ひとつ、ふたつ、みっつ、このことばに、1・2・3と違ったゆっくりとした語感を感じます。お母さんや、おばあちゃんから、小さな手の指を一本一本折り曲げてもらっておぼえた時間が、如何にもゆっくりとして、人間の呼吸にあっているようで、とても大切なことのように思われます。そして尚、「ひとつお召し上がり下さい。」「ひとつよろしく。」など“ひとつ”と云う語意も日本の言葉の文化として大事に、こどもたちの心に伝えたいものです。
本書は画材と技法の発達を追いかけ、時代時代の巨匠の描きかたを咀嚼して再現したものである。
「人工物の科学はいかに可能であるか」本書は必然性ではなく、環境依存性ー「いかにあるか」ではなく「いかにあるべきか」-に関与するデザインの諸科学、すなわち人工物の科学(The Sciences of the Artificial)の本質を明らかにし、その可能性を問うものである。
プロフィット・ゾーンーそれは、持続的かつ卓越した収益性で、企業に莫大な価値をもたらす領域である。利益を追求しない企業などない。だが、利益が生じる真の背景や理由を理解している企業は非常に少ない。もはや、市場シェア優先の経営戦略では、勝ち残ることは不可能なのだ。本書の目的は、「収益性の秘密」を、大成功企業のビジネス・デザインから見出せる新しいアイデアによって解き明かすことにある。
本書は柔軟で、再利用可能な、理解しやすい設計のために、オブジェクト指向ソフトウェア設計において遭遇するさまざまな問題に対する解法を、23個のデザインパターンとしてカタログ化。あなたのプログラムにも、即、適用できます。Software Development Productivity Award受賞。
我々が享受する様々な科学の恩恵は、その根幹をたどればいつも物理学に到達する。二十世紀物理学の驚異的な発展は、人類社会に絶大な影響を与えてきた。アインシュタインの相対論は時間と空間の概念を一変させ、ミクロな世界での現象を追究する量子力学は、物質とエネルギーの理解に新たな地平を拓いた。物理学は、二十世紀にまさに知の王者として君臨し、諸々の分野の進展をも促し続けてきたのである。本書はその物理学の歴史を、次々と浮上し続けた課題の連鎖を通して、第一人者が概観する。そして、依然つきることのない疑問の数々が、科学が未だ終焉しないことを物語ってゆく。
日本企業は、二度の石油ショック、ニクソン・ショック、円高などを克服し、強い競争力をつくりあげてきた。日本企業に比較優位をもたらしたのは、年功制度・終身雇用という労働形態だけでなく、組織的知識創造をコアとする労働スタイルにあった。それは個別的な直感=暗黙知を形式知化して組織全体のものにし、製品やサービス・業務システムに具体化するという組織の運動能力のことである。トヨタやホンダ、花王、富士通、富士ゼロックスなど優良企業のケース・スタディをもとに、知識創造と知識資産活用の能力を軸として、大転換を迫られている日本的経営の未来を探る。
日本、中国の文様を植物、動物、器物といった具体的な分類でまとめた解説した事典。索引付き。
美しい配色を自分でつくり出す自信はないけど、「きれいな配色だなあ」と思ったことはある。こんな経験のある人ならば、実はセンスが眠っているだけ。この本では配色の効果と仕組みを、わかりやすく解説している。
戦後復興期、日本のデザイン史に大きな足跡を残した日本宣伝美術会=JAAC20年間の活動の記録と検証。なつかしく、輝かしい日宣美の時代を、豊富なカラー図版とテキストにより鮮明に再現。
『コウハウジング』とは子育て中の核家族、一人暮らし、高齢者など様々な人たちが、物質的な豊かさよりも気を許せる人間関係や安全性、そして助け合いによる暮らしの豊かさを求めて始めた共生の住まい方の一つです。21世紀の住まい方のコウハウジングについて、本書は生活者の心と専門家の眼によって活写されています。一戸建ても集合住宅も、木造もコンクリート造も、新築も工場改造も、様々なカタチの広がり、志のある地主やディベロッパーとの出会い方、資金のやりくりの仕方、住み手と設計者の対話の仕方、協働居住のマネジメントの手法などなど、コウハウジング実現のノウハウが満載。アメリカを語りながら、日本でもコウハウジングを創造するためのヒントがいっぱい。