他人から学ぶだけではなく、疑い、問い、そして自らを表現することが、とりわけ女性にとって、いま必要なのではないか。日頃感じている憤懣や疑問を大事にしつつ、自己の経験を問い直すこと。これが女性学の出発点である。ウーマンリブから20年、日本の女性学の創始者が書き下ろしたテキスト決定版。
本邦初!ジェンダーに特化した女性患者のための臨床栄養学!
●月刊「臨床栄養」の好評連載が待望の書籍化!
●架空の世界を舞台に、管理栄養士の活躍を描くストーリーを通して、女性患者に特化した栄養療法を紹介。
●静脈血栓症と肺栓塞症、嚥下障害と多発性硬化症、自己免疫性肝炎、腹腔内出血と急性腎障害、高Ca血症と心サルコイドーシス、人工呼吸管理と栄養、骨粗鬆症と褥瘡、APACHIIとSOFA、妊娠と乳がんなど、女性によくみられる症状や疾患をピックアップして、具体的な栄養サポートをわかりやすく解説。
【目次】
Episode 1 【血液系】静脈血栓症と肺塞栓症ー2つのWellsスコア
Episode 2 【神経系】嚥下障害と多発性硬化症 MS-かぜ症状と体重減少
Episode 3 【免疫系】自己免疫性肝炎 AIH-疲れと食欲不振
Episode 4 【泌尿器系】腹腔内出血と急性腎障害 AKI-残食と視野欠損
Episode 5 【循環器系】高Ca血症と心サルコイドーシスー3頭のバタフライ
Episode 6 【呼吸器系】人工呼吸管理と栄養ー分娩時の合併症
Episode 7 【骨・皮膚系】骨粗鬆症と褥瘡ー破裂骨折とコラーゲン
Episode 8 【ICU】APACHEIIとSOFA-ICUでの治療と合併症
Episode 9 【産婦人科系】妊娠と乳がんーコウノトリ
女たちは何を求めているのか。女性運動・政策の展開と世界の女たちの動きを探って、女の未来を考える。
女たちは何を明らかにしてきたのか。女の視点から学問を捉え直し、フェミニズムの潮流を追跡する。
多分野の専門研究から広義の「ジェンダーと教育」を考察する横断的な試み。従来とは異なる新しい「ジェンダーと教育」の局面が明らかになる。
はたしてメディアは女性の味方なのか。いちじるしく多様化し発展するメディア状況とジェンダーの今日的関係を多角的に描き出す。
メディアにおける女性像とメディア利用者としての女性にはどのような変化があるのか。マス・メディアとパーソナル・メディアが相互補完的に多様なコミュニケーションを生み出す現代社会において、メディアによるジェンダー固定化の側面を批判的に検討するとともに、ジェンダー変容を起こすメディアの可能性を論じていく。
はしがき[李津娥・有馬明恵]
序章 メディアとジェンダー研究[国広陽子・斉藤慎一]
1 フェミニズム運動とマスメディア批判の歴史
2 ジェンダー研究としての展開
3 日本社会のジェンダー秩序とメディアの概況
第1部 マス・メディアとジェンダー
第一章 ニュース報道とジェンダー研究[斉藤慎一]
1 メディアと現実認識─ニュース報道の影響
2 メディア産業におけるジェンダー構造の問題
3 テレビニュース番組に関するジェンダー分析
4 ニュースの送り手の性別に関する視聴者の意識
5 今後の「ニュース報道とジェンダー研究」に向けて
第二章 テレビ娯楽の変遷と女性─テレビドラマを中心に[国広陽子]
1 テレビ文化を捉えるジェンダーの視点
2 女性とテレビ視聴
3 テレビドラマが描く家族と女性─主婦からキャリア・ウーマンへ
4 テレビ娯楽に関する研究の意義と方法
第三章 メディアとスポーツ[有馬明恵]
1 ジェンダー研究とスポーツ
2 マス・メディアに登場する女性アスリートたち
3 スポーツ・バラエティ番組におけるジェンダーの再生産
4 マス・メディアに登場する女性アスリートに注目する意義
第四章 広告・消費・ジェンダー[李津娥]
1 広告と社会
2 広告の中の女性
3 消費社会と女性
4 「広告・消費・ジェンダー」の現在と未来
第2部 パーソナル・メディアとジェンダー
第五章 電子メディアとコミュニケーション[加藤尚吾]
1 ユーザーが主体となる電子メディア
2 女性やマイノリティにおけるメディアの有用性
3 スマートフォンが変える生活
4 双方向コミュニケーションツール─受け手がいるから送り手がいる
5 電子メディアコミュニケーション研究が拓くもの
第六章 身体表現・メディア・ジェンダー[曽我芳枝]
1 身体表現の現在
2 発信する女性
3 芸術スポーツとジェンダー
4 現代の若い女性と身体の見直し
終章 メディア社会を生きる女性たち[有馬明恵]
1 メディア・コミュニケーションにおけるジェンダー─問題の総括と展望
2 ジェンダー・ステレオタイプを変えるツールとしてのメディア
3 メディア・リテラシーの持つ力─結びにかえて
あとがき[国広陽子・有賀美和子]
索引
「自分は誰?」という、女性自身の問いなおしを縦糸に、現代アメリカ女性作家による作品を、フェミニズムの観点から精致に分析、検証する。
女性の視点で「アメリカ研究」を変える。フェミニズム/ジェンダー研究の立場から合州国の歴史、政治、経済、法律…文化活動を取り上げた、総合的・学際的入門書。