アジアから問い直すー奴隷国家から移民国家へ。しかし、そこには「中国人問題」が存在した。南北戦争後の国家と社会の再編のなか、帝国的拡大と人種や性や労働の問題が交錯する“アメリカ人”の境界画定の動きを鋭く読み解き、アメリカ史像の核心をうつ。
ひきこもり、カルト、おたく、境界例、リストカット、ポケモン、強迫ーちょっと変わった若者たちの世界を気鋭の精神科医が冒険する。
●幅広い精神状態に対する適切な看護を実践するため,精神障害,精神保健対策の最新動向や法改正,研究データをもとに内容をアップデートした好評テキストが待望の改訂!
●アルコール,ギャンブル,ネットなどへの依存が社会問題として重要視される中,改訂では,新たに「アディクションと精神保健」の新章を追加し,アディクションと精神保健の関わりについて解説.他章についても加筆・修正を行った.
序章 精神保健とはなにか
第1章 心の発達
第2章 セクシュアリティと精神保健
第3章 生活の場とクライシス(精神的危機)
第4章 医療現場における精神危機
第5章 がんと共に生きる人の精神保健
第6章 災害後の精神保健活動:看護職とこころのケア
第7章 アディクションと精神保健
排尿管理・排便管理のすべてがわかる!日本創傷・オストミー・失禁管理学会による、「排尿自立支援加算」取得のための講習会テキスト。
今回の改訂では、必要な項目の追加と、排便に関する項目の充実、関連の最新情報に対応しました
Part1 排泄の基礎
Part2 排尿機能障害へのアプローチ
Part3 排便機能障害へのアプローチ
Part4 スキンケア(IAD:失禁関連皮膚炎のケア)
Part5 障害受容とセクシュアリティ
Part6事例でみる排泄管理
Part7 コンチネンス外来
性機能不全(性機能障害)に対する治療やカウンセリングについて、現場の第一線で臨床や実践にあたる専門家が解説。心理的療法を中心に、身体的診断や治療、各ライフステージにおけるセクシュアリティ、パートナーとの関係性や社会性まで考慮し、性の喜びをサポートできるセックス・セラピーを目指す。実用的な問診票フォーマットも収載されている。最新のセックス・セラピーを詳しく知りたい人におすすめの一冊。
本書は,日本臨床心理士会第1期医療保健領域委員会(津川委員長)が行った全国規模の大型研修会等のアーカイブから,医療保健領域(非精神科領域)に関する議論をピックアップしたものです。
性的な問題,ジェンダー,周産期医療,成人期発達障害,終末期医療,移植医療など,拡大する心理の仕事とそのポイントを実務レベルで描きました。また,付録には,医療領域で働く臨床心理士必携の「医療保健領域における臨床心理士の業務」も掲載。
初学者だけでなく中堅〜ベテランの方にも読んでもらいたい1冊です。
序 論 津川律子
第1章 身体の生涯発達とメンタルヘルス──産婦人科医の視点から 大川玲子
第2章 周産期における心理臨床について
紹介とまとめ 周産期における心理臨床について 東山ふき子
(1)新生児科医から 堀内 勁
(2)周産期心理臨床の実際 橋本洋子
第3章 セクシュアリティと心理臨床
紹介とまとめ 「セクシュアリティと心理臨床」を企画して 花村温子
(1)精神科日常診療におけるセクシュアリティ 塚田 攻
(2)看護とセクシュアリティ──その現状と課題 大谷眞千子
(3)セクシュアリティと向き合うこと 大石敏寛
第4章 医療における成人の発達障害
紹介とまとめ 医療における成人の発達障害 津川律子
(1)発達障害のある青年・成人への医療的対応 田中康雄
(2)心理アセスメントと心理療法を中心に 糸井岳史
第5章 終末期医療と家族ケア
紹介とまとめ 終末期医療と家族ケア──病院・地域臨床において,ともに創造する役割 江口昌克
(1)病院・地域臨床において,ともに創造する役割──在宅ケアにおける家族ケアの実際と課題 秋山正子
(2)病院におけるがん患者の家族ケアの実際と課題 長友隆一郎
第6章 ドナーとドナー家族の相談窓口の設置
(1)移植医療への臨床心理士の関わり 大崎明美
(2)相談窓口設置に至るまで 谷中みゆき
付録 医療保健領域における臨床心理士の業務
本書では、トラウマとジェンダーが重なる問題として、対人的なトラウマ、それも親密な関係における長期反復的なトラウマであるドメスティック・バイオレンスや性暴力、児童虐待の事例を数多く取り上げ、議論しているが、これらは社会的にも対応に危急を要するテーマでもある。臨床にすぐ役立つ、ジェンダー・センシティブなアプローチの要点を提示し、さらに、臨床現場にトラウマとジェンダーの視点をとり入れることで、具体的にクライエントの何を見、どのような働きかけをし、どんなことに気を配るかを事例検討で明らかにしている。
今こそ性の学びをすべての人へ
子ども・青年・学生はもとより、大人・市民の間からも性について学習する機会を求める声が切実に上がっています。2016年に本書を発刊してから、「LGBT(性的マイノリティ)」への社会・学校等せの周知がすすみ、性の多様性のとらえ方が大きく変化しました。この変化を、私たちは性自認や性的指向のちがいを超えた「ジェンダー・セクシュアリティの平等」という観点から、「人間の性をどう見るか」という新しい人間観につながる課題として受け止め、刑法や法律の改定、最新のデータを取り入れ、この改訂新版を編みました。次の時代を生きる人びとへのメッセージの意味も込めて本書を刊行いたします。(著者一同)
第1部 性非行の理解と治療教育
1 「触りたい、のぞきたい」と思ってしまうあなたへ
2 「性非行」に対応する大人たちに知っておいてほしいこと
3 性問題行動および性非行への対応の基本
第2部 非行少年の回復の現場から見えてきたこと
4 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもしないために
5 少年犯罪、その鏡に映るいくつものこと
6 愛着・暴力・セクシュアリティ
7 児童自立支援施設について思うこと──心理教育プログラムの導入を通して
第3部 性犯罪・性暴力の理解と介入
8 性犯罪と嘘
9 性暴力行動の評価と介入
第4部 犯罪行動を変えるために
10 アセスメントからケースフォーミュレーション
11 犯罪者はどんな人たちか?
12 加害行動変化のための治療教育
13 治療共同体による薬物依存離脱プログラム──ある官民協働刑務所の試み
14 トラウマティック・ストレスからみた犯罪行動──その理解と治療教育
おわりに
初出一覧
本書は、日々の臨床実践を重ねた精神科医が、精神療法に関心をもっている、あるいは、その研修を始めたばかりの心理学部学生や大学院生、臨床研修医、精神科専門医を目指すひとたちへ向けて、〈効果的な〉精神科面接のための力動精神医学の視点を論じた1冊である。
「第?部 精神科医の視点」では、「適応障害(適応反応症)」「ボーダーラインパターン(境界性パーソナリティ障害)」「解離症とヒステリー」の概念と診断や治療を概説し、性ホルモンの影響に絞った女性のこころとからだの特徴や、医療面接で求められているコミュニケーション技能とそのトレーニング方法を概説する。
「第?部 精神科臨床と精神分析的精神療法」では、構造化された時間をとって行う精神療法の治療者でもあり、一般外来診療で短時間の診療を行う立場から薬物療法と精神療法をめぐる話題や、女性のセクシュアリティと精神分析的精神療法について論述し、また精神分析的精神療法を背景にもつ治療者が短時間の精神科外来診療の中で、どのような心的態度と視座を重視して診療を行っているかについて述べる。さらに、精神分析理論における精神力動論を概説し、その現代的な意義、精神分析と力動精神医学との関係についても論じる。
まえがき
序章 私が受けた精神療法の研修
第1部 精神科医の視点
第1章 適応障害(適応反応症)の診断と治療
第2章 ボーダーラインパターン(境界性パーソナリティ障害)の診断と治療
第3章 解離症とヒステリー
第4章 女性のこころとからだーー性ホルモンとの関連に着目してーー
第5章 医療面接と精神療法
第2部 精神科臨床と精神分析的精神療法
第1章 薬物療法医の精神療法
第2章 女性のセクシュアリティと精神分析的精神療法
第3章 力動的な精神科臨床
第4章 精神分析的な精神力動論
第5章 適応的な退行と自己
あとがきに代えてーー精神療法という密室の外で
●コラム
パンツを穿いた“好色なサル”は、20万年にわたって、どのような“性生活”を送ってきたか?今後、人類のSexはどう進化するのか?本書は、進化生物学・心理学、人類学などの専門分野の知見をもとに、人類20万年史における性の進化をたどり、現在の私たちの性と欲望のあり方の謎に迫った「性の進化論」である。米国で『キンゼイ・レポート』以来と言われる“大論争”を巻き起こし、世界21か国で翻訳出版されている。
多くの関心を集めている学問分野の社会学。あらゆる方向に向かって触手を伸ばしつづけている現代の社会学の全貌を捉えるために、本書は見開き構成で簡潔明快にその基幹部分を解説していく。好評既刊の内容を最新情報にアップデートするとともに、より現代的テーマもとりあげて生きた社会学の現在を伝える。