自立を求め反抗する子どもに、親としてどう関わるべきか。子どもの健康な心理社会的発達を促進し、かつ、子どもとの良好な関係を構築・維持するための養育スキルを明らかにし、子育て支援プログラムの提案も行う。
現代の思春期心性はいかなる姿をとっているのか。そして、臨床家は青少年のこころの危機にどのように対処すべきか。不登校、境界例、いじめ、摂食障害、障害児へのケア等、子どものこころの発達臨床に長年取り組んできた代表的論考を収録した初の論文集。
人間を愛してやまない精神科医が豊かな医療経験の中から象徴的な事例をひきつつ、不登校、妄想、性的逸脱、非行…等を生む心の病いの内側を鮮やかに解き明かす!
思春期における問題に対処する治療計画の立案を簡明・迅速にする実践ガイド。
思春期なんてとっくに卒業……と思いきや!? 追いかけてくる自意識の罠。
あぁ、こんな大人になるはずだったのだろうか? そんな悶々とした気持ちの吐露に共感必至。自分だけじゃなかったという安心感、ななめ過ぎる視点に大笑い、でも減り続ける友だちを思う気持ちにほろりとしたりと、七色の感動が込められた珠玉のエッセイ集。
気になるテーマは、・初めての結婚願望 ・大人のパンチラ考 ・おひとりさまの年末年始 ・謙遜をサボる女 ・大人の恥ずかしいゴミ ・紫外線と女の本気 ・ちゃんとおばさんする ・鞄がもげる夏 ・「着ない服」愛好会 ・おろおろインターネット 他。
読んだら誰かに話したくなる!
大切なことは、子どもたちを「理解しようとする」姿勢です。長年、さまざまな問題を抱える思春期の子どもたちの相談に乗ってきた著者の現状と対応への提言。小児科医をはじめとする医療関係者、保護者、教職員へ。
無知につけこんだ性犯罪や、親族らによる性的虐待防止のためのヒントが満載!「掲示用資料」や「生徒用資料」入りCD-ROM付き!
秋が深まるも一向に進展しないダビデ君の恋。そんな中、小便小僧君の提案でヴィーナスさんへの告白をかけたクリスマス大作戦が始動!! ダビデ君は告っちゃうのか…!!? ドキドキが止まらない最終巻!! (描き下ろし番外編「モナリザの微笑み」と「ダビデ君の結婚式」も収録!!)
発達障害が原因でおこる失敗や挫折の繰り返しから、感情や行動にゆがみが生じ周囲を困らせる行動をとってしまう、それを二次障害と呼びます。その現れ方と非行化するプロセスとは驚くほど類似性があります。少年非行の現場で多くの発達障害児にも接してきた著者が、非行化のメカニズムの解説をもとに、二次障害の予防と対処を豊富な事例をあげて、わかりやすく紹介します。
本書では、10歳から「法の人」になるための「クラス運営」を提示し、それがなされずに起こった悲惨な二つの“事件”を検証する。子どもたちは10歳を過ぎると、自分たちで「グループ」を作り「グループの掟」を作る。教師の「見えないところ」で「違反者」を見付け、「裁く」ことを始める。「私設の裁き」である。こういう事態を招かないために、教師が、教室を「公の場」として成立させるためには何をするべきかを提案してゆく。
自分は「フツーだ」と思ってる人も、「フツーじゃない」と感じている人も、この生き難く悩み多い10代を自分らしく、かつ楽しくサバイバル。10代のココロとカラダ、生と性を考える全く新しいスタイルの本!
●発達過程にある子どもの精神科臨床はとにかく難しい。とりわけ強迫という症状は,それがあまりに広汎にわたるゆえに,臨床場面における個別対応も相対的な理論化も困難である。本書には様々なアプローチによるナマの臨床が記載され,読者はそれらを俯瞰することで子どもの強迫の全体像を描くことができる。
■解説
強迫性障害は発達障害と違って病態とその症状の中心は成人期の病像である。したがって,児童思春期の強迫性障害を論じるさいには,まず成人期の強迫神経症の精神病理学を極め,その上で強迫性障害における最近の神経病理学的所見を適正なバラ ンスをもって記述することが重要であると考えられる。一方,生物学的精神医学では症状の客観的把握と脳科学的所見が記述される。このさい観察所見の科学性を保証するのが診断基準である。そうであれば両アプローチの適正なバラ ンスとは診断基準を軸に機能を記述することとなる。それはある時には社会的機能であり,ある時には神経生理学的機能である。こう したことが理解された上で,なぜ,児童期や思春期早期に発症したかという環境因的な考察が展開される。これが従来の成書の構成とすれば,本書ではあらたに2つの視点が導入さ れている。1つは発達論であり,もう一つは強迫スペク トラムという捉え方である。本書を通読していただけば,本書が他に類を見ないよう な独自性で貫かれていることがわかると思われ,多くの読者に,広い視点で児童思春期の各病態を読み解く手掛りとして役立たせていただけるのではないだろうか。(「序文」より)
●目次
序文
第1部 子どもの発達の中にみられる強迫
第2部 子どもの強迫症状の臨床的特徴ー強迫性障害を中心に
第3部 強迫症状とその周辺
第4部 強迫性障害とは
第1章 強迫性障害の歴史と診断ーー強迫神経症と強迫性障害・診断基準
第2章 強迫性障害の疫学一成人と子ども
第3章 強迫性障害の心理的成因一精神分析的な見方
第4章 強迫性障害の生物的背景
第5章 強迫性障害の生理学と画像診断
第6章 強迫性障害の心理検査
第7章 強迫スペクトラムとは?
第5部 強迫症状に対する治療と対応
第1章 強迫的な子どもたちとの外来面接
第2章 行動療法(認知行動療法)
第3章 薬物療法
第4章 親への対応
第5章 学校への対応
第6部 児童思春期の強迫の臨床
第1章 子どもの強迫性障害と強迫症状
第2章 広汎性発達障害と強迫
第3章 注意欠陥多動性障害ーーこだわりと衝動
第4章 チックーー反復衝動性と強迫
第5章 神経症性習癖
第6章 子どもの気分障害ーー不安と強迫
第7章 子どもの統合失調症
第8章 摂食障害一体重へのこだわりと強迫
第9章 醜形恐怖と強迫ーー身体へのこだわり
第10章 心気と強迫
第11章 離人症と強迫
第7部 強迫と現代文化ーーこれから育っていく子どもたちのために
あとがき
人名索引/事項索引
本書ではすべての学級担任が踏まえておきたい1年間の基本路線を明示。学級づくりのプロフェッショナルたちが明かす、最高の学級づくりへのヒント。「ルールとリレーションの育て方」「学級の4タイプ」「K-13法」など、Q-U、hyper-QUを使った学級づくりの基本を網羅。新人教師必読。
いま手をうっても、効果が現れるのは、何十年後。何も対策をとらないまま悠長に構えている時間はない。人口減少を食い止めるための方策として、子どもを産み、育てやすい環境づくりの1つのあり方を提案する。