きょうはにちようび。ねねこちゃんのたんじょうびによばれて、みんながでかけていきます。ひとりだけのけものにされたとおもったころたは…。
「なぞなぞの本」に入りこんでしまったぽっぺん先生。本の世界から抜け出すためには、なぞなぞを解かなくてはなりません。ところがそのなぞなぞときたら〈服がおふろにゆくとき、ポケットには何がはいっているでしょう〉など、ヘンテコなものばかり。ぽっぺん先生は一生懸命考えるのですが…。さて先生は無事本の外へ出られるでしょうか。
がんばれ!日本経済。マル金トレンド白書。ベストセラー「金魂巻」「金魂巻の謎」につづく渡辺和博のイラスト物語第3弾!物マル金の企画誕生と動向、情報などをとらえ、いかにして成熟した消費市場を築くかを解明。タラコプロが3年の沈黙を破って放つ期待の力作。
なんてでかいんだ!なんて無垢なんだ!この自然の中を歩いてみたい。おずおずと足を踏み入れた湿原には、ぼさぼさのおかっぱ頭のようにスゲがもりあがるヤチボウズが連なり、ヨシとヤチハンノキが濃淡をつけるだけの果てしない平原が広がっている。その原野の片隅で、菱の実の収穫を祝うアイヌの祭りが、静かに行なわれていた。手つかずの自然を求め、原野に生きる人々の証言を追って、自分の足で釧路湿原の素顔にせまる、気鋭のルポルタージュ。
本書は、九州の若松に育った著者の三歳から小学校卒業のころまでの小宇宙を、達者な絵と文章を駆使してつづった少年記である。子どもの眼と精神がとらえた子どもの宇宙は、時と場所をこえて輝きわたる。原っぱには光があふれ、さわやかな風が吹きわたっていた。貧しくとも快活さを失わなかった戦前の子どもたちの豊かな宇宙が、47枚の絵となり、47の短編となって余すところなくうつしだされる。
なの花ばたけからきこえてきた大きななきごえはだれ?こわがりのおにいちゃんと、おそるおそるちかづくとー。
森のなか、わずかにひらけた草むらに、肩にこもれ陽を散らした彼がいる。黒くかがやく目、ちいさな顔が、咲きひらいた、マーガレットのような彼女がいる。わたしは炎のようなものが、心を焼きつくすのを感じた。-わたしは魔女になった。
あたしの名前は、桜田都。ことしでキャリア5年目のCFプランナー兼コピーライター。24歳で、もちろん独身。そして、猫1匹と一緒の、気ままなマンションひとり暮らし、してる。え?猫って。ホントの猫だよ。違う違う、カレシなんかじゃないってば。最近、仕事が忙しくって、恋人つくる余裕ナシ!なの。なーんて。これは、半分本音で半分虚勢かもしんないな。2年前に別れちゃった“セイちゃん”の想い出たちが、あたしの生活の中にたくさん残ってる。好きだったヒトのこと、忘れたいような、忘れたくないような…。複雑な気分のいま、なんだ。
見知らぬ男の後妻となるホステス(「日曜日」)、20年前の恋人と再会するやくざ(「裏町」)、腹違いの子を育てる玩具店の女房(「棚の隅」)…。名作『恋文』の直後に書かれ、裏町に住むさまざまな人々の胸の思いをあざやかに掬い上げて、著者の新たなる到達点を示した珠玉の10篇を収録する短篇集。
ひょんなことから、美奈は「ばあちゃん連合」をしらべるスパイみたいなことになってしまって、なんだかユウウツです。おばあちゃん達は、いい人みたいだから…。ところが、おばあちゃん達のほんとうのねらいは…?好評「土よう日のごごはめいたんてい」続編!
「意義ある日曜日」にしようと、海外へ飛び続けるシルバーの男たち。作家・城山三郎とNHK取材班は、彼らを追って、アジアに旅した。
生徒の発表を引き出す教室英語。教室で生き生きと交わされる英語、それは広い世界に通じる。
自然の楽園を求めて、北海道の原野でくらしている著者が、アメリカの砂漠の旅にくり出した。その乾いた大地には、サボテンが花開き、鳥やウサギやリスたちが、目の前に、足もとに、次々と姿を現わす…自らの自然体験をふりかえりながら、砂漠の豊かな自然の姿を、三人の旅の仲間との珍道中とともに、いきいきと描いた、ナチュラリスト砂漠紀行。
うちに手品師のおじさんがいると思うと、学校にいく気分までまるでちがった。心のどこかがスキップしているようで、だれかにおじさんのことを話したくてしかたなかった。それでつい、となりの席のさつきちゃんに「うちに手品師のおじさんがいるといったら信じる?」と、いってしまった。小学中級以上。
まいにち、きょうこそかさを買おうと思うのに、なぜかうまくいかない、のんびりおじさん。なかよしのむく犬もわらっています。いったい、いつになったら買えるのかしら…。やわらかな色彩で描かれた、フランスのユーモラスな絵本です。4才から。