脈々と連なる遺伝子の川を縦糸に、多様に枝分かれした生き物たちの関わり合いを横糸に、実験室とフィールドワークの出会いが織りなす知のタペストリー。動物学・植物学・生物物理学など、対象も手法も異なる多彩な研究の結びつきから浮かび上がってくる生物界の全体像を鮮やかに描き出す。
食草選択と擬態の謎にせまる。約150種の美しいアゲハチョウが見せる多様性ワールド。
遺伝子・種・生態系の三部構成で生物多様性を解説した教科書。〔内容〕遺伝的多様性の成因と測り方/遺伝的多様性の保全と機能/種の創出機構/種多様性の維持機構とパターン/種の多様性と生態系の機能/生態系の構造/生態系多様性の意味
グローバリゼーションの逆進化ともいえる内向き現象が各国・各地域が顕在化してきた。あらためて〈際〉を問うことが求められているのではないだろうか。
はじめに
第1章 シンガポールの政治的安定と統治制度ー立法・行政評議会改革を中心にー
第2章 イギリス委任統治下のパレスチナにおけるスカウト運動
第3章 五輪招致行動の「際」にみる様相ー戦前の日伯スポーツ交流が1964 年東京五輪招致決定に与えた影響ー
第4章 教育の国際標準化に伴う各国の際立ちーPISA の受容をめぐるドイツとわが国の対応ー
第5章 情報デザイン教育におけるオンライン教材開発ーウェブデザインを題材としてー
第6章 日本における「孝」の諸相ー仮名文学の「孝」を中心にー
第7章 中国の人名用漢字についてー日本人名のデータとの比較を通してー
第8章 十二神祇神楽の伝承過程における2つの「段階」-定着的段階と生成的段階ー
第9章 コア技術展開型複合事業企業の国際戦略ーオムロンの事例ー
安すぎるバナナほど、高くつく。熱帯雨林破壊につながる「因果関係のネットワーク」を描き出す。生物多様性保全のためのポリティカル・エコロジー入門。
「外来生物法」が施行され、外国産緑化植物の取扱いについて検討が進んでいる。近年、緑化植物として導入した外来種が急増し、在来植物を駆逐し景観まで変えてしまう例などが多数報告されているが、こうした問題を克服し、生物多様性豊かな緑化を実現するためにはどうしたらよいのか。本書は、これらの課題に長年取り組み、成果を出しつつある日本緑化工学会気鋭の執筆陣が、その理論と実践事例をまとめた総合的なハンドブックである。
性別違和(性同一性障害)トランスジェンダー当事者の実話を元にしたアニメーション絵本とお話。絵本はサンテレビで放送され、Yahoo!ニュースにも取り上げられるなど反響を呼んでいる。LGBTIQAなど性の多様性について全国の官公庁や学校で人権教育講演を行っている清水展人(しみずひろと)さんとパートナーとの出会いや結婚、非配偶者間人工授精(AID)について優しい絵、アニメーションと清水さんのナレーションで物語を知り学習することができる。幼少期の子どもから触れられ、学び、考えられるように作成されている。人権学習や道徳、家庭科、性教育、SDGsの教材として活用することもできる。全ての人の性が平等に尊重され、自分らしく生きられる社会が実現することを願って制作されています。
テーマ 「おたがいのちがいを認め合う」
〜自分らしさも、その人らしさも大切に〜
1アニメーション絵本 ・性別違和 ・AID(非配偶者間人工授精)2性の多様性について ・ひとりでひとりの性が大切にされる社会へ3女らしく、男らしくより「自分らしく生きる」(小学生向け講演)・幼少時代・学生時代・カミングアウト・分かってもらえない辛さと心細さ・手術・戸籍上の性別、氏名変更・自分らしい道へ・自信の回復・結婚・子の誕生,夫として父として、幸せ・誰もが自分らしく、違いを認められる社会へ 全国での講演活動
聞いてもらって、人は元気になる。
迷惑な存在と自分を責める、子どもをほめるのが苦手、「ありのままでいい」と言われても困る、相模原事件のあと外出がこわい、人の価値は生産性で測っていい?
障がいをもたない人、もつ人関係なく寄せられた47の質問に、障がい当事者ピアカウンセラーの母娘が答えます。だれもが生きやすい社会をめざしたい人に贈る、ココロの練習帳。
本書では,目の前の子ども同士や子どもと保育者との間で生まれるやりとりや気持ちを大事にして,臨機応変に保育をつくりだしていく「インクルーシブ保育」の実際を伝える。
第?部で「みんなが同じ」であることを前提としない「インクルーシブ保育」の考え方を伝える。第?部では,実践事例をとりあげ,面白い活動が生まれる中でクラス集団の関係性や子ども一人ひとりの姿,保育者自身の認識などが変化していく過程を伝える。第?部では,インクルーシブ保育と従来の障がい児保育や統合保育とのちがいについてあらためて検討し,これからの保育の実践や研究のあり方について考察する。
欧米からアジア、アフリカ,南米まで。世界各国の新聞、テレビ、インターネットなどにおける報道の在り方を紹介・解説。
はじめに 世界のメディア(小寺敦之)
第1章 アメリカ(小寺敦之&金山勉)
第2章 中国(望月敏弘)
第3章 オーストラリア(鈴木雄雅)
第4章 EU(小久保康之)
第5章 ロシア(町田幸彦)
第6章 インド(井上貴子)
第7章 ナイジェリア(望月克哉)
第8章 コロンビア(千代勇一)
第9章 カタル(千葉悠志)
第10章 ラオス(吉川健治)
第11章 韓国 (黄盛彬)
大手企業等での事例も収録!「基礎編」の続刊として、導入のステップや留意点など、ダイバーシティ推進のための実践的な手法や考え方を、女性活躍を中心に紹介。
差別や抑圧、排除、暴力、暴動といった「暗い話」や出来事から、未来への建設的な
メッセージや教訓を得ることができるのか。
圧倒的に絶望的な状況でも希望を失わず、「変革」を求めて闘うことをやめなかった
人々の物語を、表層だけでなく、より深くその本質を広く語り伝えられるのか。
ニューヨークという都市におけるアフリカ系アメリカ人と西インド諸島系の住民が刻む
日々の営みに潜むさまざまな苦悩とその可能性・・・・・・。
「多様性が生み出す人種連帯」という可能性は、現実の厳しい内部のせめぎ合い
の底流にこそ、連帯へ向かう強さと持続性を備えているのかもしれない。