「何が必要か、決めるのはぼくだ」
サリーは冷酷な父のもとを離れ、大英博物館で働いている。
施設にいる病床の母を見舞いながらの生活は楽ではないが、
無関心な父の代わりは、サリーしかいなかった。
ある日、彼女は父のオフィスで、“買収王”の異名をとる
豪腕なイタリア人実業家ザック・デルッカと出会った。
彼はまるで獲物を狙うようなまなざしをこちらに向けてくる。
いったい、私をなんだと思っているの?
その答えは数日後、彼女の最も望まぬ形で明らかになったーー
買収王が父に要求したのは、そう、娘のサリーだったのだ!
四季折々に美しい庭、見る角度で景色を変える庭、生き方をも変える庭ー庭は奥が深い、そして愉しい。京都を拠点に活躍するガーデンデザイナーにして、庭めぐりツアーも主催する著者が、一度は行ってみたい「絶景庭園」をセレクト。見逃せない定番の名園から、心和ませる町家の名庭まで。その見どころを、初心者にも分かりやすくガイドする。
同性婚が認められた現代。女子校生の透は突然やってきた許嫁の詩乃と、親友の玲奈から告白をされる。やや愛の重い二人のHなアプローチに困惑する透だが、根底にある純粋な想いに心が揺れ始める。だが透への愛が暴走気味の二人は、Hをさらに過激化させ…!?
魔族と人間、種族を超えた二人の結婚。魔王をとりまくハーレムの結末は?
人類と魔族の争いを終わらせるために、人間の妃を迎えることになった魔王。姫騎士、勇者、司祭、魔女、メイド──妃候補それぞれの思惑が絡み合うハーレムに決着の時!? 魔王が選んだヒロインは──?
世界有数の診療実績を誇る大腸・肛門疾患の専門病院である松島病院の,100年にわたる肛門疾患手術のエッセンスを言語化した手術書.肛門部の代表的な疾患に対し,手術写真とその要点を表した手術イラストを用いて「なぜそうするのか?」という治療コンセプトとともに手術手順をわかりやすく解説.確信をもって手術に臨み,判断が分かれる難しい症例にも的確に対応する力を身につけられる一冊.
【書評】
今回,肛門疾患治療の専門病院として長い歴史をもつ松島病院から本書が刊行された.これまで多くの症例を経験し,手術手技の改良を重ねてきた集大成がこの書の中に網羅されている.
まず際立っているのが,美しい手術手技の写真とシェーマである.最近の手術書にはビデオ映像が付属したものも多くみられるが,本書ではまるでビデオをみているがごとく手術の進行を追うことができ,わかりやすい術中写真が掲載されている.そしてその一つひとつに解説付きのシェーマが描かれており,理解をいっそう深めることができるようになっている.さらに,各術式に伴う合併症やその管理にまで解説が及ぶ.また各項目をみると,痔核,裂肛,痔瘻の三大疾患以外にも直腸脱,膿皮症,毛巣洞,尖圭コンジローマといった経験することが比較的少ない疾患の攻略法も詳細に記されている.そしてこれらにはハイボリュームセンターでの長年の経験ならではの解説が並んでいる.近年,若い医師はインターネット上のビデオから手術を勉強することが多くなっていると思われるが,改めて書籍での学びの多さを本書から実感することができるものと思われる.
さらに総論にも多くのページが割かれている.解剖,麻酔,体位や手術器具といった手術に必須の項目が丁寧に説明されている.これらと並んで「手術の考え方」の項目があり,各疾患に関して特に理解しておくべき概念や治療選択が簡潔かつわかりやすく記載されている.手術はそのテクニックも重要であるが,その前に正しく診断し,疾患を深く理解して手術に臨むことがいかに大切であるかということを感じられるところである.
総じてこの書は単なる手術書ではなく,肛門疾患手術の教科書として推奨されるものである.肛門疾患を学びたい若い医師,手術手技を深く理解したい医師にとって必読の書籍であると心から推薦する.
臨床雑誌外科87巻9号(2025年8月号)より転載
評者●山口茂樹(東京女子医科大学消化器・一般外科(消化管外科)教授)
貴女の耳が、瞳が、唇が…そのすべてが愛おしい。
生きていられる長さが違っても、
身体的特徴が一緒じゃなくても、
「愛」が2人の仲を紡いでくれる…!
今、この瞬間を抱きしめ合いたい。
違うけど、心は何も違わない彼女たちの想い、見届けてください!
豪華執筆陣の完全描き下ろしで贈る“異種族×百合”アンソロジー!
●カバーイラスト:
樋口彰彦
●コミック:
きぃやん
BirdHatter
郷本
かいばしら
ちうね
スズオ
炙りカルビ俊介
澄田佑貴
木の香りと、手に伝わる木のぬくもりが生活空間になごみをもたらしてくれる木彫は、生涯の趣味として誰にでも楽しむことができます。本書では、彫刻刀1本でできる線彫りから、立体彫刻の醍醐味が味わえる丸彫りまで、バラエティに富んだ作品づくりに挑戦します。さまざまに応用できる和の伝統文様を彫ったり、毎年楽しめる干支や節句の置物を制作するほか、オリジナル作品の制作に役立つ花や動物モチーフの図案も多数収録。
「おしりも診てくれませんか?」「これって癌ですか?」
外来や救急,在宅診療で「おしりの病気」にちゃんと対応できていますか?
本書では「おしりの病気が秒でわかる!」をコンセプトに,「ここだけは診てほしい」ポイントを大腸肛門病専門医がコンパクトに解説。
・「主訴・症状」×「肛門周囲の見た目」のフローチャートで,鑑別疾患を早調べ!
・「症例写真」と「解説」を一対一でまとめた疾患解説で,スピーディーな診断を実現!
・珠玉のアトラスと鑑別ポイントで「どちらかわからない」ときも心強くサポート!
危険な症例を見逃さず,速やかで適切なコンサルトを可能にします。
さらに,「在宅の現場でおしりをスムーズかつスマートに診察するには?」「女性患者さんの診察で心を配るべきことは?」「性感染症を疑うとき,患者家族にどう配慮する?」など,誰にも聞けない「こんなときどうしたら?」へのワンポイントアドバイスも充実。
今までにない,自信をもっておしりの診察に臨める一冊です!
子どもの貧困対策として提唱されたプラットフォームとしての学校では、子どもたちの抱える困難や問題に対して、多職種・多機関で連携し、チームとして対応することが求められている。本書は、学校管理職、ミドルリーダー、養護教諭、特別支援学校リーディングスタッフ、学校事務職員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールロイヤー、児童相談所、一般社団法人の実践事例をもとに、教員の役割・ 専門性を生かしたマネジメントのあり方を考える。
文化祭で「わたし」争奪戦!?
学校で『聖域』と呼ばれる二人のクラスメイト、百瀬由那(ももせゆな)と合羽凜花(あいばりんか)と恋人関係でありながら、二人の妹からも告白され、さらには国民的アイドルで幼馴染である小田真希奈(おだまきな)からはプロポーズされてしまったわたし、間四葉(はざまよつば)。
真希奈の想いに答えが出せずにいたわたしだけれど、悩む時間もない内に真希奈が同じクラスに転校してきた!
さらに文化祭で由那ちゃん、凜花さん、真希奈がライブステージをすることになったけど、その裏で何か思惑が渦巻いているようで……!?
一方、聖域ファンクラブも真希奈の登場で派閥が割れて、副会長の小金崎(こがねざき)さんが大変なことに!?
混迷を極めるガールズラブコメ、待望の第4巻!
季節は如何にして巡るかーー「春夏秋冬は四季の代行者が巡らせる」。神より力を賜った現人神「四季の代行者」が季節を世に授け、「暁の射手と黄昏の射手」が空に矢を放つことで朝と夜が齎される。彼らは日々、傷つけられ命すら脅かされる過酷な環境の中で戦い、季節を巡らせている。これはそんな「代行者」たちと、彼らに寄り添う「護衛官」たちのひとときを綴る四季折々の物語集。
『春夏秋冬代行者』本編では描かれていなかった代行者と彼らの護衛官たちによる、サイドストーリーを美麗にコミカライズ化。激動の事件の裏側で繰り広げられた彼らの交流が明らかにーー!
巻末には暁佳奈書き下ろし掌編「恋に師匠なし」を収録!
「これがパパの島なの。パパは、ここでわたしたちをやしなおうとしているのよ。わたしたちはここへ引っ越して、一生そこで暮らして、なにもかも新しく、ほんとうにふりだしからはじめるのよ」
平和なムーミン谷でやることがなく、手持ちぶさたのムーミンパパ。
はるか彼方にある孤島に移住することに決め、ある夜、ムーミンママとムーミントロール、ちびのミイをつれて、ボートで海を渡ります。
荒れ果てた岩だらけの島、鍵のかかった巨大な灯台。
家族それぞれの秘密をとじこめ、ゆううつな空気がムーミン一家の上に漂いますが……。
この『ムーミンパパ海へいく(原題 PAPPAN OCH HAVET)』は、9冊ある小説ムーミンの7番めの物語です。
ながく愛読されてきた児童向けのハードカバー版「ムーミン童話集」(1990年初版 全9巻)の改訂版「ムーミン全集[新版]」が2019年から順次刊行されました。「おなべ」を「パンケーキ用フライパン」、「さかずき」を「カップ」、「レモン水」を「レモネード」にするなど、いまの言葉にあわせた、より読みやすいムーミンの物語になっています。
講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。本書は、2025年ムーミン誕生80周年記念として、2020年の改訂版のテキストにあらためた[新版]です。トーベの手になる美しい挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。
《収録》
解説……小野寺百合子
ムーミン谷の魅力 7『ムーミンパパ海へいく』変わるひと、変わらないひと……冨原 眞弓
*中学生以上漢字にふりがな
*この本は『ムーミン全集[新版]7 ムーミンパパ海へいく』(2020年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。
北欧を旅して、20年。いまでは家族のようにつきあう友人たちとのエピソードをはじめ、人との出会いによって広がっていく旅。ひょんなことからフィヨルドを目指して夕方登山に挑戦し、クリスマスには本気のおもてなしに驚き、柴犬との出会いに思いがけずほろり。北欧ならではの庭文化や子どもたちの放課後をのぞき見て、憧れのデザイナーとベリーパイを食べて気炎をあげる。フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、エストニアをめぐり、ますますディープな北欧の旅へ。
≪ムーミンみなし子ホームの階段の上に、ごくありふれた買いもの用の紙ぶくろがひとつ見つかりました。この紙ぶくろの中にいたのが、ほかでもない、このわたしでした。≫
夏の暑いさかりに、ひどい風邪をひいたムーミンパパは、「若いころのことを書いて、本にしてはどうかしら?」とムーミンママにすすめられます。
すっかりのり気になったパパは、あわれな少年時代から、天才発明家のフレドリクソンとともに大海原や空にのりだしたこと、ムーミンママとの劇的な出会いなどを執筆し、みんなに朗読してきかせます。
竜との戦い、嵐でたどりついた王さまの島……話をきいているスニフやスナフキンは、パパの冒険仲間のロッドユールやヨクサルが、じぶんたちのお父さんだと知って大興奮!
ムーミンパパから読者のあなたへのメッセージがあります。
≪あなたが、わたしの思い出の記をじっくり味わおうとしてくださるのなら、はじめからくり返し読みかえすことを、おすすめします。≫
ムーミンの物語は全部で9冊あります。この『ムーミンパパの思い出(原題 MUMINPAPPANS MEMOARER)』は、幻の第1作『ちいさなトロールと大きな洪水』が出るまでは、第3作めとされてきたものです。
ながく愛読されてきた児童向けのハードカバー版「ムーミン童話集」(1990年初版 全9巻)の改訂版「ムーミン全集[新版]」が2019年に刊行され、「しょうぎ」を「チェス」、「ウナ電」を「至急電報」、「あわだてクリーム」を「ホイップクリーム」にするなど、いまの言葉にあわせた、より読みやすいムーミンの物語になりました。
講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。2025年小説ムーミン誕生80周年記念として、講談社文庫版も[新版]になりました。トーベの手になる61点もの挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。
《収録》
解説……小野寺百合子
ムーミン谷の魅力 3『ムーミンパパの思い出』うそも、まことも、なんでもあり……冨原 眞弓
*この本は『ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出』(2019年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。
*中学生以上漢字にふりがな