インテリア・デザイナーのタムシンは、親しい顧客の結婚披露パーティに出席した折、花嫁の父から、罪深いほど魅力的な男性を紹介された。彼、ブルーノはイタリアのファッション企業の社長だという。タムシンは彼の言動にどこか引っかかるものを感じながらも、ホテルの舞踏室で踊るうちに熱烈なキスを交わしてしまう。「きみが欲しい。僕の部屋、それともきみの部屋にするかい?」大胆な誘いに、タムシンの心は揺れ動く。彼女は知らなかったーブルーノの誘惑の裏に卑劣な動機が隠されていることを。
シングルマザーのフレイアは事故にあい、病院で治療を受けていた。祖母に世話を頼んだものの、幼い娘のことが気がかりだった。看護師から娘が再会に来ていると聞いて安堵したフレイアだったが、娘を抱いて病室に入ってきた男性を見て、凍りつく。ザック・デヴェレルがどうしてここに?ザックはプレイボーイとしてその名を馴せる大富豪の実業家だ。娘の父親ではあるけれど、私たちの関係はとっくに終わっている。妊娠を告げたとたんに、彼は私を捨てたのだから。彼を憎んでるんでしょう?なのになぜ、胸がときめくの?そして恐ろしいことに、ザックの目にも情熱が宿っていた。
2008年11月刊行の『the CITY 1 アユアマルカ 蘇る死者』に続く第2弾。2巻の主人公も自分の出生の秘密やインカの謎を探る。ダレン氏ならではの小説構成のおもしろさ、奇想天外さに、ぐいぐいと惹きつけられます。
究極のダイエットランド、アメリカ。数えきれないダイエットプログラムが存在し、日々女性たちを追い立てている。痩せがいいのか?痩せることがすべてなのか?社会の一員じゃないのか?Glamour,Cosmopolitan誌で活躍するコラムニスト、ウェンディ・シャンカーが「そうじゃない!!!」自らの体験から立ち上がった。ダイエットプログラム潜入ルポ、ハリウッドダイエット事情、ファットガールのショッピングスタイルも満載!!減らせないなら、潔く身につけているほうがいいと、わたしは思う。これぞファットガールの生き様!!自分と向き合うためのライフガイド全15章。
作家ダレン・シャンの大人のファンタジー
第1巻の主人公カパク・ライミと、第2巻の主人公アル・ジーリーは同時期、同場所に存在していたのに、お互いの接点は直にはなかった。しかし、インカの血をひく謎の存在ヴィリャックたち神官は、街を支配するための深い謀略を練り、カパク・ライミを捉えてしまう。それを探すことになったアル・ジーリー。
1巻と2巻の主人公はどこでどうつながるのか、アユアマルカという人間はなぜ存在できるのか、神官ヴィリャックはアユアマルカとどう関わってくるのか、2巻で主人公を苦しめた警察官ビルはまだ生きているのか・・・。この3巻を読んで、初めて作家ダレン・シャンが構想したすごい世界、奇怪な仕組みが明かされ、
読者は驚かされ、またハッピーエンドの結末にホッとするのである。
【編集担当からのおすすめ情報】
作家ダレン・シャンはこの作品に強いこだわりをもっている。なぜなら、実はこの作品が彼の初めての小説だからだ。一度書いたものを再度構成し直して、骨太の大人のファンタジーに育て上げた。なるほどねえ、ダレン氏はやはり天才だ。
小説のプロットに驚かされ、意外性に驚かされ・・・、まいりましたねえ。
記者のイーデンは、知人の依頼を断りきれず、カリスマ・レーサーといわれるラファエルの記者会見を取材する。四年前、イーデンとラファエルは愛し合っていたが、彼の弟との身に覚えのない浮気を誰かにでっち上げられ、破局した。その後弟は亡くなり、真相はいまだ謎のままだが、ラファエルは今でもイーデンのことを許していないらしい。会場では身をひそめていたものの、イーデンに気づいたラファエルがあざけるような表情を浮かべて近づいてきた。そのとたん、ラファエルが口にした言葉に彼女は凍りついた。「もう一度だけ、君とベッドをともにしたいものだ」。
激増する人口、都市改造と都市の近代化、戦争と内戦、長期化する住宅難と現代に連なる都市政策の試行錯誤。2世紀に及ぶパリの都市史を通して都市の在りようを問いかける。
日本語版への序文 i
緒 言 v
凡 例 vii
第1章 あまりにも急激なパリの成長(1815-1850)
パリの人口の爆発
人口動態の変遷
なぜこれほど大規模な移住が生じたのか
栄光と悲惨:首都は病に陥る
19世紀初頭のパリ:適応不能の都市
19世紀中葉のパリの悲惨
都市の危機の発見
パリの「移動」
都市の新しい形態
七月王政のプロジェクト
パリのイメージの悪化
第2章 都市の近代化(1850-1890)
近代化:オスマン男爵の事業
成功の時期(1853-1860)
困難な時代(1860-1870)
オスマンの事業の総括
自由都市パリ:パリ・コミューンの意味
愛国的なパリ
革命的なパリ
コミューンの本質
未解決の諸問題
パリはモデル都市か
危機の時代のパリ(1872-1895)
今ひとつの首都:ロンドン
第3章 光の都市(1890-1930)
新しい世紀
進歩の果実
アカデミズムのもとでの新しい選好
新しい都市
新しい交通形態
パリ市の新しい歳入
郊外の荒廃:景観の破壊(1890-1930)
パリの大規模工業
郊外の跳躍
パリ、世界の女王(1889-1930)
ベル・エポック(良き時代)という神話
今ひとつの都市:ウィーン、カカニアの首都
モンパルナスと「狂乱の歳月」
住宅危機と都市計画の始まり
第4章 優柔不断と漠とした意思(1929-1952)
全く新しい情勢
戦争の後遺症と大恐慌
預金危機と住宅難
パリの都市計画の萌芽
プロ・プラン(1934)
ドイツ占領期のパリ
パリは焼失しなかった。しかし……
1948年法
レオ・マレのパリ
第5章 新たなオスマン主義か(1953-1974)
ようやくにしての住宅政策
グラン・ザンサンブル(大規模集合住宅団地)
パリ郊外における市街化優先区域
パリの近代化
新しい主体と新たな課題
古きパリの「修復」(8)
パリ周縁部の再開発
ドゥルヴリエとパリ地域圏連合区(ディストリクト・ド・パリ)
野心的な予測
都市空間の新たな組織化
新都市
受け入れられた成長
第6章 世紀末のパリ(1974-2000)
1970年代の転換期
断絶(1974)
失われた均衡を求めて
パリの「生活を変える」
パリの主要な諸問題
大統領の大規模な工事現場
2000年前夜のパリ
今日の諸問題
パリとパリ地域圏
フランスおよび世界におけるパリの位置
結 論
フランス近現代都市史・都市計画史年表
訳者あとがき
文献解題
文献リスト
人名、地名・場所等、事項索引
バイオリンに生涯を捧げてきたエラは、男性も知らない。友人のからかいの的だが、初めての時は心から愛する人と迎えたい。だが、ある夜初めて会った男性の魅力に、強い衝撃を受けた。彼の名はバディム。ロシア人の大富豪で、有名なプレイボーイだ。「ぼくらの体が激しく求めあっているのは否定できない」そう言われ、その情熱を信じたエラは、彼の求めに応じて思わず純潔を捧げてしまう。きっと彼なら、これからも私を愛し続けてくれるはず。しかし次の瞬間、冷酷に言われた言葉におののいた。「経験のない女性はごめんだ。僕はベッドで楽しみたいだけだ」。
伯爵の所有するポロクラブで厩務員として働くレイチェルは、仕事のかたわら障害馬術のオリンピック代表入りをめざしていた。ところがある日、ジャンプの練習中に落馬し、たまたま居合わせたディエゴ・オルテガに介抱される。彼は世界的なポロ選手で、プレイボーイとしても名高い。出会った直後からレイチェルはディエゴに惹かれ、ついに彼の誘惑に負けて一夜をともにしてしまう。レイチェルはめくるめくような夏の日々を送った。ほどなくディエゴの子供を身ごもったまま、姿を消すはめになるとは予期もせずに。
第1章 大きな島;第2章 祖先たちの時代;第3章 現代に至るまで;第4章 マダガスカル人;第5章 社会制度と文化;第6章 産物;第7章 経済;第8章 マダガスカルの旅の味わい
独自のスタイルで、フランス・プレタポルテ界の第一人者となったデザイナー・高田賢三。独特の花柄、豊かな色彩、画期的な素材の利用法で有名な《ケンゾー》・モードが、あくまでも日本的な緻密さに裏打ちされていることは見逃せない。25歳の年に、無名の一青年として渡仏した彼は、数年後、パリにブティックを開店。フレッシュで大胆な作風はたちまち、フランスの若者たちの間で大人気となった。以来25年。常に若さと斬新さを失わない《ケンゾー》の作品は、国境・人種を超え、日々、ファンを増やしている。世界中の民族衣装を作品に取り入れ、『装う喜び』を提唱しつづける《ケンゾー》。本書は、彼の創作の歴史を、くまなく紹介する一冊。
覚えて役立つ50の海のネタ一挙公開。