本書は総論と各論に分かれており、総論では呼吸器外科の一般的な知識、すなわち解剖、生理、症候、検査・診断方法、治療方法、手術方法、麻酔、術前・術後管理、肺移植について解説されている。各論では呼吸器外科に関連したほぼすべての疾患について、執筆者の豊富な経験に基づき症例をふんだんに提示しつつ、その疾患の一般的な概略、疫学、病態生理、診断、治療、手術適応、手術方法、成績などについて解説してある。これは、読者が実際の診療で鑑別診断の参考になるものである。
本書は、日本視覚学会の会員が中心になってまとめた「視覚」ハンドブックである。本書執筆のねらいは“手元において使えるハンドブック”である。そのため、視覚関係の科学者や技術者はもちろんのこと、視覚研究の入門者にもできるだけわかりやすく書かれ、心理物理学、生理学、計算論の視点から、視覚系の多様な機能を網羅的に扱っている。また、視覚の各分野での正確な信頼できる基礎的で標準的なデータを載せ、その特性や意味を解説している。その際、その分野でわかっていることとまだ明らかとなっていないことを明確に区別している。
本書は弾性理論とそれに基づく応力解析の手法をハンドブック形式にまとめたもので、難解な数式表現を避けて平易に説明し、多くの解析例を含めたので、研究者や現場技術者にも役立つ。
光測定技術の知識を体系的にまとめた便覧。光学の基礎知識から光測定の応用までの全6章と巻末資料編(4社の製品カタログ)で構成する。五十音索引を付す。