民主政治の根幹をなす選挙は、はたして公正・中立に行われているのか。選挙制度が選挙結果に与える影響は既に多くの研究がなされているが、選挙実務そのものがいかなる影響を及ぼしているかを、国内外の実態調査から余すところなく解明する。本書では、世界各国の選挙ガバナンスの多様性を紹介し、選挙管理制度がなぜバリエーションに富み、いかなる選挙ガバナンスが選挙管理の質、民主主義の質に良好な影響を与えるかを考察する。
地域の和、科学の眼、自然の力、元気な生態系を取り戻そう。
教師に求められる資質・能力の一つとして挙げられるファシリテーションとは何か。識者に今一度、ファシリテーションについて解説していただくとともに、多様な子どもたちがいる教室でファシリテーションがどのように機能しているのか、具体的な実践で見せる。
1.巻頭言 学校とファシリテーション
2.誌上レポート 授業の中のファシリテーション〜豊田哲雄さんの教室〜
3.ファシリテーションとは何か
4.座談会 学校教育実践におけるファシリテーションの現在地を探る
5.ファシリテーションで授業が変わる
6.特別寄稿 学校教育とファシリテーションの歩み〜「学校教育に関するファシリテーション書籍一覧表」をもとに〜
日本における種子論議のオピニオンリーダーの一人である、龍谷大学経済学部教授・西川芳昭氏の編著書。1農家vs企業という単純な図式を超えた、種子をめぐる複雑な現実に光をあて、2日本だけでなくアジアの小農・家族農を対象に農家の生き方や言葉にならない感覚を重視し、3生物文化多様性の視点からタネとヒトとの持続的な関係を提言している。タネを播き育て次代に引き継いできた農家の現実・実感・思いから語る本書は、経済的、政治的な視点で語られがちな種子論議に一石を投じるものといえる。
【目次】
第1章 生物文化多様性の視点からタネとヒトとの関係の豊かさを研究するとは
第2章 タネを採るヒトはタネとどのような関係を築いているのか
第3章 地域品種の継承とその多様な意味ーー中山間集落の全農地通年調査から
第4章 農家の庭木果樹にみる民衆の生存・生活価値ーー無償労働にみる「いきいきと生きる」ことの意味
第5章 豊かな食は遺伝資源からーーワサビが教えてくれること
第6章 アジアの小農とタネとの関係1--ミャンマーの国民野菜CHINBAUNG(チンバオ)のタネをめぐる仕組み
第7章 アジアの小農とタネとの関係2--ネパールにおけるソバとカラシナの調査からみえてきたもの
第8章 東アジアの種子管理組織とそのメカニズムの特性とは何かーー日韓台の政府系ジーンバンクと非営利組織の活動から
第9章 「支配」の観点から捉えた大手種苗会社と農業者の関係性
第10章 “人類共通の遺産”としての種子に関する国際社会の努力と利害関係者の協力に向けて
第11章 種子を共的世界に取り戻すことは可能かーーコモン化(commoning)の視点から
第12章 ヒトとタネの多層的関係を基盤とした農の営みの持続を目指して
■編著者
西川芳昭 龍谷大学経済学部教授
■著者(執筆順)
宇根 豊 百姓・農と自然の研究所代表
小林邦彦 総合地球環境学研究所研究員
河合史子 総合地球環境学研究所研究員(非常勤)
広田 勲 岐阜大学応用生物科学部助教
大和田興 茨城県農業総合センター農業研究所研究員
山根京子 岐阜大学応用生物科学部准教授
長嶋麻美 東京農業大学博士課程修了(農学博士)
渡邉和男 筑波大学生命環境系教授
河瀬眞琴 東京農業大学農学部教授
Ohm Mar Saw 元農業・畜産・灌漑省(ミャンマー連邦共和国)農業研究局バイオテクノロジー・植物遺伝資源・植物保護部主席研究員
入江憲治 東京農業大学国際食料情報学部教授
冨吉満之 久留米大学経済学部准教授
Bimal Dulal NPO法人ラブグリーンジャパン・プログラムオフィサー
吉田雅之 農業・元ネパール派遣青年海外協力隊員
坂本清彦 龍谷大学社会学部准教授
岡田ちから 特許業務法人秀和特許事務所弁理士
田村典江 総合地球環境学研究所上級研究員
人種,民族,階級,ジェンダー,セクシュアリティなど「多」の分断を抱える現代のアメリカ合衆国は,いかなる「一」であろうとしてきたか.公民権運動以来の多様性の政治を歴史社会学的に追い,いまバックラッシュのなかで失敗が宣告される「アメリカ型多文化主義」にアメリカを動かすダイナミズムを読む.
現代の多様化した教育問題を考えるにあたり必要不可欠である、「ジェンダー」や「ダイバーシティ」(多様性)の視点から編まれた教育の理念・教育の歴史及び思想、いわゆる「教育原理」の学びを深めるテキスト。
第1部では、教育の思想・歴史について、2部では、教育の理念について、3部では現代日本の学校教育が抱える諸問題を取り扱う。
<執筆者>藤田 由美子, 谷田川 ルミ, 奥野 佐矢子, 本多 みどり, 田渕 久美子, 高橋 英児, 二井 仁美, 角替 弘規 , 岩本 健良
★2021年度「日経品質管理文献賞」受賞
【概要】
〜組織の継続的発展のために、多様性と効率性を共に高める生産管理へ!〜
現在顧客に対して製品やサービスを提供する製造業やサービス業などの企業では、組織の継続的発展のために、開発した製品やサービスを顧客に提供する活動だけでなく、顧客価値創造活動が求められています。製品やサービスそのものの新規開発とともに、コストやデリバリーの水準をさらに高めることで顧客要求を満足させるための価値創造も求められています。
従来、相反する多様性と効率性のいずれかを重視する生産方式、あるいはそれらの均衡を図る生産方式と同時に、それぞれの生産方式に対して効果的な計画管理が考えられてきました。また、複雑化した製品の効率的生産を支えるために、生産拠点を連携させる計画管理も考えられてきました。結果として、製品やサービスを提供する生産活動では多様性と効率性のいずれかを重視、あるいは両者を均衡するだけでは十分ではなくなってきています。例えばマスカスタマイゼーションと呼ばれるように、多様性と効率性を共に高める生産管理が求められるようになっています。そのような背景から、多様性と効率性を共に高めることを目的に、基本となる方式を高度化した生産方式とその計画管理が考えられています。本書では,そのように高度化された生産管理について述べています。
最近では、IoT (Internet of Things)・CPS (Cyber-Physical System)・AI (Artificial Intelligence) などのICT (Information and Communication Technology) が急速に進展してきています。そのようなICTの活用で多様性と効率性を更に高めた生産活動が期待されており、そのための生産管理のさらなる進化が求められています。
〜JSQC選書とは〜
「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。
《本書の特長》
▼生産管理に関する基本的な生産方式とそのための計画管理について、さらに多様性と効率性を共に高める高度化した生産管理についても学べます。
▼本書の最後では、急速に進んでいるICTによる生産管理の発展についても紹介します。
1. はじめに
2. 多様性を重視する個別生産とその計画管理
3. 多様性と効率性の均衡を目指すロット生産とその計画管理
4. 効率性を重視するライン生産とその計画管理
5. 効率的生産を支える生産拠点の連携とその計画管理
6. 多様性と効率性をともに高める生産方式とその計画管理
7. おわりに
アメリカには自治体や教育委員会、大学などが運営する数多くの非営利放送局があり、草の根的に公共放送を発展させてきた歴史がある。その背景に何があるのかを探り、教育や社会問題に対してコミュニティレベルで取り組むアメリカ社会の特質を浮き彫りにする。
まえがき
第一章 放送の誕生
放送の起源
通信技術への期待
電気通信のはじまり
有線から無線へ
ハム・ムーブメント
ハム・ムーブメントとアメリカ海軍
教育機関によるラジオ放送
商業放送の原点
ネットワーク、スポンサー、ラジオ広告概念の誕生
NBCとCBSの誕生
第二章 アメリカ公共放送前史
放送の発展
放送のあり方
フーバーの放送政策失態と一九二七年無線法の成立
非営利教育ラジオ放送
教育放送推進組織の誕生
大きな政府か小さな政府か
教育放送に関する議論の衰退
第三章 アメリカ公共放送の誕生史
アメリカの公共放送誕生
テレビの普及とアメリカの放送産業
へノックと教育放送
へノックの経歴
へノックの連邦通信委員会委員就任に対する反応
へノックの描いた教育放送
教育放送枠チャンネルの確保
フォード財団と教育放送
フォード財団の理念
フォード財団の放送局への支援活動
教育放送ネットワークの構築
カーネギー教育テレビ検討委員会の提言
カーネギー教育テレビ検討委員会の公共放送像
一九六七年公共放送法の制定
第四章 アメリカ公共放送の不遇な成り立ち
アメリカの公共放送発展史
アメリカ放送産業の発展
公共放送法の制定後
リベラル・バイアスだ!
自主規制と表現の自由
財源の問題
アメリカ公共放送の現在
第五章 公共ラジオ放送とコミュニティ・ラジオの誕生
非営利公共ラジオ放送
シマリングと教育ラジオ放送
非営利教育ラジオ放送と公共放送
シマリングとコミュニティ・ラジオ
NPRの理念
NPRとシマリング
NPRのその後
パシフィカ・ラジオの誕生
ヒルの人生観
ヒルの考えたラジオ放送の役割
対話をする場の構築
パシフィカ・ラジオの発展
パシフィカ・ラジオとヒルの対立
ヒルの死後
シマリングとヒルが目指した人知の共有
第六章 もう一つの非営利放送
コミュニティ・ラジオ
PEGチャンネルとコミュニティ・メディア形成史
PEGチャンネル義務化
終章 未完の理想像
知識共有手段としての放送の誕生
市民の知識レベル底上げの手段としての教育放送
公共性の模索と公共放送の停滞
戦後の公共放送再興
あとがき
索引
はじめに
序 性のあり方の多様性
第1部 日常生活の安心と生活保障
同性パートナーシップの公的承認
同性による法律婚の可能性
トランスジェンダーがおかれている社会の現状と課題
政治の現場から
第2部 平等な社会へ向けて
当事者の抱える事情と相談対応
教育現場で性的マイノリティについて考える必要性
企業研修
当事者の家族と友人をつなぐ
第3部 世界は今
性的自己決定権と性別変更要件の緩和
同性カップルによる家族形成と法制度の変容
国際人権法における性の多様性
おわりに
脈々と連なる遺伝子の川を縦糸に、多様に枝分かれした生き物たちの関わり合いを横糸に、実験室とフィールドワークの出会いが織りなす知のタペストリー。動物学・植物学・生物物理学など、対象も手法も異なる多彩な研究の結びつきから浮かび上がってくる生物界の全体像を鮮やかに描き出す。
エコロジーとデモクラシー、どちらも単独では問題を解決できないが、両者が組み合わされたとき、都市の新たな希望が生まれる。世界をつなぐ15の原則に導かれた、都市デザインへの圧巻の大著。
すごい本である。…本書はデザインの質およびデザイナーの資質に対して、きわめて振幅の大きな評価の物差しを持っていることがうかがえる。デザインはモノや空間の造形として体現される。この本では、造形のあり方に対しては寛容であるが、決して造形を軽視はしない。造形を生み出すデザイナーに頼ることはないが、デザイナー個人の空間や場所、造形に対するきわめて深い洞察力と創造力の資質なしには、エコデモの未来は切りひらけないという。それはすなわちランディ自身の歩んできた道である。--佐々木 葉(早稲田大学教授)
第1部 可能にする形態ーーー「隣の人たちと知り合いになれた」
第1章 中心性ーーセンター
第2章 つながり
第3章 公正さ
第4章 賢明な地位の追求
第5章 聖 性
第2部 回復できる形態ーーー生活、自由、そしてずっと続く幸福の追求
第6章 特別さ
第7章 選択的多様性
第8章 密度と小ささ
第9章 都市の範囲を限定する
第10章 適応性
第3部 推進する形態ーー「まちが人々の心に触れるようにしなさい」
第11章 日常にある未来
第12章 自然に生きること
第13章 科学に住まうこと
第14章 お互いに奉仕すること
第15章 歩くこと
1970年代、荒れ狂う若者たちを撮り続けたカメラマンの秘蔵写真が今甦る。