★2021年度「日経品質管理文献賞」受賞
【概要】
〜組織の継続的発展のために、多様性と効率性を共に高める生産管理へ!〜
現在顧客に対して製品やサービスを提供する製造業やサービス業などの企業では、組織の継続的発展のために、開発した製品やサービスを顧客に提供する活動だけでなく、顧客価値創造活動が求められています。製品やサービスそのものの新規開発とともに、コストやデリバリーの水準をさらに高めることで顧客要求を満足させるための価値創造も求められています。
従来、相反する多様性と効率性のいずれかを重視する生産方式、あるいはそれらの均衡を図る生産方式と同時に、それぞれの生産方式に対して効果的な計画管理が考えられてきました。また、複雑化した製品の効率的生産を支えるために、生産拠点を連携させる計画管理も考えられてきました。結果として、製品やサービスを提供する生産活動では多様性と効率性のいずれかを重視、あるいは両者を均衡するだけでは十分ではなくなってきています。例えばマスカスタマイゼーションと呼ばれるように、多様性と効率性を共に高める生産管理が求められるようになっています。そのような背景から、多様性と効率性を共に高めることを目的に、基本となる方式を高度化した生産方式とその計画管理が考えられています。本書では,そのように高度化された生産管理について述べています。
最近では、IoT (Internet of Things)・CPS (Cyber-Physical System)・AI (Artificial Intelligence) などのICT (Information and Communication Technology) が急速に進展してきています。そのようなICTの活用で多様性と効率性を更に高めた生産活動が期待されており、そのための生産管理のさらなる進化が求められています。
〜JSQC選書とは〜
「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。
《本書の特長》
▼生産管理に関する基本的な生産方式とそのための計画管理について、さらに多様性と効率性を共に高める高度化した生産管理についても学べます。
▼本書の最後では、急速に進んでいるICTによる生産管理の発展についても紹介します。
1. はじめに
2. 多様性を重視する個別生産とその計画管理
3. 多様性と効率性の均衡を目指すロット生産とその計画管理
4. 効率性を重視するライン生産とその計画管理
5. 効率的生産を支える生産拠点の連携とその計画管理
6. 多様性と効率性をともに高める生産方式とその計画管理
7. おわりに
アメリカには自治体や教育委員会、大学などが運営する数多くの非営利放送局があり、草の根的に公共放送を発展させてきた歴史がある。その背景に何があるのかを探り、教育や社会問題に対してコミュニティレベルで取り組むアメリカ社会の特質を浮き彫りにする。
まえがき
第一章 放送の誕生
放送の起源
通信技術への期待
電気通信のはじまり
有線から無線へ
ハム・ムーブメント
ハム・ムーブメントとアメリカ海軍
教育機関によるラジオ放送
商業放送の原点
ネットワーク、スポンサー、ラジオ広告概念の誕生
NBCとCBSの誕生
第二章 アメリカ公共放送前史
放送の発展
放送のあり方
フーバーの放送政策失態と一九二七年無線法の成立
非営利教育ラジオ放送
教育放送推進組織の誕生
大きな政府か小さな政府か
教育放送に関する議論の衰退
第三章 アメリカ公共放送の誕生史
アメリカの公共放送誕生
テレビの普及とアメリカの放送産業
へノックと教育放送
へノックの経歴
へノックの連邦通信委員会委員就任に対する反応
へノックの描いた教育放送
教育放送枠チャンネルの確保
フォード財団と教育放送
フォード財団の理念
フォード財団の放送局への支援活動
教育放送ネットワークの構築
カーネギー教育テレビ検討委員会の提言
カーネギー教育テレビ検討委員会の公共放送像
一九六七年公共放送法の制定
第四章 アメリカ公共放送の不遇な成り立ち
アメリカの公共放送発展史
アメリカ放送産業の発展
公共放送法の制定後
リベラル・バイアスだ!
自主規制と表現の自由
財源の問題
アメリカ公共放送の現在
第五章 公共ラジオ放送とコミュニティ・ラジオの誕生
非営利公共ラジオ放送
シマリングと教育ラジオ放送
非営利教育ラジオ放送と公共放送
シマリングとコミュニティ・ラジオ
NPRの理念
NPRとシマリング
NPRのその後
パシフィカ・ラジオの誕生
ヒルの人生観
ヒルの考えたラジオ放送の役割
対話をする場の構築
パシフィカ・ラジオの発展
パシフィカ・ラジオとヒルの対立
ヒルの死後
シマリングとヒルが目指した人知の共有
第六章 もう一つの非営利放送
コミュニティ・ラジオ
PEGチャンネルとコミュニティ・メディア形成史
PEGチャンネル義務化
終章 未完の理想像
知識共有手段としての放送の誕生
市民の知識レベル底上げの手段としての教育放送
公共性の模索と公共放送の停滞
戦後の公共放送再興
あとがき
索引
はじめに
序 性のあり方の多様性
第1部 日常生活の安心と生活保障
同性パートナーシップの公的承認
同性による法律婚の可能性
トランスジェンダーがおかれている社会の現状と課題
政治の現場から
第2部 平等な社会へ向けて
当事者の抱える事情と相談対応
教育現場で性的マイノリティについて考える必要性
企業研修
当事者の家族と友人をつなぐ
第3部 世界は今
性的自己決定権と性別変更要件の緩和
同性カップルによる家族形成と法制度の変容
国際人権法における性の多様性
おわりに
エコロジーとデモクラシー、どちらも単独では問題を解決できないが、両者が組み合わされたとき、都市の新たな希望が生まれる。世界をつなぐ15の原則に導かれた、都市デザインへの圧巻の大著。
すごい本である。…本書はデザインの質およびデザイナーの資質に対して、きわめて振幅の大きな評価の物差しを持っていることがうかがえる。デザインはモノや空間の造形として体現される。この本では、造形のあり方に対しては寛容であるが、決して造形を軽視はしない。造形を生み出すデザイナーに頼ることはないが、デザイナー個人の空間や場所、造形に対するきわめて深い洞察力と創造力の資質なしには、エコデモの未来は切りひらけないという。それはすなわちランディ自身の歩んできた道である。--佐々木 葉(早稲田大学教授)
第1部 可能にする形態ーーー「隣の人たちと知り合いになれた」
第1章 中心性ーーセンター
第2章 つながり
第3章 公正さ
第4章 賢明な地位の追求
第5章 聖 性
第2部 回復できる形態ーーー生活、自由、そしてずっと続く幸福の追求
第6章 特別さ
第7章 選択的多様性
第8章 密度と小ささ
第9章 都市の範囲を限定する
第10章 適応性
第3部 推進する形態ーー「まちが人々の心に触れるようにしなさい」
第11章 日常にある未来
第12章 自然に生きること
第13章 科学に住まうこと
第14章 お互いに奉仕すること
第15章 歩くこと
1970年代、荒れ狂う若者たちを撮り続けたカメラマンの秘蔵写真が今甦る。
脈々と連なる遺伝子の川を縦糸に、多様に枝分かれした生き物たちの関わり合いを横糸に、実験室とフィールドワークの出会いが織りなす知のタペストリー。動物学・植物学・生物物理学など、対象も手法も異なる多彩な研究の結びつきから浮かび上がってくる生物界の全体像を鮮やかに描き出す。
変容する社会のなかで、北欧諸国の介護は市場化がもたらす課題にどのように向き合っているのか。日本の介護労働の実態は北欧諸国とどのように異なり、どのようにあるべきか。
グローバル化、新自由主義的政策の流れのなかで、普遍的給付を原則としてきた北欧諸国の高齢者介護は市場化と多様化の向きを強めている。スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、それぞれの社会情勢や歴史、政策方針を背景にして変化する「介護サービス」の最新動向を、北欧諸国の介護研究の第一人者との共同研究から分析する。また、日本の介護労働は北欧と比較してどのような状況にあるのか、大規模な比較調査から明らかにする。
はじめに 社会の変容と高齢者介護ー国際比較、介護現場の視点から
第1部 NORDCARE調査からみた北欧諸国と日本の高齢者介護
第1章 「施設」と「在宅介護」の境界線ー介護労働者の日常からみえるもの
第2章 スウェーデンと日本の介護労働者の実像ーホームヘルパーと施設職員の属性を中心に
第3章 日本とデンマークの介護労働環境ー介護労働者のストレスとその背景
第4章 仕事の裁量とやりがいーWærnessの「ケアの合理性」概念に焦点をあてて
第5章 スウェーデンの認知症ケアにおける認知症看護師の役割ーヴェクショー市の事例をもとに
第2部 北欧諸国の高齢者介護の今ー市場化動向とその多様性
第6章 北欧4カ国における高齢者介護の市場化とその特徴
第7章 スウェーデンにおける高齢者介護の市場化ー競争、選択、より厳格な規制の要請
第8章 デンマークにおける高齢者介護の市場化ー自由選択、質の向上と効率化の追求
第9章 ノルウェーにおける高齢者介護の市場化ー背景とトレンド、それに対する抵抗
環境問題に対して、メディアの果たす役割は極めて大きいにもかかわらず、その実態について整理・分析した研究は少ない。本書は、そのような状況に鑑み、環境問題とメディアの関係について、様々な角度から検討を加える。
安すぎるバナナほど、高くつく。熱帯雨林破壊につながる「因果関係のネットワーク」を描き出す。生物多様性保全のためのポリティカル・エコロジー入門。
グローバリゼーションの逆進化ともいえる内向き現象が各国・各地域が顕在化してきた。あらためて〈際〉を問うことが求められているのではないだろうか。
はじめに
第1章 シンガポールの政治的安定と統治制度ー立法・行政評議会改革を中心にー
第2章 イギリス委任統治下のパレスチナにおけるスカウト運動
第3章 五輪招致行動の「際」にみる様相ー戦前の日伯スポーツ交流が1964 年東京五輪招致決定に与えた影響ー
第4章 教育の国際標準化に伴う各国の際立ちーPISA の受容をめぐるドイツとわが国の対応ー
第5章 情報デザイン教育におけるオンライン教材開発ーウェブデザインを題材としてー
第6章 日本における「孝」の諸相ー仮名文学の「孝」を中心にー
第7章 中国の人名用漢字についてー日本人名のデータとの比較を通してー
第8章 十二神祇神楽の伝承過程における2つの「段階」-定着的段階と生成的段階ー
第9章 コア技術展開型複合事業企業の国際戦略ーオムロンの事例ー
著者は、米国で25年間、最先端の医療経済学の研究と教育に従事した後、2020年に日本へ帰国。「99%」の住民の生活水準を改善するため、「プランB」を提案している。「プランB」とは、日本が採用している大企業・大都市中心の「プランA」のオルタナティブ(代替案)である。「プランB」を経済学的な切り口から詳解したのが、前著『日本再生のための「プランB」-医療経済学による所得倍増計画』(2021年3月集英社新書刊)。本著と前著は姉妹本であり、どちらから先に読んでも理解できるように執筆した。
本著は、同じ「プランB」を別の切り口から説明している。すなわち、個人の職業選択、創造性の伸ばし方、海外への転職、地方が悩む人口減少などの具体的な質問に回答する書簡形式で、「プランB」がどのように役立つかを説明。
また、本著は、「プランB」の最小単位である一個人の内部の多様性を豊かにする「道具としての(アウグスト・ボアールの)演劇」への招待状であり、すべての年代、地方を担う人々への応援の著でもある。