好評の「テーマで読み解く 生命倫理」を、新型コロナウイルス感染症のパンデミーや、先端医療技術の進歩に応じて改訂。生命倫理の伝統的な課題や時事的な諸問題についてできるだけわかりやすく解説した入門書であり、生命倫理を学ぶ高校生や大学生、医療・看護系の専門学校生だけでなく、そうした道を志す予備校生にも必携。
01 遺伝子・DNA・ゲノム
02 バイオテクノロジー
03 ヒトゲノム
04 ヒトと人格
05 生殖補助医療技術
06 出生前診断・着床前診断
07 優生思想
08 福祉と貧困
09 医療資源の配分
10 国際的生命倫理
11 脳死と臓器移植
12 人体の資源化・商品化
13 再生医療
14 安楽死と尊厳死
15 終末期医療
16 インフォームド・コンセント
17 エンハンスメント
18 医療倫理の四原則
19 看護倫理
20 ケアの倫理
21 動物愛護と倫理
22 セクシュアリティと性の多様性
23 東洋の生命観と医
24 西洋の生命観と医療
25 近代医学へのまなざし
26 健康と病気
27 病者への差別と排除
28 感染症の歴史
29 老いの価値と尊厳
30 環境倫理
用語・人物解説
巻末資料
サイボーグや人工知能のように、ポスト・ヒューマンともいうべき事象が噴出する現在、電子テクノロジーにとって私たちの身体はどのような意味をもつのか、そうした身体の意味に対応する倫理思想をどう立ち上げるべきかを思索する理論研究の成果。
序
第1部 サイバー・カルチャーへの誘い
第1章 ヴァーチャル・ワールドのジェンダーとセクシュアリティーーその両義性
1 ヴァーチャル・ワールドのジェンダー・スイッチング
2 ヴァーチャル・ワールドのセクシュアリティ
3 一元化する自己
4 日本のヴァーチャル・ワールドの現状をめぐって
5 セクシュアリティ再考
第2章 MMORPGにおけるジェンダー・スイッチングに関する一考察
1 研究の目的
2 調査内容と結果
3 結果の考察
資料
第3章 コンピュータを介したコミュニケーションの倫理学的検討
1 テキストをベースとしたコミュニケーションがうむ共感
2 ビデオゲームにおけるシミュレーションと同一化の考察
第2部 サイバー・カルチャーにおける自己と身体をめぐる考察
第4章 情報社会における自己の多元化ーーその倫理的可能性を考える
1 デネットの自己の分析とその検討
2 インターネット時代の自己像
3 多元化する自己の倫理的可能性
第5章 サイバー・スペースの自己と身体に関する考察
1 サイバー・スペースのなかの自己の誕生と身体
2 ゲームプレイにおける身体経験に関する考察
第6章 サイバー・カルチャーにおける〈身体論的〉転回
1 初期のサイバー・カルチャーと現在のサイバー・カルチャー
2 サイバー・カルチャー研究の新たな動向
3 新たな〈身体〉経験がもたらすものーー身体の枠組みの再構築
第3部 これからのサイバー・カルチャー研究に向けて
第7章 生成としてのサイボーグに関する一考察
1 ティラドーの議論
2 「逃走線」とは何か
3 なぜ「機械」なのか
第8章 〈サイボーグ〉という経験を捉える視座とはどのようなものか
1 科学はどのように捉えられるのか
2 社会構築主義・再考
3 科学・芸術・哲学
第9章 覆い隠された〈身体〉経験の顕在化に向けてーーサイバー・カルチャー研究の方法
1 ニュー・メディア・スタディーズのアプローチとしての現象学的方法
2 パフォーマンス研究との共通点
引用・参考文献など一覧
あとがき
「リアル・ワールド」から「バチェラー」まで
アメリカにおいてリアリティーショーはテレビの最大勢力のジャンルの一つとなりつつある。そして、リアリティ・ショーで有名人となったドナルド・トランプが大統領になったことが象徴的に表しているように、リアリティ・ショーはエンターテイメントの世界だけでなく、現実の世界も変えつつある。社会学者の著者が、現在のリアリティ・ショーのかたちの先駆けとなった「リアル・ワールド」(1992)の最初のエピソードから、「バチェラー」における数限りないローズ・セレモニーまでを分析し、そこに映された人種、性別、階級、セクシュアリティなどに対する考え方がいかに保守的であるかを明らかにし、その「フィクション」が「リアル」を侵食しつつあることに対し警鐘を鳴らす。
進展いちじるしい脳科学とコンピュータ科学。そのめざすところを情報と生命という視点からさぐり、われわれが自明の前提にしてきた思考の枠組を解体・組換える。
研究の緻密化と並行して細分化が進むなか、「帝国」の構造や植民地支配のあり方を総体として把握・理解する必要性がますます高まっている。そのために必要な論点を、政治・経済の制度と文化的側面の双方に目を配りつつテーマ別に整理し、第一線の研究者36人がわかりやすく解説する。研究の到達点と今後の展望を提示する画期的入門書。
本書は,日本臨床心理士会第1期医療保健領域委員会(津川委員長)が行った全国規模の大型研修会等のアーカイブから,医療保健領域(非精神科領域)に関する議論をピックアップしたものです。
性的な問題,ジェンダー,周産期医療,成人期発達障害,終末期医療,移植医療など,拡大する心理の仕事とそのポイントを実務レベルで描きました。また,付録には,医療領域で働く臨床心理士必携の「医療保健領域における臨床心理士の業務」も掲載。
初学者だけでなく中堅〜ベテランの方にも読んでもらいたい1冊です。
序 論 津川律子
第1章 身体の生涯発達とメンタルヘルス──産婦人科医の視点から 大川玲子
第2章 周産期における心理臨床について
紹介とまとめ 周産期における心理臨床について 東山ふき子
(1)新生児科医から 堀内 勁
(2)周産期心理臨床の実際 橋本洋子
第3章 セクシュアリティと心理臨床
紹介とまとめ 「セクシュアリティと心理臨床」を企画して 花村温子
(1)精神科日常診療におけるセクシュアリティ 塚田 攻
(2)看護とセクシュアリティ──その現状と課題 大谷眞千子
(3)セクシュアリティと向き合うこと 大石敏寛
第4章 医療における成人の発達障害
紹介とまとめ 医療における成人の発達障害 津川律子
(1)発達障害のある青年・成人への医療的対応 田中康雄
(2)心理アセスメントと心理療法を中心に 糸井岳史
第5章 終末期医療と家族ケア
紹介とまとめ 終末期医療と家族ケア──病院・地域臨床において,ともに創造する役割 江口昌克
(1)病院・地域臨床において,ともに創造する役割──在宅ケアにおける家族ケアの実際と課題 秋山正子
(2)病院におけるがん患者の家族ケアの実際と課題 長友隆一郎
第6章 ドナーとドナー家族の相談窓口の設置
(1)移植医療への臨床心理士の関わり 大崎明美
(2)相談窓口設置に至るまで 谷中みゆき
付録 医療保健領域における臨床心理士の業務
ひきこもり、カルト、おたく、境界例、リストカット、ポケモン、強迫ーちょっと変わった若者たちの世界を気鋭の精神科医が冒険する。
アジアから問い直すー奴隷国家から移民国家へ。しかし、そこには「中国人問題」が存在した。南北戦争後の国家と社会の再編のなか、帝国的拡大と人種や性や労働の問題が交錯する“アメリカ人”の境界画定の動きを鋭く読み解き、アメリカ史像の核心をうつ。
急性期からクロニックへ、キュアからケアへと、保健医療の枠組みが大きくシフトしている。3大死因の癌、脳卒中、心臓病をとっても、診断・治療というこれまでの枠組みではまかないきれない。糖尿病をはじめ生活習慣病という観点も注目されている。根治せずに病気を抱えて推移するという時間軸と、対人関係や社会的資源など生活レベルでのひろがりを見据えた新たなパラダイムが求められている。本書はクロニックイルネスという切り口から保健医療の全体像を示し、人と病いの新たなかかわりを問い、今日的な課題と取り組みへの展望を与える。
●幅広い精神状態に対する適切な看護を実践するため,精神障害,精神保健対策の最新動向や法改正,研究データをもとに内容をアップデートした好評テキストが待望の改訂!
●アルコール,ギャンブル,ネットなどへの依存が社会問題として重要視される中,改訂では,新たに「アディクションと精神保健」の新章を追加し,アディクションと精神保健の関わりについて解説.他章についても加筆・修正を行った.
序章 精神保健とはなにか
第1章 心の発達
第2章 セクシュアリティと精神保健
第3章 生活の場とクライシス(精神的危機)
第4章 医療現場における精神危機
第5章 がんと共に生きる人の精神保健
第6章 災害後の精神保健活動:看護職とこころのケア
第7章 アディクションと精神保健