の招来者)
第2章 カラス・蛇・猿ー日独の諺の同質性(お天気博士にして貪食の鳥カラスについて
蛇ー汝君の名はワルー日本とドイツの諺の比較(共通点)13章
「猿に烏帽子」「猿知恵」「毛のない猿」)
第3章 ドイツ兎物語・ドイツ猿物語(ドイツ兎物語全18話ー臆病な兎・愛と幸福の招来者・魔女の化身
ドイツ猿物語ードイツの諺紹介)
ここはねずみ国の首都・新ねずみ市のねずみ新聞社。大スクープ!地下鉄のトンネルに、ばけネコが出たらしい。このままじゃ、みんなが地下鉄をつかえないよ!トンネルをたんけんして、ばけネコの正体をつきとめよう!
給食当番だった翔は、クラスメートの悠のTシャツにシチューをこぼしてしまい、弁償しろとせまられた。川辺にすわってため息をついていると、いままで見たこともないような、大きなねずみがあらわれた。動物が大すきな翔は、チーズパンをねずみにやる。そこへとつぜん、悠がやってきて、ねずみをふみつけ、川へほうりなげた。「へへん、いいきみだ。じゃあな、あしたわすれるなよ」その夜、翔は、すごくこわい夢を見た…。小学校中学年から。
ここはねずみ国の首都・新ねずみ市のねずみ新聞社。大スクープ!地下鉄のトンネルに、ばけネコが出たらしい。このままじゃ、みんなが地下鉄をつかえないよ!トンネルをたんけんして、ばけネコの正体をつきとめよう!