治療による妊孕性の消失が予想されるがん患者(40歳未満で治療を開始したがん患者)において「妊孕性温存が勧められるか」、「どのような方法があるか」、「がん治療の遅延は許容されるか」、「治療後いつから妊娠可能となるか」などの観点から妊孕性温存に関するCQを策定。婦人科、乳腺、泌尿器、造血器、小児、骨軟部、脳、消化器の8つの領域に分けて解説している。がん診療、生殖補助医療に携わる医療スタッフ必読の一冊。
「そこにメール送ると、友達の本音を教えてくれるんだって」。秀才の大地、お調子者の学、そしてボーイッシュな翼は、気の合う三人組。だけど、翼の本音がメールで届いたことで、3人の関係は変わっていきーー。
コラージュ療法は、雑誌やパンフレットから気に入った写真、絵、文字などを切り抜き、台紙に貼っていくコラージュを用いた心理療法。本書は著者の十数年間に亘る研究と臨床体験をまとめたものであり、コラージュ療法の起源や理論的背景と、幼児期から学童期、青年期まで広い年齢層をカバーした基礎研究のデータを網羅している。コラージュ療法実践の事例も収録。医療、教育、福祉領域で幅広く心理臨床の仕事に携わる方に。
序文
はじめに
第I部コラージュ療法の概説
第1章 コラージュ表現の発展と特徴
第1節 コラージュとは
第2節 美術史におけるコラージュの変遷
第3節 諸外国におけるコラージュ療法の歴史
第4節 日本におけるコラージュ療法の成立と発展
第5節 コラージュ療法の実際
第2章 コラージュ療法と箱庭療法
第1節 箱庭療法との関係
第2節 コラージュ療法と箱庭療法の類似点と相違点
第3節 コラージュ療法の特徴
第4節 コラージュ療法の治療的意味
第3章 日本におけるコラージュ療法の研究
第1節 コラージュ療法の基礎的研究
第2節 コラージュ療法の事例研究
第II部 基礎編 コラージュ療法の発達的研究
基礎的研究の意義と背景
第4章 乳幼児のコラージュ表現の特徴
第1節 基礎編I(形式分析)
第2節 基礎編II(内容分析)
第3節 基礎編III(印象評定分析)
第5章 児童期のコラージュ表現の特徴
第1節 基礎編I(形式分析)
第2節 基礎編II(内容分析)
第3節 基礎編III(自己像の内容分析)
第4節 基礎編IV(印象評定分析)
第6章 思春期のコラージュ表現の特徴
第1節 基礎編I(形式分析)
第2節 基礎編II(内容分析)
第3節 基礎編III(印象評定分析)
全体要約
まとめと課題
第III部 コラージュ表現の臨床的研究
第7章 非行傾向生徒に対するグループ・コラージュの試み
第1節 はじめに
第2節 事例の背景
第3節 事例の概要
第4節 治療過程
第5節 考察
第6節 おわりに
第8章 重度心身障害者へのコラージュ療法の試み
第1節 はじめに
第2節 方法
第3節 事例の概要
第4節 心理療法過程
第5節 考察
第6節 おわりに
あとがき
文献
資料
生と性の“いのちの教育”のために・・
たかが「性の相談」と片付けてはいけません。相談を受ける側は、子どもたちに対して常に一人の人格ある人間として認めるとともに、人間的な温かい気持ちで接してほしいものです。
本書は、著者のクリニックに訪れる多くの思春期女子や、各種講演で養護教諭や
思春期女子・男子から寄せられた思春期の子どもたちの体と心のトラブルや悩み、疑問
に、またどういう時に受診したらよいかなどを、Q&A形式で分かりやすく答えています。
多くの子どもたちが体と心の悩みをもって来室する保健室の養護教諭にとって最適な
指導資料です。思春期女子・男子はもちろん保護者にも手に取ってほしい1冊。
●産婦人科ってどんなところ?
●生理痛がつらい!-「機能性月経困難
症」「器質性月経困難症」と治療薬
●初経が来ない!病気かな?
●どうしよう……。私、妊娠したかも!
●生理が止まった!-「続発性無月経」
「運動性無月経」「多嚢胞性卵巣症候群
(PCOS)」について
●生理が多い?-「頻発月経」「過長月経」
「過多月経」について
●生理前は心も体も絶不調……。これっ
てなに?
●避妊と妊活は背中合わせー「避妊」と
「妊活」について
●性感染症なんて私には関係ない?-
「おりものトラブル」「カンジダ腟炎」「ク
ラミジア」「梅毒」他、「子宮頸がんと
HPVワクチン」について
●LGBTQ / LGBTsって?
●それってデートDVかも?
「急に勉強する気になったみたい!」「素直に話しをする子になった」「子どもにイライラしなくなった」-1000組の親子を導いたコーチング・メソッド。
大学生の光上は、家庭教師先の教え子・朗人の兄、亨一朗のことが気になっていた。
彼はとても無愛想で、長い会話もしてくれない。
ある日、亨一朗から人とのつきあい方も恋愛もよくわからないと聞き、コミュ力を
上げるための練習相手になることを提案するが、なぜか彼に突然キスされてしまい……!?
いま手をうっても、効果が現れるのは、何十年後。何も対策をとらないまま悠長に構えている時間はない。人口減少を食い止めるための方策として、子どもを産み、育てやすい環境づくりの1つのあり方を提案する。
とだえることのなく生徒が押しかける保健室。恋愛、性の相談、拒食、リストカット、神経性頻尿など…。いまこのように心を病む生徒が増えているのはなぜか-?日々、生徒たちの心とからだに向き合う養護教諭たちの保健室からの実践報告。
子どもの勉強ぎらいは、実は周りの大人が原因だった!子どもに「勉強っておもしろい」という気づきを贈るために、親がしてあげられる具体的なアプローチ。
精神疾患やストレス関連疾患は早期発見・治療が重要だが、当事者や周囲のスティグマもあり、適切なタイミングで医療につながることが難しいケースがある。臨床現場、学校、心理カウンセリングルーム、学生相談室、企業内保健室など、悩みを聴く立場にあるメディカルスタッフが本書を通じて疾患を正しく知り、ポジティブイメージをもってアプローチすることで、適切な対応ができる。
本書は、全体を思春期、青年期の2部構成とし、それぞれの段階における心理的・社会的な発達課題やそれに対応した問題、さらには心理臨床的支援について、現代的な幅広い視点から解説した教科書である。心身ともに成長著しいこの時期に出会う社会との関わりの重要性を、時代と社会の変遷を踏まえて紹介し、各段階に特徴的な問題や病理について事例を交えて詳しく解説する。また、心理療法における問題点や留意点にも言及している。
思春期ど真ん中の子どもをもつ親たちに!!「家族が幸せになる」ヨコとタテの法則&ふれあいの5つの法則。
「そう言えば、自分も当時はそうだったなぁ…」教師と保護者がみずからの思春期をふりかえり、教え子、我が子と出会いなおすー。友人、家族、性、自尊感情と思春期妄想症など、揺れうごく心と体をささえ、明日の指導方法をリアルタイムで修正する、思春期教育の羅針盤!
お父さん、お母さん、「子どもの生をいとおしみ共感する心」をもっていますか?弱さも未熟さも、いまを懸命に生きている子どもの大切な一部です。思春期の「子どもに深い愛と信頼を」と呼びかけたロングセラーの新装版。
子どもの才能を育む、角野流子育てメソッド!
・「違いに気づく」ことが感性を磨くことの第一歩
・感じたことを、なるべく子どもに言語化させる
・「好き!」という気持ちが子どもの能力を伸ばす
・練習には「ゲーム感覚」を取り入れる
「僕が音楽と数学の世界に導かれた背景に、母の多くの創意工夫があったことを再認識しました。」
ーー角野隼斗さん(ピアニスト)
■プロローグ
■第1章 子どもの感性と出会う
「まだ小さいから」と、子どもの能力に線引きをしない
「考える力」の土台に感性がある
子どもの興味にとことん付き合い、好奇心を育てる
アウトプットの場を作り、「達成感」を体験させる
■第2章 五感を使って感性を育む
日常生活の中で、遊びながら“考える脳”を作る
ピアノを使って、遊びながら“音楽脳”を育てる
練習を飽きさせない、ゲーム感覚の練習方法を考える
「好き!」という気持ちが飛躍をもたらす
■第3章 思春期に親ができること
思春期は、これまでの自分の道のりを振り返るとき
迷いの時期は、寄り添いながら待ってあげて
子どもの好奇心が適切に育まれる環境を整えてやる
■第4章 ぶれない軸を持った人間に
子どもにとって、親の喜ぶ顔は大きな精神的報酬になる
「好き」が「才能」を飛躍させる
これから子育てをする方にお伝えしたいこと Q&A
■エピローグ
■著者について
角野 美智子(すみの・みちこ)
桐朋学園大学ピアノ科卒業後、米国ニューイングランド音楽大学大学院に留学。これまで、主宰する音楽教室よりショパン国際コンクールin Asia、ピティナ・ピアノコンペティションなど各種コンクールで延べ100人以上の受賞者を輩出。また、東京芸大・芸高をはじめ、音大・音高受験指導でも高い実績を上げる。ピティナ指導者賞連続20回受賞。また、2004年、2005年、2010年、2011年、2013年、2014年には特別指導者賞も併せて受賞。導入期から上級までバランス良く育て上げる指導法で高い評価を受ける。2018年には、自身の子育て経験を生かし、リトミック教室「プチアンジュ」を開講。0歳児から音楽・知性教育を通じて感性を育む育児法を導入し、ピアノレッスンに大切な下地作りにも力を入れている。指導法や子育てにかんする講演「感性豊かな真に音楽好きな生徒を育てるには」「原石を磨く指導法」を全国各地で開催。ピティナ課題曲セミナー、公開レッスンの講師も多く務める。ピティナ正会員、ステップ派遣委員、全国大会審査員、ショパン国際ピアノコンクールin Asia組織委員および全国大会・アジア大会審査員をはじめ、多数のコンクール審査員を務める。共著に『生徒を伸ばす ピアノ教室運営大研究』(ヤマハ)。